食の知識

【管理栄養士監修】朝からカレーは健康に良い?保存方法も解説

前日の夜に作ったカレーや、冷蔵・冷凍保存していたカレーを朝に食べたいと考えている方も少なくないと思います。しかし、中には「胃もたれや消化の負担は大丈夫?」「時間が経ったカレーは傷んでいない?」といった点が心配な方もいるでしょう。

この記事では、朝にカレーを食べた場合の体への影響と、余ってしまったカレーの安全な保存方法について解説します。朝におすすめのカレーレシピもご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

監修者

保科 琴美(ほしな ことみ)
東京電力ホールディングス株式会社
管理栄養士

管理栄養士として医療の現場で栄養指導の経験と実績が豊富。日本糖尿病療養指導士。定期的にヨガ講師としての活動も行っている。

保科 琴美

朝からカレーを食べるのが良い理由・メリット

朝カレーは、単なる手軽な朝食というだけでなく、忙しい一日のスタートを力強くサポートするメリットがあります。

それぞれのメリットについて、詳しく見ていきましょう。

栄養バランスが良い

カレーは、多くの具材を取り入れることで、栄養バランスを整えやすい料理です。炭水化物、タンパク質、脂質の三大栄養素を一皿でしっかり摂れるのはカレーの大きなメリットでしょう。

野菜をたっぷり加えれば、食物繊維やミネラル、ビタミンまで効率良く補うことが可能です。とくに、食物繊維には腸内環境を整える働きがあり、毎朝の排便リズムを整え、便秘予防につながります。

スパイスが体を目覚めさせる

カレーに含まれるスパイスには、交感神経を刺激し、寝起きの体を活動モードへ切り替える効果があります。これが、朝の目覚めを促すことにつながります。

また、カレーに含まれるスパイスには、血流を促進して体温を上げたり、脳に酸素を巡らせて頭をすっきりさせたりする効果が期待できます。スパイスの香りも嗅覚を刺激し、心身が目覚めるでしょう。

ただし、朝からスパイスが効きすぎたカレーを食べると、胃に負担がかかる可能性があります。辛さ控えめのルーを選ぶか、ヨーグルトや牛乳と一緒に食べるといった工夫をしましょう。

スパイスが体を目覚めさせる

アレンジがしやすい

カレーは、アレンジの幅が広い点も魅力です。パンに乗せてカレートーストにしたり、チーズを入れてカレーチーズリゾットにしたりと、さまざまな食べ方を楽しむことができます。

そのため、前日の夕食でカレーを食べたとしても、アレンジ次第で飽きずに朝カレーを食べられるでしょう。朝におすすめのカレーアレンジレシピは、後述の「▼朝におすすめのカレーレシピ」で紹介しています。

朝にカレーを食べるときのポイント

朝カレーには多くのメリットがありますが、最大限に効果を発揮し、健康的に食べるためには、以下の工夫が必要です。

それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

量は少なめにする

朝からカレーを食べる場合、胃腸への負担を考慮し、量を控えめに調整することが望ましいです。寝起き直後は胃腸の働きがまだ鈍いため、大量のルーを摂取すると、胃もたれや消化不良につながりかねません。

とくに、子どもや胃腸が弱い人は、ルーの刺激や負担を受けやすくなります。ご飯との比率を意識してルーを少なめに調整したり、辛さを抑えたカレーを選んだりしましょう。

卵やヨーグルトを追加するのが理想

朝食の栄養バランスをより整えるために、可能であればカレーには卵やヨーグルトを添えましょう。卵やヨーグルトを追加することで、カレーに不足しがちな栄養素を補いやすくなります。

  • 卵:卵は良質なタンパク質に加え、ビタミンやミネラルが豊富です。目玉焼きや温泉卵を乗せると、朝食に摂りたい栄養素を補給できます。
  • ヨーグルト:発酵食品であるヨーグルトは、腸内環境のサポート役となり、消化の助けにつながります。毎朝の排便習慣を整えたい方は、食後に少し取り入れるのがおすすめです。

家庭で作ったカレーの保存方法

家庭で作ったカレーを安全に保存するには、温度と消費期限の管理が重要です。カレーを室温で放置すると、食中毒の原因菌である「ウェルシュ菌」が増殖しやすい環境(12℃~50℃)になってしまい、非常に危険です[1]

冷蔵保存
保存手順:1~2食分ずつ小分け容器に移し、冷ましてから冷蔵庫に入れる。
消費期限:1〜3日を目安に食べ切る。
冷凍保存
保存手順:1食分ずつ小分け容器または冷凍用保存袋に移し、急速冷凍する。冷凍庫に急速冷凍機能がない場合、小分け容器・冷凍保存袋の上からアルミホイルで包むと効果的。
消費期限:1か月を目安に食べ切る。

カレーは傷みやすいため、調理後はできるだけ早く保存しましょう。保存時は必ず粗熱を取ってから冷蔵庫や冷凍庫に入れてください。

家庭で作ったカレーの保存方法

朝におすすめのカレーレシピ

忙しい朝でもカレーを簡単に食べたい方は多いでしょう。ここでは、簡単に作れるカレーのアレンジレシピを紹介します。その日の気分に合わせて選んでみてください。

カレートースト

カレートースト

カレーのアレンジレシピの王道「カレートースト」は、忙しい朝の味方です。

材料や作り方は以下の通りです。

材料(1人分)

