【春夏秋冬】俳句の季語一覧100選!暮らしのなかの意外な言葉と有名句
「俳句を作ってみたいけれど、どんな季語を使えばいいの?」「子どもの夏休みの宿題で俳句作りを手伝いたいけれど、教え方に自信がない」と感じることはありませんか?季語は、俳句の世界を豊かに彩る大切な言葉です。
この記事では、春夏秋冬と新年の季節ごとに代表的な季語を一覧で紹介し、松尾芭蕉などの有名な俳句もあわせて解説します。さらに、暮らしの中にある意外な季語や、手紙で使える時候の挨拶まで、幅広くご紹介します。この記事を読めば、俳句の基本が分かり、あなたもきっと素敵な一句を詠んでみたくなるはずです。
目次
そもそも俳句の「季語」とは?意味や役割を解説
俳句に欠かせない「季語」とは、特定の季節を表すために用いられる言葉のことです。五・七・五の短い詩の中に季語を一つ入れることで、その句がいつの季節を詠んだものなのかを示し、情景を豊かに表現する役割があります。俳句作りにおいて、この季語を効果的に使うことが非常に重要です。まずは、季語が持つ意味や、なぜ俳句に季語が必要なのかという基本的なルールから理解していきましょう。
▼季語が持つ役割と俳句の基本ルール
▼季語はいつの季節?春夏秋冬と新年の分類
季語が持つ役割と俳句の基本ルール
季語は、単に季節を示すだけでなく、その言葉自体が持つイメージで俳句の世界に奥行きを与えます。たとえば「風鈴」という季語を聞けば、多くの人が夏の縁側で涼しい音色が響く情景を思い浮かべるでしょう。このように、短い言葉で季節感や温度、匂いまで表現できるのが季語の大きな役割です。
俳句を作る上での基本ルールは「一つの俳句に一つの季語」を入れることです。これを「一句一季語」と言います。複数の季語が入ると、句のテーマがぼやけてしまい、どの季節の情景を詠みたいのかが伝わりにくくなるためです。初心者のうちは、まずこのルールを意識して、表現したい季節の中心となる季語を一つ選ぶことから始めましょう。
季語はいつの季節?春夏秋冬と新年の分類
季語は、季節ごとに「春・夏・秋・冬」の4つ、そして「新年」を加えた5つに分類されます。新年は、冬の時期に含まれますが、お正月を迎える祝いの気持ちや特別な行事を表すため、独立した季節として詠まれます。
また、季語の季節区分は伝統的に二十四節気を基準としており、現代の暦や体感とは少しずれることがあります。たとえば、俳句では春は「立春」(2月4日頃)から始まるため、「梅」や「鶯(うぐいす)」は春の季語に分類されます。この季節感の違いを理解しておくと、より深く俳句の世界を楽しむことができます。
| 季節 | 二十四節気 | 期間 |
|---|---|---|
| 春 | 立春~穀雨 | 2月4日頃~5月4日頃 |
| 夏 | 立夏~大暑 | 5月5日頃~8月7日頃 |
| 秋 | 立秋~霜降 | 8月8日頃~11月6日頃 |
| 冬 | 立冬~大寒 | 11月7日頃~2月3日頃 |
ただし、「新年」は四季とは異なる特別な区分です。由来は旧暦にありますが、俳句では一般的に新暦に基づき、元日(1月1日)から小正月(1月15日)頃までを「新年」の季節として扱います。そのため、1月上旬は「冬」であると同時に「新年」の期間でもあり、俳句では正月に関わる事物や行事は新年の季語として詠まれます。
【春夏秋冬】有名な俳句100選と代表的な季語一覧
ここからは、「春・夏・秋・冬」と「新年」の季節ごとに、代表的な季語とそれを用いた有名な俳句を一覧でご紹介します。松尾芭蕉(まつおばしょう)をはじめとする俳人たちが、どのように季語を使って情景を表現したのかを見ていきましょう。
小中学生の宿題や夏休み・冬休みの宿題はもちろん、俳句を趣味として楽しみたい方の参考にもおすすめです。季節の移ろいや、言葉が織りなす奥深い世界を感じてみてください。
▼春の季語一覧と有名な俳句20選
▼夏の季語一覧と有名な俳句20選
▼秋の季語一覧と有名な俳句20選
▼冬の季語一覧と有名な俳句20選
▼新年の季語一覧と有名な俳句20選
