
エアコンからぬるい風しか出ないときはリセット!原因も解説
エアコンで冷房をつけたときに、「ぬるい風しか出てこない」「部屋が全然涼しくならない」という経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。ぬるい風しか出てこないときは、エアコン本体やリモコンのリセットで解決するかもしれません。
この記事では、エアコンからぬるい風しか出てこずに悩んでいる人に向けて、リセット方法や対処方法を紹介します。エアコンからぬるい風しか出ない原因についても紹介していますので、どれに当てはまりそうか確認し、適切な対処方法を探してみてください。
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エアコンからぬるい風しか出ないときのリセット方法
エアコンからぬるい風しか出ないときは、エアコン本体をリセットすることで解決する場合があります。
リセット手順はメーカーや機種によって異なりますが、ここでは一般的な方法をご紹介します。
エアコンをリセットする手順
- エアコンの運転をリモコンで停止する
リモコンを使用してエアコンの運転を停止する。 - 運転停止後1~10分間待ってから本体の電源プラグを抜く
運転を停止後、完全に停止するまで1~10分間待ち、本体の電源プラグを抜く。 - 電源プラグを抜いたまま1~10分間放置する
電源プラグを抜いた状態でさらに1~10分間放置する。 - プラグをコンセントに差し込み運転を再開する
時間を置いた後、電源プラグをコンセントに差し込み、運転を再開する。
なお、エアコン本体についているリセットボタンは、エアコンを再起動するときに使用するものです。リセットボタンを押しても本体をリセットすることはできないのでご注意ください。
1. エアコンの運転をリモコンで停止する
エアコンからぬるい風しか出ない場合、まずエアコンの運転をリモコンで停止します。
2. 運転停止後1~10分間待ってから本体のプラグを抜く
エアコンの運転を停止した後、1~10分間待ちます。リモコンで運転を停止しても、本体の内部まで完全に停止するまでは少し時間がかかります。
メーカーや機種によって完全に停止するまでの時間は異なるため、詳しくは取扱説明書をご確認ください。取扱説明書を見ても時間が分からない場合は、10分間程度待てば、大抵の機種は停止することが多いです。
運転が完全に停止したら、エアコン本体についている電源プラグを抜きます。
3. 電源プラグを抜いたまま1~10分間放置する
エアコン本体の電源プラグを抜いてから、さらに1~10分間ほど時間を放置しましょう。
放置する時間が短いと、エアコンがうまくリセットされない可能性があります。お使いのエアコンの指定時間が分からないときは、少し長めに放置してください。
4. プラグをコンセントに差し込み運転を再開
しっかり時間を置いてリセットできたら、電源プラグをコンセントに差し込みます。続いて、電源をオンにして運転を再開しましょう。このとき、エアコンの風の温度が改善されていれば、そのまま使用して問題ありません。
上記の方法でリセットしてもぬるい風しか出ない場合は、次に紹介する対処方法を試してみてください。
リセット以外の対処方法
エアコンをリセットしてもぬるい風しか出ない場合は、以下の対処方法で解決できるかもしれません。
ここからは、リセット以外の対処方法について解説します。
リモコンの動作を確認する
エアコンからぬるい風しか出ない場合、リモコンの設定を確認してみてください。気づかないうちに別の運転メニューを設定している可能性があります。
エアコンには、冷房や暖房以外にもさまざまな運転メニューがあり、エアコンの機種や設定によってはAIが状況に応じて温度や気流を制御したり、使用電流の上限を制御したりします。そのため、適切な設定ができていないことで、ぬるい風が出ることも考えられます。
エアコンの動作を確認するときは、設定温度を室温より低め(冷房時)または高め(暖房時)にし、風量を「強」に設定してみてください。これで適切に冷暖房運転ができるか確認できます。
また、リモコン自体をリセットするのも対処方法の一つです。リセット方法は、「電池を入れ直しリセットボタンを押す」の機種と、「電池を抜いた状態でリセットボタン長押し(15秒前後)」の機種の2パターンが多いです。
簡単な確認で解決することもあるので、ぜひ試してみてください。
フィルターの掃除をする
エアコンの効きが悪いのは、フィルターの汚れが原因かもしれません。フィルターにチリやホコリが溜まると、空気の循環が妨げられ、エアコンの風量が低下してしまいます。その結果、冷暖房の効果が十分に発揮されません。
対策として、まずはフィルターを外す前に、掃除機でホコリを吸い取ります。フィルターを外す前に掃除機でホコリを吸い取ると、ホコリが室内に舞ってしまうのを抑えられます。次に、フィルターをゆっくりと引き出して取り外します。取り出したら、フィルターの表面全体を掃除機で吸い取りましょう。掃除機で吸い取りきれなかったホコリは、裏面からシャワーをかけて水洗いし完全に乾くまで陰干ししてください。
フィルターは汚れやすいので、2週間に1回程度の頻度で掃除を行うと、エアコンの性能を維持しやすくなります。
