
天ぷら具材おすすめ40選!定番と変わり種に分けて紹介
そこで今回は、定番具材から意外な食材まで、天ぷらにぴったりの具材をご紹介します。
目次 [CLOSE]
【野菜】天ぷらの定番具材12選
天ぷらに使われる野菜は多様です。季節感を楽しめる旬の野菜は、栄養価も高く風味も豊かなため、天ぷらにすると格別のおいしさを味わえます。
ここでは、とくに人気の高い野菜の天ぷら具材をご紹介します。
山菜
春の訪れを告げる山菜は、天ぷらにすることでその風味を最大限に引き出せます。ふきのとう、セリ、わらび、こごみなどの山菜は、春の季節に旬を迎え、天ぷらの定番具材として親しまれています。
山菜には食物繊維が豊富に含まれているだけでなく、ビタミンやカリウムなどの栄養素も多く含まれています[1]。
玉ねぎ
日常的に料理によく使われる玉ねぎも、天ぷらにすると甘みが増して格別のおいしさになります。
通常の玉ねぎでもおいしい天ぷらになりますが、とくにおすすめなのは春が旬の新玉ねぎです。新玉ねぎは通常の玉ねぎに比べて甘みが強く、みずみずしさもあるため、天ぷらにするとより一層甘さが引き立ちます。
ししとう
夏の天ぷらの定番といえば、ししとうです。正式名称をシシトウガラシといい、トウガラシの一種ですが、辛さはほとんどなく、さっぱりとした風味が特徴です。ししとうを選ぶ際は、夏に採れる、表面にツヤとハリのあるものを選ぶと新鮮でおいしいものが手に入ります。
ししとうを天ぷらにするときは、中の空気が膨張して破裂するのを防ぐために、揚げる前に必ず軸の近くに小さな切り込みを入れてください。切り込みを入れておくことで、安全に調理できます。
なす
夏に旬を迎える「なす」も、天ぷらにすると絶品です。なすには、体内のミネラルバランスを調整してくれるカリウムが豊富に含まれ、汗をかきやすい夏にぴったりの食材です[2]。一方、スポンジ状で油を多く吸収してしまうため、カロリーが高くなりやすい点には注意しましょう。
なすを天ぷらにするときは、切り込みを入れて扇形にすると、火が均一に通りやすくなり、見た目も華やかに仕上がります。
大葉
天ぷらの具材として欠かせないのが、爽やかな香りが特徴的な大葉です。夏が旬で、紫蘇(しそ)とも呼ばれます。
大葉を天ぷらにすると、サクサクとした軽い食感になり、噛むたびに広がるさわやかな風味が楽しめます。そばやうどんなどの麺類との相性が抜群で、サイドメニューや薬味として加えることで、料理の格を引き上げてくれるでしょう。
大葉の天ぷらをおいしく仕上げるポイントは、しっかりと水気を取ることと、衣を薄めにつけて短時間で揚げることです。この調理法によって、大葉本来の風味を活かしながら、軽やかな食感を楽しめます。
さつまいも
秋になるとスーパーの店頭に並ぶさつまいもは、天ぷらの定番具材として長く愛されています。さつまいもの天ぷらは、自然な甘さとホクホクとした食感が特徴で、子どもから大人まで幅広い層に人気です。
さつまいもは、品種によって味わいや食感が異なるのも魅力の一つです。ホクホク感を楽しみたい場合は、鳴門金時や紅あずまといった品種がおすすめです。
一方、より強い甘味を味わいたい場合は、安納芋が最適です。安納芋は「食べるスイートポテト」とも称される甘さが特徴で、天ぷらにすることでその甘さがさらに引き立ちます。
かぼちゃ
秋から冬にかけて旬を迎えるかぼちゃは、天ぷらにすると自然な甘みが広がり、とくに子どもに人気の具材です。鮮やかなオレンジ色は食卓やお弁当の彩りにもなり、見た目にも楽しい一品に仕上がります。
かぼちゃの中でも天ぷらにおすすめなのが、「坊ちゃんかぼちゃ」という小ぶりな品種です。坊ちゃんかぼちゃは、加熱すると甘味が一層増し、かぼちゃ本来の甘味を味わえます。
れんこん
れんこんは、切り方によって異なる食感を楽しめるのが特徴の食材です。薄く切ればシャキシャキとした歯ごたえになり、厚めに切るとホクホクとした食感になります。
調理のポイントは、れんこんを切った後に酢水につけておくことです。酢水につけると、シャキシャキした食感が長持ちし、変色も抑えられます。
