
【解説】エアコンの買い替え時期は?何年で寿命?サインや修理の判断基準
この記事では、エアコンの買い替え時期について解説します。買い替え前に確認すべき寿命を知らせるサインや買い替えにおすすめのタイミングもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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エアコンの買い替え時期は?【寿命は9~14年が目安】
長年同じエアコンを使用していると、問題なく運転できていても「そろそろ買い替えるべき?」と悩む方もいるでしょう。ここでは、エアコンの買い替え時期と、その理由を解説します。
メーカーの部品保有年数は「9年」
一般的に、エアコンの寿命は約10年程度といわれています。メーカーには製品の製造終了後、9年間は修理部品を保有する義務[1]があり、使用中のエアコンが製造終了から9年以内であれば、修理によって直る可能性があります。
しかし、9年を超えると部品の保有期間が過ぎ、修理が難しくなるケースが多くなります。買い替えを検討する際は、製造終了からの期間を一つの目安にすると良いでしょう。
内閣府によるとエアコンの使用年数は「14.2年」
2025年3月に内閣府が実施した「消費動向調査」[2]によると、エアコンの平均使用年数は14.2年という結果が出ています。これは、多くの家庭でエアコンが約14年間にわたって使用されていることを示しています。
家電製品の中でも比較的長く利用されるエアコンですが、定期的なメンテナンスや適切な使用によって、さらに寿命を延ばせる可能性もあります。ご自宅のエアコンの使用年数を把握し、買い替えや修理の目安にしましょう。
買い替えや修理が必要なエアコンの寿命サイン
エアコンを長く使用していると、いくつかの寿命のサインが現れることがあります。以下のようなサインが見られたら、早めに買い替えや修理を検討してください。
冷房や暖房の効きが悪い
エアコンをつけていてもなかなか部屋の温度が変わらないときは、エアコンの老朽化が考えられます。具体的には、冷媒ガスが漏れ、少なくなっている状態です。
エアコンは、冷媒ガスを循環させることで空気を冷やしたり、暖めたりしています。本来、冷媒ガスはエアコンを使用するだけでは減少しませんが、長期間使用することで製品が破損すると、破損部分からガスが漏れ出てしまうことがあります。
それ以外にも、フィルターの詰まりや汚れによってエアコンの効きが悪くなるケースもあります。まずはフィルターを掃除してみて、それでも効き目が改善されない場合は買い替えを検討しましょう。
水漏れが起こる
エアコンから水漏れが起こる原因の多くは、フィルターやエアコン内部にたまったほこりです。ほこりがたまっていると、エアコン内部の水分をうまく排出できず、水漏れにつながります。
また、内部で発生した水分を排出するための「ドレンホース」の目詰まりや折れ曲がりも、水漏れの原因になります。汚れがたまっているだけであれば、市販のクリーナーなどを活用したお手入れが可能です。
フィルターやドレンホースをお手入れしても水漏れが改善しない場合は、内部の故障が原因と考えられるため、買い替えを検討しましょう。
異音がする
エアコンから普段と違う異音が聞こえるときは、エアコンの寿命が近づいているサインかもしれません。異音は、エアコン内部の部品の劣化や故障が原因であることが多く、放置するとさらなるトラブルにつながる可能性もあります。快適な室温を保つためにも、早めの買い替えを検討してください。
異臭がする
エアコンからカビや酸っぱいニオイがするときは、エアコン内部に何らかの問題が発生している証拠です。異臭の原因は、フィルターに溜まったホコリや内部のカビの場合もあれば、配管からの水漏れや電気系統の劣化の場合もあります。
異臭を放置して使い続けると、悪臭が部屋中に広がり不快なだけでなく、健康への影響や、場合によっては火災などの重大な事故につながるリスクも考えられます。とくに、カビが原因の場合、アレルギー症状を引き起こすこともあるので、早急な対処が必要です。
電気代が異常に高い
前年の同月よりも大幅に電気代が上がっているときは、エアコンの寿命サインの可能性があります。
エアコンは、使用年数が長くなるにつれて内部の部品が劣化し、効率が低下します。効率が低下すると、設定温度に達するまでに余計な電力を使うようになるため、結果として電気代が高くなることがあります。
もし、エアコンの使用頻度や設定温度を変えていないのに電気代が異常に高くなっていると感じたら、エアコンの買い替えを検討する良いタイミングかもしれません。最新型のエアコンは省エネ性能が格段に向上しているため、長期的に見れば古いエアコンを使用し続けるよりも電気代の節約につながることが多いです。
操作に反応しない
リモコンで操作してもエアコンが反応しない、または反応が鈍いときはエアコンの寿命が疑われます。
リモコンの電池切れや故障、本体の受光部の問題も考えられますが、長年使用しているエアコンの場合、内部の基板や電子部品が劣化している可能性も十分にあります。エアコンが指令を正確に受け取れない状態では、快適な室温を維持することも難しくなるでしょう。
もし、リモコンの電池交換や簡単なリセットを試しても改善しない場合は、エアコン本体の寿命である可能性が高いです。このような症状が見られたら、修理を依頼するか、新しいエアコンへの買い替えを検討することをおすすめします。
エアコンは買い替えと修理どちらがおすすめ?
