季節の行事

【2026-2027】二十四節気(にじゅうしせっき)一覧!意味や読み方、七十二候も解説

「春分」「夏至」「立秋」「冬至」など、カレンダーで目にする「二十四節気(にじゅうしせっき)」。何となく見覚えはあっても、それぞれの正確な日付や意味まで把握している方は少ないかもしれません。

この記事では、2026年2月の「立春」から2028年1月の「大寒」まで、2年分の二十四節気の日付と期間を一覧で分かりやすくまとめました。さらに、それぞれの読み方や意味、由来、さらにはより細やかな季節の指標である「七十二候」まで詳しく解説します。

この記事を読めば、日本の美しい季節の移ろいがもっと身近に感じられるはずです。

目次

二十四節気の一覧表(読み方・日付・期間)

二十四節気とは、1番目の「立春」から24番目の「大寒」まで、1年間を24の区分に分けた季節の捉え方のことです。

二十四節気は古代中国で生まれた考え方で、奇数番目の「節気」と偶数番目の「中気」と呼ばれる季節の区分が交互にあります。「▼二十四節気の日付の決め方」で解説するように、それぞれの日付・期間は年によって1日程度前後することがあります。

二十四節気の一覧

ここでは、2026年「立春」から2027年「大寒」まで、および2027年「立春」から2028年「大寒」までの2年分の二十四節気の読み方・日付・期間を一覧表でご紹介します。

【2026~2027年】二十四節気の一覧表

季節二十四節気日付期間
立春/りっしゅん2026年2月4日2026年2月4日~2月18日
雨水/うすい2026年2月19日2026年2月19日~3月4日
啓蟄/けいちつ2026年3月5日2026年3月5日~3月19日
春分/しゅんぶん2026年3月20日2026年3月20日~4月4日
清明/せいめい2026年4月5日2026年4月5日~4月19日
穀雨/こくう2026年4月20日2026年4月20日~5月4日
立夏/りっか2026年5月5日2026年5月5日~5月20日
小満/しょうまん2026年5月21日2026年5月21日~6月5日
芒種/ぼうしゅ2026年6月6日2026年6月6日~6月20日
夏至/げし2026年6月21日2026年6月21日~7月6日
小暑/しょうしょ2026年7月7日2026年7月7日~7月22日
大暑/たいしょ2026年7月23日2026年7月23日~8月6日
立秋/りっしゅう2026年8月7日2026年8月7日~8月22日
処暑/しょしょ2026年8月23日2026年8月23日~9月6日
白露/はくろ2026年9月7日2026年9月7日~9月22日
秋分/しゅうぶん2026年9月23日2026年9月23日~10月7日
寒露/かんろ2026年10月8日2026年10月8日~10月22日
霜降/そうこう2026年10月23日2026年10月23日~11月6日
立冬/りっとう2026年11月7日2026年11月7日~11月21日
小雪/しょうせつ2026年11月22日2026年11月22日~12月6日
大雪/たいせつ2026年12月7日2026年12月7日~12月21日
冬至/とうじ2026年12月22日2026年12月22日~2027年1月4日
小寒/しょうかん2027年1月5日2027年1月5日~1月19日
大寒/だいかん2027年1月20日2027年1月20日~2月3日

