【2025-2026】家電が安い時期を一覧で紹介!製品別の買い時も
新しく家電を購入するときに、「最もお得な時期に手に入れたい」と考えるのは当然です。本記事では、家電を安く買える時期や家電ごとの安い時期について解説します。少しでも安く購入するためのコツや注意点も紹介しますので、参考にしてください。
家電が安い時期はいつ?
家電が安く買える時期は、年末年始・決算期・ボーナス時期です。ここでは、なぜこの時期に安くなるのかを解説します。
年末年始(12月~1月下旬)
年末年始(12月~1月下旬)は、クリスマスセールや年末の在庫整理セール、年始の初売りセールなど、多くのセールやキャンペーンが開催されます。この時期は、秋に多くの家電で新モデルが発売された直後のため、目玉商品が値下げされやすい傾向にあるのが特徴です。
セール開始のタイミングを逃さないように、公式サイトやSNSなどを活用して随時情報収集をしておくと良いでしょう。
決算期(3月・9月)
家電量販店や家電メーカーにとって、決算期は売上を伸ばすための重要な時期です。そのため、各社が価格競争を繰り広げるケースが多く、家電の価格が下がりやすくなります。
大手の家電量販店や家電メーカーでは、9月が中間決算、3月が本決算となることが多いため、この時期にセールが行われやすい傾向にあります。
とくに3月は引越しシーズンも重なる時期のため、店頭で値引きが行われていなくても、価格交渉がしやすくなります。

ボーナス時期(6月・12月)
ボーナス時期(6月・12月)は、消費者の買い物ニーズが高まりやすい時期です。家電量販店やメーカーにとっても重要な商戦機会となるため、大型セールや値引きキャンペーンが実施される傾向にあります。
そのため、家電を安く購入するなら、狙い目の時期といえるでしょう。また、高額な家電のセールやアウトレット品、ポイント還元キャンペーンなども多く開催されます。
家電ごとの安い時期一覧
次に、家電ごとの安い時期について解説します。モデルチェンジや新商品の発売にあわせた買い時の目安は、以下の一覧を参考にしてください。

- ▼エアコン:2~3月、8月下旬~10月
 - ▼加湿器:3~4月、9~10月
 - ▼縦型洗濯機:4~5月
 - ▼ドラム式洗濯乾燥機:8~9月
 - ▼テレビ:7~9月
 - ▼電子レンジ:5~7月
 - ▼オーブンレンジ・トースター:5~7月
 - ▼炊飯器:5~7月
 - ▼空気清浄機:7~8月
 - ▼冷蔵庫:8~9月
 - ▼掃除機:9~11月
 
エアコン:2~3月、8月下旬~10月
エアコンの買い時は、標準機種と上位機種により異なります。家電量販店の大型セール時期を除いた、機種ごとの安い時期は以下のとおりです。
- 標準機種:2~3月
 - 上位機種:8月下旬~10月
 
とくに、9月は中間決算期でもあるため、より安く買える傾向にあります。
エアコンは設置工事も必要であり、すぐに設置できないケースもあります。設置スケジュールも考えつつ、エアコンを買うタイミングを見極めてください。
加湿器:3~4月、9~10月
加湿器の買い時は、冬シーズン終了後の3~4月、モデルチェンジ時期の9~10月です。ただし、加湿器はもともと手頃な価格で手に入る家電なので、セール時期でも値引き額は少ない傾向にあります。
加湿器の機能にこだわりがないのであれば、安く購入できる旧モデルがおすすめです。
なお、加湿器は季節商品で、旧モデルは店頭に置かれていないことも多いため、ネットで購入するのも良いでしょう。
縦型洗濯機:4~5月
縦型洗濯機はモデルチェンジを毎年6月頃の梅雨から夏にかけて行います。そのため、直前の4〜5月が狙い目です。
ただし、5月に入ると人気の機種は在庫が無くなってしまう可能性も考えられるため、4月頃からチェックすると良いでしょう。
ドラム式洗濯乾燥機:8~9月
ドラム式洗濯乾燥機は、毎年10〜11月がモデルチェンジの時期となるため、この直前の8~9月が旧モデルの買い時です。
ドラム式洗濯機は旧モデルと新モデルで機能が大きく変わらないことが多く、セールによっては定価の半額程度で購入できる場合もあります。