マイタケ
秋の味覚を代表するきのこの一つ、マイタケは天ぷらにすると香りと食感が格別です。マイタケは栄養価が高く、とくにカルシウムの吸収を促進するビタミンDを豊富に含んでいます[3]。
そのため、カルシウムを多く含む小松菜や水菜[4]と一緒に食べることで、カルシウムの吸収効率が高まり、効果的に栄養素を摂ることができます。
シイタケ
シイタケも秋に旬を迎えるきのこで、天ぷらにするとジューシーな食感と濃厚な旨味を楽しめます。食物繊維が豊富でカロリーも低いため[3]、健康や美容を意識する女性に人気の食材です。
シイタケの天ぷらを作るコツは、香りを逃がさないように傘を下向きにして揚げることです。シイタケの香りは「かさ」の下の部分(ひだ)から出ているため、下向きにすることで香りを閉じ込め、より風味豊かな天ぷらに仕上がります。
ごぼう
香ばしい風味と独特の食感が特徴のごぼうも、天ぷらにするとその魅力が倍増します。太めに切ってそばやうどんと一緒に食べたり、ささがきにしてかき揚げにしたりと、調理法によって様々な楽しみ方ができるのが魅力です。
ごぼうには食物繊維が豊富に含まれており[5]、天ぷらにしても、栄養成分が摂取できる点もおすすめのポイントです。
ごぼうを天ぷらにするときは、特有のえぐみを取り除くために切ったごぼうを30秒ほど水にさらすか、熱湯で数秒茹でます。また、ごぼうは変色しやすいため、切ったらすぐに調理するか、酢水につけておくと良いでしょう。
にんじん
一年中手に入るにんじんですが、実は春夏にんじん、秋にんじん、冬にんじんと季節によって種類が異なります。そのため、いつでもその時期に合ったおいしいにんじんの天ぷらを楽しめます。
にんじんの天ぷらは、細切りにしてかき揚げにするのがおすすめです。かき揚げにすることで、にんじん特有のやさしい甘さが引き立ち、子どもでも食べやすい一品になります。色鮮やかなオレンジ色は見た目にも美しく、他の野菜と一緒にかき揚げにすれば、彩り豊かな料理に仕上がります。
【魚介】天ぷらの定番具材5選
野菜だけでなく、魚介類も天ぷらにするとおいしさが引き立ちます。海の香りが広がる魚介の天ぷらは、多くの人に愛されています。
ここでは、人気の高い魚介系天ぷら具材をご紹介します。
えび
えびの天ぷらは、華やかな見た目と豊かな風味で、天ぷら具材の中でもとくに人気のある魚介類です。
桜えびのような小さなえびを使う場合は、かき揚げにするのがおすすめです。かき揚げにすることで、香ばしく、サクサクとした食感が楽しめるだけでなく、えびの旨味が凝縮されて一層おいしくなります。
一方、大きなえびを一尾まるごと天ぷらにする場合は、背中に入っている筋を切っておくことがポイントです。筋を切ると、揚げたときにえびが丸まらず、まっすぐな美しい形に仕上がります。
キス
キスは春から夏にかけて旬を迎える白身魚で、天ぷらにすると淡白な味わいとふんわりとした食感が味わえます天ぷらの衣とも相性が良く、老若男女問わず楽しめる具材です。
鮮度の良いキスは、目が澄んでいて身が締まっています。鮮度の良いキスを天ぷらにすると、風味や食感が格段に上がります。
イカ
コリコリとした歯ごたえが魅力のイカは、天ぷらにすることでその独特の食感を楽しめます。イカは部位によって食感が異なるため、胴体や足など、様々な部位の天ぷらを一度に楽しめるのも魅力です。
イカの天ぷらをおいしく作るコツは、薄皮をしっかりと取り除き、繊維を断つために縦に切ることです。こうすることで、噛み切りやすく仕上がります。
イカは水分が多い食材のため、揚げる前にしっかりと水気を取ることが重要です。油跳ねや、べちゃっとした食感になるのを防ぐために、この工程は省かないようにしましょう。
あなご
あなごの天ぷらは、ふんわりとした食感と上品な味わいが特徴で、老若男女問わず人気の高い具材です。うなぎに比べてさっぱりとした味わいで、天ぷらとの相性も抜群です。
