【簡単】ゆず湯・柚子風呂のやり方!冬至に入るゆず湯の魅力とは?
冬至の日に定番のゆず湯ですが、「ゆずはそのまま入れるの?」「皮だけ使うの?」と、やり方が分からず迷う方も多いのではないでしょうか。ゆず湯は、ゆずの浮かべ方によって香りの出方や後片付けのしやすさが変わるため、目的に合った方法を選ぶことが大切です。
この記事では、ゆず湯の基本的なやり方を丸ごと・輪切り・皮だけの3パターンで紹介し、冬至にゆず湯へ入る理由や効果、安全に楽しむための注意点、使ったあとのゆずの再利用方法まで解説します。今年の冬至に、ゆず湯を楽しみたい方はぜひ参考にしてください。
ゆず湯は「冬至の日」に入るのが基本
ゆず湯は、一年で最も昼が短くなる「冬至」の日に入るのが、古くからの習わしです。人々は、季節の大きな節目である冬至の日に香りの強いゆずを浮かべたお風呂に入ることで、季節の移り変わりを感じてきました。
ゆずは香りが強く、鮮やかな黄色が目を引く果物です。昔の人々は、この強い香りには邪気を払う力があると考え、季節の節目にゆずを用いてきたと伝えられています。ゆず湯は、皮に含まれるリモネンなどの香り成分がふわりと広がり、浴室で香りと見た目を楽しめる季節の入浴です。
2026年の冬至は12月22日です。冬至の日にゆず湯へ入り、一年の節目に季節の風習を楽しんでみましょう。
ゆず湯のやり方おすすめ3選
ゆず湯のやり方には、ゆずを丸ごと入れる方法、輪切りや半分にして入れる方法、皮だけを使う方法があります。香りの強さや後片付けのしやすさが異なるため、目的に合わせて選びましょう。まず、3つのやり方の特徴を表で整理します。
| やり方 | 香りの強さ | 向いている人 |
|---|---|---|
| 丸ごと入れる | ふんわり | 肌への刺激や掃除の手間を抑えたい人 |
| 輪切り・半分 | しっかり | 香りをしっかり楽しみたい人 |
| 皮だけ使う | しっかり | 果肉や果汁を料理に使いたい人 |
丸ごと入れるやり方:手軽で後片づけしやすい
ゆずを丸ごと湯船に浮かべるやり方は、果肉や種が湯に出にくいため、後片付けしやすい点が特徴です。丸ごと入れるやり方の手順は、次のとおりです。
- ゆずの表面をよく洗い、汚れを落とす。
- ゆずを2〜5個ほど、そのまま湯船に浮かべる。
- 香りをしっかり出したい場合は、皮の表面に浅く切り込みを数か所入れる。
切り込みを入れると香りは出やすくなりますが、肌への刺激が気になる場合は、切り込みを入れずに少量から試しましょう。
輪切りや半分にするやり方:香りをしっかり楽しめる
ゆずを輪切りや半分にして入れるやり方は、香りをしっかり楽しみたい方に向いています。断面から香りや果汁が出やすくなるため、浴室に広がる香りが豊かになります。
- ゆずの表面をよく洗い、汚れを落とす。
- ゆずを輪切り、または半分に切る。
- 切ったゆずを、布袋やだし用の袋などに入れる。
- 袋ごと湯船に浮かべる。
ゆずを切ると果肉や種が湯船に散らばりやすくなります。そのため、輪切りや半分にしたゆずは、布袋や、だし用の袋などに入れてから湯に浮かべましょう。
香りや果汁が出やすい分、肌が弱い方や小さな子どもがいるご家庭では、少量から試して様子を見ることが大切です。

皮だけ使うやり方:料理との使い分けにも便利
ゆずの皮だけを使う方法は、果肉や果汁を料理に活用したい方におすすめです。果肉や果汁は料理に使い、残った皮をお風呂に回すことで、ゆずを無駄なく使い分けられます。
- ゆずの皮をよく洗う。
- 洗った皮を、お茶パックやだし用の袋など、目の細かい袋に入れる。
- 袋ごと湯船に浮かべる。
皮だけ使う場合も、湯船に皮が散らばらないように、よく洗った皮をお茶パックやだし用の袋など、目の細かい袋に入れてから湯船に浮かべましょう。
なお、入浴に使ったゆずは、湯の汚れや皮脂などを含むため、一度お風呂に使ったゆずは食用には戻さず、入浴用としてのみ使用してください。
冬にうれしい!ゆず湯の魅力3選
ゆず湯には、湯船でゆっくり温まりながら、ゆずの爽やかな香りや冬至ならではの風習を楽しめる魅力があります。ここでは、冬にゆず湯が親しまれる理由を3つ紹介します。
なお、体調や感じ方には個人差があるため、香りや季節感を楽しむ気持ちで取り入れましょう。
温かい湯船で冬の入浴時間を楽しめる