テレビ:7~9月
テレビは、モデルチェンジ前後の7~9月が買い替えにおすすめです。
同じメーカーの製品は、毎年決まった時期に発表される傾向にあるため、リニューアル時期を確認しておきましょう。同じモデルでも画面のサイズによって発売のタイミングが変わることもあるので、注意が必要です。
なお、オリンピックやワールドカップといった国際的なスポーツイベントが開催される年には、より臨場感を味わえる大型テレビや高画質モデルが売れやすい傾向にあります。そのため、オリンピックやワールドカップの開催時期に合わせてセールを実施する量販店やメーカーも多いです。

電子レンジ:5~7月
電子レンジは、夏から秋にかけて新モデルが発表される傾向にあり、その直前の5〜7月頃が買い時です。
とくに性能やデザインにこだわりがなければ、旧型モデルを選ぶと良いでしょう。また、新旧モデルチェンジのタイミング以外でも、クリスマスの頃には旧型の製品が「型落ち品」として販売されるので狙い目です。

オーブンレンジ・トースター:5~7月
オーブンレンジ・トースターも電子レンジと同様に夏から秋に新モデルが登場することが多く、5~7月に安くなります。
オーブンレンジやトースターは、機能によって価格が大きく変動するため、使い方や予算に合ったタイプを選ぶと良いでしょう。

炊飯器:5~7月
炊飯器は新モデルの発売が6〜9月頃で、その直前の5〜7月頃が買い時です。
炊飯器は、型落ち品でも基本的な性能が大きく変わらないケースが多く、機能にこだわりがなければ旧モデルであっても問題なく使えます。

空気清浄機:7~8月
空気清浄機はメーカーによって新モデルの発表時期に差がありますが、秋頃に発表される傾向にあるため、その直前となる7~8月が買い時といえます。
空気清浄機の新モデル発表が9月〜10月頃になるのは、冬に向けて加湿機能搭載モデルの売れ行きが伸びるからです。
各メーカーの新モデルの発表時期は、以下のとおりです。これらの時期の1か月前を買い時の目安として、購入を検討しましょう。
| メーカー名 | 発売時期の傾向 | 
|---|---|
| ダイソン | 3月~4月 | 
| パナソニック | 8月~9月 | 
| ダイキン | 9月~10月 | 
| シャープ | 9月~11月 | 

冷蔵庫:8~9月
冷蔵庫が安くなりやすい時期は、新しいモデルが発売される10~11月の直前の8〜9月です。冷蔵庫は家電の中でも比較的高価な家電で、新モデルと旧モデルで値段が大きく変わってきます。
新モデルと旧モデルに大きな性能の違いがない場合もあるため、狙っている冷蔵庫が旧型になるまで待つと安く買いやすくなります。
掃除機:9~11月
掃除機は、メーカーによって新モデルを発表する時期が異なる傾向にあります。おおよそ12月までには新モデルの発表があるため、その直前の9~11月頃に安く買いやすくなるでしょう。
各メーカーの新モデルの発表時期は、以下のとおりです。これらの時期の1か月前を買い時の目安として、購入を検討しましょう。
| メーカー名 | 発売時期の傾向 | 
|---|---|
| 日立 | 2月~12月(夏~秋頃が多め) | 
| ダイソン | 4月~11月(5月・6月頃が多め) | 
| シャープ | 5~11月 | 
| 東芝 | 5~11月 | 
| シャーク | 6月~10月頃が多め | 
| パナソニック | 7~10月 | 
| 三菱電機 | 秋頃や2月が多め | 