  • 食パン:1枚
  • カレー:大さじ3〜4
  • ピザ用チーズ:適量

作り方

  1. 食パンにカレーを均一にぬる。
  2. 上にチーズをのせる。
  3. トースターで3~4分焼く。

チーズカレーリゾット

チーズカレーリゾット

自宅に炊いたお米がある場合には、リゾットにするのがおすすめです。火を使わずに作れるカレーリゾットをご紹介します。

材料(1人分)

  • ご飯:150g
  • カレー:大さじ4
  • 牛乳または水:50〜80mL
  • ピザ用チーズ:適量

作り方

  1. 耐熱ボウルにご飯とカレーを入れる。
  2. 牛乳(または水)を加え、よく混ぜる。
  3. ふんわりとラップをし、600Wで3分間温める。
  4. チーズをのせ、軽く混ぜて完成。

トースターで作るカレードリア(卵のせ)

トースターで作るカレードリア(卵のせ)

朝の栄養補給にぴったりなのが、カレーと卵を組み合わせた「カレードリア」です。卵のたんぱく質に、カレーの具材で野菜や豆の栄養も一皿でバランスよく補えます。

材料(1人分)

  • ご飯:150g
  • カレー:200g
  • ピザ用チーズ:適量
  • 卵:1個

作り方

  1. 耐熱皿にご飯を入れる。
  2. 上からカレーをかけ、卵を落とす。
  3. チーズをのせる。
  4. トースターで卵が軽く固まるまで5~6分焼く。

サバ缶とほうれん草のカレー

サバ缶とほうれん草のカレー

サバ缶のタンパク質やほうれん草の鉄分を、カレーと一緒に手軽に摂取できるレシピで、栄養たっぷりの朝食を食べたい方に最適です。サバ缶を使用することで、煮込み時間が短くても美味しいカレーに仕上がります。残り物のカレーを使わないため、一からカレーをつくりたい方にもおすすめです。

材料(2人分)

  • サバ水煮缶:1缶(190g)
  • ほうれん草:1/2束
  • 玉ねぎ:1/2個
  • ごはん:300g
  • (A)バター:大さじ1/2
  • (A)サラダ油:大さじ1/2
  • (B)トマト缶:1/2カップ
  • (B)カレー粉:大さじ2
  • (B)薄力粉:小さじ1
  • (C)コンソメ顆粒:小さじ1
  • (C)水:250cc
  • (C)塩:少々
  • (C)ケチャップ:大さじ1
  • (C)中濃ソース:大さじ1

作り方

  1. 4cm幅に切ったほうれん草を塩茹でして冷水で冷まして水気をきる。
  2. 玉ねぎを5mm幅にスライスする。
  3. 鍋に(A)を入れて火にかけ、バターが溶けたら玉ねぎを炒める。
  4. 玉ねぎが透き通ってきたら(B)を加えて炒める。
  5. 4にサバ水煮缶を汁ごと入れ、(C)を加えて蓋をする。
  6. 沸騰したら5分煮込み、1を加えてさらに2分温める。
  7. お皿にごはんを盛り、カレーをご飯の上にかけて完成。

このレシピの詳細はこちら

マイルドキーマカレー

マイルドキーマカレー

ボリューム満点のカレーを食べたいときにおすすめなのが、マイルドキーマカレーです。マイルドな辛さに仕上がるため、朝ごはんにもぴったり。残り物のカレーを使わず、一から手作りしたい方におすすめです。

材料(2人分)

  • 豚ひき肉:100g
  • 玉ねぎ:1/8個(25g)
  • 人参:1/8本(25g)
  • コーン缶:大さじ1(15g)
  • サラダ油:小さじ1
  • ご飯:200g
  • (A)塩:少々
  • (A)クミンパウダー:小さじ1
  • (A)ターメリックパウダー:少々
  • (A)水:小さじ1
  • (B)ケチャップ:小さじ1
  • (B)中濃ソース:小さじ1
  • (B)水:大さじ1
  • (B)砂糖:小さじ1/2

作り方

  1. 玉ねぎと人参をみじん切りにする。
  2. フライパンにサラダ油を熱して、1・豚ひき肉・コーンを入れて炒める。
  3. ひき肉の色が変わったら(A)を加えて、さらに(B)を加えて蓋をする。
  4. 5分煮込んだら、ご飯と一緒に器に盛りつける。

このレシピの詳細はこちら

まとめ

朝からカレーを食べることは、スパイスや具材などで食事の栄養バランスを整えやすく、健康面のメリットが大きいといえます。そのうえ、作り置きしやすいため、前日に作っておけば、朝の忙しい時間にもアレンジすることが可能です。

食欲のない朝にも食べられるアレンジレシピも豊富であるため、今回の記事を参考にしながら、楽しく「朝カレー」を取り入れてみてください。

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くらひろ編集部
東京電力エナジーパートナー株式会社

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