あなごを調理する際の重要なポイントは、調理前に皮に熱湯をかけ、臭みとぬめりを取ることです。この下処理を行うことで、あなご本来のおいしさを引き出した天ぷらに仕上がります。
ちくわ
ちくわは白身魚を原料とした練り物で、天ぷらにすることでカリッとした衣とちくわのもちっとした食感の対比が楽しめます。
ちくわの天ぷらの大きな魅力は、ちくわ自体に既に味が付いているため、味付けが必要ない点です。この手軽さから、お弁当のおかずとしても最適で、冷めてもおいしく食べられます。
また、中が空洞になっているちくわの特性を活かして、空洞に大葉やチーズを詰めて揚げるアレンジも人気です。一手間加えることで、より満足度の高い一品に仕上がります。
【肉】天ぷらの定番具材3選
野菜や魚介だけでなく、実は肉も天ぷらにすることで新たなおいしさを発見できる食材です。一般的に、揚げ物というと唐揚げやフライのイメージが強い肉類ですが、天ぷらの薄い衣で揚げることで、また違った食感と味わいを楽しむことができます。
鶏肉
鶏肉の天ぷらは、から揚げやチキンカツとはまた一味違った食感を楽しめる人気の具材です。天ぷらの軽い衣が鶏肉の旨味を包み込み、ジューシーさを閉じ込めます。
鶏肉は、部位によって味わいが大きく変わるのが特徴です。もも肉を使用すると、脂がのってジューシーな食感の天ぷらに仕上がります。一方、胸肉を使用すると、あっさりとした味わいで、ヘルシーな天ぷらになります。
鶏肉の天ぷらを作る際は、一口大に切って衣をつけ、中まで火が通るように揚げることがポイントです。肉の厚さを均一にすることで、ムラなく美しく仕上がります。また、塩麹や醤油などで軽く下味をつけておくと、より風味豊かな天ぷらになります。
豚肉
豚肉も鶏肉と同様に、ロース、バラ、ヒレなど部位によって味わいが変わるため、好みに合わせて選ぶことができます。
野菜を豚肉で巻いて天ぷらにする方法もおすすめです。例えば、大葉やアスパラガスに薄切りの豚肉を巻いて天ぷらにすると、肉の旨味と野菜の香りが融合した贅沢な一品になります。
豚肉は脂が多い部位を選ぶと、天ぷらにした際にジューシーさが増しますが、カロリーが気になる場合はヒレ肉などの赤身を選ぶと良いでしょう。また、薄切り肉を使用すると短時間で火が通り、柔らかく仕上がります。
牛肉
牛肉を天ぷらにすると、旨味が衣の中に凝縮され、贅沢な味わいになります。とくに、霜降り肉を使用すると、脂の甘みと肉の旨味が相まって、口の中でとろけるような食感になります。
牛肉の天ぷらを作る際のポイントは、肉を薄くすることです。厚切り肉を使用すると、外側は火が通っても内側が生焼けになったり、逆に全体に火を通そうとすると固くなったりすることがあります。
そのため、薄切り肉を使用することで、短時間で火を通しつつも、肉が固くならない柔らかな食感の天ぷらに仕上がります。
【野菜】天ぷらの変わり種具材5選
天ぷらの具材に、いつもと違う野菜を使うことで新たな味わいを発見できることもあります。
ここでは、天ぷらの具材としてはあまり知られていないものの、実はとてもおいしい変わり種の野菜をご紹介します。意外な組み合わせから生まれる新鮮なおいしさをぜひお試しください。
アスパラガス
春に旬を迎えるアスパラガスは、天ぷらにすることでみずみずしい食感と甘みを存分に味わえる食材です。
アスパラガスを選ぶ際のポイントは、穂先がきゅっと締まっており、茎が太いものを選ぶことです。鮮度の良いアスパラガスほど天ぷらにした際のおいしさが際立ちます。
調理する際は、根元の硬い部分を切り落とし、必要に応じて皮をむくとより食べやすくなります。茎が太い場合は、縦半分に切ると火の通りも良くなるでしょう。
アボカド
意外かもしれませんが、アボカドは天ぷらにおすすめの食材です。とくに、生で食べるには少し硬いアボカドを買ってしまったときは、天ぷらにすると良いでしょう。硬めのアボカドは天ぷらにすることで、外はカリッと、中はクリーミーな食感に変わります。
アボカドの天ぷらは、天つゆはもちろん、オリーブオイルをかけたり、わさびを添えたりとさまざまな味付けと相性が良いのが特徴です。
