【40種類】定番のおでん具材ランキング!おすすめ具材もご紹介
おでんは、定番の具材はもちろん、意外な食材とも相性ばっちりです。いつもと違う具材を入れると、家族にも喜んでもらえるかもしれません。
今回の記事では、アンケートに基づいた定番具材の人気ランキングや、カテゴリ別におすすめのおでん具材を40種類紹介します。
目次
【ランキング】定番おでんの具材TOP15
寒くなると、体がポカポカ暖まる「おでん」が食べたくなりますよね。おでんにはさまざまな食材が入っていますが、好きな具材は人それぞれです。
「くらひろ by TEPCO」が独自に行ったアンケート調査で、「おでんの好きな具材」について質問したところ、以下のような結果になりました。おでんの定番具材人気TOP3は、「大根」「玉子」「餅巾着」のようです。

- 調査主体:くらひろ by TEPCO(東京電力エナジーパートナー株式会社)
- 調査期間:2025年10月8日~10月9日
- 有効回答数:400
- ▼1位:大根
- ▼2位:玉子
- ▼3位:餅巾着
- ▼4位:牛すじ
- ▼5位:こんにゃく
- ▼6位:ちくわ
- ▼7位:はんぺん
- ▼8位:じゃがいも
- ▼9位:さつま揚げ
- ▼10位:つくね
- ▼11位:しらたき(糸こんにゃく)
- ▼12位:ごぼう天
- ▼13位:がんもどき
- ▼14位:ちくわぶ
- ▼15位:結び昆布
ここからは、おでんの定番具材それぞれの魅力や特徴を解説します。
1位:大根

おでんの定番といえば、やはり大根です。出汁が染みこんだ大根は、口のなかでとろけるような食感になります。下ゆでをして十文字の切り込みを入れると、苦味が抜けて味が染みこみやすくなります。
2位:玉子

大根と並んで絶大な人気を誇るのが玉子です。出汁が染みた白身と、ほくほくとした黄身の組み合わせは、子どもから大人までみんなが大好きな味です。半熟玉子を使えば、とろりとした黄身が出汁と絡み合い、また違った味わいを楽しめます。
3位:餅巾着

油揚げのなかにお餅が入った餅巾着は、食べ応えのある人気具材です。煮込みすぎると中の餅が溶け出してしまうため、お鍋に入れるタイミングは食べる前にしましょう。
4位:牛すじ

牛すじは、独特の食感と濃厚なうま味が魅力の具材です。牛すじは時間をかけて煮込むことでとろとろの食感になります。圧力鍋を使って調理すると、短時間でやわらかく仕上がります。
5位:こんにゃく

ぷりぷりとした独特の食感が特徴のこんにゃくも、おでんには欠かせません。表面に格子状の切り込みを入れると出汁の味が染みやすくなります。健康志向の方にも人気の具材です。
6位:ちくわ

魚のすり身から作られるちくわは、おでんの定番の練り物です。おでんの出汁を吸ったちくわは、噛むと口の中にジュワッとうま味が広がります。
7位:はんぺん

ふわふわとした食感のはんぺんは、小さな子どもでも食べやすい具材です。長時間煮込むと溶けてしまうことがあるため、お鍋に入れるのは食べる直前にしましょう。
8位:じゃがいも

じゃがいもは、種類によっておでんに入れたときの食感が違います。メークインは煮崩れしにくく、男爵いもはホクホクとした食感が強いのが特徴です。お好みの種類を探してみるのも楽しいですよ。
9位:さつま揚げ

魚のすり身を揚げて作られるさつま揚げは、油分が出汁に溶け込み、おでん全体の味を豊かにします。ごぼうやにんじんなどが入ったものを使えば、彩りも食感も豊かになるでしょう。調理前に熱湯をかけて油抜きをすると、より上品な味わいになります。
10位:つくね

鶏や魚のひき肉を使ったつくねは、おでんに肉のうまみを加えてくれる人気の具材です。軟骨入りのつくねを選べば、コリコリとした食感も楽しめます。
11位:しらたき(糸こんにゃく)

しらたき(糸こんにゃく)は、麺のような見た目とつるつるとした食感が特徴です。出汁がよく絡むので、ほかの具材と一緒に食べるとおいしさが引き立ちます。結んでから出汁に入れると、食べやすくなります。
12位:ごぼう天

ごぼう天は、ごぼうを魚のすり身で包んで揚げた練り物です。ごぼうの香ばしい風味とシャキシャキした食感が、おでんの良いアクセントになります。練り物のなかでもとくに風味豊かで、根強いファンが多い具材です。
13位:がんもどき

