
東京電力の「住宅設備・家電修理サービス」とは?費用やプランを徹底解説!
今回は、サービスの特徴や対象設備、対象製品、料金プランについて解説します。修理までの具体的な流れも紹介しますので、ぜひ家電の故障対策の参考にしてください。
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「住宅設備・家電修理サービス」ってどんなサービス?
「住宅設備・家電修理サービス」は、対象機器が故障した際に、設置・購入から10年以内であれば無料で修理を受けられるサービス(※)です。最大で税込50万円までの修理が自己負担なしで受けられ、急なトラブルにも安心してご利用いただけます。
サービスは、何台でも何度でもご利用いただけます。例えば、エアコンが3台あるご家庭では、条件を満たしていれば、どのエアコンが故障したときにもサービスの対象になります。
さらに、「買ったお店がわからない」という場合でも、国内で修理できるメーカーの機器・製品であれば、サービスの対象となります。
※家電購入日は、原則としてメーカー保証書に記載の購入日とします。ただし、メーカー保証書がない、またはメーカー保証書に購入日の記載が無い場合は、新品購入時の領収書等の日付を購入日とします。新品購入時の資料が無く購入日が特定できない場合や中古品購入の場合は、製品の製造日を購入日とします。
- 中古品または保証書がない場合は、設置・購入からではなく製造から10年以内の機器・製品が対象です。
- 最大で税込50万円までの出張費・部品代・作業費(工事代)が無料となります。
選ばれる理由は対象期間の長さ!
東京電力エナジーパートナーの「住宅設備・家電修理サービス」が選ばれる一番の理由は、対象期間の長さです。機器が故障した際、設置・購入から10年以内であれば、無料で修理を受けられます。
以下のグラフは、「住宅設備・家電修理サービス」の加入者を対象とした主な加入理由に関するアンケート調査の結果です。アンケートでも、加入理由として最も多くの支持を集めたのは「設置・購入から10年以内の対象機器は無料修理できるから」という理由でした。
「住宅設備・家電修理サービス」の新規加入者を対象とする8回のアンケート(2022年10月~2023年6月)の結果を合算して作成(有効回答数:1,506)。
住宅設備・家電修理サービスの特徴
住宅設備・家電修理サービスの特徴は以下の4点です。
設置・購入から10年以内の機器が修理対象
「住宅設備・家電修理サービス」は、設置・購入から10年以内の対象機器が故障した際に無料で修理を受けられるサービスです。
住宅設備や家電の買い替えを検討している方、転居の予定がある方は、万が一に備えて加入しておくと安心です。
1回につき最大で税込50万円まで自己負担なし
住宅設備や家電の修理は、数万~数十万円かかることも珍しくありません。決して安い金額ではないため、経済的な負担が心配という方も多いでしょう。
その点、東京電力エナジーパートナーの住宅設備・家電修理サービスは、1回につき最大で税込50万円までなら自己負担0円で修理が受けられます。代金には、修理作業に伴う出張費や部品代、工事費などが含まれます。
例えば、エコキュートを修理したケースで、本来20万円かかる修理が無料になったという事例もあります。「住宅設備・家電修理サービス」に加入すれば、対象となる住宅設備や家電が故障した際に発生する、想定外の支出に備えられます。
何台でも何回でも修理OK
東京電力エナジーパートナーの「住宅設備・家電修理サービス」は、何台でも何回でも修理OKです。
また、同じ機器が再度故障した場合でも、繰り返しサービスをご利用いただけます。
購入場所の指定なし
住宅設備や家電製品の修理は、購入した店舗に依頼するのが一般的ですが、購入場所を忘れてしまったり、引越しなどで購入した店舗への依頼が難しかったりするケースもあるでしょう。
東京電力エナジーパートナーの「住宅設備・家電修理サービス」なら、購入場所の指定なしで修理が受けられます。国内で修理できるメーカーの機器・製品であれば、どの店舗で買ったものでも対応可能です。
修理は、メーカーが指定する修理会社が実施するため、安心してご依頼いただけます。
住宅設備・家電修理サービスの対象製品・部品
ここからは、「住宅設備・家電修理サービス」の対象となる製品・部品を解説していきます。
なお、業務用の機器・製品はすべてサービスの対象外ですので、ご注意ください。また、サービス対象の製品・部品であっても、適用条件に合わない場合には、修理対象にならないケースもあります。
修理対象外となるケース
- 災害
- 外的要因
- 取り扱いの誤り(水漏れ・破損等)
- 施工起因
- 経年劣化