ここまで、エアコンの寿命のサインについて解説しましたが、「寿命サインが見られたら、買い替えと修理どちらが良い?」と疑問を持っている方もいると思います。
ここからは、寿命サインが見られたときに、買い替えるべきか修理するべきかの判断基準について解説します。
購入から9年未満は修理を検討する
購入から9年未満のエアコンであれば、基本的には修理を検討するのがおすすめです。
メーカーは製造終了後も、通常9年は修理に必要な部品を保有しています。そのため、この期間内であればスムーズに修理が可能で、費用も買い替えより抑えられる場合が多いでしょう。
購入から9年以上は買い替えを視野に入れる
エアコンを9年以上使用している場合は、買い替えるのがおすすめです。とくに、購入から10年近く経過しているエアコンの場合、エアコンの性能向上を考えランニングコストも加味すると、一般的に買い替えの方がトータルコストでは安く済むケースも少なくありません。
長年使用しているエアコンは、経年劣化により複数の部品が故障している場合もあり、一度修理しても別の箇所がすぐに故障してしまうということも起こり得ます。修理を繰り返すことで結果的に出費がかさみ、最終的に買い替えが必要になることも珍しくありません。
新しいエアコンは省エネ性能も格段に向上しており、月々の電気代を抑えることができるため、長い目で見れば新しいエアコンの方が経済的な場合もあります。そのため、故障の度に修理費用や待ち時間でストレスを感じるより、新しいエアコンを購入するのも一つの手です。
家電のセール時期を考えて買い替えを検討する
家電には家電量販店のセール時期や、モデルチェンジ時期など、普段より安く購入できる時期があります。おトクにエアコンを購入するために、安く購入できる時期を覚えておきましょう。
- 10~2月:値下げ開始時期
エアコンの値下げが始まるのは10~2月。ただし、高機能モデルのエアコンは、10~11月にモデルチェンジが行われることが多いため、その直前の8~9月に買い替えを検討すると良い。 - 2~3月:モデルチェンジ時期
2~3月はエアコンのモデルチェンジの時期。新モデルの登場に伴い、売れ残っていた旧モデルが値下げの対象品になる。モデルチェンジ時期は、新モデルと性能が大きく変わらない旧モデルを安く購入することが可能。 - 3月・9月:決算セール時期
3月と9月は、多くの家電量販店やメーカーで決算セールが開催される。さまざまな製品が在庫処分に伴って格安で販売され、値下げ交渉にも前向きに応じてもらいやすい。 - 6月・12月:ボーナスセール・年末年始セール
家電量販店では、6月にボーナスセールが、12月から1月上旬にかけて年末年始セールが開催されることが多い。家電全般が値下げされる傾向にあるので、格安品を狙うタイミングとしておすすめ。
買い換えたエアコンを長持ちさせるコツ
新しいエアコンに買い替えたあと、すぐに故障してしまってはエアコンの購入費や取り付け費がもったいないですよね。
そこで、ここではエアコンを長持ちさせるためのコツを紹介します。少しでも長くエアコンを使用するために、ぜひ参考にしてください。
定期的にフィルターを清掃する
新しいエアコンを長く快適に使うためには、定期的な清掃が最も重要です。とくに、フィルターは2週間に1回を目安に掃除機でホコリを取り除き、汚れがひどい場合は水洗いしてください。
フィルターが目詰まりするとエアコンの効率が落ち、余計な電力を消費するだけでなく、内部に負担がかかり故障の原因にもなりかねません。定期的なお手入れで、エアコンの寿命を延ばし、快適な状態を保ちましょう。