春の季語一覧と有名な俳句20選
春は、厳しい冬の寒さが和らぎ、新しい生命が芽吹く季節です。季語では、時期によって「初春(しょしゅん)」「仲春(ちゅうしゅん)」「晩春(ばんしゅん)」に分けられます。
梅の香りや桜の美しさ、ウグイスの鳴き声など、春の訪れを告げる季語がたくさんあります。
| 時期 | 分類 | 季語の例 |
|---|---|---|
| 初春 | 動物 |
|
| 植物 |
|
|
| その他 |
|
|
| 仲春 | 動物 |
|
| 植物 |
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|
| その他 |
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| 晩春 | 動物 |
|
| 植物 |
|
|
| その他 |
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春の有名な俳句
- 春の海 ひねもすのたり のたりかな(与謝蕪村)
- さまざまの 事おもひ出す 桜かな(松尾芭蕉)
- よく見れば 薺(なずな)花咲く 垣根かな(松尾芭蕉)
- しほるゝは 何かあんずの 花の色(松永貞徳)
- 春雨や ものがたりゆく 蓑と傘(与謝蕪村)
- 菫ほどな 小さき人に 生まれたし(夏目漱石)
- 菜の花や 月は東に 日は西に(与謝蕪村)
- うぐひすに ほうと息する 朝(あした)哉(服部嵐雪)
- 春風や 闘志いだきて 丘に立つ(高浜虚子)
- のどかさや 浅間のけぶり 昼の月(小林一茶)
- チューリップ 喜びだけを 持っている(細見綾子)
- 赤い椿 白い椿と 落ちにけり(河東碧梧桐)
- 来しかたや 馬酔木(あせび)咲く野の 日のひかり(水原秋桜子)
- 雀の子 そこのけそこのけ 御馬が通る(小林一茶)
- 白梅や ひと日南を あこがれぬ(石川啄木)
- 手折らるる 人に薫るや 梅の花(加賀千代女)
- 枕べに ことしの春は 立ちにけり(日野草城)
- 白桃や 莟(つぼみ)うるめる 枝の反り(小林一茶)
- 行く春や 鳥啼き魚の 目は泪(松尾芭蕉)
- 山路来て 何やらゆかし すみれ草(松尾芭蕉)

夏の季語一覧と有名な俳句20選
夏は、生命力にあふれ、日差しがまぶしい季節です。季語では、時期によって「初夏(しょか)」「仲夏(ちゅうか)」「晩夏(ばんか)」に分けられます。
初夏の爽やかな「若葉」や、「向日葵」や「蝉」、「かき氷」など、夏ならではの情景を切り取った季語が俳句を彩ります。その言葉が持つ情景を深く味わってみましょう。
| 時期 | 分類 | 季語の例 |
|---|---|---|
| 初夏 | 動物 |
|
| 植物 |
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|
| その他 |
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| 仲夏 | 動物 |
|
| 植物 |
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|
| その他 |
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| 晩夏 | 動物 |
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| 植物 |
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|
| その他 |
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夏の有名な俳句
- 夏草や 兵(つわもの)どもが 夢の跡(松尾芭蕉)
- 五月雨を あつめてはやし 最上川(松尾芭蕉)
