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省エネ・節電

換気扇は24時間つけっぱなしが正解?電気代は?デメリットはある?

キッチンやお風呂、トイレなどで空気の入れ替えに役立つ換気扇。湿気やカビ予防のために、普段からできるだけ長くつけておきたいという方も多いかと思います。しかし、「換気扇はつけっぱなしにしても大丈夫?」「危険性や電気代が気になる」という疑問を持つ方もいるのではないでしょうか。

そこで今回は、換気扇をつけっぱなしにすることで得られるメリットや電気代、掃除の方法について解説します。換気扇に関するよくある質問にも回答しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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くらひろ編集部
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換気扇は「24時間つけっぱなし」がおすすめ

換気扇は、24時間つけっぱなしにすることが推奨されています。継続的に室内の空気を入れ替えることで、カビや湿気、嫌なニオイを防ぎ、室内の空気を清潔に保てます。電気代もそれほど高くはならないため、積極的につけっぱなしにしておくのがおすすめです。

ここからは、換気扇をつけっぱなしにすることのメリットを解説します。

カビ・湿気対策になる

換気扇を24時間稼働させることで、室内の湿気を継続的に排出できます。トイレ・浴室・キッチンなど湿気がこもりやすい場所では、カビの発生を効果的に抑制できます。

また、換気不足による結露やカビの増殖を防ぐことで、壁紙や木材などの建材へのダメージが軽減され、住宅の長寿命化にもつながります。

消臭効果がある

換気扇をつけっぱなしにすることで、ニオイが室内にこもりにくくなり、空気を清潔な状態に保ちやすくなります。とくに、窓のないトイレでは、換気扇が唯一の空気の出入口となるため、常時稼働させておくことが重要です。

換気扇をつけっぱなしにすることで、消臭効果が継続し、消臭剤に頼らなくても快適な空気環境を維持できます。

花粉・ハウスダスト対策になる

換気扇をつけっぱなしにすることで、空気中の花粉やハウスダストが室内に蓄積しにくくなり、清潔な空気環境を維持できます。窓を長時間開けにくい花粉の季節でも、換気扇によって継続的に換気できるため、アレルギー症状を抑えやすくなります。

【場所別】換気扇つけっぱなしの電気代は意外と安い

換気扇の電気代は、24時間つけっぱなしにした場合でも、それほどかかりません。以下で、場所ごとの電気代の目安を確認しましょう。

なお、電気料金単価は2026年5月時点での目安単価、31円/kWh(税込)を基準として計算します[1]

お風呂の換気扇:1日約14円

お風呂の換気扇の「24時間連続換気モード」での消費電力は19W程度です(※)。そのため、24時間連続換気モードで換気扇をつけっぱなしにする場合、24時間での電気代の目安は約14円となります。

期間 電気代の目安
1日あたり 約14円
1か月あたり 約420円
1年あたり 約5,100円

お風呂はとくに湿気がこもりやすいため、換気扇をつけっぱなしにしておくことがおすすめです。お風呂の換気扇は1日約14円と低コストで、つけっぱなしにしても家計への影響は小さいといえます。

※:パナソニック「家庭用バス換気乾燥機 FY-13UG5V」の「24時間連続換気」運転での消費電力(静圧0Pa時、電源周波数50Hzの場合)。

トイレの換気扇:1日約2円

トイレの換気扇は、お風呂やキッチンの換気扇と比べて小型の「パイプファン」を使用していることが多いため、消費電力も2.1W程度と低めです(※)。そのため、トイレに設置されている換気扇の電気代の目安は、24時間つけっぱなしにした場合でも約2円で、非常に安いです。