【2027〜2028年】二十四節気の一覧表

季節二十四節気日付期間
立春/りっしゅん2027年2月4日2027年2月4日~2月18日
雨水/うすい2027年2月19日2027年2月19日~3月5日
啓蟄/けいちつ2027年3月6日2027年3月6日~3月20日
春分/しゅんぶん2027年3月21日2027年3月21日~4月4日
清明/せいめい2027年4月5日2027年4月5日~4月19日
穀雨/こくう2027年4月20日2027年4月20日~5月5日
立夏/りっか2027年5月6日2027年5月6日~5月20日
小満/しょうまん2027年5月21日2027年5月21日~6月5日
芒種/ぼうしゅ2027年6月6日2027年6月6日~6月20日
夏至/げし2027年6月21日2027年6月21日~7月6日
小暑/しょうしょ2027年7月7日2027年7月7日~7月22日
大暑/たいしょ2027年7月23日2027年7月23日~8月7日
立秋/りっしゅう2027年8月8日2027年8月8日~8月22日
処暑/しょしょ2027年8月23日2027年8月23日~9月7日
白露/はくろ2027年9月8日2027年9月8日~9月22日
秋分/しゅうぶん2027年9月23日2027年9月23日~10月7日
寒露/かんろ2027年10月8日2027年10月8日~10月23日
霜降/そうこう2027年10月24日2027年10月24日~11月7日
立冬/りっとう2027年11月8日2027年11月8日~11月21日
小雪/しょうせつ2027年11月22日2027年11月22日~12月6日
大雪/たいせつ2027年12月7日2027年12月7日~12月21日
冬至/とうじ2027年12月22日2027年12月22日~2028年1月5日
小寒/しょうかん2028年1月6日2028年1月6日~1月19日
大寒/だいかん2028年1月20日2028年1月20日~2月3日

二十四節気とは?成り立ちや仕組み、七十二候・雑節との違いを解説

二十四節気とは、紀元前300年代の中国で生まれた、季節の移り変わりを知るための1年間の区分方法です。1年を太陽の動きに合わせて四季に分け、さらにそれらを6つずつに分け、計24の季節区分に天候や自然現象にちなむ名前が付けられています。

二十四節気は、古代農業で大切とされた季節の変化を把握するために作られたといわれています。そのため、天候や日付が手軽に調べられる現代の生活においては、実用性こそ高いものではないでしょう。

それでも、慌ただしい日々の暮らしの中で、二十四節気は季節の移り変わりを感じるきっかけになるものです。今でも、さまざまな場面で、暮らしを彩る文化の一つとして親しまれています。

二十四節気の日付の決め方

現代の日本では、二十四節気の日付は国立天文台による太陽の観測をもとにして決められています。

天文学では、太陽が通る天球上の道を「黄道(こうどう)」と呼びます。この黄道上での太陽の位置を、春分点を0度として東回りに測った角度を「黄経(こうけい)」といいます。

それぞれの二十四節気は、この「黄経」の角度で明確に定義されています。たとえば、立春は「黄経が315度になった瞬間」、秋分は「黄経が180度になった瞬間」となっていて、この決め方を「定気法(実気法)」といいます。

このとき、1年の長さが365日なのに対し、太陽が黄道を1周する時間(地球が太陽の周りを1周する公転周期)は365.2422日です[1]。つまり、暦と公転周期には約6時間の差があり、この影響で二十四節気の日付は年によって1日程度ずれることがあります。

なお、毎年の二十四節気の日付は、国立天文台が前年2月に公告する「暦要項」で発表されます。そのため、正式な二十四節気の日付は前年2月まで確定しません。ただし、太陽の動きは規則的なため、おおよその日付は見通すことができます。

二十四節気と七十二候、雑節との違い

二十四節気とともによく耳にするのが「七十二候(しちじゅうにこう)」や「雑節(ざっせつ)」です。

七十二候とは、24ある二十四節気をさらに約5日ずつ3つに分けたもので、動植物の様子や気象の変化をより具体的に表した名前が付けられています。「蛙始鳴(かえるはじめてなく)」「大雨時行(たいうときどきふる)」のように、繊細な自然の変化を表す言葉は、私たちの暮らしに季節感を添えてくれます。

一方、雑節とは、二十四節気だけでは捉えきれない季節の変わり目を補うため、日本で独自に作られた季節の区切りです。「節分」「彼岸」「土用」「八十八夜」などがこれにあたり、私たちの生活に密着した行事として今も大切にされています。

ここからは1年間の二十四節気と七十二候を「春」「夏」「秋」「冬」の順番で紹介していきます。

【春の二十四節気】季節の始まりと生命の芽吹き

長く厳しい冬が終わり、暖かい日差しとともに生命が芽吹き始める春。春の二十四節気は、そんな新しい季節の訪れを告げてくれます。立春から始まり、穀雨まで、冬から春、そして春から夏へと向かう様子を感じてみましょう。

立春(りっしゅん/2月4日頃)