- 目には青葉 山ほととぎす 初鰹(はつがつお)(山口素堂)
- 薄月夜 花くちなしの 匂いけり(正岡子規)
- 籠かばふ 鬼灯市の 宵の雨(水原秋桜子)
- 一点の 偽りもなく 青田あり(山口誓子)
- 牡丹散りて うちかさなりぬ 二三片(与謝蕪村)
- 閑さや 岩にしみ入る 蝉の声(松尾芭蕉)
- 向日葵の 日を奪はんと 雲走る(篠原鳳作)
- 万緑の 中や吾子の歯 生え初むる(中村草田男)
- 暁の 紺朝顔や 星一つ(高浜虚子)
- 若葉して 御目(おんめ)の雫 ぬぐはばや(松尾芭蕉)
- 夕立や 田を見めぐりの 神ならば(宝井其角)
- 涼しさや 鐘をはなるる かねの声(与謝蕪村)
- 道のべの 木槿(むくげ)は馬に くはれけり(松尾芭蕉)
- あらたふと 青葉若葉の 日の光荒海や 佐渡に横とう天の川(松尾芭蕉)
- 夏河を 越すうれしさよ 手に草履(与謝蕪村)
- 月の頃は 寐(い)に行夏の 川辺哉(杉山杉風)
- 蛸壺や はかなき夢を 夏の月(松尾芭蕉)
- 散れば咲き 散れば咲きして 百日紅(さるすべり)(加賀千代女)

秋の季語一覧と有名な俳句20選
秋は、暑さが和らぎ、空気が澄み渡る過ごしやすい季節です。季語では、時期によって「初秋(しょしゅう)」「仲秋(ちゅうしゅう)」「晩秋(ばんしゅう)」に分けられます。
実りの秋でもあり、どこか少し寂しさを感じさせる情景もまた秋の魅力。「紅葉」や「月」、「秋刀魚」といった季語が、秋特有の美しい情景や豊かな味わいを俳句の中で表現します。名句を通して、秋の美しさを感じてみましょう。
| 時期 | 分類 | 季語の例 |
|---|---|---|
| 初秋 | 動物 |
|
| 植物 |
|
|
| その他 |
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|
| 仲秋 | 動物 |
|
| 植物 |
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|
| その他 |
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| 晩秋 | 動物 |
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| 植物 |
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|
| その他 |
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秋の有名な俳句
- 枯れ枝に 鳥のとまりけり 秋の暮れ(松尾芭蕉)
- 荒海や 佐渡に横とう 天の川(松尾芭蕉)
- 秋深き 隣は何を する人ぞ(松尾芭蕉)
- 名月を とってくれろと 泣く子かな(小林一茶)
- 桐一葉 日当たりながら 落ちにけり(高浜虚子)
- 鶏頭の 十四五本も ありぬべし(正岡子規)
- 有明や 浅間の霧が 膳をはふ(小林一茶)
- 秋の蚊の よろよろと来て 人を刺す(小林一茶)
- 柿食えば 鐘が鳴るなり 法隆寺(正岡子規)
- この道や 行くひとなしに 秋の暮れ(松尾芭蕉)
- 石山の 石より白し 秋の風(松尾芭蕉)
- 啄木鳥や 落葉をいそぐ 牧の木々(水原秋桜子)
- 赤蜻蛉(あかとんぼ) 筑波に雲も なかりけり(正岡子規)
- むざんやな 甲(かぶと)の下の きりぎりす(松尾芭蕉)
- 菊の香や 奈良には古き 仏達(松尾芭蕉)
- 稲妻や 闇の方行く 五位の声(松尾芭蕉)
- 行水の 捨てどころなき むしのこゑ(上島鬼貫)
- かりがねの 声の月下を 重ならず(大野林火)
- この道の 富士になり行く 芒(すすき)かな(河東碧梧桐)
- 鳥わたる こきこきこきと 缶切れば(秋元不死男)

冬の季語一覧と有名な俳句20選
冬は、厳しい寒さと静寂に包まれる季節です。季語では、時期によって「初冬(しょとう)」「仲冬(ちゅうとう)」「晩冬(ばんとう)」に分けられます。