がんもどきは、崩した豆腐に野菜などを混ぜて揚げたものです。出汁をたっぷりと吸い込むの特徴で、噛むと口の中いっぱいに出汁が広がります。
14位:ちくわぶ

ちくわぶは、小麦粉を練って作られる具材です。もちもちとした独特の食感で、煮込むことで出汁をよく吸い、うま味を存分に楽しめます。とくに、関東で親しまれている具材です。
15位:結び昆布

結び昆布は、おでんに海の風味と深いうま味を加えてくれる具材です。やわらかく煮込まれた昆布は、独特の食感と磯の香りが楽しめます。
【野菜系】おすすめ具材7選
おでんには、定番の大根やじゃがいも以外にも、相性の良い野菜がたくさんあります。野菜を加えることで、彩りが豊かになるだけでなく、栄養バランスも良くなります。
ここでは、おでんにおすすめな野菜系の具材を一覧にして紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
玉ねぎ

玉ねぎは、煮込むことで甘みがぐっと増し、とろとろの食感になるのが特徴です。玉ねぎから出る甘みが出汁に溶け込み、スープ全体をやさしい味わいに変えてくれます。
にんじん

にんじんは、おでんに彩りと自然な甘みを加えてくれる野菜です。オレンジ色が鮮やかで、食卓が華やかになります。梅の花の形などで型抜きをすると、見た目がかわいらしくなり、お祝いの席などにもぴったりです。
里芋

里芋は、煮込むとねっとりとした独特の食感が楽しめる具材です。出汁がよく染み込み、口に入れると里芋のうま味と出汁の風味が一体となって広がります。
とうもろこし

とうもろこしは、おでんに入れると甘みが引き立ち、子どもに喜ばれる具材です。ぷちぷちとした食感が、おでんのアクセントになります。
ミニトマト

ミニトマトをおでんに入れると、加熱されることで酸味がやわらぎ、甘みが凝縮されます。出汁を吸ったミニトマトは、口に入れると熱々の果汁があふれ出すので、やけどには注意が必要です。
オクラ

オクラはおでんに入れると、彩りがきれいになるだけでなく、ネバネバとした食感が楽しめます。さっと煮るだけで火が通るので、調理の最後に加えるのがおすすめです。
キノコ

しめじやエリンギなどのキノコ類は、うま味成分が豊富なのでおでんの出汁をよりおいしくしてくれます。食物繊維が豊富で低カロリーなのもうれしいポイントです。
【肉系】おすすめ具材7選
定番具材の牛すじやつくね以外にも、おでんに合う肉系の具材はたくさんあります。肉類を加えることで、コクとボリュームがアップし、満足感のある一品になります。
ここでは、おでんを豪華にしてくれる肉系の具材を紹介します。
手羽先

鶏の手羽先は、骨から出るうま味が出汁に溶け出し、おでん全体を濃厚な味わいにしてくれます。コラーゲンが豊富で、じっくり煮込むと身がほろほろとやわらかくなります。
手羽元

手羽元は、手羽先よりも肉厚で食べ応えがある部位です。骨付き肉ならではのうまみが出汁に溶け出し、煮込んでも身がパサつきにくく、ジューシーな食感を保ちます。
ウインナーソーセージ

ウインナーソーセージは、子どもたちにも大人気の具材です。パリッとした皮の食感と、ジューシーな肉のうまみがおでんの出汁とよく合います。
フランクフルト

フランクフルトは、バーベキューの具材として馴染みのある方も多いのではないでしょうか。太くて長いフランクフルトは、ウインナーソーセージよりもさらにボリュームがあるので、おでんの主役級の存在感を放ちます。
焼き鳥(塩)

市販の焼き鳥(塩)をおでんに入れる、少し変わったアイデアです。すでに火が通っていて味もついているので、調理の手間が省けます。さっぱりとした塩味は、からしや味噌などの調味料とも相性ばっちりです。
ハンバーグ

子どもが大好きなハンバーグも、実はおでんによく合う具材です。煮込みハンバーグのような感覚で、和風の出汁で煮込むと新しいおいしさが発見できます。
ベーコン

おでんにベーコンを入れると、燻製の香りと塩気が、おでんの出汁に深いコクと風味を加えます。
【魚介系】おすすめ具材4選
おでんには、練り物だけでなく、海産物をそのまま入れてもおいしく味わえます。ここでは、おでんにおすすめの魚介系具材を一覧で紹介します。
ホタテ