暦の上で春が始まる日。厳しい寒さの中に、春の兆しが見え始めます。梅の花が咲き始め、春一番が吹くのもこの頃です。春野菜の準備を始めるのに良い時期です。

立春の七十二候

東風解凍(はるかぜこおりをとく)
立春初候(2月4日~2月8日頃):温かい春風が川や湖の氷を解かし始める頃。
黄鶯睍睆(うぐいすなく)
立春次候(2月9日~2月13日頃):ウグイスが山里で鳴き始める頃。
魚上氷(うおこおりをいずる)
立春末候(2月14日~2月18日頃):割れた氷の間から魚が飛び出してくる頃。

雨水(うすい/2月19日頃)

空から降るものが雪から雨へと変わり、積もった雪や氷が解けだす頃です。昔から、農耕の準備を始める目安とされてきました。この時期にひな人形を飾ると良縁に恵まれるという言い伝えもあります。

雨水の七十二候

土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)
雨水初候(2月19日~2月23日頃):大地が潤い、目覚める頃。
霞始靆(かすみはじめてたなびく)
雨水次候(2月24日~2月28日頃):春の霞がたなびき始める頃。
草木萌動(そうもくめばえいずる)
雨水末候(3月1日~3月4日頃):草木が芽吹き始める頃。

啓蟄(けいちつ/3月5日頃)

冬ごもりしていた虫たちが、春の暖かさを感じて土の中から出てくる頃です。つくしが顔を出し、本格的な春の訪れを感じさせます。

啓蟄の七十二候

蟄虫啓戸(すごもりのむしとをひらく)
啓蟄初候(3月5日~3月9日頃):冬ごもりの虫が出てくる頃。
桃始笑(ももはじめてさく)
啓蟄次候(3月10日~3月14日頃):桃の花が咲き始める頃。ここでの「笑」はつぼみが開くという意味。
菜虫化蝶(なむしちょうとなる)
啓蟄末候(3月15日~3月19日頃):青虫が羽化して蝶になる頃。

春分(しゅんぶん/3月20日頃)

春分は昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。この日を境に昼の時間が長くなり、春本番を迎えます。祝日でもあり、お彼岸の中日としてお墓参りをする人も多い日です。

春分の七十二候

雀始巣(すずめはじめてすくう)
春分初候(3月20日~3月24日頃):雀が巣を作り始める頃。
桜始開(さくらはじめてひらく)
春分次候(3月25日~3月29日頃):桜の花が咲き始める頃。
雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)
春分末候(3月30日~4月3日頃):春の雷が鳴り始める頃。

清明(せいめい/4月4日頃)

清明とは「清浄明潔」の略で、すべてのものが清らかで生き生きとする頃とされています。桜が満開になり、お花見シーズンを迎えます。爽やかな風が吹き、気持ちの良い季節です。

清明の七十二候

玄鳥至(つばめきたる)
清明初候(4月4日~4月8日頃):「玄鳥」とはツバメの別名。越冬先の南方から日本へ渡ってくる頃。
鴻雁北(こうがんきたへかえる)
清明次候(4月9日~13日頃):渡り鳥の雁(がん)が北へ帰っていく頃。
虹始見(にじはじめてあらわる)
清明末候(4月14日~4月19日頃):春の雨上がりに虹が見え始める頃。

穀雨(こくう/4月20日頃)

田畑の穀物を潤す春の雨が降る頃。この雨を合図に、種まきや田植えの準備が本格化します。牡丹の花が咲き、新緑が目にまぶしい季節です。

穀雨の七十二候

葭始生(あしはじめてしょうず)
穀雨初候(4月20日~4月24日頃):水辺の葦(あし)が芽を吹き始める頃。
霜止出苗(しもやみてなえいずる)
穀雨次候(4月25日~4月29日頃):霜が降りなくなり、植物の苗が育つ頃。
牡丹華(ぼたんはなさく)
穀雨末候(4月30日~5月4日頃):牡丹の花が咲き始める頃。
穀雨のイメージ写真

【夏の二十四節気】生命が輝き活動を広げる

日差しが強まり、緑が深くなる夏。夏の二十四節気は、生命力あふれる季節のエネルギーを感じさせてくれます。立夏か大暑まで、日に日に活動的になる自然の様子を楽しみましょう。

