家電の知識

【図解】サーキュレーターの効果的な使い方は?効率を上げる置き方を解説

サーキュレーターを使ってみたいけれど、「正しい使い方がわからない」「エアコンと併用して本当に快適になるの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。さらに、できれば節電しながら部屋を快適にしたいと考える方も多いはずです。

実際に「くらひろ by TEPCO」が行ったアンケート調査でも、「正しい置き方がわからない(26.6%)」「冷暖房とどう併用すればよいかわからない(19.4%)」といった悩みが挙がっています。アンケート結果からも、サーキュレーターの置き方や使い方に迷ったり、思ったような効果を感じられなかったりする方が多いことがわかります。

アンケート結果:サーキュレーターを使う中で困ったこと・悩んだことはありますか。
「サーキュレーターの使い方に関するアンケート」の調査概要
  • 調査主体:くらひろ by TEPCO(東京電力エナジーパートナー株式会社)
  • 調査期間:2026年4月27日~5月4日
  • 有効回答数:470(サーキュレーター所有者・使用経験者)

サーキュレーターは、置き方や風向きを意識することで、冷暖房効率の向上や部屋干しの乾きやすさアップなど、さまざまなメリットを感じられる家電です。

この記事では、サーキュレーターの効果的な使い方をシーン別に解説するとともに、期待できる効果や選び方のポイント、扇風機との違いまでわかりやすくご紹介します。サーキュレーターをもっと上手に使いたい方は、ぜひ参考にしてください。

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くらひろ編集部
東京電力エナジーパートナー株式会社

「東京電力 くらひろ by TEPCO」は、東京電力エナジーパートナーが運営するWebメディアです。でんきやガスのことはもちろん、あなたの毎日に役立つ知識から、くらしを広げるアイデアまで、“知りたい”に答える多彩な記事をお届けします。

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【シーン別】サーキュレーターの効果的な使い方

サーキュレーターは、空気を循環させて部屋全体の温度や湿度を均一にしやすくする家電です。ただし、効果を十分に引き出すには、置き方や風向きが重要です。

冷気は下にたまりやすく、暖気は上にたまりやすい性質があります。そのため、冷房時と暖房時では、効果的な風向きや置き場所が異なります。また、風量や首振り機能などの違いによっても使い勝手や効果の感じ方は変わります。

実際に、当メディアが実施したアンケート調査でも、サーキュレーターの正しい置き方を知っているかという質問に対して、「用途を理解し、置き方も意識して使っている」と答えた方は18.3%にとどまりました。

一方で、「用途はある程度理解しているが、置き方までは意識していない」は44.9%「用途はあまり理解しておらず、なんとなく使っている」は30.5%でした。サーキュレーターを持っていても、正しい置き方まで意識して使えている方は多くないようです。

アンケート結果:サーキュレーターの正しい置き方を知っていますか。
「サーキュレーターの使い方に関するアンケート」の調査概要
  • 調査主体:くらひろ by TEPCO(東京電力エナジーパートナー株式会社)
  • 調査期間:2026年4月27日~5月4日
  • 有効回答数:492(全回答者)

ここからは、シーン別に効果的な使い方を見ていきましょう。

【冷房時】エアコンの反対側の壁付近に置く

冷房時にサーキュレーターを使う場合は、エアコンの反対側の壁付近に置き、風向きを斜め上にしてエアコンと向かい合わせる方法がおすすめです。

冷たい空気は床付近にたまりやすいため、空気循環が不十分だと足元ばかり冷えて、部屋全体に冷気が行き渡りにくくなります。そのため、サーキュレーターで冷気を持ち上げるような空気の流れを作ることで、冷気が部屋全体に循環しやすくなります。

エアコンに向かい合わせて置き、サーキュレーターの風向きをエアコンに向ける

【暖房時】部屋の真ん中に置く

暖房時は、サーキュレーターを部屋の真ん中に置き、風向きを天井に向けるのが効果的です。

温かい空気は天井付近にたまりやすいため、足元が寒く感じることがあります。そこで、床付近の冷たい空気を上に送り、天井付近の暖気を押し出すように循環させることで、部屋全体を暖めやすくなります。