なお、くらひろが独自に行ったアンケート調査によると、フィルターの掃除頻度は「半年に1回程度(25.2%)」という回答が最も多かったです。「2週間に1回程度」掃除していると回答したのは4.3%と少数派でした。
- 調査主体:くらひろ by TEPCO(東京電力エナジーパートナー株式会社)
- 調査期間:2025年3月7日~3月9日
- 有効回答数:714(エアコン所有者のみ)
エアコンの性能を維持するには、こまめな掃除が大切です。しかし、忙しくてこまめに掃除する時間がとれない場合や、自分では取れない頑固な汚れや内部の汚れが気になる場合は、プロのエアコンクリーニングを検討するのがおすすめです。
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室外機やその周辺を掃除する
エアコンの運転効率が悪いと感じたら、室外機の状態も確認してみてください。室外機は空気を温めたり冷やしたりする重要な役割を担っており、汚れが溜まると効率が低下します。
特に、アルミフィン(放熱板)がチリやホコリ、あるいは落ち葉などで塞がれると、冷暖房の効果が十分に発揮されません。
また、室外機の周囲に物を置いていると空気の循環が妨げられ、運転効率が落ちる場合があります。エアコンの性能を維持するためにも、室外機の周りに十分なスペースが確保されているか、アルミフィンが詰まっていないかを定期的に確認しましょう。
簡単なチェックと掃除で、エアコンの効きを改善できるかもしれません。
エアコンからぬるい風が出てくる原因
そもそもエアコンからぬるい風が出てくる原因には、どのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、エアコンからぬるい風が出てくる原因を深掘りします。
冷媒ガスが漏れている
もしエアコンの効きが悪いと感じたら、冷媒ガスの漏れや不足が原因かもしれません。
エアコンの冷暖房機能を支えているのが「冷媒ガス」です。このガスは、室内機と室外機の間を循環し、空気を冷やしたり温めたりする役割を担っています。しかし、冷媒ガスが漏れてしまうと十分に熱が循環できず、エアコンを運転していても冷えにくい、または暖まりにくいと感じるでしょう。
冷媒ガスの補充や修理には専門的な知識が必要になるため、異変を感じたら早めに専門業者に相談するのがおすすめです。
室外機のコンプレッサーの劣化
エアコンのコンプレッサー(圧縮機)は、冷媒ガスを圧縮して高温にする重要な役割を担っています。冷房時には、この高温の冷媒ガスが室外機の熱交換器を通り、ファンによって熱が放出された後、減圧されて低温になり、室内機へと送られ、室内に冷たい風が行き渡ります。
しかし、コンプレッサーが劣化すると冷媒ガスの加熱や熱交換ができません。結果として、エアコンからぬるい風しか出なくなることがあります。修理が難しいケースが多いため、効きが悪いと感じたらエアコンの買い替えを検討することをおすすめします。
エアコンの機種が古い
長年使用しているエアコンの効きが悪い場合、本体の劣化や性能の低下が原因かもしれません。内部の部品が摩耗すると、冷暖房の効率が落ち、修理しても十分な改善が見込めないケースがあります。
特に、古い機種は最新モデルに比べて省エネ性能も劣るため、修理を繰り返すよりも買い替えを検討するのがおすすめです。エアコンの効きが悪いと感じたら、クリーニングや点検とあわせて、新しい機種への切り替えも考えましょう。
解決しない時はエアコンの買い替えも検討
エアコンは長年使用すると修理が難しくなったり、修理費が高額になったりします。さらに、故障して使えなくなっても、すぐに買い替えができるとは限りません。特に夏や冬のシーズンには品薄になり、取り付けまでに時間がかかるケースもあります。
そのため、エアコンは故障する前に買い替えることをおすすめします。最新のエアコンは省エネ性能が向上しており、交換することで光熱費の削減にもつながります。長期的なコストを考え、早めの対応を検討しましょう。
家電を買ったら、延長保証を付ける前にチェック!
東京電力エナジーパートナーでは、エアコンや洗濯機などの対象機器が自然故障したときにご利用できる住宅設備・家電修理サービスを提供しています。家電を購入して延長保証を付ける前に、ぜひご検討ください。
対象家電など、サービスの詳細は以下からご確認ください。
- 中古品または保証書がない場合は、設置・購入からではなく製造から10年以内の機器・製品が対象です。
- 最大で税込50万円までの出張費・部品代・作業費(工事代)が無料となります。
まとめ
エアコンからぬるい風しか出ない場合、まずは本体のリセットを試してみましょう。リモコン操作や電源プラグの抜き差しで改善することがあります。それでも解決しない場合は、リモコン設定の見直しやフィルター・室外機を掃除しましょう。
冷媒ガスの漏れやコンプレッサーの劣化も考えられるため、エアコンの状態を確認することが大切です。長年使用している場合は、買い替えも視野に入れると良いかもしれません。適切な対処で、快適な空調環境を維持しましょう。
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