
【試してみた】普通の包丁でパンを切る方法!パン切り包丁の選び方も解説
そこで本記事では、普通の包丁でも食パンをきれいに切る方法や、パン切り包丁の活用法、選び方を詳しく解説します。くらひろ編集部が実際に普通の包丁で食パンを切ってみたことで分かった注意点や切り方のコツもあわせて紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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普通の包丁で食パンを切る方法
「普通の包丁で食パンをきれいに切れるの?」と思うかもしれませんが、食パンは、包丁を温めてゆっくり丁寧に切ることで、普通の包丁でもきれいに切ることができます。
普通の包丁でパンを切るときは、以下の手順を試してみてください。
普通の包丁で食パンを切る方法
- 包丁を温める
お湯で包丁を温める。 - 食パンを横向きに寝かせる
角を手前にもってくることで、切りやすくする。 - 全体を見ながら「あたり」をつける
厚さのあたりをつけ、平行にそろえてまっすぐ切る。 - 包丁を丁寧に大きく動かす
包丁の重さを利用してパンをつぶさないように切る。
ここからは、手順ごとに詳しく解説します。くらひろ編集部が実際に試したことで感じたコツや注意点もあわせてご紹介します。
1. 包丁を温める
1番重要なのは、包丁を温めることです。温めた包丁を使うことでパンの油分が溶け、刃がパンにスムーズに入ります。温めるときは、お湯で温めて水分をキッチンペーパーでよく拭き取ります。コンロなど直火で温めると包丁の切れ味が悪くなるため避けてください。
また、複数枚切るときは1枚切るごとに包丁を温め直し、温度をキープしながら切ることで、最後まできれいな断面をキープできます。
お湯で包丁を温める方法には、主に「沸かしたお湯を包丁にかける」「お湯を張ったボウルに包丁を浸ける」の2つがあります。くらひろ編集部が両方試したところ、電気ケトルでお湯を沸かして直接包丁にお湯をかける方法がやりやすく、洗いものも少なくすみました。抵抗が無い方は、給湯器の設定温度を60℃程度にしてキッチンの蛇口から直接温めてもよいかもしれません。
また、1斤の食パンを切るためにお湯を500mL沸かして1切れごとに温める工程を4回繰り返したのですが、半分程度お湯が余ったので、300mL程度で足りそうです。
2. 食パンを横向きに寝かせる
食パンを切るときは、横向きに寝かせると切りやすくなります。
食パンの上部は丸みを帯びていることが多いため、横向きに寝かせることで手前に角が来て切りやすくなります。角から包丁を入れることで、よりスムーズに切れるようになります。
3. 全体を見ながら「あたり」をつける
食パンをスライスする際には、厚さの「あたり」をつけることが重要です。
手前の角に包丁を当てて厚さを決め、まな板・パン・包丁が平行であるかを確認します。平行にそろえることで、まっすぐ切ることができます。
実際に包丁を入れると、動かすことに意識を持っていかれて刃の向きや位置の調整がおろそかになりがちです。そうなると、丁寧にあたりをつけた意味が無くなるため、最後までまな板・パン・包丁が平行であるか確認しましょう。
4. 包丁を丁寧に大きく動かす
パンを切るときは、手前へ引くように切ります。
細かく往復するのではなく、大きく動かして往復回数を減らすことでパンがボロボロになりにくくなります。また、包丁の重さだけで切るイメージで、パンをつぶさないようにゆっくり丁寧に動かすことがポイントです。
自身で思っているよりも意識してゆっくり包丁を動かすことがコツです。温めたことで包丁がスムーズに入っていくので、丁寧に切ることを意識しないと断面はきれいでも斜めに切れてしまいます。厚みを均等にまっすぐ切るためにも、丁寧にゆっくり包丁を動かしましょう。
パン切り包丁で食パンを切る方法
パン切り包丁は、パンを切るために設計された専用の包丁です。この包丁を使うと、特別な準備や工夫なしできれいに食パンをスライスできます。
パン切り包丁で食パンを切るときは、刃渡りを活かして1往復で切ることで、断面がよりきれいになります。
パン切り包丁できれいに切るコツ
- 包丁の先端を奥側の角に当て、スライドさせながら刃を柄の近く(奥)まで入れる。
このとき、上面の固い耳(表面)をすべて切る。 - ゆっくり手前に引き切る。
ここで切り離すことが理想。
このシンプルな手順で、きれいな断面にスライスできます。
パンを切るときの注意点
パンをきれいに切るには、包丁の種類に関係なくいくつかの注意点があります。ここでは、食パンをスライスする際の重要なポイントを紹介します。
焼き立てのパンは切らない
焼き立ての食パンは、とても柔らかく、手や包丁で力が加わると簡単につぶれてしまいます。そのため、パンを切る際にはしっかり冷ましてから行うのが鉄則です。冷ましたパンは形が安定し、きれいに切ることができます。
包丁を大きく動かし、刃全体を使う
包丁を小刻みに動かしてしまうと、パンの断面がボロボロになりやすいです。
包丁を押すときは刃の先端から真ん中まで、引くときは真ん中から柄の部分までと、刃全体を使って切るようにしましょう。包丁を大きく動かすことで、パンの角がつぶれるのを防ぎ、断面もきれいに保てます。
パン切り包丁の選び方
パン切り包丁には多くの種類があり、用途や好みによって選ぶことができます。ここでは、初心者でも選びやすいポイントを3つ解説します。
初めてなら汎用性のある波刃
波刃は固い食材から柔らかい食材まで幅広く対応できるオーソドックスな形状で、初心者におすすめです。例えば、ロールケーキやローストビーフ、巻き寿司などのパン以外の柔らかい食材もスムーズに切ることができます。
普通の包丁ではつぶれて切りにくいと感じた経験がある方は、波刃のパン切り包丁を試すと解決するかもしれません。
刃渡りの長さが20cm以上
食材の断面をきれいに保つには、包丁の往復回数を減らすことが重要です。
食材の長辺よりも長い包丁を選ぶことで、押し引きの回数を減らすことができます。一般的な食パン1斤の幅は約12.5cmなので、20cm以上の刃渡りが理想です。
柄に丸みがある
包丁の柄は、持ちやすさが重要です。柄が少し太く丸みがあると手にフィットし、力を入れすぎることなく安定して切れます。一方で、柄が細かったり直線的だったりすると、手にフィットせず、切る際に力加減が難しくなる場合があります。
パン切り包丁を選ぶときは、刃だけではなく柄にも注目してみてください。
まとめ
食パンをきれいに切るには、包丁の種類や切り方に少し工夫を加えることが重要です。温めたりパンを横向きに寝かせたりすることで、普通の包丁でも断面をボロボロにせずきれいに切れます。一方で、パン切り包丁を使えば専用設計の刃形状や刃渡りを活かして、より簡単にスライスできます。
また、焼き立てのパンは切らない、包丁を丁寧に動かす、など基本的な注意点を守ることで、どんな包丁でもきれいな仕上がりを目指せます。本記事を参考に、食パンを切る技術を身につけて、毎日の食卓をさらに豊かで楽しいものにしてください。
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