おでんにホタテを入れると、ホタテに含まれたうま味成分がおでんの出汁を格段においしくします。煮込みすぎると身が固くなってしまうため、火を通しすぎないのがポイントです。
イカ

イカは柔らかく、弾力がありながらも、噛むと歯切れが良いのが特徴です。イカは煮込むことでやわらかくなり、出汁の味がよく染みます。
タコ

タコは、煮込むとやわらかくなり、噛むほどうま味が広がる具材です。コリコリした食感が、おでんのアクセントになります。
コロ

コロは、クジラの皮の脂肪部分を揚げたもので、とくに関西で親しまれている具材です。コロから出る油分が、おでんの出汁に深いコクを与えます。
【その他】おすすめ具材10選
普段食卓に並ぶ食材や、少し変わった組み合わせを試すことで、おでんの新しい扉が開くかもしれません。
ここでは、変わり種のおでん具材を紹介します。
豆腐

おでんの出汁で煮込んだ豆腐は、シンプルながらも奥深い味わいです。やわらかい食感と、大豆のやさしい甘みが味わえます。煮崩れしにくい木綿豆腐がおすすめです。
かまぼこ

かまぼこは、おでんに入れてもおいしくいただけます。煮込みすぎると食感が損なわれるため、仕上げに加えて温める程度が良いでしょう。
なると

ラーメンのトッピングとして馴染みのあるなるとも、おでんの具材になります。白地にピンクの渦巻き模様が、食卓を楽しく演出します。
だし巻き玉子

だし巻き玉子をおでんに入れると、普通のゆで玉子とはまた違ったおいしさが味わえます。ふわふわの食感が特徴で、かむと出汁があふれ出します。
シュウマイ

点心の定番であるシュウマイも、変わり種としておでんにおすすめの具材です。肉のうま味が詰まったシュウマイが出汁を吸い、和風の味わいに変化します。
餃子

シュウマイと同様に、餃子もおでんにおすすめの具材です。水餃子のような、もちもちとした食感を楽しめます。
たこ焼き

たこ焼きをおでんに入れると、「明石焼き」のような味わいになります。明石焼きは兵庫県明石市の郷土料理で、卵を多く使った柔らかい生地にタコを入れだし汁につけて食べるのが特徴です。
チーズ

カマンベールチーズやプロセスチーズなどをおでんに入れると、とろりと溶けてほかの具材に絡み、出汁の塩気とチーズのコクが絶妙にマッチします。
ロールキャベツ

ロールキャベツはコンソメで煮込むのが一般的ですが、和風の出汁で煮込んでも絶品です。出汁をたっぷり吸ったキャベツは、とろけるようにやわらかくなります。
うずらの卵

小さなうずらの卵は、見た目がかわいらしく、子どもに人気の具材です。鶏の玉子とは違った、濃厚な黄身の味わいが特徴です。
【地域別】おでんと出汁の特徴
一口におでんといっても、地域によって特徴があります。出汁の味付けや使われる具材、食べ方まで、それぞれの土地の食文化が色濃く反映されています。
「くらひろ by TEPCO」が独自に実施したアンケートで、「自宅でおでんを作る際の味付け」について400人に調査したところ、「関西風」が46.7%、「関東風」が32.0%という結果となり、7割以上の方が関西風・関東風の味付けをしていることが分かりました。

- 調査主体:くらひろ by TEPCO(東京電力エナジーパートナー株式会社)
- 調査期間:2025年10月8日~10月9日
- 有効回答数:400
人気の関西風、関東風以外にも、地域に根付いたおでんはたくさんあります。ここでは、全国各地のユニークなおでんを紹介します。
- ▼北海道:昆布出汁で味噌だれをかける
- ▼青森:生姜味噌をかけて食べる
- ▼関東:濃い出汁に練り物を入れる
- ▼金沢:昆布出汁に魚介を入れる
- ▼静岡:黒い出汁にだし粉をかける
- ▼名古屋:八丁味噌につけて食べる
- ▼関西:薄い出汁に肉や魚介を入れる
- ▼福岡:鰹と昆布の合わせ出汁に牛すじを入れる
- ▼沖縄:豚足(テビチ)など豚肉を入れる
北海道:昆布出汁で味噌だれをかける
北海道のおでんは、昆布のうまみを活かした出汁が基本です。具材にはホタテや白子といった北の海の幸がふんだんに使われています。「マフラー」と呼ばれる長方形のさつま揚げが入っているのも特徴で、串刺しにした具材に味噌だれをかけて食べるのが一般的です。
青森:生姜味噌をかけて食べる