期間 電気代の目安
1日あたり 約2円
1か月あたり 約50円
1年あたり 約580円

トイレは嫌な臭いがこもりやすいため、換気扇をつけっぱなしにしておくのがおすすめです。

※:パナソニック「パイプファン FY-08PDE9D」の消費電力(静圧0Pa時、電源周波数50Hzの場合)。

キッチンの換気扇:1日約37円

料理の際の湯気や臭いを残さないため、キッチンではトイレやお風呂よりも大型で強力な「レンジフード」タイプの換気扇が多く使用されています。そのため、消費電力は風量を「弱」にしても49W程度と高めです(※1)。

ただし、キッチンの換気扇は主に料理中や料理後に使用することが想定されているため、24時間つけっぱなしにするケースは稀です。実際には、電気代も上記ほどかからない場合が多いでしょう。

ちなみに、24時間つけっぱなしにすることを想定して、レンジフードの機種によっては「常時運転」のモードが搭載されていることもあります。消費電力は16.5W程度(※2)のため、24時間つけっぱなしにしても電気代は目安として12円程度に収まります。

レンジフードの常時運転モードにおける電気代の目安は以下のとおりです。

期間 電気代の目安
1日あたり 約12円
1か月あたり 約370円
1年あたり 約4,500円

※1:パナソニック「家庭用スマートスクエアフード FY-6HGC5」で「弱」で運転したときの消費電力(静圧0Pa時、電源周波数50Hzの場合)。
※2:同機種で「常時」モードで運転した場合の消費電力(静圧0Pa時、電源周波数50Hzの場合)。

換気扇をつけっぱなしにするなら定期的な掃除が必須

換気扇をつけっぱなしにすると、ホコリや油汚れが蓄積しやすくなります。汚れの蓄積は換気効率の低下や、電気代の上昇、故障の原因にもなりかねません。つけっぱなしにするなら、定期的な掃除が不可欠です。

ここでは、場所別の換気扇の掃除頻度と、掃除方法について解説します。

場所別・掃除頻度の目安

場所ごとに汚れ方が異なるため、以下の頻度を目安にして掃除のスケジュールを立てましょう。

場所 推奨掃除頻度
キッチン 3か月に1回(使用頻度が高い場合は月1回)
浴室(フィルター) 1か月に1回
トイレ 年1〜2回

とくに、キッチンの換気扇は油汚れがつきやすい場所なので、使用頻度が高い場合は、月に1回の掃除を心がけましょう。

簡単!換気扇の掃除方法

換気扇のフィルターは自宅にあるもので簡単に掃除できます。以下の掃除用具と手順を確認して、掃除をしてみてください。

換気扇のフィルター掃除に必要なものリスト

【換気フィルター掃除】必要なものリスト

  • ゴム手袋
  • 新聞紙、または不要なタオル
  • スポンジ、または使わなくなった歯ブラシ
  • 中性洗剤
  • アルカリ性洗剤
  • ゴミ袋2枚、またはフィルターが浸かる程度のバケツ(頑固な汚れ用)

※:フィルターを外すときは、新聞紙や不要なタオルを敷いて床やコンロにホコリが落ちるのを防ぎましょう。

【掃除手順】

  1. ゴム手袋をはめる
  2. 換気扇フィルターが入る大きさのゴミ袋(2枚重ねる)、またはバケツにお湯(40~50℃)を張る
  3. 軽い汚れの場合は中性洗剤、頑固な汚れの場合はアルカリ性洗剤を溶かす
  4. フィルターを入れ、お湯の温度が下がらないように袋の口をしばる。または、バケツにフタや新聞紙を置く
  5. 30分程度そのまま置いておく
  6. 残っている汚れをスポンジや古くなった歯ブラシで落とす
  7. 水で十分に洗い流してから乾かす

なお、「長期間換気扇の掃除をしていないので、徹底的に掃除をしたい」「掃除をする時間がなかなか取れない」という方には、専門業者による換気扇クリーニングがおすすめです。専門業者に依頼すれば、自分では掃除が難しい場所まできれいにしてもらえます。

「24時間換気システム」もつけっぱなしを推奨

通常の換気扇と混同されやすい「24時間換気システム」も、つけっぱなしが推奨されています。2つの違いを把握したうえで、正しく使いこなしましょう。

「24時間換気システム」の換気扇とは?

