スーパーで非常食を安く揃えたい!
防災・防犯

スーパーで非常食を安く揃えたい!おすすめの非常食をご紹介

地震や台風などの災害に備え、日ごろから食品の備蓄をしているという方も多いのではないでしょうか。しかし、災害対策用の非常食は食べ慣れない味のものが多く、いざというときに飽きてしまい、ストレスとなるという事態に陥ってしまう可能性があります。

そこで今回は、スーパーに売っている慣れ親しんだ食品を、非常食として備蓄しておくアイデアをご紹介します。非常食におすすめの食品や、安く揃える方法も併せてご紹介しますので、ぜひ非常食選びの参考にしてみてください。

スーパーで買うときの非常食の選び方

スーパーで売られている食品には、非常食に向いているものと向いていないものがあります。ここでは、スーパーで非常食を選ぶときのポイントをご紹介します。

常温で食べられるか?

缶詰やレトルトの惣菜などは、冷めた状態でもおいしく食べられるものを選びましょう。災害時は、ライフラインが使えなくなっている可能性も高いです。常温でそのまま食べられる食料なら、ガスや電気、水がなくても封を開ければすぐに食べられて便利です。空腹をすぐ満たしたり、手軽に栄養補給ができたりするため、災害時に重宝するでしょう。

栄養バランスはよいか?

ご飯やパンなどの主食や肉・魚などの主菜、野菜などの副菜や果物など、栄養のバランスを考えてストックしておくことが大切です。

災害時に配給される食料だけでは、たんぱく質やビタミン、ミネラルや食物繊維など、健康に過ごすために必要な栄養素が不足する可能性があります。長期的にライフラインが復旧しないことを想定して、栄養バランスを考えながら、幅広く選んでみましょう。

食べやすい商品か?

災害時は、日常生活とはかけ離れた生活を長く強いられる可能性もあります。非日常な状況では、心身に大きなストレスがかかってしまうことが予想されます。そんな時に食べ慣れた食品があれば安心感が得られ、ストレスの緩和に役立つでしょう。

とくに家族に小さな子どもや高齢者、持病持ちの方などがいる場合は、配給される食料が食べられない可能性もあります。家族が日常的に食べ慣れているものや、好きな食べ物をストックしておくことが大切です。

賞味期限はどのくらいか?

賞味期限が極端に短いものを保管しておくと、いざというときに期限切れで食べられない可能性があります。

賞味期限はどのくらいか?

以下に、一般的な非常食の賞味期限の目安をご紹介します。

  • 飲料水:賞味期限5~10年程度
  • 乾パン:賞味期限1~5年程度
  • 缶詰:賞味期限3年程度
  • レトルト食品:賞味期限1~6年程度

コスパは良いか?

災害などが発生した場合、非常食を食べて過ごす期間が長くなる可能性もあります。たとえば一週間だとしても、1人あたり一日3食×7日で21食、4人家族なら84食必要になります。1食分のコストを300円としても1週間で25,200円の出費になるため、なるべくコスパのいいものを揃えるのがおすすめです。

まとめ買いする場合は、1食あたりの金額を保存期間で割って計算すると、コスパの良さが比較できます。最近では、スーパーの価格表示にグラムあたりの金額が記載していることも多いため確認してみてください。一見値段が高くても、保存期間の長い食品の方がコスパが良い可能性があります。

ゴミの処理はしやすいか?

災害時はゴミの回収などができないため、ゴミを家の中で長期間保管することも想定しておくことが大切です。紙製のパッケージやパウチなど、つぶせてかさばらないものを選ぶと良いでしょう。食品を腐らせてしまうと、悪臭や食中毒につながる恐れがあるため、食べきりサイズを選ぶことも大切です。

非常食は何日分用意すればいい?

災害時は、すぐに支援物資が届くとは限りません。3日以上届かない可能性もあるため、非常食は最低でも3日分の食料を用意する必要があるといわれています。余裕があれば、1週間分蓄えておくと安心です。

以下に、家族4人で3日分の非常食の目安量をご紹介します。

品目 目安量
36リットル(一日1人あたり3リットル)
ご飯やパン 36食分(パックご飯、おかゆ、缶詰パンなど)
缶詰 24個(一日1人あたり2個)
レトルト食品 24個(一日1人あたり2個)
お菓子 適量

でんきをつくってためれば、災害時の備えになる!

災害等で電気が止まっても、太陽光で発電ができれば、晴れた日中は一部の電気機器を継続して使えます。さらに蓄電池で日中余った電気をためれば、夜間や雨の日でも使えて安心です。

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スーパーでおすすめの非常食10選を紹介!