また、暖房時はエアコンの風向設定を下向きにしておくと、温かい空気が部屋全体に広がりやすくなります。

暖房とサーキュレーターの併用

【換気時】開けた窓に向けて置く

換気をしたいときは、開けた窓に向けてサーキュレーターを置き、室内の空気を外へ送り出すように使いましょう。

サーキュレーターの直線的な風で部屋の空気を押し出すことで、効率よく空気を入れ替えられます。開けた窓の対角線上に別の窓やドアがある場合は、そこも開けるとさらに換気しやすくなります。

サーキュレーターで換気をするときの置き方

【部屋干し時】洗濯物に直接向ける

部屋干しのときは、サーキュレーターの風を洗濯物に直接当てるように置きます。とくに洗濯物の真下から風を送ると、洗濯物の間に風が通りやすくなり、乾燥を早めやすくなります。

首振り機能がある機種なら、広い範囲に風を当てられるため、洗濯物全体をムラなく乾かしやすくなります。

【2部屋で使うとき】エアコンのある部屋から空気を送る

2部屋の空気を循環させたい場合は、冷房時と暖房時で置き方が異なります。

冷房時は、サーキュレーターをエアコンがある部屋の出入口付近に置き、エアコンを背にしてもう一方の部屋へ向けて水平に風を送るのが効果的です。

冷房時はサーキュレーターの風向きを水平にし、エアコンを背にして置く

暖房時は、エアコンがある部屋の中央付近にサーキュレーターを上向きに置き、天井付近の暖気を押し流すような空気の流れをつくるのが基本です。

暖房時は、エアコンがある部屋の中央付近にサーキュレーターを上向きに置く

冷房時も暖房時も、エアコンのある部屋の空気を隣の部屋へ流すようにすると、温度差をやわらげやすくなります。

また、どちらの場合も部屋の広さや間取りによって効果的な位置は変わるため、風向きを少しずつ調整しながら最適な置き場所を探しましょう。

サーキュレーターの効果

同アンケート調査結果にて、サーキュレーターの使用目的としてもっとも多かったのは「エアコン(冷房)と併用(65.5%)」でした。続いて「洗濯物の部屋干しのため(40.2%)」「扇風機のように涼むため(33.4%)」「部屋を換気するため(30.6%)」「エアコン(暖房)と併用(19.6%)」という結果でした。

アンケート結果:どのような目的でサーキュレーターを使っていますか。
「サーキュレーターの使い方に関するアンケート」の調査概要
  • 調査主体:くらひろ by TEPCO(東京電力エナジーパートナー株式会社)
  • 調査期間:2026年4月27日~5月4日
  • 有効回答数:470(サーキュレーター所有者・使用経験者)

このように、サーキュレーターは冷房時に併用する目的だけでなく、部屋干しや換気、暖房時など幅広い場面で活用されています。また、本来の目的とは異なりますが、サーキュレーターを扇風機の代わりに使用する人も33.4%と一定数いるようです。

ここからは、サーキュレーターの主な効果を見ていきましょう。

エアコン効率が高まる

サーキュレーターを使うと、部屋の空気が循環しエアコンの冷風や温風を部屋全体に行き渡らせやすくなります。その結果、室内温度のムラが少なくなり、どこにいても快適に過ごしやすくなります。

しかし、サーキュレーターの置き方を誤ると空気はうまく循環しません。効果を感じにくくなったり、エアコンを通常以上に稼働させて電気代が余計にかかったりしてしまう場合もあります。

そのため、冷房時・暖房時・換気時など、それぞれの目的に合った置き方を意識して使うことが大切です。正しい置き方については、前述の「▲【シーン別】サーキュレーターの効果的な使い方」で理解しておきましょう。

エアコンの電気代を節約できる

サーキュレーターで空気を循環させると、エアコンだけを使う場合に比べて、室温を設定温度に近づけやすくなります。それにより、エアコンが強い運転を続ける時間が短くなり、結果として電気代の節約につながることがあります。