立夏(りっか/5月5日頃)

暦の上で夏が始まる日。爽やかな風が心地よく、新緑が美しい季節です。日差しも強まり始め、夏の気配が感じられるようになります。

立夏の七十二候

蛙始鳴(かえるはじめてなく)
立夏初候(5月5日~5月9日頃):田んぼでカエルが鳴き始める頃。
蚯蚓出(みみずいずる)
立夏次候(5月10日~5月14日頃):冬眠していたミミズが地上に出てくる頃。
竹笋生(たけのこしょうず)
立夏末候(5月15日~5月20日頃):タケノコが生えてくる頃。

小満(しょうまん/5月21日頃)

草木が茂り、あらゆる生命が満ちていく頃。田植えのシーズンを迎え、麦畑は黄金色に色づき始めます。梅雨の走りも感じられる時期です。

小満の七十二候

蚕起食桑(かいこおきてくわをはむ)
小満初候(5月21日~5月25日頃):孵化した蚕(かいこ)が桑の葉を食べ始める頃。
紅花栄(べにばなさかう)
小満次候(5月26日~5月30日頃):紅の花が咲き誇る頃。
麦秋至(むぎのときいたる)
小満末候(5月31日~6月4日頃):麦が実り、収穫期を迎える頃。

芒種(ぼうしゅ/6月6日頃)

「芒(のぎ)」とは、稲でいう「もみ殻」の突起部分を指し、「芒種」はこれら「芒」のある穀物の種をまく時期とされています。梅雨入りし、じめじめとした日が続きますが、植物にとっては恵みの雨となります。

芒種の七十二候

螳螂生(かまきりしょうず)
芒種初候(6月6日~6月10日頃):カマキリが卵からかえる頃。
腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)
芒種次候(6月11日~6月15日頃):蛍が舞う頃。昔は腐った草が蒸れて蛍になるとされていた。
梅子黄(うめのみきばむ)
芒種末候(6月16日~6月20日頃):梅の実が黄色く熟し始める頃。

夏至(げし/6月21日頃)

夏至は一年で最も昼の時間が長くなる日です。日本の多くの地域で梅雨の真っ只中にあたりますが、この日を境に本格的な夏がやってきます。

夏至の七十二候

乃東枯(なつかれくさかるる)
夏至初候(6月21日~6月25日頃):夏枯草(かこそう、ウツボグサの別名)が枯れる頃。
菖蒲華(あやめはなさく)
夏至次候(6月26日~6月30日頃):菖蒲(あやめ)の花が咲く頃。ここでの「菖蒲」はハナショウブを指す。
半夏生(はんげしょうず)
夏至末候(7月1日~7月6日頃):半夏(はんげ、カラスビシャクの別名)が生える頃。

小暑(しょうしょ/7月7日頃)

梅雨明けが近づき、暑さが本格的になる頃。七夕の季節でもあります。夏の風物詩であるそうめんや、旬のきゅうり、なすなどが美味しい時期です。

小暑の七十二候

温風至(あつかぜいたる)
小暑初候(7月7日~7月11日頃):夏を迎え、熱い風が吹いてくる頃。
蓮始開(はすはじめてひらく)
小暑次候(7月12日~7月16日頃):蓮(はす)の花が咲き始める頃。
鷹乃学習(たかすなわちわざをならう)
小暑末候(7月17日~7月21日頃):鷹のヒナが狩りの方法や飛び方を覚える頃。

大暑(たいしょ/7月22日頃)

一年で最も暑さが厳しい頃。夏の土用の時期にあたり、夏バテ防止のためにうなぎを食べる習慣があります。花火大会や夏祭りなど、夏のイベントが各地で催されます。

大暑の七十二候

桐始結花(きりはじめてはなをむすぶ)
大暑初候(7月22日~7月27日頃):桐の花が実を結び始める頃。
土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)
大暑次候(7月28日~8月1日頃):土が湿り、蒸し暑くなる頃。
大雨時行(たいうときどきふる)
大暑末候(8月2日~8月6日頃):時として大雨が降る頃。
大暑のイメージ写真