「雪」や「こたつ」、「クリスマス」など、冬の時期ならではの情景を切り取った季語が多くあり、言葉の選び方一つで、凍えるような寒さや、その中にある温かみ、美しい冬景色を表現することができます。冬の俳句の例から、その情景を想像してみましょう。
| 時期 | 分類 | 季語の例 |
|---|---|---|
| 初冬 | 動物 |
|
| 植物 |
|
|
| その他 |
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|
| 仲冬 | 動物 |
|
| 植物 |
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|
| その他 |
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| 晩冬 | 動物 |
|
| 植物 |
|
|
| その他 |
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冬の有名な俳句
- 冬の日や 馬上に氷る 影法師(松尾芭蕉)
- 初雪や 懸けかかりたる 橋の上(松尾芭蕉)
- 大根引き 大根で道を 教へけり(小林一茶)
- いくたびも 雪の深さを 尋ねけり(正岡子規)
- 大晦日 定めなき世の さだめかな(井原西鶴)
- とつぷりと 後ろ暮れゐし 焚火かな(松本たかし)
- 海に出て 木枯帰る ところなし(山口誓子)
- 枯枝に 烏のとまりけり 秋の暮(松尾芭蕉)
- 冬牡丹 千鳥よ雪の ほととぎす(松尾芭蕉)
- 寒月や 門なき寺の 天高し(与謝蕪村)
- 河豚汁の われ生きている 寝ざめかな(与謝蕪村)
- 咳の子の なぞなぞあそび きりもなや除夜の鐘 聞き終りたる 静かさよ(中村汀女)
- ともかくも あなた任せの としの暮(小林一茶)
- 帰り咲く 八重の桜や 法隆寺(正岡子規)
- 極月や 雪山星を いただきて(飯田蛇笏)
- これがまあ 終の栖(すみか)か 雪五尺(小林一茶)
- しんしんと 寒さがたのし 歩みゆく(星野立子)
- 寒けれど 富士見る旅は 羨まし(正岡子規)
- 行燈(あんどん)に 薬鑵(やかん)釣りたる 霜夜(しもよ)哉(加藤暁台)
- 旅に病んで 夢は枯野を かけ廻る(松尾芭蕉)

新年の季語一覧と有名な俳句20選
新年は、冬の季節にありながら、特別な意味を持つため独立して分類されます。「初詣」や「お年玉」、「初日の出」など、新しい年の始まりを祝い、めでたい雰囲気に満ちた言葉が季語となります。
これらの言葉は、人々の希望や期待感を表現し、清々しい新年の情景を俳句に映し出します。
| 分類 | 季語の例 |
|---|---|
| 行事 |
|
| 食物 |
|
| 天文 |
|
| 人事 |
|
| 動物 |
|
新年の有名な俳句
- 元日は 田毎の日こそ 恋しけれ(松尾芭蕉)
- 新年や 人に疲れて 人恋ふる(梧六和)
- 新年の 山重なりて 雪ばかり(室生犀星)
- 正月の 子供になりて みたき哉(小林一茶)
- 点滴の 滴々新年 おめでたう(川崎展宏)
- 元日や 上々吉の 浅黄空(小林一茶)
- 元日や 上野の山に人の かすみ(正岡子規)
- めでたさも 中くらいなりやおらが春(小林一茶)
- 元日や 手を洗ひをる 夕ごころ(芥川龍之介)
- 去年(こぞ)今年 貫く棒の 如きもの(高浜虚子)
- 北国や 家に雪なき お正月(小林一茶)
- 日本が ここに集(あつま)る 初詣(山口誓子)
- 春立つや 新年ふるき 米五升(松尾芭蕉)
- 餅を夢に 折結ふしだの 草枕(松尾芭蕉)
- 元日に はじまる布施の 暮しかな(山口笙堂)
- 元日は 大吹雪とや 潔し(高野素十)
- 元旦の 真たゞ中に われひとり(川村千英)
- 明日死ぬる 命めでたし 小豆粥(高浜虚子)
- 年々や 猿に着せたる 猿の面(松尾芭蕉)
- 七種の はじめの芹ぞ めでたけれ(高野素十)