換気扇と24時間換気システムは、役割が異なります。以下で確認しておきましょう。

種類 役割 特徴
換気扇 特定の場所の空気を換気する 浴室・トイレ・キッチンなど場所ごとに設置
24時間換気システム 家全体の空気を常に入れ替える 2003年の建築基準法改正以降、住宅への設置が義務化

24時間換気システムは、2003年の建築基準法改正以降、住宅への設置が義務化されており、24時間つけっぱなしで使用することが推奨されています。

停止すると、シックハウス症候群の原因となるホルムアルデヒドの室内濃度が下がりづらくなるため、24時間換気システムは原則として止めないようにしましょう[2]

冬場にどうしても寒いときの対処法

冬場は換気扇から冷気が入り込み、寒さを感じるケースがあります。しかし、24時間換気システムを停止するのは避けましょう。寒さへの対処法としては、以下の方法が効果的です。

  • 換気量を減らす「冬季モード」が搭載されている場合、それを設定する
  • 暖房や加湿器を併用して室温を維持する
  • エアコン使用時は、換気を弱運転にすると冷気の流入を抑えやすい

寒い冬でも24時間換気システムを止めず、暖房との併用で快適な室温を維持しましょう。

換気扇に関するよくある質問

換気扇のつけっぱなしに関して、よくある疑問をまとめました。

外の音が気になる場合は?

外の音が気になる場合は、給気口の開閉を調整したり防音タイプに交換したりすることで対策できます。また、静音設計の換気扇へ交換することで、モーター音や振動音を軽減しやすくなります。

なお、換気扇本体の音が気になる場合も、静音モデルへの交換を検討しましょう。音の問題は給気口の調整や静音タイプへの交換で多くの場合改善できます。

レンジフードの画像

換気扇はつけっぱなしだと寿命が短くなる?

近年の換気扇は24時間稼働を想定して設計されており、つけっぱなしにしても故障しにくい構造になっています。ただし、長時間連続稼働により部品の摩耗や劣化は少しずつ進みます。

通常10〜15年の寿命とされている換気扇ですが、つけっぱなしにすることで2〜3年程度短くなる可能性も考えられます。定期的な掃除とメンテナンスで、できるだけ長く使い続けましょう。定期的なメンテナンスを行えば、つけっぱなしでも換気扇を長持ちさせることができます。

寒いときは24時間換気を消しても良い?

寒さが気になる場合でも、24時間換気システムは基本的に停止しない方がよいとされています。24時間換気システムを止めると、シックハウス症候群の原因になるホルムアルデヒドの室内濃度が上がり、頭痛や吐き気などの体調不良につながる可能性があります[2]

寒さ対策としては、換気システムに「冬季モード」が搭載されている場合はそちらに設定変更しましょう。また、暖房や加湿器の活用、給気口への断熱カバーの設置なども効果的です。さらに、エアコン使用時は換気を「弱運転」に切り替えることで、冷気の流入を最小限に抑えることができます。

まとめ

換気扇をつけっぱなしにしても故障のリスクは少なく、電気代もそれほど高くはなりません。むしろ、メリットも多いため、換気扇はつけっぱなしにしておくのがおすすめです。

また、換気扇をつけずにおくと、湿気により家に傷みが生じやすくなり、莫大な修繕費用がかかるおそれがあります。換気扇で湿気対策を行い、家の寿命を延ばしましょう。

どうしても換気扇のつけっぱなしによる電気代が気になるときは、定期的な掃除や窓・ドアを適切に開け閉めすることなどで換気効率を上げると、電気代の節約につながります。

  1. 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会
    よくある質問 Q&A
  2. 国土交通省
    シックハウス対策について知っておこう。[PDF]

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