【秋の二十四節気】実りの喜びと静かな季節への移ろい

厳しい暑さが和らぎ、過ごしやすい日が増える秋。秋の二十四節気は、豊かな実りと、少しずつ深まる季節の移ろいを教えてくれます。立秋から始まり、霜降まで、美しい自然の変化を味わいましょう。

立秋(りっしゅう/8月7日頃)

暦の上で秋が始まる日。朝夕に涼しい風が吹き、空には秋の気配が漂い始める時期とされますが、現代の日本ではまだ残暑の厳しい季節です。お盆の準備を始める時期でもあります。

立秋の七十二候

涼風至(すずかぜいたる)
立秋初候(8月7日~8月11日頃):涼しい風が立ち始める頃。
寒蝉鳴(ひぐらしなく)
立秋次候(8月12日~8月16日頃):ヒグラシが鳴き始める頃。
蒙霧升降(ふかききりまとう)
立秋末候(8月17日~8月22日頃):朝晩の冷え込みで深い霧が立ち込める頃。

処暑(しょしょ/8月23日頃)

処暑とは「暑さが収まる頃」という意味です。日中の暑さはまだ残りますが、朝晩の涼しさに秋の訪れを感じられる時期とされます。台風のシーズンでもあります。

処暑の七十二候

綿柎開(わたのはなしべひらく)
処暑初候(8月23日~8月27日頃):綿の実を包むガクが開き始める頃。
天地始粛(てんちはじめてさむし)
処暑次候(8月28日~9月1日頃):ここでの「粛」は「収まる」の意味で、暑さが収まる頃を指す。
禾乃登(こくものすなわちみのる)
処暑末候(9月2日~9月6日頃):「禾」とは稲・稗・粟などの穀類を指し、それらが実る頃を意味する。

白露(はくろ/9月7日頃)

夜の間に大気が冷え、草花に白い露がつき始める頃。日中の暑さも和らぎ、秋の気配が深まる時期とされます。梨やぶどうなど、秋の果物が旬を迎えます。

白露の七十二候

草露白(くさのつゆしろし)
白露初候(9月7日~9月11日頃):草に降りた露が白く光って見える頃。
鶺鴒鳴(せきれいなく)
白露次候(9月12日~9月16日頃):セキレイが高い声で鳴き始める頃。
玄鳥去(つばめさる)
白露末候(9月17日~9月21日頃):「玄鳥」とはツバメの別名。越冬先の南方へと帰っていく頃。

秋分(しゅうぶん/9月23日頃)

秋分は昼と夜の長さがほぼ同じになる日です。この日を境に夜の時間が長くなっていきます。現在でも祝日であり、お彼岸の中日として先祖を供養する日でもあります。

秋分の七十二候

雷乃収声(かみなりすなわちこえをおさむ)
秋分初候(9月23日~9月27日頃):春から夏に多い雷が鳴らなくなる頃。
蟄虫坏戸(むしかくれてとをふさぐ)
秋分次候(9月28日~10月2日頃):虫が土に隠れて冬ごもりの準備を始める頃。
水始涸(みずはじめてかるる)
秋分末候(10月3日~10月7日頃):田んぼの水を抜き、稲刈りを始める頃。

寒露(かんろ/10月8日頃)

草木に降りる露が冷たく感じられる頃。秋も深まり、日本各地から紅葉の便りが聞こえ始めます。空気が澄み、夜空の月が美しく見える季節です。

寒露の七十二候

鴻雁来(こうがんきたる)
寒露初候(10月8日~10月12日頃):渡り鳥の雁(がん)が北から来る頃。
菊花開(きくのはなひらく)
寒露次候(10月13日~10月17日頃):菊の花が咲く頃。
蟋蟀在戸(きりぎりすとにあり)
寒露末候(10月18日~10月22日頃):蟋蟀(きりぎりす)が戸口で鳴く頃。ここでの「蟋蟀」はコオロギを指すとされる。

霜降(そうこう/10月23日頃)

