エアコンの買い替え時期はいつ?寿命のサインとおトクなタイミングを解説
この記事では、エアコンの買い替え時期について解説します。買い替え前に確認すべき寿命を知らせるサインや買い替えにおすすめのタイミングもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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エアコンの買い替え時期は?【購入から10年が目安】
一般的に、エアコンの寿命は購入から10年程度とされています。また、内閣府の「消費動向調査」[1]によると、エアコンの平均使用年数は約14.1年です。
エアコンを製造するメーカーには、エアコンの製造が終了してから10年間は、部品を保有していなければいけないという義務があります[2]。そのため、使用しているエアコンが製造終了から10年以内のものであれば、修理してもらえる可能性があります。一方、10年以上が経過している場合は、メーカーが部品を保有しておらず、修理ができないことも多いです。
買い替えるべきか、修理に出すべきかお悩みの場合は、10年以上経過しているかどうかを判断材料にすると良いでしょう。
エアコンを買い替える前に確認すべき寿命サイン
エアコンをいつ買い替えたら良いのか、判断に悩む方は多いでしょう。ここでは、エアコンの寿命が近づいたときに出るサインとその原因について解説します。
冷房が冷えない・暖房が暖まらない
「冷房を入れているのに空気が冷えない」「暖房を入れているのに暖かくならない」という場合は、エアコンの老朽化が原因と考えられます。具体的には、冷媒ガスが漏れ、少なくなっている状態です。
エアコンは、冷媒ガスを循環させることで空気を冷やしたり、暖めたりしています。本来、冷媒ガスはエアコンを使用するだけでは減少しませんが、長期間使用することで製品が破損すると、そこからガスが漏れ出てしまうことがあります。
これ以外にも、フィルターの詰まりや汚れによってエアコンの効きが悪くなるケースもあります。まずはフィルターを掃除してみて、それでも効き目が改善されない場合は買い替えを検討しましょう。
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水漏れが起こる
エアコンから水漏れが起こる原因の多くは、フィルターやエアコン内部にたまったほこりです。ほこりがたまっていると、エアコン内部の水分をうまく排出できず、水漏れにつながります。
また、内部で発生した水分を排出するためのドレンホースの目詰まりや折れ曲がりも、水漏れの原因になります。汚れがたまっているだけであれば、市販のクリーナーなどを活用したお手入れが可能です。
フィルターやドレンホースをお手入れしても水漏れが改善しない場合は、内部の故障が原因と考えられるため、買い替えを検討しましょう。
異音・異臭が発生している
エアコンから異音や異臭が発生している場合は、部品が破損している可能性があります。よくある原因としては、室外機のコンプレッサーや室内機の送風ファンの破損が挙げられます。製造終了から10年が経過していないときは、メーカーや専門業者に修理を依頼しましょう。
また、エアコンから異臭がする場合、室内機内部にカビが発生しているかもしれません。フィルターの掃除や、エアコンに備え付けのお掃除機能を使い、たまった汚れを取り除いてみましょう。
エアコンの製造終了から10年以上が経過していたり、掃除をしても水漏れが改善されなかったりする場合は、買い替えを検討しましょう。
1年前より電気代が高い
電気料金の変動以上にエアコンの電気代が高くなっているという場合も、寿命が近づいているサインです。エアコンが影響して電気代が高くなる原因には、フィルターの汚れによる冷却効率の低下が考えられます。
フィルターが汚れると空気の通り道をふさいでしまうため、空気の吸い込みや吹き出しにかかる消費電力が増えてしまいます。その分、電気代は高くなってしまいますので、定期的にフィルターの汚れを確認し、掃除することが大切です。
掃除をしても電気代があまり変わらない場合は、エアコンの寿命を知らせるサインかもしれません。
また、古いモデルのエアコンは、新しいモデルよりも消費電力が大きい傾向にあります。さらに、エアコンを長く使用していると、経年劣化により稼働効率が低下してしまいます。そのため、省エネ技術を搭載している最新モデルのエアコンに切り替えることで、節電効果が見込めます。
エアコンの買い替えにおすすめのタイミング
家電量販店では、数か月ごとにセールが開催されており、エアコンをおトクに購入することができます。ここからは、エアコンが安くなるタイミングについて解説します。
10~2月に値下げ開始
エアコンの値下げが始まるのは、10~2月といわれています。売れ行きのピークが落ち着き、2~3月に行われるモデルチェンジに向けて値下げが開始されるためです。
ただし、高機能モデルのエアコンは、10~11月にモデルチェンジが行われることが多いため、その直前の8~9月に買い替えを検討すると良いでしょう。
8~9月はまだまだ暑さが続きエアコンが必要となる時期でもあるため、このタイミングで買い替えれば、新しいエアコンをすぐに使用できるというメリットもあります。
2~3月のモデルチェンジ時期に型落ち商品を狙う
2~3月は、エアコンのモデルチェンジの時期です。新モデルの登場に伴い、売れ残っていた旧モデルが値下げの対象品になります。
モデルチェンジ時期は、新モデルと性能が大きく変わらない旧モデルを安く購入することが可能です。ただし、旧モデルの販売は在庫限りである場合が多く、値下げ開始後、早いうちに売り切れてしまう可能性があることには注意しましょう。
なお、高機能モデルのエアコンの場合、10~11月がモデルチェンジの時期となるため、この時期に旧モデルの購入を検討すると良いでしょう。この時期は暑さも落ち着く時期なので、エアコンの取り付け工事の予約も取りやすくなります。
3月・9月の決算セール時期
3月と9月は、多くの家電量販店で決算セールが開催されるため、このタイミングも狙い目です。さまざまな製品が在庫処分に伴って格安で販売され、値下げ交渉にも前向きに応じてもらいやすい時期です。
6月・12月のボーナスセール・年末年始セール
家電量販店では、6月にボーナスセールが、12月から1月上旬にかけて年末年始セールが開催されることが多いです。
決算セールと同様、エアコンに限らず家電全般が値下げされる傾向にあるので、格安品を狙うタイミングとしておすすめの時期です。
東京電力エナジーパートナーでは、エアコンや洗濯機などの対象機器が自然故障したときにご利用できる住宅設備・家電修理サービスを提供しています。家電を購入して延長保証を付ける前に、ぜひご検討ください。
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エアコンは買い替えと修理どっちがおすすめ?
エアコンの買い替えと修理で悩んだときは、「購入から10年以上経過しているかどうか」を1つの判断基準にするとよいでしょう。一般的にエアコンの寿命は10年とされており、10年以上使い続けると各部品が劣化し始めます。
また、購入から10年以内であれば、部品交換によって不調が改善される可能性があります。しかし、10年以上経過している場合は、各部品が劣化していたり、メーカーの部品保有期間が過ぎていたりすることがあるため買い替えを検討しましょう。
また、夏と冬はエアコンを使う家庭が増え、修理も混み合う傾向にあります。季節の変わり目のうちに掃除と試運転を行い、修理が必要な場合にはエアコンシーズンを迎える前に済ませてしまうのがおすすめです。
まとめ
一般的に、エアコンの寿命は10年程度とされています。10年以上使用しているときは、買い替えを検討しましょう。目安として、フィルターなどの手入れをしても不具合が改善されない場合は、寿命を迎えている可能性があります。
セールやモデルチェンジの時期など、値下げされるタイミングでおトクにエアコンを買い替えましょう。
- 内閣府
消費者動向調査 令和6年3月実施調査結果 - 公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会
別表3 補修用性能部品表示対象品目と保有期間
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