梅雨の湿気対策おすすめ9選!湿度を下げる対処方法・予防方法を解説
梅雨の時期を迎えると、部屋の湿度が高まり空気がジメジメとしてしまいます。「部屋の湿度を下げる方法は?」「身近にあるもので湿気対策できる?」などと疑問を持つ方は多いのではないでしょうか。
部屋に湿気が溜まると、ジメジメとした不快感だけでなく、カビや体調不良などの問題の原因にもなり得ます。この時期に室内で快適に過ごすには、適切な湿気対策が重要です。
そこで今回は、具体的な湿気対策の方法を「湿度を下げる方法」と「湿度を上げない方法」に分類して紹介します。湿度が高くなる理由や湿度が高いと発生する問題についても解説しますので、部屋の湿気に悩んでいる方はぜひ最後までお読みください。
目次
【前提知識】湿度が高まる理由と湿気が溜まる場所の特徴
部屋で快適に過ごせる適切な湿度は「40〜60%」とされています[1]。また、湿度が60%より高くなるとカビが発生するリスクが高まるともいわれています。しかし、梅雨の時期を迎えると、これよりも湿度が高くなることもしばしばあるでしょう。
ここでは、梅雨に湿度が高まる理由と湿気が溜まる場所の特徴を解説します。これらの条件に当てはまる場合には、後述する「▼【対処方法】湿度を下げるための湿気対策6選」や「▼【予防方法】湿度を上げないための湿気対策3選」を参考に、湿気対策をすることをおすすめします。
梅雨に湿度が高まる理由:空気中の水分量が多くなるため
梅雨の時期は、温かく湿った空気が日本付近に停滞します。すると、雨の日が続き、外気に含まれる水蒸気量が増えていきます。その空気が窓や隙間から室内に入り込むことで、部屋の湿度は高まりやすくなります。
また、梅雨は雨の日が多いため、洗濯物を部屋干しする機会も増える傾向にあります。すると、濡れた衣類から蒸発した水分が部屋の空気に放出され、部屋の湿度はさらに高まってしまいます。
なお、空気には温度が高いほど水分を多く含むことができる性質があります。梅雨の時期は気温が上昇し、空気中に水分が多く含まれるようになります。これもまた、梅雨のジメジメとした不快感の原因になります。

湿度が溜まる場所の特徴:水気が多い場所、風通しや日当たりが悪い場所
湿度が溜まりやすい場所は、水分が発生しやすいことに加え、空気が動きにくく乾きにくい環境です。たとえば、キッチンや水回りでは日常的に水蒸気が発生しますが、さらに風通しや日当たりが悪いと湿気が逃げにくくなり、その場に滞留しやすくなります。
以下は、室内で湿度が溜まりやすい場所の例です。梅雨の時期には湿気対策を行い、適切な湿度を維持できるように心がけると良いでしょう。
- 浴室・脱衣所
- ランドリースペース(部屋干しスペース)
- キッチン(流し台周辺)
- クローゼットや押し入れ
- 窓際
- 部屋の隅や家具の裏
【対処方法】湿度を下げるための湿気対策6選
部屋の湿度対策は、「窓を開けて換気」「エアコンの除湿機能や除湿器を活用」「サーキュレーターで部屋の空気を動かす」の3つが基本です。その他、除湿剤を設置したり、湿気が溜まる原因を取り除いたりすることも有効です。
ここでは、今日から実践しやすい6つの方法を具体的に解説します。自宅の間取りや生活リズムに合うものから試してみてください。
窓を開けて換気する
部屋の湿気を減らす基本は、窓を開けて換気することです。湿った空気は室内にとどまりやすく、放置するとニオイやカビの原因になります。そのため、換気をして部屋の空気を入れ替え、室内の湿気を追い出すことが重要です。
換気で大切なのは、季節や天気を問わず、室内に空気の流れを作ることです。雨の日も、窓やドアを少しだけ開けるなどして空気を動かすことで換気できます。
換気する際は、以下のように「空気の出入り口」「時間」「間隔」の3点を意識すると効果的でしょう。
| 空気の出入り口 | 2か所以上の窓やドアを開ける |
|---|---|
| 換気の時間 | 5~10分程度 |
| 換気の間隔 | 1~2時間おき |
エアコンの除湿機能や除湿機を使う
室内の湿度を効率的に下げるには、エアコンの除湿機能や除湿機の活用がおすすめです。機械の力を借りることで、天候に左右されずに室内の水分を強力に除去できます。とくに、雨で外気の湿度が高く、窓を開けて換気しても効果が得づらい日に重宝します。
