【料理家監修】あさりの砂抜きの基本・時短テク!初心者でも簡単に
しかし、いざ調理しようと思っても「砂抜きってどうやるの?」「時間がないと調理できない?」などと不安に感じている人もいるかと思います。
そこでこの記事では、あさりの砂抜きの基本的な方法や、短時間で砂抜きができる時短テクニックを解説します。また、砂抜きで失敗しないコツやおすすめのレシピも紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
監修者
- 川久 景子(かわく けいこ)
- 料理家
食品の企画・メニュー開発を行う他、WEB媒体にレシピ・コラムを掲載。旬の食材を取り入れた、白ごはんに合うお手軽おかず料理が好評。

目次
失敗しない!あさりの砂抜き方法
あさりの砂抜きは、ポイントさえ押さえれば難しくはありません。ここでは、時間をかけてしっかり砂を抜く基本の方法と、急いでいるときに役立つ時短の方法を紹介します。初めての方や、砂抜きに失敗した経験のある方はぜひ参考にしてください。
【基本】あさりの砂抜き:約90分
あさりの砂抜きは、あさりが砂を吐き出しやすいように、塩水の濃度や置き場所を整えることが大切です。
以下の方法で砂抜きを行うことで、しっかりと砂抜きができます。
準備するもの
- あさり
- 食塩
- 水
- ザル
- ボウル
- アルミホイル(新聞紙や蓋で代用可能)
手順
- 水であさりの殻の汚れを落とす
- 水500mLと食塩15g(小さじ2と1/2)で、濃度3%の食塩水をつくる
- ボウルにザルを重ねてあさりを入れ、食塩水に浸す
- アルミホイルで蓋をして、20℃程度の常温で1時間ほど置く
- ボウルからあさりを取り出し、砂を吐いた塩水を捨て、あさりをザルに上げて30分ほど置く
- あさり同士をこするように水で洗う
この方法は所要時間が約90分あるため、調理を始める時間から逆算して砂抜きを始めることをおすすめします。

【時短】あさりの砂抜き:約10分
あさりをすぐに使いたい場合は、お湯を使い短時間で砂を抜く方法もあります。
ボウルとお湯を用意し、以下の方法で砂抜きをしてみてください。
準備するもの
- 水
- 50℃のお湯
- ボウル
- 菜箸
手順
- 水であさりの殻の汚れを落とす
- ボウルに50℃のお湯を用意し、あさりを入れる
- 菜箸であさりをかき混ぜる
- お湯が濁ったら捨て、新しい50℃のお湯に入れ替える(2~3回繰り返す)
- 流水で洗い流す
菜箸でかき混ぜることで、あさりが刺激を受けて口を開けやすくなり、さらに摩擦で殻の汚れも落ちやすくなります。
短時間で砂抜きができる一方、状態によっては砂が残ることもあります。仕上がりを重視する場合は、基本の方法を選びましょう。
失敗を防ぐ!あさりの砂抜きのコツ
あさりの砂抜きがうまくいかない原因の多くは、塩水の濃度や置き場所、つける時間が不十分なことです。あさりが砂をしっかり吐ける環境を整えることで、失敗を防ぐことができます。
ここでは、知っておきたい基本のコツをわかりやすく解説します。
食塩水の濃度は正確にする
あさりの砂抜きをする際、海水と同じ約3%の食塩水を使うことが大切です。塩分濃度が薄すぎると十分に砂を吐かず、濃すぎるとあさりが弱ってしまいます。
そのため、目分量ではなく、計量して食塩水を作るのがポイントです。自宅に計量器がない場合は、500mLのペットボトル1本分の水に、ペットボトルのキャップすり切り3杯分(約15g)の食塩を溶かすと、海水に近い約3%の食塩水になります。ただし、キャップの大きさはメーカーによって異なるため、あくまで目安とし、味見をして「海水よりやや薄い」と感じる程度に調整してください。
あさりの量やボウルの大きさに合わせ、塩と水の分量を調整しながら食塩水を作りましょう。
十分な時間をかけて食塩水につける
あさりの砂抜きは、あさりが市販かそうでないかで水につける時間が大きく変わります。
- 市販のあさり:水温約20℃で1時間
- 潮干狩りで採ったあさり:水温約20℃で6~8時間
あさりを食塩水につけている途中で切り上げてしまうと、砂が残りやすくなります。目安の時間を参考にしながら、つける時間はしっかり守りましょう。
常温で暗い場所に置く
あさりの砂抜きをするときは、水の温度と環境が重要です。あさりが砂を吐きやすくするために、「水温は約20℃にする」「水につけるときはアルミホイルなどで暗くする」という2点を意識しましょう。
これらの工夫をすることで、あさりは活発に活動し、効率よく砂を吐き出します。殻のすき間や身に残る砂が減り、食べたときのジャリっとした感覚を防ぐことができます。
あさりを使った簡単レシピ3選
ここでは、あさりのうまみを活かしやすく、下処理の手間も少ないレシピを3品紹介します。自宅で簡単にできるので、ぜひ参考にしてください。
あさりと白菜の白ワイン蒸し