ゆず湯は、温かいお湯にゆっくりつかりながら、冬ならではの入浴時間を楽しめる風習です。昔から、冬至にゆず湯へ入ると「風邪をひかずに冬を越せる」と言い伝えられてきました。
普段あまり湯船に浸かることのない人も、ゆずを浮かべてゆっくり入浴の時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ゆずの爽やかな香りを楽しめる
ゆず湯は、浴室いっぱいに広がるゆずのさわやかな香りを楽しめることが大きな魅力です。湯船にゆずを浮かべると、入浴中に豊かな香りが広がります。
香りの感じ方には個人差がありますが、就寝前など、ゆっくり過ごしたい日のバスタイムにもぴったりです。

冬至の風習として縁起を担げる
ゆず湯に入ることは、縁担ぎになるとも考えられています。
冬至にゆず湯へ入る習慣には、「冬至」と、湯につかって体を癒す「湯治(とうじ)」の読み方が同じであること、また「ゆず」と、物事がうまく運ぶという意味の「融通(ゆうずう)」の音が似ていることから生まれた語呂合わせが関係しているともいわれています。
さらに、香りの強いゆずには邪気を払う意味があるとされ、季節の節目に行う縁起の良い風習としても伝えられてきました。一年の節目に縁起を担ぎながら、季節の行事を楽しみたいときにおすすめです。
ゆず湯に入る際の注意点
ゆず湯を安全に楽しむには、肌への刺激、子どもや高齢者への配慮、浴槽の掃除、入浴の仕方などに気を配ることが大切です。ここでは、ゆず湯に入る前に知っておきたい注意点を整理します。
- ▼肌が弱い人は少量・短時間から試す
- ▼子どもや高齢者は見守りながら湯温に注意する
- ▼湯に浮かべるときは袋を使用して、早めに掃除する
- ▼入浴後は必要に応じてシャワーで洗い流す
- ▼お湯の温度と入浴時間を決めてから入る
肌が弱い人は少量・短時間から試す
肌が弱い方は、ゆずを少量にして短時間から試すと良いでしょう。柑橘の皮や果汁は、人によっては肌への刺激になる可能性があります。
入浴中にピリピリする、赤みが出るなどの違和感があれば、すぐに入浴をやめてシャワーで洗い流し、肌トラブルが続く場合は皮膚科などの専門家へ相談してください。
子どもや高齢者は見守りながら湯温に注意する
子どもや高齢者とゆず湯を楽しむときは、そばで見守り、湯温に注意することが大切です。子どもが入るときは、ゆずの皮や種を口に入れないよう、ゆずを袋に入れたうえで、大人がそばで見守りましょう。
高齢者の場合は、冬の入浴事故に注意が必要です。消費者庁は、冬場の入浴時の事故を防ぐため、脱衣所や浴室を暖める、入浴前に家族へ声をかける、湯船から急に立ち上がらないといった対策を呼びかけています[1]。

湯に浮かべるときは袋を使用して、早めに掃除する
ゆずの輪切りや皮を使うときは、袋やネットを使い、入浴後は早めに掃除するようにしましょう。
入浴後は、ゆずを取り出してから湯を抜き、浴槽を洗い流します。とくに、追い焚きや循環機能のある浴槽では、果肉や成分が配管に残ることを避けるため、必ず浴槽や給湯器の取扱説明書を確認しましょう。
入浴後は必要に応じてシャワーで流す
入浴後に肌へ残る香りや成分が気になる方は、必要に応じてシャワーで軽く洗い流しましょう。肌の状態には個人差があるため、無理に成分を肌へ残そうとする必要はありません。
保湿したい場合は、入浴後に肌の状態を見ながら、普段のスキンケアを行いましょう。
お湯の温度と入浴時間を決めてから入る
ゆず湯に入るときは、あらかじめお湯の温度と入浴時間を決めておきましょう。冬の入浴中の事故を防ぐために、消費者庁は、湯温は41℃以下、湯船に浸かる時間は10分までといった対策を呼び掛けています[1]。
高齢の方や体調に不安がある方は、入浴前に家族へ声をかける、急に立ち上がらないなどの点にも気を配りましょう。
ゆず湯用のゆずの活用アイデア3選
ゆず湯に使うゆずは、入浴後に掃除や芳香用として活用できるほか、入浴前に一部を取り分ければ、香りを楽しむセルフケアにも使えます。ここでは、ゆずを無駄なく使うための活用アイデアを紹介します。
ゆずの皮を掃除に活用
ゆず湯に使う前の清潔なゆずの皮は、香りを楽しみながら掃除に活用できることがあります。たとえば、ゆずの皮でシンクまわりを軽くこすった後、水で洗い流す方法があります。
ただし、素材によっては変色や傷みの原因になることがあるため、目立たない場所で試してから使用しましょう。また、入浴後のゆずには湯の汚れや皮脂が付着している可能性があるため、掃除には使用しないようにしてください