修理対象・修理対象外の適用条件について、詳しくは「▶重要事項のご説明[PDF]」もご確認ください。
住宅設備①:給湯器
エコキュート、電気温水器やガス給湯器、ハイブリット給湯器などが、修理対象です。ただし、エコキュート・電気温水器・ハイブリット給湯器は貯湯タンク・ヒートポンプユニットのみ、ガス給湯器は本体のみが対象となります。台所・浴室のリモコンも修理対象です。
また、セントラル給湯システムやエネファーム(※1)、エコウィル(※2)、瞬間湯沸器などは含まれません。
※1:「エネファーム」は、東京瓦斯株式会社・大阪ガス株式会社・ENEOS株式会社の登録商標です。
※2:「エコウィル」は、大阪ガス株式会社の登録商標です。
住宅設備②:調理機器
IHクッキングヒーターや電気コンロ、ガスコンロといった調理機器が、修理対象となります。
ただし、一口の据置タイプや卓上コンロ(カセットコンロ)については、すべての型式が対象外です。
家電①:エアコン
壁掛け型もしくは床置き型の家庭用エアコンが、修理対象となります。
天井・壁に埋め込むタイプや天井から吊り下げるタイプのエアコン、24時間換気空調システムなどの設備は含まれません。また、空気清浄機も対象外です。
家電②:洗濯機
全自動洗濯機や二槽式洗濯機、洗濯乾燥機を含む家庭用洗濯機が、修理対象となります。
衣類乾燥機など乾燥機能のみの家電は、サービスの範囲に含まれません。
家電③:冷蔵庫
家庭用冷凍冷蔵庫が、修理対象となります。
ただし、容量が200リットル未満の冷蔵庫は対象外となるため、コンパクトサイズの冷蔵庫を使用している方はご注意ください。
- 中古品または保証書がない場合は、設置・購入からではなく製造から10年以内の機器・製品が対象です。
- 最大で税込50万円までの出張費・部品代・作業費(工事代)が無料となります。
住宅設備・家電修理サービスの選べる3つのプラン
東京電力エナジーパートナーの住宅設備・家電修理サービスでは、次の3つのプランが選べます。
※各プランの月額料金は、2025年5月9日現在のものです。
住宅設備修理サービス
「住宅設備修理サービス」は月額300円(非課税)のプランで、給湯器(エコキュート・電気温水器・ガス給湯器)や調理機器(IHクッキングヒーター・電気コンロ・ガスコンロ)の故障時に、条件を満たしていれば無料で修理を受けられます。
これらの機器は暮らしに直結するため、いざというときにサポートを受けられると安心です。
なお、東京電力エナジーパートナーの対象の電気料金プランに加入していれば、「住宅設備修理サービス」は無料で付帯されています。対象の電気料金プランは以下のとおりです。
- スマートライフS/L
- スマートライフプラン
- くらし上手S/L/X
家電修理サービス
「家電修理サービス」は月額450円(非課税)のプランで、エアコン・冷蔵庫・洗濯機の故障時に無料で修理を受けられます。
家電の購入時に延長保証をつけるかお悩みの方には、こちらのプランがおすすめです。
住設・家電修理サービス
「住設・家電修理サービス」は月額680円(非課税)のプランで、以下の住宅設備や家電すべてが修理対象に含まれます。
「住宅設備修理サービス」「家電修理サービス」の対象機器すべてが含まれており、ご家庭の住宅設備・家電に対して全般的に保証を付けたい場合は、このプランがおすすめです。
- 給湯器(エコキュート・電気温水器・ガス給湯器)
- 調理機器(IHクッキングヒーター・電気コンロ・ガスコンロ)
- エアコン
- 冷蔵庫
- 洗濯機
どういうケースが補償対象になるの?事例をご紹介
「住宅設備・家電修理サービス」は、実際にどのようなケースが補償対象になるか気になる方もいるでしょう。ここからは、具体的な事例をご紹介します。
修理事例①:洗濯機の故障
乾燥機付き洗濯機の故障では、生乾きの状態で乾燥が終わってしまうような故障のケースが考えられます。さまざまな原因が考えられますが、ヒートポンプや乾燥(温風)ユニットの故障が原因の場合には交換などを行います。
洗濯時に異音がする場合はギヤードモータやスライドバンの交換、液晶画面の表示がおかしいときはダイレクトドライブモニター操作基板の交換といった修理を行います。
修理事例②:エアコンの故障
エアコンの故障では、電源を入れても部屋が冷えない、あるいは暖かくならないなどの症状が考えられます。例えば、熱交換器や圧縮機の故障など、比較的高額修理になってしまうケースが多い部位も補償対象範囲となります。
また、室内機の吹出口が動かない場合のルーバーモーターの交換、フィルター自動掃除機能が動かない場合のオートクリーナーユニットの交換といった修理も、補償対象範囲です。