朝晩の冷え込みが増し、北国や山間部では霜が降り始める頃です。木々の葉は色づき、紅葉狩りのシーズンを迎えます。冬支度を始める時期です。

霜降の七十二候

霜始降(しもはじめてふる)
霜降初候(10月23日~10月27日頃):霜が降り始める頃。
霎時施(こさめときどきふる)
霜降次候(10月28日~11月1日頃):「霎(こさめ)」とは「時雨(しぐれ)」のこと。雨が降ったり止んだりする頃。
楓蔦黄(もみじつたきばむ)
霜降末候(11月2日~11月6日頃):楓(かえで)や蔦(つた)の葉が色づく頃。
霜降のイメージ写真

【冬の二十四節気】静寂の中で新たな春を待つ

木々の葉が落ち、寒さが厳しくなる冬。冬の二十四節気は、静寂に包まれた自然の中で、新たな生命が芽吹く春を待つ力強さを感じさせます。立冬から始まり、大寒まで、冬ならではの澄んだ空気と静けさを味わいましょう。

立冬(りっとう/11月7日頃)

暦の上で冬が始まる日。日差しはまだ暖かさを感じさせますが、朝晩は冷え込み、冬の訪れを感じさせます。木枯らしが吹き、冬支度を本格的に始める時期です。

立冬の七十二候

山茶始開(つばきはじめてひらく)
立冬初候(11月7日~11月11日頃):ツバキの花が咲き始める頃。ここでは「山茶花(さざんか)」を意味するとされる。
地始凍(ちはじめてこおる)
立冬次候(11月12日~11月16日頃):寒さで大地が凍り始める頃。
金盞香(きんせんかさく)
立冬末候(11月17日~11月21日頃):「金盞(きんせんか)」の花が咲く頃。ここでの「金盞」はスイセンを意味する。

小雪(しょうせつ/11月22日頃)

北国から雪の便りが届き始める頃。まだ本格的な積雪にはなりませんが、冬の訪れを実感します。お歳暮の準備を始める家庭も多いでしょう。

小雪の七十二候

虹蔵不見(にじかくれてみえず)
小雪初候(11月22日~11月26日頃):日が弱まり、虹を見かけなくなる頃。
朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)
小雪次候(11月27日~12月1日頃):「朔風(きたかぜ)」は北風や木枯らしを意味する。冷たい風が木の葉を払い落とす頃。
橘始黄(たちばなはじめてきばむ)
小雪末候(12月2日~12月6日頃):橘(たちばな)の実が黄色く色づき始める頃。

大雪(たいせつ/12月7日頃)

雪が本格的に降り積もり始める頃。山々は雪化粧をし、本格的な冬景色が広がります。動物たちも冬ごもりを始めます。

大雪の七十二候

閉塞成冬(そらさむくふゆとなる)
大雪初候(12月7日~12月11日頃):天地の気が塞がれ、冬が訪れる頃。
熊蟄穴(くまあなにこもる)
大雪次候(12月12日~12月16日頃):熊が冬ごもりのために穴に隠れる頃。
鱖魚群(さけのうおむらがる)
大雪末候(12月17日~12月21日頃):鮭が産卵のために川を上る頃。

冬至(とうじ/12月22日頃)

冬至は一年で最も夜が長く、昼が短い日。この日を境に、再び昼の時間が長くなっていきます。かぼちゃを食べ、ゆず湯に入る習慣があります。

冬至の七十二候

乃東生(なつかれくさしょうず)
冬至初候(12月22日~12月26日頃):夏枯草(かこそう、ウツボグサの別名)の芽が出る頃。
麋角解(さわしかのつのおつる)
冬至次候(12月27日~12月30日頃):「麋」はヘラジカを意味するとされる。角が取れて落ちる頃。
雪下出麦(ゆきわたりてむぎのびる)
冬至末候(12月31日~1月4日頃):雪の下で麦が芽を出す頃。

小寒(しょうかん/1月5日頃)

「寒の入り」とも言われ、寒さが一層厳しくなる頃。この日から節分までの約30日間を「寒の内」と呼び、寒中見舞いを出す時期です。

小寒の七十二候

芹乃栄(せりすなわちさかう)
小寒初候(1月5日~1月9日頃):春の七草の一つ、「芹(せり)」が盛んに育つ頃。
水泉動(しみずあたたかをふくむ)
小寒次候(1月10日~1月14日頃):凍っていた地中の泉が動き始める頃。
雉始雊(きじはじめてなく)
小寒末候(1月15日~1月19日頃):雄のキジが鳴き始める頃。