調理する際は、種を取り除いてから食べやすい大きさにスライスし、揚げる直前に衣をつけるとベストな仕上がりになります。
とうもろこし
夏の味覚として親しまれるとうもろこしも、天ぷらにすると新たな魅力を発見できる食材です。天ぷらにすることで、とうもろこしの甘みがより引き立ち、ぷちぷちとした独特の食感を楽しむことができます。
とうもろこしを天ぷらにする際は、実を粒状に取り出してかき揚げにするのがおすすめです。かき揚げにすることで、一粒一粒に衣がからみ、香ばしさが増します。
とうもろこしを天ぷらにするときは、揚げる前にレンジで軽く加熱しておきましょう。加熱することで、油跳ねを抑えることができるだけでなく、より短時間で綺麗に揚がります。
ミニトマト
ミニトマトは、天ぷらにすることで加熱することで甘みが増し、天ぷらにすると外はサクサク、中はとろりと熱々のジューシーな一品となります。
ミニトマトを天ぷらにするときは、加熱中に破裂しないよう揚げる前に爪楊枝で数か所穴をあけておくと良いでしょう。ミニトマトの天ぷらは、そのままでも十分おいしいですが、塩や抹茶塩をつけて食べると、より風味が引き立ちます。
かぶ
寒い季節に甘みを増すかぶは、11月から12月が旬の食材です。かぶの天ぷらは、自然な甘さと天つゆの相性が抜群で、冬の食卓を彩る優しい一品となります。
かぶの魅力は、葉の部分も無駄なく活用できる点にあります。かぶの葉はおひたしやごま和えなどに活用できるため、経済的な食材でもあります。
【魚介】天ぷらの変わり種具材5選
天ぷらの定番、魚介類以外も、少し変わった具材を試してみてはいかがでしょうか?
ここでは、あまり一般的ではないものの、天ぷらにすると絶品の魚介類をご紹介します。
タコ
タコの天ぷらは、独特の歯ごたえが魅力で、お酒のおつまみとしても最適な一品です。適度な弾力と噛みごたえがあり、天ぷらにすることでその食感を存分に楽しむことができます。
タコの天ぷらをよりおいしく仕上げるコツは、揚げる前に下味をつけることです。例えば、酒、醤油、生姜などで軽く下味をつけておくことで、タコ本来の風味が引き立ち、深みのある味わいになります。
また、タコは部位によって食感が異なり、足の先端の方が柔らかく、根元に近づくほど食感が強くなります。好みの食感に合わせて部位を選ぶのも楽しみ方の一つです。
ホタテ
ホタテの天ぷらは、自然な甘みとジューシーな食感が魅力の贅沢な一品です。天ぷらにすることで、ホタテの旨味が閉じ込められ、口に入れた瞬間にその甘みが広がります。
とくにおすすめなのは、小ぶりなベビーホタテを使った天ぷらです。ベビーホタテを使うことで、一口サイズのサクサクとした食感のおつまみを作ることができ、見た目も可愛らしく仕上がります。
ホタテの天ぷらは、シンプルに塩で食べると素材のおいしさをより引き立てることができ、さらにレモン汁をかけると爽やかな風味になり、また違ったおいしさを楽しめます。
ししゃも
ししゃもは、天ぷらにすることであっさりとした味わいに変わる魚です。とくに卵を持ったメスのししゃも(子持ちししゃも)は、魚卵の食感も一緒に楽しむことができ、一層風味豊かな天ぷらになります。
ししゃもはスーパーなどで手軽に手に入るため、魚介の天ぷらを作るのが初めての人にも最適な食材です。下処理も簡単で、洗って水気を拭き取るだけで調理できるので、手軽に本格的な魚介の天ぷらを楽しめます。
まぐろ
刺身で食べるイメージが強いまぐろですが、天ぷらにしてもおいしく食べられます。まぐろは火を通すことで旨味が凝縮され、刺身とはまた違った味わいを楽しむことができます。
まぐろの天ぷらは、大葉を巻いて揚げたり、大根おろしと一緒に食べたりするとまぐろの濃厚さがサッパリとした味わいに変わり、より食べやすくなります。
まぐろの天ぷらは、赤身や中トロなど部位によって味わいが異なるため、余っている部位に合わせて楽しむことができます。とくに、赤身は火を通しても固くなりにくく、天ぷらに適しています。
カニカマ