また、エアコンの効率を保つには、フィルター掃除も大切です。お掃除機能付きのエアコンの場合でも、シーズンの始めと終わりにお手入れするとよいでしょう。一方、お掃除機能が付いていない場合は、使用シーズン中に2週間に1回を目安に掃除を行うことが大切です。

さらに、エアコン内部に汚れがたまることも、冷暖房効率が下がる原因になります。多くのエアコンメーカーでは、エアコン内部の掃除を1年に1回行うことを推奨しています。

ただし、自分でエアコンを分解して洗浄するのは難しく、故障や感電の危険を伴います。そのため、内部の掃除は専門業者に依頼するのがおすすめです。専門業者なら、エアコンを分解して専用高圧洗浄機でホコリ、カビ、ハウスダストを徹底的に掃除できます。

洗濯物の部屋干しや換気にも役立つ

サーキュレーターは、洗濯物の部屋干しにも役立ちます。洗濯物に風を当てることで水分が蒸発しやすくなり、乾燥時間の短縮が期待できます。また、生乾きのニオイ防止にもつながります。

扇風機の風を当てても効果はありますが、サーキュレーターは空気の強い流れを作り出せるので、扇風機よりも効率よく洗濯物を乾かすことができます。

ほかにも、換気時にサーキュレーターを使えば、部屋にこもった空気を効率よく入れ替えられます。湿気対策や空気のよどみが気になるときにも便利です。

サーキュレーターを選ぶときのポイント

サーキュレーターを購入するときに重視したポイントとして、アンケートでもっとも多かったのは「サイズ・置きやすさ(59.2%)」でした。次いで「風量(47.0%)」「首振りの可動方向(34.7%)」「静音性(30.4%)」「形状・デザイン(29.4%)」が続きます。

アンケート結果:サーキュレーターを購入するときに重視したポイントはなんですか。
「サーキュレーターの使い方に関するアンケート」の調査概要
  • 調査主体:くらひろ by TEPCO(東京電力エナジーパートナー株式会社)
  • 調査期間:2026年4月27日~5月4日
  • 有効回答数:470(サーキュレーター所有者・使用経験者)

一方、実際に使ってみて重要だと感じたポイントでは、「静音性」(54.7%)がもっとも多く、「風量(46.6%)」「手入れのしやすさ(40.2%)」「首振りの可動方向(34.7%)」が上位でした。

アンケート結果:実際に使ってみて、重要だと感じたポイントはなんですか。
「サーキュレーターの使い方に関するアンケート」の調査概要
  • 調査主体:くらひろ by TEPCO(東京電力エナジーパートナー株式会社)
  • 調査期間:2026年4月27日~5月4日
  • 有効回答数:470(サーキュレーター所有者・使用経験者)

購入前はサイズや置きやすさが重視される傾向にありますが、実際に使い始めると、音の大きさやお手入れのしやすさが気になる人も多いことがわかります。

ここからは、サーキュレーターを購入する際に知っておきたいポイントをご紹介します。家電量販店やネットショッピングの際には、以下の項目を確認しておきましょう。

風量

サーキュレーターの風量は、一定時間に送風できる空気の量を示しています。風量が大きいほど強力な風を送れるようになり、広い空間の空気を効率的に循環させられるようになります。

ただし、必要以上に風量が大きいサーキュレーターを使用すると、風が強すぎて不快に感じることもあります。使用する部屋の大きさや目的に合わせて、適切な性能の商品を選ぶのがおすすめです。

対応畳数(到達距離)

サーキュレーターの対応畳数や到達距離は、サーキュレーターがどれくらいの広さまで風を届けやすいかの目安です。広い部屋で使う場合は、対応畳数が大きいモデルの方が向いています。