リビングや寝室などの長時間滞在する部屋は、エアコンの除湿機能で室温と湿度をまとめて調整すると快適です。一方、洗面所や部屋干しスペースなどの部屋は、除湿機で湿気をピンポイントに除去すると効率的です。
なお、換気の際は窓を開けるのが基本ですが、エアコンや除湿機を使う際には効果が薄れてしまいます。使用時は窓を閉めましょう。
サーキュレーターで部屋の空気を動かす
部屋の湿気対策には、サーキュレーターを使って部屋の空気を循環させることも有効です。空気を強制的に動かすことで、部屋の隅や家具の裏側に湿気が溜まるのを防ぐことができます。
サーキュレーターは、換気の効率化にも有効です。サーキュレーターを窓の近くに設置し、外に向かって送風すると室内の湿った空気を効率よく排出できます。また、クローゼットに向けて風を送り、内部の空気を定期的に動かすのも湿気対策には効果的です。
サーキュレーターとエアコンを併用すれば、除湿された冷気を部屋全体に行き渡らせることができ、蒸し暑い日も快適に過ごせます。サーキュレーターは、さまざまな使い方で部屋の温度・湿度調整に役立ちます。
除湿剤を設置する
クローゼットや靴箱などの狭い空間には、除湿剤を設置するのが効果的です。除湿剤は、空気が滞りやすく湿気が溜まりがちな閉ざされた空間でも、水分をピンポイントで吸収してくれます。
湿気は部屋の下側に溜まる性質があるため、除湿剤は床面や棚の最下段に置くと効果がより高まります。クローゼットにはハンガータイプを吊るしておくと、大切な衣類をカビから守ることができます。
除湿剤には、湿気を吸い取る木炭タイプや水を溜めるタンクタイプ、隙間に置けるシートタイプなどさまざまな種類があるため、用途に合わせて使い分けてください。また、水分を吸い切ったものは放置せず、定期的に新しいものと交換することも忘れずに行いましょう。
カーペット・ラグや布製品を片付ける
カーペットやラグ、インテリアなど室内の布製品を減らすことも湿気対策になります。多くの布製品は空気中の水分を吸い込む性質を持っています。そのため、湿気を吸った布製品を放置していると、部屋全体の湿度を上げる原因につながってしまいます。
夏場は厚手のカーペットやラグを片付け、フローリングの面積を広くすると良いでしょう。湿度対策になるだけでなく、見た目にも夏らしくすっきりします。また、ソファやクッションなどに布製のカバーを掛けている場合は、麻やポリエステルなどの乾きやすい素材を選ぶと良いでしょう。
定期的な天日干しや、布団乾燥機等で乾燥させることも湿気対策には有効です。湿気を吸い込む布製品の量を最小限に抑えることで、湿気がこもりにくい環境を整えられます。
結露対策をする
部屋の湿度を抑えるためには、窓ガラスなどに発生する結露への対策も欠かせません。結露によって生じた水滴を放置すると、それが再蒸発して室内の湿度を上げてしまいます。
窓ガラスに結露を見つけたら、そのままにせずワイパーや乾いた布ですぐに拭き取ることが大切です。また、窓に結露防止シートを貼ったり、結露吸水テープを取り付けたりする工夫も手間を減らすのに役立ちます。
結露をそのままにすると、窓の周辺にカビが発生する原因にもなるため注意が必要です。朝起きたらまず窓周りをチェックし、水分が残っていない状態を維持する習慣をつけましょう。ある身近なもので工夫して、今日からでも湿気対策に取り組みましょう。

【予防方法】湿度を上げないための湿気対策3選
部屋の快適さを維持するためには、室内の湿気を増やさない工夫も重要になります。湿度が高くなってから対処するよりも、発生源を抑える方が効率的に快適な環境を維持できます。
ここからは、部屋の湿度を上げないために意識したい3つの予防方法を解説します。湿気の原因を根本から断ち、ジメジメしないお部屋づくりを目指しましょう。
洗濯物の室内干しを避ける
部屋の湿度を上げないためには、洗濯物の室内干しをできるだけ避けることが大切です。洗濯物に含まれる大量の水分が室内に蒸発することで、部屋の湿度を急激に上昇させてしまうためです。
洗濯物は可能な限り天気の良い日に外で干すか、乾燥機を利用することをおすすめします。どうしても室内で干したい場合は、換気扇が使える浴室に干すと、リビングや寝室などの居室に湿気が広がりにくくなります。