そのまま食べてもおいしいカニカマですが、実は天ぷらにすることでさらにおいしくなる食材です。天ぷらにすることで、外はサクサク、中はしっとりとした食感に仕上がります。
また、カニカマの赤色は天ぷらの盛り合わせの中でも映える色合いで、彩りとしても重宝します。お弁当やパーティー料理など、見た目も大切な場面で活躍してくれるでしょう。
そのままでもおいしいですが、海苔で巻いてから揚げると風味が増し、より本格的な味わいになります。手軽に手に入る食材ながら、ひと手間加えることで特別な一品に変わるのもカニカマの魅力です。
【その他】天ぷらの変わり種具材5選
天ぷらといえば野菜やえびなどが定番ですが、そのほかにも天ぷらにすることでおいしくなる食材は多くあります。
ここでは、普段の天ぷらに変化をつける、ちょっと変わった具材をご紹介します。
卵
卵の天ぷらは、ごはんやうどんとの相性が抜群です。とろりとした黄身と衣のサクサク感が他の食材とは違ったおいしさです。
卵を揚げるときのポイントは、生のまま揚げるのではなく、事前に茹でておくことです。半熟や固ゆでなど、お好みの固さに茹でた卵に衣をつけて揚げることで、失敗なく仕上がります。
また、揚げる前には必ず爪楊枝で黄身に小さな穴をあけておきましょう。穴を開けることで、高温の油で急激に熱せられた際に、卵の内部の水分が膨張して破裂するのを防げます。
チーズ
固形のチーズを天ぷらにすると、おいしいおつまみになります。チーズ好きにはたまらない一品です。
チーズは天ぷらにしても、油に溶けだしてしまうことがありません。衣がチーズを包み込み、外はサクサク、中はとろりと溶けた状態になります。
チーズの天ぷらは、晩酌のおつまみとしてもおすすめで、熱々のうちにいただくとチーズの食感と風味が格別です。モッツァレラやカマンベールなど、様々なチーズで試してみてください。
バナナ
甘いものが食べたくなったときにおすすめなのが、バナナの天ぷらです。バナナは揚げることで本来の甘みが増し、デザート感覚で楽しめます。
衣のサクサク感と中のほくほくとした食感のコントラストが絶妙で、そのままでも十分おいしいですが、チョコレートソースをかけると格別なおいしさになります。バニラアイスクリームを添えれば、立派なカフェメニューのようなデザートになり、子どもにもおすすめです。
リンゴ
リンゴは、じっくりと揚げることで水分が飛び、甘みが凝縮されるのが特徴です。普通のリンゴとは一味違う、新しい食感と風味を楽しむことができます。
揚げたてのリンゴの天ぷらにシナモンシュガーをかけると、まるでアップルパイのような味わいになり、本格的なデザートのような満足感があります。
まんじゅう
まんじゅうは、天ぷらにすることで、外側はカリカリ、中はもっちりとした新感覚のおやつになります。天ぷらは、少し固くなってしまったまんじゅうのおすすめのアレンジ方法です。
黒糖まんじゅうや栗まんじゅうなど、異なる種類のまんじゅうを試してみると、それぞれに違ったおいしさを発見できるでしょう。
かき揚げにおすすめの組み合わせ5選
かき揚げはさまざまな具材を組み合わせることで、新しいおいしさを発見できる料理です。
ここでは、家庭で手軽に作れる、相性抜群の具材の組み合わせをご紹介します。定番から意外な組み合わせまで、ぜひお気に入りを見つけてみてください。
にんじんとごぼう
にんじんとごぼうのかき揚げは、定番のかき揚げの組み合わせです。細切りにしたにんじんの自然な甘みと、ごぼうの香ばしい風味が絶妙に調和します。
にんじんとごぼうを細く千切りにして一緒に揚げることで、サクサクとした軽やかな食感が生まれます。ごはんや麺類との相性が良く、材料も簡単に手に入るので、初めてかき揚げを作る方におすすめです。
コーンとさつまいも
コーンとさつまいものかき揚げは、自然な甘みが特徴の組み合わせです。コーンのプチプチとした食感とさつまいものホクホク感が、一つのかき揚げで楽しめます。
おやつ感覚で食べられるこの組み合わせであれば、野菜が苦手なお子さんでも喜んで食べてくれるでしょう。また、黄色とオレンジ色の鮮やかな彩りは、食卓やお弁当を明るく演出してくれます。