ご家庭によっては、各部屋に設置しているエアコンごとに購入店やメーカーが異なるケースも多いでしょう。その場合も、設置日・購入日から10年以内であれば、補償対象になります。
なお、購入日が不明の場合や中古購入の場合、保証書を紛失している場合は、製造日から10年以内が修理の対象になります。
修理事例③:給湯器の故障
給湯器の故障では、急にお湯が出なくなるほか、温度が安定しない、お湯張りができない、異常音が出るなど、さまざまな症状が発生します。
このようなケースでは、エコキュートであればヒートポンプユニットを交換します。ヒートポンプユニットの修理は、比較的高額となる傾向がありますが、これも補償対象範囲となります。他にも基板、サーミスタ、ポンプなど、内部構成部品の故障も補償対象範囲です。
また、ガス給湯器では基板、熱交換器、ファンモーター、混合弁、バーナー、水量サーボ、ポンプ、フレームロッドなどの内部構成部品の故障が補償対象範囲となります。
これらは一般的に、数万円程度かかる場合の多い工事ですが、本サービスでは、税込み50万円までの費用(※)が無料補償の対象となり、自己負担金0円での修理が可能です。
※費用には、修理作業に伴う出張費や部品代、工事費などが含まれます。
住宅設備・家電修理サービスご利用時の修理の流れ
ここからは、住宅設備・家電修理サービスご利用時の修理の流れについて解説します。
ご利用開始はお申込みの翌々月1日以降
サービスをご利用できるのは、お申込みの翌々月1日午前0時からです。例えば、7月15日にお申込みをした場合、9月1日0時から補償期間が始まります。
ご契約の継続に関しては、補償対象期間が満了となる前に東京電力エナジーパートナーおよび取扱代理店から案内があるため、その内容に沿ってお手続きを進めてください。
ご解約される場合は、解約希望月の15日までに東京電力エナジーパートナーの「▶くらしTEPCO web」の「マイページ」からお手続き可能です。もし、15日を過ぎてからお手続きをされた場合は、翌月末での解約となります(詳しくは、くらしTEPCO webの「▶サポートページ」をご参考ください)。
トラブルが発生したら住宅設備修理サービス受付専用窓口に連絡
住宅設備や家電にトラブルが発生した場合は、住宅設備修理サービス受付専用窓口「▶TEPCOホッとライン」までご連絡ください。トラブルの状況についてお伝えいただいた後、担当者からサービス内容についてご説明し、業者の選定や日程調整をさせていただきます。
その後、東京電力グループもしくは提携企業からお客さま宛に電話があり、訪問日時をお伝えします。コールセンターへのご連絡は24時間365日いつでも可能ですが、訪問修理は修理会社の営業時間内でのご対応となります。
修理
訪問当日は、サービス担当者がご自宅にお伺いし、当該機器の修理を行います。修理費や部品代は、出張費も含めて税込50万円まで無料です。
ただし、機器の故障状況を確認した結果、サービスの対象範囲に含まれない原因による故障もしくは対象外の部品の故障と判断した場合は、有償となるケースがあります。例えば、以下の場合はサービス対象外となります。
- 落雷による基板のショート
- 錆によって発生した水漏れ
- ヘアピン等が機器内部に詰まったことが原因の異常音
- 埃の詰まりが原因で、清掃のみで作業完了したケース
- 給湯器本体に異常はなく、接続する外部配管の水漏れだったケース
もし、有償での修理となった場合は、その場で修理のキャンセルも可能です。ただし、その場合でも、出張費のみ利用者負担とさせていただきますので、ご注意ください。
各条件について、詳しくは「▶重要事項説明書[PDF]」もご確認ください。
修理完了
すべての作業が終わり、当該機器が問題なく使えることが確認できれば修理完了です。なお、作業内容や状況によっては完了までに時間がかかるケースがありますので、あらかじめご了承ください。
- 中古品または保証書がない場合は、設置・購入からではなく製造から10年以内の機器・製品が対象です。
- 最大で税込50万円までの出張費・部品代・作業費(工事代)が無料となります。
まとめ
東京電力エナジーパートナーが提供する「住宅設備・家電修理サービス」は、設置・購入から10年以内の対象機器・製品が故障した際の無料修理に対応可能です。
1回あたり最大税込50万円までは自己負担0円で修理が受けられることや、何台でも何度でもご利用できることなど、多くのメリットがあります。
提供しているプランは全3種類です。ご家庭の状況に合わせたプランへの加入を、この機会に検討してみてはいかがでしょうか。
この記事の情報は公開日時点の情報です
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