リビングなどの居室で干さざるを得ないときは、除湿機やサーキュレーターを使用してください。洗濯物を部屋に干すと、わずか数時間で室内の湿度が10%以上も上昇することがあります。室内干しの回数を減らすことで、部屋の過度な湿度上昇をしっかりと防げます。
お風呂やキッチンの湿気はすぐに排出する
お風呂上がりや料理の後は、家の中で最も大量の水蒸気が発生するタイミングといわれています。そのため、お風呂やキッチンで発生する湿気は、発生した直後にその場で屋外へ排出することが重要です。
浴室のドアは閉め、換気扇は24時間回し続けましょう。お風呂の湯船に湯を張っているときは、蓋を閉めることで水蒸気が脱衣所や室内に流れ出すのを防げます。
料理中に発生する湯気も湿気の原因です。キッチンの換気扇は、調理中はもちろん、調理後もしばらくは稼働させておきましょう。
他の部屋に流れ出す前に湿気を排出できれば、住まい全体の湿度が上がるのを防ぐことができます。水回りの湿気は素早く外へ逃がす習慣をつけて、住まい全体の快適性を守りましょう。
家具を壁から少し離す
部屋に湿気を溜め込まないため、家具は壁から少し離して配置してください。家具を壁にぴったり密着させてしまうと、その隙間の空気の流れが止まり、隠れた“湿気溜まり”ができてしまいます。
タンスやソファなどの大型家具は、壁から5cm程度の間隔を空けて設置するのが理想的です。わずかな隙間を作るだけで空気の通り道ができ、壁際の湿度上昇やカビの発生を抑えられます。とくに、外壁に面した壁は室内外の温度差で湿気が発生しやすいため、意識して隙間を空けておきましょう。
また、家具の裏側に風を通して結露の発生を防ぐことは、家具の寿命を延ばす効果も期待できます。家具の配置を工夫して風通しを良くし、部屋全体の湿度を一定に保ちましょう。
湿気が多いと発生する問題
湿度が高いことによって、以下のような問題が発生します。
湿気は目に見えにくいため、知らない間に問題が進行している場合もあります。湿気対策のためにも、どのような問題が発生するのか押さえておきましょう。
カビが発生する
カビは暖かくて湿度の高い、ジメジメした場所を好んで発生します。とくに、梅雨の時期はこの条件が揃いやすく、注意が必要です。
カビが増殖すると、独特のニオイが発生します。住環境を悪化させ、気管支ぜん息やアレルギー性鼻炎などのアレルギー疾患の原因になることもある[1]ため、湿気を抑えてカビの発生や繁殖を防ぐことが大切です。
害虫が増える
高温多湿の環境はダニやムカデといった害虫が活発になる条件が揃っているため、害虫が発生しやすくなります。
ダニが増殖すると、噛まれたりアレルギー反応を起こしたりして体がかゆくなるなどの健康被害[1]も心配です。日ごろ適切に湿度を維持して清潔な環境を保ちましょう。
体調不良につながる
高温多湿の環境下では、発汗による体温調節がうまくいかなかったり、体内に熱がこもりやすくなったりします。その結果、熱中症になる危険性も高まります[2]。
夏場の健康を維持するためにも、気温と湿度の両方に注意を払いましょう。
まとめ
湿度が高くなりやすい季節は、湿気対策が欠かせません。対策を立てないとカビや害虫が増えることにつながり、最終的には身体に悪影響を与えます。
まずは、換気やサーキュレーターなどによって空気の流れを作り、部屋の湿度を下げるところから始めてみましょう。湿気を取るにはエアコンの除湿機能や除湿機、除湿剤の使用が効率的です。
部屋干しを避けたり、浴室は扉を閉めて24時間換気を回したりなど、湿度を上げないための予防も重要です。湿度を下げる方法と、上げない方法の両面から対策して、ジメジメした時期をより快適に暮らしましょう。
- 東京都保健医療局:
健康・快適住居環境の指針 - 厚生労働省:
熱中症予防のための情報・資料サイト
記事編集
- くらひろ編集部
- 東京電力エナジーパートナー株式会社
「東京電力 くらひろ by TEPCO」は、東京電力エナジーパートナーが運営するWebメディアです。でんきやガスのことはもちろん、あなたの毎日に役立つ知識から、くらしを広げるアイデアまで、“知りたい”に答える多彩な記事をお届けします。

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