あさりは、シンプルな調理でも旨みを感じやすいのが特徴です。白ワインで蒸すことで、あさりの風味が引き立ち、さっぱりとした後味に仕上がります。
材料(2人分)
- あさり:300g
- 白菜:1/5個(300g)
- にんにく:1片
- オリーブオイル:大さじ1
- 白ワイン:大さじ2
- こしょう:少々
作り方
- 白菜は葉と芯に分け2~4cm角に切りに、にんにくはみじん切りにする
- 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、あさりと白菜の芯を加えて炒める
- 白菜の葉を入れ、5分程度蒸す
ボンゴレパスタ

ボンゴレパスタは、あさりのうま味を活かしたシンプルな味付けが特徴です。アレンジもしやすいため、基本的な作り方を押さえておくと便利です。
材料(2人分)
- スパゲッティ:160g
- あさり:300g
- にんにく:1片
- 白ワイン:50mL
- オリーブオイル:大さじ2
- 塩こしょう:少々
- 刻みパセリ:少量
作り方
- スパゲッティを袋の表示時間より1分短くゆでる
- フライパンにオリーブオイルとにんにくを入れ、香りを出す
- あさりと白ワインを入れて蓋をし、中火で3~4分蒸す
- ゆでたスパゲッティを加え、ゆで汁を大さじ2~3加えて全体をなじませる
- 塩こしょうで味を調え、皿に移してパセリを散らす
あさりの味噌汁

あさりの旨みをシンプルに味わいたいときは、味噌汁にするのもおすすめです。あさりは事前に砂抜きをしておき、お好みのだしと組み合わせるだけで完成します。
材料(2人分)
- あさり:200g
- 水:400mL
- 味噌:大さじ1.5~2
- 和風だしの素:小さじ1/2
- 薬味ねぎ:適量
作り方
- あさりと水を鍋に入れ、中火で火にかける
- あさりの口が開き始めたら、アクを取る
- 火を弱め、和風だしの素と味噌を入れる
- 沸騰する前に火を止め、器に盛りつけ薬味ねぎを散らす
あさりの砂抜きに関するよくある質問
あさりの砂抜きが初めての方や、今までなんとなく砂抜きをしていた方の中には、「こんなときどうしたら良い?」と疑問を持っている方もいるでしょう。ここでは、砂抜きに関するよくある疑問についてわかりやすくまとめました。
スーパーで買ったあさりも砂抜きが必要?
スーパーや鮮魚店で売っているあさりも、基本的には砂抜きが必要です。「砂抜き済み」と明記されていない場合、あさりの体内に多くの砂が残っています。
「砂抜き済み」と表示されているあさりでも、少量の砂が残っている場合があるので、気になる方は簡単に砂抜きをしてから調理すると安心です。
食塩水に長時間つけていても良い?
あさりを目安時間以上に長く食塩水につけておくのは控えましょう。あさりが吐いた砂や老廃物で汚れた食塩水に長時間つけると、水質が悪化し、あさりが弱ったり、最悪の場合は死んでしまったりする原因になります。
スーパーで購入したあさりは1~2時間、潮干狩りのあさりは6~8時間を目安にし、それ以上の時間つけておくのは避けましょう。
砂抜きしたあさりはどれくらい日持ちする?
冷蔵保存であれば1~2日、冷凍保存であれば約1か月間日持ちします。ただし、あさりは生もののため、できるだけ砂抜きしたその日に食べ切るのが安心です。
冷蔵保存方法
- 砂抜きが終わったら、塩水から取り出し、ザルで水気を切る
- 軽く湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包む
- 乾燥しないようにポリ袋や容器に入れ、密閉しない状態で冷蔵庫の野菜室(温度変化が少なく、冷えすぎない場所)で保存する
冷凍保存方法
- 砂抜き後、流水で表面を洗い、キッチンペーパーなどで水気をしっかり拭き取る
- 冷凍用保存袋にあさりが重ならないよう平らに入れ、できるだけ空気を抜いて密閉する
- 金属トレーにのせて急速冷凍する
まとめ
あさりの砂抜きは、塩水の濃度やつける時間、置く環境を整えることで失敗しにくくなります。基本の方法で丁寧に行うほか、状況に応じて時短方法も取り入れましょう。
砂抜きを済ませたあさりは、白ワイン蒸しやパスタ、味噌汁など、さまざまな料理に使えます。下処理のポイントを押さえ、あさりのうま味を活かした料理に役立ててみてください。
記事編集
- くらひろ編集部
- 東京電力エナジーパートナー株式会社
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