暮らしの中で見つける意外な季語
「季語」と聞くと、桜や紅葉といった美しい自然の言葉を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし実は、私たちの日常の暮らしや住まいに関わる言葉のなかにも、季語として使われるものが数多くあります。たとえば「鯨」も冬の季語の一つです。普段は俳句と結び付けて考えないような言葉が季語になっていることも少なくありません。
「これも季語だったの?」という驚きの発見は、俳句をより身近で楽しいものにしてくれるはずです。ここでは、暮らしのなかに隠れた意外な季語をピックアップしてご紹介します。
▼生活に関する意外な季語20選
▼生き物や食べ物に関する身近な季語20選
生活に関する意外な季語20選
私たちの暮らしに欠かせない家電や、日々の家事の中にも季語は存在します。たとえば、夏の暑い日に活躍する「扇風機」や、冬に欠かせない「毛布」も立派な季語です。
日々の暮らしに目を向けるだけで、俳句の種は無限に見つかります。普段の日常が、言葉一つで特別な情景に変わる楽しさを味わってみましょう。
| 季節 | 季語の例 |
|---|---|
| 春 |
|
| 夏 |
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| 秋 |
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| 冬 |
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| 新年 |
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季語を使った例文
- 扇風機 首振りやめて 話し出す
- 冷蔵庫 開ければそこは 夏の国
- 毛布から 出る勇気なし 冬の朝
生き物や食べ物に関する身近な季語20選
鯨やかたつむり、ゴキブリなど、一見すると俳句とは結び付きにくい生き物も、実は季語として分類されています。たとえば、「鯨」は冬の季語です。そのほかにも、「かたつむり」は夏、「鮭」は秋の季語として知られています。私たちの身近にいる生き物や食卓になじみのある食べ物にも、実は多くの季語が含まれているのです。
季語は、特別な景色や大自然の中だけにあるものではありません。日々の暮らしの中に目を向ければ、俳句の題材は意外なほどたくさん見つかります。何気ない日常の一コマを切り取って、自分らしいユニークな一句を詠んでみてはいかがでしょうか。
| 季節 | 季語の例 |
|---|---|
| 春 |
|
| 夏 |
|
| 秋 |
|
| 冬 |
|
季語を使った例文
- 翻車魚の 顔大いなる 海の夏
- 食卓に 秋刀魚の煙 香りけり
- 冬の夜 牡蠣フライ揚がる 音楽し

手紙やビジネスでも!季語を用いた時候の挨拶
季語の知識は、俳句作りだけでなく、手紙やビジネスメールで使われる「時候の挨拶」にも活用できます。
時候の挨拶とは、季節感を表す言葉を用いた書き出しの挨拶のことです。「拝啓」などの頭語に続けて、季節に応じた言葉を入れることで、文章に丁寧さと季節感を添えることができます。季節の言葉を添えることで、相手への心遣いを表現しましょう。
春夏秋冬別・時候の挨拶の書き方と例文
時候の挨拶は、季節や時期によって使う言葉が決まっています。たとえば、春の終わりには「晩春(ばんしゅん)の候」、夏の始まりには「初夏(しょか)の候」といった表現を使います。
ビジネスシーンでは漢語調の「~の候」、プライベートな手紙では口語調の「~の季節となりました」などと使い分けるのが一般的です。そのままコピーして使えるように、ビジネスメールや手紙で役立つ時候の挨拶の例文を以下に紹介します。
- 春(2月~4月)
- 漢語調: 早春の候、梅花の候、桜花の候、春日の候
- 口語調: 日差しに春の訪れを感じる頃となりました。