なお、「くらひろ by TEPCO」が独自に実施したアンケート調査では、推奨されている「2週間に1回以上」の頻度でフィルター掃除をしている人の割合は、4.3%にとどまりました。一方で、「一度もフィルター掃除をしたことがない」人の割合は15.1%で、普段から継続的にエアコンのフィルター掃除をしている人は少ないことが分かります。
- 「くらしに関するアンケート」の調査概要
- 調査主体:くらひろ by TEPCO(東京電力エナジーパートナー株式会社)
- 調査期間:2025年3月7日~3月9日
- サンプル数:714(エアコン所有者のみ)
フィルターの目詰まりはエアコン効率の低下だけでなく、異臭の原因にもなるため、適切な頻度で行うことがおすすめです。
室外機の周辺の掃除をする
室外機の周辺をきれいに保つことも、エアコンを長持ちさせることにつながります。室外機の周辺に物が多いと、空気の流れが妨げられ、効率的な熱交換ができなくなってしまいます。ダンボールや植木鉢、自転車などを置いている場合は、移動させて室外機の周りにスペースを確保しましょう。
室外機周辺の掃除は、エアコンの性能維持と省エネになり、結果としてエアコンの寿命を延ばすことにもつながります。ぜひ定期的なお手入れを心がけてください。
急激な温度変更を避ける
エアコンを長持ちさせるために、急激な温度変更は避けましょう。設定温度と室温の差が大きいほど、エアコンに大きな負荷がかかり、エアコンが故障しやすくなります。
たとえば、真夏の暑い日にキンキンに冷えた設定温度に一気に下げる、あるいは冬の寒い日に急に部屋を温めようと高温にする、といった使い方をすると、エアコンは設定温度に到達するために常にフル稼働状態になります。これにより、コンプレッサーなどの主要部品に大きな負担がかかり、結果としてエアコンの寿命を縮めてしまいます。
また、エアコンのスイッチのオン・オフを頻繁に繰り返したり、設定温度を頻繁に変えたりするのも同様に負荷をかける行為です。理想的なのは、室温と設定温度の差を小さく保ち、エアコンに無理のない運転をさせることです。温度調整はゆるやかにし、エアコンへの負担を軽減すると、長く快適に使用することができます。
1年に1回を目安に清掃業者に依頼する
エアコンを長持ちさせたいなら、1年に1回の専門業者によるクリーニングは非常に有効です。
エアコン内部には、フィルターでは取り除けないカビやホコリが蓄積しやすく、これらはエアコンの効きを悪くしたり、異臭の原因になったりします。ご家庭での掃除では届かないエアコン内部の奥まで、プロの技術と専用機材で徹底的に洗浄することで、エアコンの性能を最大限に維持し、寿命を延ばすことができます。
クリーニングのタイミングは、冷房を多く使う夏前や、暖房を使い始める冬前がおすすめです。定期的なプロのメンテナンスで、エアコンを常に良い状態に保ち、快適な空気と電気代の節約につなげましょう。
まとめ
一般的に、エアコンの寿命は9~14年程度とされています。9年以上使用しているときは、買い替えを検討しましょう。目安として、フィルターなどの手入れをしても不具合が改善されない場合は、寿命を迎えている可能性があります。
セールやモデルチェンジの時期など、値下げされるタイミングでおトクにエアコンを買い替えましょう。
- 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会
別表3 補修用性能部品表示対象品目と保有期間 - 内閣府
消費者動向調査 令和7年3月実施調査結果[PDF]
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