大寒(だいかん/1月20日頃)

一年で最も寒さが厳しい頃。武道では寒稽古が行われ、酒造りでは寒仕込みが行われるなど、この時期の寒さを利用した様々な営みがあります。

大寒の七十二候

款冬華(ふきのはなさく)
大寒初候(1月20日~1月24日頃):フキノトウが顔を出す頃。
水沢腹堅(さわみずこおりつめる)
大寒次候(1月25日~1月29日頃):沢の水が厚く凍りつく頃。
鶏始乳(にわとりはじめてとやにつく)
大寒末候(1月30日~2月3日頃):鶏が卵を産み始める頃。

二十四節気や七十二候にまつわるよくある質問

二十四節気や七十二候のほかにも、「節分」や「土用」など、日本には季節を表す様々な言葉が存在します。ここでは、二十四節気や七十二候にまつわる素朴な疑問に、Q&A形式でお答えします。知っておくと、季節の行事がもっと身近に感じられるかもしれません。

Q. 「節分」の日付が毎年同じではない理由は?

「節分」といえば2月3日というイメージが強いですが、実は年によって2月2日になることもあります。これは、節分が「立春の前日」と定められていて、「立春」の日付が年によって異なるためです。

立春を含む二十四節気の日付が毎年変わる理由は、地球の公転周期と暦にずれがあるためです。地球が太陽の周りを1周するのにかかる時間は正確には365日ではなく、約365.2422日です[1]。このわずかなズレによって、二十四節気の日付は年によって前後します。この影響で立春の日付も年によって前後し、節分の日付が変わるのです。

なお、二十四節気の正確な日付は国立天文台の観測によって決定し、前年の2月に「暦要項(れきようこう)」で公告されます。また、地球の公転周期と暦のずれを解消するために設けられるのが「うるう年」です。

Q. 「土用の丑の日」の「土用」とは?夏以外にもある?

「土用」とは、「立春」「立夏」「立秋」「立冬」の直前の約18日間の期間を指す言葉です。土用といえば、夏の「土用の丑の日」が有名ですが、土用は春・秋・冬にも存在し、年に4回あります。

土用の期間中、夏の土用で注目されるのは「土用の丑の日」ですが、春は「土用の戌の日」、秋は「土用の辰の日」、冬は「土用の未の日」が重要視されます。夏の土用の丑の日が特に有名なのは、暑さが厳しく夏バテしやすいこの時期に、栄養価の高いうなぎなど、「う」のつく食べ物を食べて乗り切ろうという江戸時代からの風習が根付いているためでしょう。

なお、夏以外の季節の土用にも、それぞれに縁起が良いとされる食べ物が存在します。春の「土用の戌の日」は「い」のつく食べ物、秋の「土用の戌の日」は「た」の付く食べ物、冬の「土用の未の日」は「ひ」のつく食べ物が、縁起が良いとされています。

Q. 「お彼岸」と「春分」「秋分」の関係は?

「お彼岸」は日本独自の仏教行事で、「春分の日」と「秋分の日」を中日とする前後3日間、合計7日間の期間を指します。二十四節気や七十二候とは異なる、日本独自の季節の区切りである「雑節」の一つでもあります。

春分の日と秋分の日は、太陽が真東から昇って真西に沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになります。仏教では、彼岸(あの世)と此岸(この世)が最も通じやすい日と考えられており、この期間に先祖のお墓参りをして供養する文化が根付きました。

まとめ

今回は、2026~2027年の二十四節気の一覧から七十二候まで、その日付や意味を詳しくご紹介しました。慌ただしい毎日の中では見過ごしがちな季節の小さな変化も、二十四節気と七十二候を意識すればより敏感に感じ取れるでしょう。

旬の食材を味わったり、季節の行事を楽しんだりすることは、私たちの生活に彩りと潤いを与えてくれます。ぜひ、この二十四節気・七十二候を一つの目安として、美しい季節感を暮らしの中に取り入れ、心豊かな毎日を送ってみてはいかがでしょうか。

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