- 例文: 拝啓 桜花の候、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。
- 夏(5月~7月)
- 漢語調: 入梅の候、盛夏の候、初夏の候、梅雨明けの候
- 口語調: 夏空がまぶしい季節となりました。
- 例文: 拝啓 盛夏の候、皆様にはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
- 秋(8月~10月)
- 漢語調:残暑の候、初秋の候、紅葉の候、秋冷の候
- 口語調: 澄み渡る秋空が心地よい頃となりました。
- 例文: 拝啓 紅葉の候、貴社ますますご発展のこととお慶び申し上げます。
- 冬(11月~1月)
- 漢語調: 初冬の候、氷雨の候、師走の候、厳冬の候
- 口語調: 寒さ厳しき折、いかがお過ごしでしょうか。
- 例文: 拝啓 厳冬の候、皆様におかれましては、ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
季語や俳句に関するよくある質問(FAQ)
ここでは、季語や俳句作りに関して、多くの方が疑問に感じやすい点についてQ&A形式で解説します。小中学生の宿題のサポートや、趣味で俳句を始める際の悩みを解決するためのヒントとしてご活用ください。疑問を解消し、安心して俳句作りを楽しみましょう。
▼小中学生の宿題におすすめの簡単な季語は?
▼季語を複数入れる「季重なり」はNG?
小中学生の宿題におすすめの簡単な季語は?
夏休みや冬休みの宿題で俳句を作るなら、子どもたちが情景をイメージしやすい簡単な季語を選ぶのがおすすめです。見たまま、感じたままを素直に言葉にできるような季語が良いでしょう。
たとえば、夏なら「かき氷」「ひまわり」「入道雲」「せみ」などが挙げられます。これらの言葉は、夏の楽しかった思い出と結びつけやすく、具体的な情景が目に浮かぶため、子どもでも簡単に表現できます。
冬であれば「雪だるま」「こたつ」「お正月」「冬休み」などが使いやすいでしょう。親子で一緒に季語を探しながら、季節の思い出を俳句にしてみるのも楽しい時間になります。
季語を複数入れる「季重なり」はNG?
俳句の基本ルールは「一句一季語」ですが、一つの句に複数の季語が入ってしまうことを「季重なり(きがさなり)」と言います。初心者のうちは、季重なりは避けるのが無難です。なぜなら、句の中で伝えたい季節や情景の焦点がぼやけやすくなるからです。
ただし、季重なりは必ずしも間違いではありません。俳句では、どちらの季語を主役とするかが明確であったり、季語を重ねることで表現に豊かさや奥行きが生まれたりする場合には、効果的な技法として用いられることもあります。
とはいえ、こうした表現はやや高度なテクニックです。まずは一つの季語に思いや情景を託し、その季語が持つ季節感を大切にしながら句を詠むことを心がけるとよいでしょう。
まとめ
俳句の季語について、基本的な意味やルールから、季節ごとの一覧、意外な言葉までご紹介しました。季語は、決して古くて難しいものではなく、私たちの日常の暮らしの中に豊かに存在しています。季節の変化に気づき、日々の生活をより深く味わうための素晴らしい言葉です。
この記事で紹介した季語や有名な俳句を参考に、まずは身近な言葉を使って気軽に俳句作りを楽しんでみませんか。道端に咲く花や、空に浮かぶ雲、食卓に並ぶ一品も、すべてがあなたの俳句の種になります。
言葉一つで、見慣れた情景が特別なものに変わる喜びを、ぜひ感じてみてください。
記事編集
- くらひろ編集部
- 東京電力エナジーパートナー株式会社
「東京電力 くらひろ by TEPCO」は、東京電力エナジーパートナーが運営するWebメディアです。でんきやガスのことはもちろん、あなたの毎日に役立つ知識から、くらしを広げるアイデアまで、“知りたい”に答える多彩な記事をお届けします。

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