さつまいもは小さめに角切りにし、コーンと組み合わせることで食感の変化を楽しめるように工夫するのがポイントです。シンプルな塩で食べるだけでなく、メープルシロップを少しかけると、デザート感覚のかき揚げとしても楽しめます。
桜えびと玉ねぎ
桜えびと玉ねぎのかき揚げは、多くの天ぷら屋さんで提供される定番の組み合わせです。桜えびの豊かな旨味と香りが、甘い玉ねぎの風味と見事に融合します。
この組み合わせの良さは、材料が少なくシンプルながらも、深い味わいが楽しめることです。下処理も必要なく、玉ねぎを薄切りにして桜えびと混ぜるだけでおいしいかき揚げができあがります。
鶏むね肉とアボカド
鶏むね肉とアボカドの組み合わせは、さっぱりとした鶏むね肉の味わいとトロッとしたアボカドの食感が混ざり合い、新しい味を楽しめます。
鶏むね肉とアボカドの天ぷらには、レモン汁を少し加えると爽やかさがアップし、軽いランチやディナーのメインディッシュとしても十分な存在感を放ちます。ヨーグルトベースのディップソースと合わせると、洋風な天ぷらを味わえます。
納豆とキムチ
普段は和え物や、ご飯のおともとして親しまれている納豆とキムチの組み合わせは、かき揚げにすることで新たな魅力を発揮します。
納豆はかき揚げにすることで粘りが抑えられ、キムチは辛味とうま味が油との相性で一段と引き立ちます。発酵食品特有の複雑な風味が絶妙に調和した、大人向けの一品です。
この組み合わせは、ビールや日本酒との相性が良く、おつまみにぴったりです。普段の天ぷらとは一味違う、個性的なかき揚げを楽しみたい方にぜひ試していただきたい組み合わせです。
天ぷらをおいしく揚げるコツ
天ぷらを自宅でおいしく揚げるには、ちょっとしたコツが必要です。プロのような仕上がりにするために、具材の揚げる順番や油の温度管理など、重要なポイントをご紹介します。
簡単なコツを押さえるだけで、サクサクの衣と中はふっくらジューシーな天ぷらを家庭でも実現できます。
野菜から揚げる
複数の具材を天ぷらにするときは、揚げる順番を意識することで仕上がりが変化します。最適な順序は、葉野菜、根菜、その他の野菜、魚介・肉類、最後にかき揚げです。
この順番には理由があります。固い根菜類は低温でじっくりと揚げることで、中まで火が通り、サクッとした食感に仕上がります。一方、魚介類や肉類を先に揚げてしまうと、その風味や匂いが油に移ってしまい、後から揚げる野菜にも影響を与えてしまいます。
とくに、かき揚げは最後に揚げるのがポイントです。具材が散らばりやすく、油の中に細かい破片が残ることがあるため、他の天ぷらを揚げ終わった後に行うことで、きれいな仕上がりを保てます。
この順序を守ることで、それぞれの具材の特性を活かしたおいしい天ぷらになります。
油の温度に注意する
天ぷらの命ともいえるサクサク感を出すには、具材に合わせて油の温度を適切にすることが重要です。それぞれの具材に適した油の温度は、以下のとおりです。
具材 | 油の温度 | 温度の目安 |
---|---|---|
葉野菜・根菜 | 160~ 170℃ |
箸を油に入れると全体から細かい泡が出る |
その他の野菜・かき揚げ | 180℃ | 箸を油に入れると箸から絶え間なく泡が出る |
魚介類・肉類 | 190℃ | 箸を油に入れると全体から勢いよく泡が出る |
温度計がなくても、箸を使った簡単な方法で油の温度を確認できるため、この目安を覚えておくと家庭での天ぷら作りが格段に上達するでしょう。
まとめ
天ぷらにおすすめの具材は、定番から変わり種まで数多くあります。野菜だけでなく、魚介類や肉類、果物もおすすめです。
天ぷらをおいしく揚げるコツは、具材にあわせて油の温度や揚げる順番を変えることです。油の温度は、油に菜箸を入れることで確認できます。定番の具材だけでなく、変わり種具材も天ぷらにして、食事の時間を楽しんでください。
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