非常食の選び方のポイントを踏まえ、非常食を揃えてみましょう。ここでは、スーパーで購入できる、おすすめの非常食10選をご紹介します。

生命維持のためにも生活するうえで最も必要不可欠なものが水です。大人1人あたり一日2リットルを飲料水として、1リットルを手洗いやうがいなどの生活水としてストックしておくことをおすすめします。
1ダースなど、箱でまとめて買うと一本あたりの値段が安くなります。断水した際にも、さまざまな使い道があるため、ある程度数を買っておくと安心です。

お米

電気が使える場合は、お米を洗う水を節約できるため、無洗米がおすすめです。また、パックのご飯なら、電子レンジを使って短時間で温かいご飯が食べられます。

電気が使えない場合は、レトルトのおかゆが役立つでしょう。種類も豊富で長期保存も可能、離乳食の赤ちゃんからお年寄りまで食べられます。消化にもいいため、食欲がないときや体調が悪いときにも安心です。また、特殊な製法で作られたアルファ米であれば、水かお湯を注いで一定時間待つだけでおいしいご飯ができあがります。炊き込みご飯やピラフなど、種類も豊富で飽きずに食べられる点も嬉しいポイントです。

缶詰

開けるだけでそのまま食べられる缶詰も、非常食には欠かせない食品の一つです。鯖煮缶やシーチキンなどは、健康維持には欠かせないたんぱく質やカルシウムなどの栄養素を手軽に摂取することができます。

鯖煮缶

賞味期限も3年程度と長く、長期保存ができるためコストパフォーマンスの高い非常食といえます。また、ビタミンの補給にはフルーツ缶も欠かせません。生の果物は非常食には向きませんが、缶詰なら長期保存が可能です。

レトルト

レトルト食品は温めて食べるのが一般的ですが、既に調理済みの食品が入っているため常温でも食べられます。電気やガスが止まってしまったときに非常に役立ちます。

フリーズドライ

フリーズドライの野菜がたっぷり入った味噌汁やスープなどは、ビタミンなどの栄養素を摂取できるため重宝するでしょう。賞味期限は3か月~半年程度のものが多いので定期的に食べながら買い替える必要があります。

お菓子

お菓子は賞味期限が長く、すぐに食べられるため、非常食向きの食料といえます。お菓子にはリラックス効果もあるため[1]、ストレスのかかりやすい災害時にもおすすめです。食べ慣れた味のお菓子や、家族のお気に入りのお菓子など、普段からストックしておくと良いでしょう。

野菜ジュース

災害時には、支給された非常食ばかりでは補いきれない栄養素が多く、体調を崩してしまう人も多いといいます。野菜ジュースなら、手軽に飲めて不足しがちな栄養も補うことができるためおすすめです。なかには、5年以上常温で保存できる、非常食向けの野菜ジュースもあります。また、野菜ジュースには常温保存可能なものとそうでないものがあるため、しっかり確認してから購入しましょう。

栄養補助食品

栄養機能食品とは、科学的に効果が認められている栄養成分を、一定の基準量含む食品を指します。粉末状、錠剤やカプセル(サプリメント)、ゼリー、飲料、お菓子などのさまざまな種類の栄養補助食品が市販されています。災害時には栄養が不足することが多いため、栄養補助食品が役立ちます。

チョコレート

かさばらず、持ち運びやすいチョコレートは、非常食としてもおすすめの食料です。少量でカロリーを多く摂取でき、保存も利くため、小分けにして長く食べられるでしょう。

また、チョコレートにはテオブロミンという気持ちを落ち着かせてくれる成分が含まれています。パニック状態に陥ってしまいがちな非常時にも、心身ともにリラックスさせてくれるでしょう。[2]ただし、夏は保存に注意する必要があります。

ナッツ

高タンパクかつ高脂質で栄養価が高く、長期保存が効くナッツも非常食に向いています。ピーナッツやアーモンド、くるみなどは、比較的値段も安く簡単に手に入れられるでしょう。ナッツは、おつまみにもなるため賞味期限が近づいたらそのまま消費することができます。

ゼリー

ゼリーは喉通りが良く、食べやすいのが魅力です。栄養価が高い商品も多いため、非常食として優秀といえます。ただし、水分を増やすと重くなり持ち運びが困難になるため、水の一部をゼリー飲料に置き換えるなど工夫が必要です。

スーパーで安く非常食を揃える方法

非常食は、最低でも3日分の備蓄をしておかなければならないため、コストパフォーマンスを重視するのがおすすめです。スーパーで非常食を購入するときに、より安く揃えるためのアイデアをご紹介します。

ローリングストックで日常的に使う食品を非常食に

ローリングストックとは、普段使っているものや食べているものを常に多めに家に買い置きしておき、使った分だけその都度買い足す備蓄方法です。レトルト食品や水、日用品など、いつも買っているものがストックしておけるため、災害時も慣れた味の食事を摂ることができます。

ローリングストック

ただし、あくまで日常的に使用することを前提とした食品なので、賞味期限はあまり長くはありません。古いものから食べ、使った分だけ補充することを忘れないようにしてください。

食品によって買う場所を変える

非常食を安く揃えるなら、スーパーの安売りやまとめ売りのタイミングで購入するのもおすすめです。スーパーによって食品の値段が違うため、何箇所か回って値段を比べて1番安いところで購入するなど工夫しましょう。賞味期限に注意が必要ですが、業務用スーパーなどの方が安く買えることもあります。

まとめ

スーパーで非常食を揃えるときの選び方のポイントや、おすすめの非常食をご紹介しました。災害時は、非日常的な状況になることが予想されるため、食べ慣れた味のご飯が心を落ち着かせてくれるでしょう。普段からローリングストックなどを活用し、いつも買っている食料を非常食として備蓄しておくことをおすすめします。ぜひご紹介した内容を参考に、スーパーで安く非常食を揃えてみてください。

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