青森市周辺で食べられているおでんは、すりおろした生姜をたっぷり加えた味噌だれをかけて食べるのが特徴です。生姜味噌は体を温めるためにかけたのがはじまりとされており、寒い青森ならではの工夫といえます。
関東:濃い出汁に練り物を入れる
関東風のおでんは、鰹出汁に濃口しょう油を合わせた、濃い色の出汁が特徴です。具材には、ちくわぶ・はんぺんなどの練り物や焼き豆腐といった食材が使われる傾向があります。
金沢:昆布出汁に魚介を入れる
石川県金沢市のおでんは、昆布や鰹からとった出汁に魚介系の具材を入れて作るのが特徴です。「カニ面(かにめん/かにづら)」と呼ばれる、カニの身やカニ味噌、卵をカニの甲羅に詰めた具材のほか、車麩(くるまふ)も定番の具材です。
静岡:黒い出汁にだし粉をかける

静岡のおでんは、色の濃い出汁が特徴です。すべての具材が串に刺してあり、イワシやサバを骨ごとすりつぶして作る「黒はんぺん」は欠かせません。食べる直前に、だし粉や青のりをのせて食べるのが定番です。
名古屋:八丁味噌につけて食べる

愛知県名古屋市のおでんは、出汁で煮込んだ具材を八丁味噌につけて食べます。八丁味噌とは、愛知県の伝統的な豆味噌のことで、濃厚なコクが特徴です。
関西:薄い出汁に肉や魚介を入れる

関西風のおでんは、薄口しょう油や鰹節、昆布をベースにした、透き通った薄い色の出汁が特徴です。素材の味を活かした、上品な味わいを楽しめます。
福岡:鰹と昆布の合わせ出汁に牛すじを入れる
福岡のおでんは、鰹と昆布の合わせ出しがベースで、牛すじを入れてコクを出しています。具材には餃子巻きや手羽先を入れるのが特徴です。
沖縄:豚足(テビチ)など豚肉を入れる
沖縄のおでんは、豚肉をふんだんに使用しているのが特徴です。とくに、豚足(テビチ)は沖縄おでんには欠かせない具材です。多くの家庭では鰹出汁が使われています。
おでんをおいしく作るコツ
家庭でおでんを作るときは、少しの工夫でぐっとお店の味に近づけられます。下ごしらえや具材を入れる順番を意識するだけで、いつものおでんが格段においしくなりますよ。
ここでは、おでん作りの基本となるポイントを紹介します。
具材に合った下処理をする
おでんをおいしく作るには、それぞれの具材に合った下ごしらえが重要です。少し手間を加えるだけで、味の染みこみかたや食感が大きく変わります。
- 大根:下ゆでするとアクや苦みが取れて味が染み込みやすくなります。さらに、十字に切り込みをいれると、より一層味が染みやすくなります。
- こんにゃく・しらたき:塩もみをしてから下ゆでをすると、特有の臭みが抜けます。こんにゃくは格子状の切込みをいれると味が染み込みやすくなります。
- 練り物(ちくわ、はんぺんなど):熱湯をかけて「油抜き」をおこなうと、余分な油が抜けて出汁の味がぼやけるのを防げます。
味が染みこむのに時間がかかる具材から入れる
おでんは、具材によって最適な煮込み時間が異なります。味が染みこむのに時間がかかるものから順番に鍋に入れていくのが、おいしく作るための鉄則です。
最初に、大根や玉子、牛すじ、こんにゃく、ちくわぶ、結び昆布といった、じっくり煮込みたい具材から入れます。
餅巾着やつみれ、練り物、葉物野菜などは後から入れます。煮崩れしやすいものは食べる直前に入れましょう。
まとめ
おでんの定番具材には大根、玉子、餅巾着などがあります。定番具材に加えて、野菜系・肉系・魚介系など、お好みの具材を入れてみると新しい発見があるかもしれません。
それぞれの具材の特徴や食感を活かすには、出汁の味や下ごしらえがポイントになります。今回紹介した具材や全国各地のおでんを参考に、いつもと違った味や組み合わせに挑戦してみてください。
記事編集
- くらひろ編集部
- 東京電力エナジーパートナー株式会社
「くらひろ by TEPCO」は、東京電力エナジーパートナーが運営するWebメディアです。でんきやガスのことはもちろん、あなたの毎日に役立つ知識から、くらしを広げるアイデアまで、“知りたい”に答える多彩な記事をお届けします。

この記事の情報は公開日時点の情報です
KEYWORD
#人気のキーワード
RECOMMENDED
#この記事を読んだ人におすすめの記事