家電を少しでも安く買うコツ
必要な家電があるけれど、安く買えるタイミングではない。そんなときは、ここで紹介するコツを利用して、少しでも家電を安く購入できる方法を試してみましょう。
家電の寿命と自宅の家電の使用年数を知っておく
家電を安く買うためには、製品が安い時期を知っておくだけではなく、故障や寿命などで家電が使えなくなる時期も把握しておく必要があります。そうすることで、故障する前に安く買えるタイミングを狙って買い替えられます。
2025年4月に公開された内閣府「消費動向調査」[1]によると、総世帯における主な大型家電の平均使用年数は以下のとおりです。
| 家電の品目 | 平均使用年数 | 
|---|---|
| 電気冷蔵庫 | 13.4年 | 
| 電気洗濯機 | 10.8年 | 
| 電気掃除機 | 7.7年 | 
| ルームエアコン | 14.0年 | 
| カラーテレビ | 11.1年 | 
まずは、自分の使っている家電の使用年数をチェックしましょう。購入してからどれくらい経ったかを把握し、平均使用年数と比べながら買い替え時を考えてみてください。
もし実際の使用年数が平均使用年数を超えてしまっているのであれば、安売り時期やセール時期を調べて買い替えてしまうのがおすすめです。
複数店舗を回る
家電の店頭価格は家電量販店ごとに異なります。いくつかの家電量販店を巡り、ポイント還元率なども含めてもっともおトクに購入できる店舗を探しましょう。
なお、購入したい店舗が決まっている場合でもこの方法は有効です。行きつけの店舗に立ち寄る前に、別の家電量販店で欲しい商品の価格をチェックしておきます。そのうえで、もっとも安かった価格をメモしておき、行きつけの店舗に提示しましょう。
完全に同じ価格まで値引きしてくれるとは限りませんが、ポイント還元率アップなども含めて、何らかの提案をしてくれる可能性があります。
ネットで販売価格を調べることもできますが、実店舗とは人件費などの経費が異なるため、実際の店頭価格とは異なるケースも少なくありません。「ネットのほうが安い」と伝えても比較対象と判断してもらえず、価格交渉ができないことも多いため、注意しましょう。
土日や雨の日に店舗へ行く
家電量販店では、週次や日次で売上目標を設定しています。とくに、週末は来客数も多く、それに合わせて高い売上目標が課されます。閉店が近づく夕方頃には、目標達成のために店員も価格交渉を受け入れやすくなるため、値引き交渉をしてみましょう。
また、実店舗では雨の日に客足が遠のくため、雨の日は価格交渉のハードルが下がっている可能性があります。