一方で、部屋の大きさに対して大きすぎる性能の機種を選ぶと、風が強すぎると感じることもあります。そのため、使う部屋の広さに合った機種を選ぶのがおすすめです。

首振りの可動方向

首振り機能は、上下だけでなく左右にも動かせるものが便利です。左右にも首振りできるサーキュレーターは、部屋干しする洗濯物に広く風を当てたいときに役立ちます。

そのため、冷暖房や換気の用途に加えて、部屋干しでもサーキュレーターを使いたい場合は、左右にも首振り機能があり、可動範囲が広いモデルがおすすめです。

なお、冷暖房や換気の際に首振り機能を使用すると、安定した空気の流れが生まれず、かえって室内の空気循環を妨げてしまう場合があるため、注意しましょう。

静音性

サーキュレーターを就寝時や在宅ワーク中にも使いたいなら、静音性は重要なポイントです。実際に使ってみて重要だと感じたポイントでも、「静音性」は最多でした。静音性が高ければ稼働時の音が小さく、使用中も静かです。ただし、静かなモデルは風量が控えめな場合もあります。静音性だけでなく、必要な風量とのバランスを見て選びましょう。

形状

サーキュレーターは、球状や筒型など、風を直線的に送りやすい形状のものが多く、空気循環に向いています。

一方で、見た目の好みだけで選ぶと、置き場所や用途に合わないこともあります。形状やデザインを見るときは、インテリアとの相性だけでなく、使い勝手もあわせて確認することが大切です。

サーキュレーターに関するQ&A

ここからは、サーキュレーターについてよくある疑問をQ&A形式で解説します。「そもそもサーキュレーターとは何か」「扇風機とはどう違うのか」など、気になるポイントを確認していきましょう。

そもそもサーキュレーターとは?

サーキュレーターは、部屋の空気を循環させることを目的とした家電です。エアコンの冷気は床付近に、暖気は天井付近に溜まりやすいため、空気を循環させないと室内に温度ムラが生じやすくなります。

サーキュレーターを使うことで、空気の流れをつくり、室内の温度や湿度を均一にしやすくなります。近年では、首振り機能や角度調整ができるモデルも増えており、冷暖房効率を高めるだけでなく、換気や部屋干しにも役立つ家電として活用できる範囲が広がっています。

サーキュレーターを使っている人は多い?

「くらひろ by TEPCO」のアンケートでは、サーキュレーターを使っているかという質問に対して、「1年中使っている」が11.4%、「時期(タイミング)によって使っている」が69.2%という結果になりました。

この2つを合わせると、約8割(80.6%)の人が日常的にサーキュレーターを使っていることがわかります。

ただし、本アンケートは主にサーキュレーターに関心のある人が回答しています。そのため、この調査結果では、一般的な利用状況よりも使用頻度が高めに出ている可能性があります。

アンケート結果:サーキュレータを使っていますか。
「サーキュレーターの使い方に関するアンケート」の調査概要
  • 調査主体:くらひろ by TEPCO(東京電力エナジーパートナー株式会社)
  • 調査期間:2026年4月27日~5月4日
  • 有効回答数:493(全回答者)

扇風機との違いは?

サーキュレーターは空気を循環させる家電で、扇風機は人に風を当てて涼しさを得るための家電です。

サーキュレーターは、強く直線的な風を遠くまで送るのが得意で、室内の空気を動かし、温度や湿度のムラを減らすのに向いています。一方、扇風機は広くやわらかい風を送り、体に風を当てて涼しさを感じやすくするのが特徴です。

サーキュレーター 扇風機
羽の形状 小さめ 大きめ
風の放出口 狭い 広い
風の範囲 直線的 広がる
目的 空気の循環 涼しさを得る

まとめ

サーキュレーターは、空気を循環させて室内の温度や湿度のムラを整えやすくする家電です。冷房時はエアコンの反対側、暖房時は部屋の真ん中で上向きに置くなど、シーンに合わせて使い方を変えることで、より効果を感じやすくなります。

また、冷暖房との併用だけでなく、部屋干しや換気にも活用できます。選ぶときは風量や首振り機能だけでなく、静音性やお手入れのしやすさにも注目すると、使い始めてからの満足度が高まりやすいでしょう。

サーキュレーターの特徴を理解し、置き方や使い方を工夫して、毎日の暮らしをより快適にしてみてください。

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