※入浴に使ったゆずを電子レンジ内で加熱するのは、衛生面やにおい移りの観点でおすすめしにくいです。掃除へ再利用する場合も、浴槽の湯に浸かった後のゆずではなく、入浴前の皮や使っていない皮を使うのが安全です。
ボディ&ネイルケアには入浴前のゆずを使う
ゆずの香りを楽しみながら手元をケアしたい場合は、ゆず湯に入れる前の清潔なゆずを使いましょう。入浴後のゆずには湯の汚れや皮脂が付着している可能性があるため、肌や爪まわりへの使用は避けることが無難です。
柑橘類の皮や果汁は、人によっては肌への刺激になることがあります。傷や肌荒れがある部分への使用は避け、違和感があればすぐに洗い流しましょう。
お部屋の芳香剤・消臭剤に再利用
ゆず湯に使ったゆずは、乾燥させて部屋の芳香剤や消臭剤として再利用できます。
- 使い終わったゆずを細かく刻む(刻まなくてもOK)
- 風通しの良い場所で天日干し、またはネットに入れて陰干しする
- 完全に乾いたらお茶パックやだし用のパックに入れて完成
十分に乾燥させた皮は、ゆずの香りを楽しむアイテムとして活用できます。湿ったまま置くとカビの原因になるため、完全に乾いていることを確認してから使用しましょう。
ゆず湯に関するよくある質問
ここでは、初めてゆず湯に入る人が悩むポイントについて解説します。ゆず湯を楽しむ前にぜひチェックしてみてください。
ゆずは何個入れると香りを楽しめる?
ゆず湯に入れるゆずの数は、一般的な家庭用の浴槽(約200L)で3〜5個が目安です。
ゆずの香り成分は皮に多く含まれているため、香りをしっかり楽しみたい場合は、数を増やすよりも皮に切り込みを入れたり、輪切りにしたりするほうが効果的です。
逆に、肌への刺激が気になる場合は1〜2個の丸ごと使いから始めると安心です。
ゆず湯は追い焚きしても大丈夫?
ゆず湯は、追い焚きや自動保温の機能を使う前に、浴槽や給湯器の取扱説明書を確認することが大切です。ゆずの果肉や種、皮の成分が配管に入り込むと、故障や詰まりの原因になる可能性があります。
追い焚きをする場合は、ゆずを洗濯ネットや布袋に入れて果肉が出ないようにし、入浴後は早めにお湯を抜いて配管を水で洗い流すと安心です。
市販の入浴剤とゆずを一緒に使っても良い?
市販の入浴剤とゆずを一緒に使うこと自体は、基本的に問題ありません。
ただし、入浴剤の種類によっては、香りが混ざって本来の香りが分かりにくくなったり、成分が重なって肌への刺激が強くなったりすることがあります。
ゆずの香りをそのまま楽しみたい場合は、入浴剤を使わずにゆずだけで入るのがおすすめです。肌が敏感な方は、入浴剤とゆずを併用する前に、それぞれの使用上の注意を確認しておきましょう。
まとめ
ゆず湯には「丸ごと入れる方法」「輪切りや半分にして入れる方法」「皮だけを使う方法」の3つがあります。好みに合わせて選びましょう。
- 丸ごと入れる方法:洗ったゆずを2~5個ほどそのまま湯船に浮かべる。
- 輪切りや半分にする方法:ゆずを洗って輪切りまたは半分に切り、布袋やだし用の袋に入れて湯船に浮かべる。
- 皮だけを使う方法:洗った皮をお茶パックやだし用の袋など目の細かい袋に入れて湯船に浮かべる。
- 注意点:湯船に果肉や種が散らばらないよう輪切りや皮は袋に入れて使い、追い焚きをする際は浴槽や給湯器の取扱説明書を確認する。肌が弱い方や子ども、高齢者が入る場合は、ゆずの量や湯温に注意する。
ゆず湯は、入浴で体を温めながらゆずの香りを楽しんだり、冬至の縁起を担げたりする、冬にうれしい行事です。2026年の冬至は12月22日です。肌の弱い方や子ども、高齢者への配慮を忘れずに、今年の冬至はゆず湯で季節の移ろいを楽しんでみてくださいね。
- 政府広報オンライン:
交通事故死の約3倍?!冬の入浴中の事故に要注意!
記事編集
- くらひろ編集部
- 東京電力エナジーパートナー株式会社
「東京電力 くらひろ by TEPCO」は、東京電力エナジーパートナーが運営するWebメディアです。でんきやガスのことはもちろん、あなたの毎日に役立つ知識から、くらしを広げるアイデアまで、“知りたい”に答える多彩な記事をお届けします。

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