裁量権のあるベテランと交渉する
同じ店舗であっても、値引きが行える店員は限られています。正社員など権限のある店員であれば、価格交渉もスムーズに進むでしょう。名札や名刺などを見たうえで、裁量権を持っていそうな店員に相談してみましょう。
なお、家電量販店でよく見かける法被(はっぴ)を着た店員は、家電メーカーから派遣されている販売員で、店舗のスタッフでないことが多いです。値引きに関する裁量権もないため、交渉しても成功は難しいでしょう。
まとめ買い・下取りをする
買い替える家電に合わせて、別の商品を同時購入すると値引率が高くなったり、ポイント還元率が高くなったりする場合があります。
また、家電量販店のなかには下取りによる値引きに対応しているところもあります。処分費の節約にもなるため、下取りを行っているかどうか購入前に確認しておきましょう。
家電量販店のポイントを利用する
大手の家電量販店では、ポイント制度を展開しています。家電量販店独自のポイント、もしくは他店でも使用できる共通ポイントなどが貯まるようになっており、還元率は1~10%程度のところが多いでしょう。
家電は販売価格が高額になることが多く、ポイントを貯めやすい点がメリットです。長期的にその店を利用し続けることでポイントを貯め、おトクに家電を購入できます。
貯まったポイントは、急な故障などですぐに買い替える必要があるときの助けにもなるため、ぜひ活用しましょう。
家電を買う際の注意点
家電を安く買うためには、製品が安い時期の見極めやセール中のタイミングで購入することが重要です。しかし、そうしたタイミングだからこそ注意しなくてはならないポイントも存在します。
長く使いたい家電は「長期保証サービス」に加入する
家電を買い替える際に「長持ちさせたい」と考える方は多いでしょう。しかし、家電の自然故障はいつ発生するか分からないため、使用頻度を考えて「長期保証」に加入しておいた方が良いケースがあります。
長期保証には、メーカーや家電販売店の保証以外のサービスもあります。なかには、ご自宅の家電をまとめて保証してくれるサービスや、中古で購入した家電にも適用されるサービスもありますので、ぜひチェックしてみてください。
需要が高い時期は値引きされないことが多い
セールの時期であっても、家電が売れやすい時期の場合、値引きされないケースがあります。
たとえば、エアコンの場合、夏季に入る直前に需要が高まるため、夏前にセールが行われていたとしても、モデルチェンジの時期より割高になっていることがあります。
また、クレジットカードなどのポイント還元率アップといったキャンペーンが実施される時期にも需要が高まります。
人気商品は在庫がなくなることもある
人気商品は、価格が下がる前に売り切れてしまうこともあります。セールのタイミングで家電量販店に足を運んでも、在庫がなければ購入できません。
また、人気商品は値引き率も低いため、価格交渉に応じてくれないケースもあります。もし購入することを決めている製品があれば、在庫状況を確認しつつ値引きが始まった段階で購入しましょう。
行列が発生することもある
家電量販店のセール中は店内が混雑し、ゆっくり買い物を楽しめません。目玉商品が出ると、開店前に長蛇の列が発生することもあります。また、店員が忙しく駆け回っているような状況だと、価格交渉もしにくくなります。
こうした状況を踏まえると、セール中の来店は時間に余裕を持つことが大切です。購入までに数時間かかる可能性も考えて、スケジュールを組みましょう。
家電購入の際のよくある質問(FAQ)
ここでは、家電購入の際のよくある質問を紹介します。
新製品(新モデル)と型落ち品(旧モデル)、どちらを買うべき?
性能や新しさにこだわらないのであれば、安く買える型落ち品がおすすめです。
一般的に、新製品と型落ち品で性能が大きく変わることは多くありません。それでも、新製品が発売されると、近い性能の型落ち品は大幅に値下げされる傾向があるので、高性能家電を安く購入したい場合はモデルチェンジ時期を狙いましょう。
展示品を買っても問題ない?
展示品は不特定多数の人が触れるため、傷や汚れがつきやすいというリスクがあります。しかし、破格の価格で購入できるメリットもあるので、状態を気にしない人にはおすすめです。ただし、説明書や箱がないなどのデメリットもあるので、購入前に十分に確認しておきましょう。
なお、多くの家電量販店では、家電の試運転ができるようになっており、製品によってはその分寿命が縮まっている可能性があります。店員に質問し、状態を確認してから購入するのがおすすめです。
実店舗とネットではどちらが良い?
実店舗購入とネット購入には、それぞれメリットとデメリットがあります。どちらで購入するかは、メリット・デメリットを確認したうえで検討しましょう。
| 実店舗 | ネット | |
|---|---|---|
| メリット | 
  | 
  | 
| デメリット | 
  | 
  | 
保証については、実店舗のほうが充実していることが多く、購入店でアフターサービスを受けられて安心です。ネット購入でアフターサービスが心配な場合は、購入後に加入できる修理サービスもおすすめです。
まとめ
年末年始・決算期・ボーナス時期に開催されるセールを上手に活用することで、家電を安く購入できます。また、新製品の発売前後は旧モデルが値下げされるので、性能などにこだわりがなければ、型落ち品を狙うのも一つの手です。
より安く買いたいときは、展示品を買ったりネットで購入したりする方法もあります。予算と相談しながら、おトクに家電を購入しましょう。
- 内閣府:
消費動向調査(令和7年3月実施調査結果) 
記事編集
- くらひろ編集部
 - 東京電力エナジーパートナー株式会社
 
「くらひろ by TEPCO」は、東京電力エナジーパートナーが運営するWebメディアです。でんきやガスのことはもちろん、あなたの毎日に役立つ知識から、くらしを広げるアイデアまで、“知りたい”に答える多彩な記事をお届けします。

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