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換気扇のフィルターの掃除方法は?簡単にできる手順を紹介

換気扇とフィルターは、高い位置にあるうえ、油でベタベタしているので、掃除をするのに手間がかかります。しかし、換気扇の汚れを放置すると、機能を最大限に発揮できなかったり、故障したりするリスクがあるため注意が必要です。

そこで今回は、換気扇とフィルター掃除を効率的にする手順とポイントをご紹介します。

換気扇のフィルターが汚れる原因【隙間に油やホコリが詰まる】

換気扇のフィルターが汚れる原因は、料理中に使用した油や空気中のホコリです。

水や油は、加熱されて一定の温度を超えると気体になり、空気中に舞い上がります。この油を含んだ水蒸気を吸い込むのが換気扇の役割ですが、同時に空気中に漂うホコリも吸い込まれています。

このとき、換気扇のフィルターには、油やホコリをせき止め、換気扇本体に付着するのを防ぐ役割があります。そのため、換気扇をつけると、こうした汚れはフィルターに都度蓄積されていきます。

そして、これを放置していると、油とホコリが混ざり合ったベトベトの汚れとなって表面化するのです。

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換気扇のフィルター掃除の手順

続いて、換気扇のフィルター掃除の手順を解説します。

フィルター掃除には、次の道具を用意しましょう。

  • ゴミ袋2枚
  • アルカリ性洗剤
  • ブラシ(使わなくなった歯ブラシなど)
  • 不要なタオル
  • ゴム手袋

アルカリ性洗剤を使用すると、肌荒れを起こすおそれがあるため、ゴム手袋を装着して掃除しましょう。

①換気扇からフィルターを取り外す

まずは、換気扇からフィルターを取り外します。換気扇の種類によってフィルターの外し方は違うので、説明書を確認し、安全に外しましょう。

取り外したフィルターは、2枚重ねたゴミ袋に入れます。

汚れているフィルター

②アルカリ性の洗剤を入れたお湯で浸け置きする

次に、アルカリ性の洗剤を溶かしたお湯で浸け置き洗いします。

換気扇やフィルターについている油汚れは酸性の汚れです。アルカリ性の洗剤を使うと、汚れが中和されて落としやすくなります。

まずは、ゴミ袋の中に40~60℃のお湯を入れ、アルカリ性の洗剤を以下の表の割合でお湯に溶かして入れましょう。洗剤を入れたら、袋の口を縛るか袋の位置を調整して、フィルター全体を浸け置きします。軽い汚れであれば30分程度、ひどい汚れは1~2時間程度浸け込みましょう。

【参考】洗剤の量

重曹 お湯1Lに対して大さじ3
セスキ炭酸ソーダ お湯1Lに対して小さじ2
粉末酸素系漂白剤
(オキシクリーンなど※)
お湯10Lに対して付属のスプーン2~3杯

※アルミ素材・塗装が剥げた換気扇には、酸素系漂白剤は使えません。

③ブラシで汚れを取る

浸け置きが終わったら、フィルターを袋から引き上げ、使わなくなった歯ブラシなどで汚れをこすります。

フィルターをシンクで洗う場合、フィルターの角がシンクに当たって傷がつくおそれがあるため、シンクの底に不要なタオルなどを敷いておくことをおすすめします。

換気扇のフィルターを掃除する際の注意点

換気扇のフィルターを掃除する際には、いくつか注意すべきポイントがあります。ここでは3つのポイントをご紹介します。

掃除の際は新聞紙やタオルを敷いてコンロを守る

換気扇のフィルターを掃除するときは、新聞紙などを敷いてコンロが汚れるのを防ぎましょう。通常、換気扇はコンロの真上にあるため、掃除するときに汚れがコンロに落ちてしまう可能性があります。

また、換気扇の部品を取り外す際に誤って落としてしまうと、コンロを傷つけることがあります。不要なタオルを敷くことで、コンロが傷つくのを防げます。

コンロを汚れや傷から守るために、掃除をするときは必ず新聞紙やタオルをコンロの上に敷くようにしましょう。

電気パーツをぬらさない

換気扇の内部を掃除する際、電気パーツがぬれないようにしましょう。掃除後、電気パーツが完全に乾いていない状態で使用すると、電源を入れた際に感電やショートが発生する危険性がありますので、電気パーツがぬれてしまった場合には必ず水気を拭き取るようにしましょう。

また、掃除中に誤って換気扇を作動させてしまうと大変危険です。掃除を始める前に電源は必ず落としましょう。心配な場合は、ブレーカーを落としてから作業すると良いでしょう。

換気扇を取り外している様子

フィルター掃除はやさしく行う

十分に浸け置きされていれば、油汚れはやさしくこするだけで簡単に落とせます。そのため、掃除中にフィルターを強くこする必要はありません。

強くこするとフィルターに傷をつけてしまう可能性があるので、汚れを落とすときはやさしくこすり洗いしましょう。

換気扇のフィルターの掃除頻度:3か月~半年に一度

換気扇の掃除頻度は、ご家庭の油料理の回数や量に大きく左右されます。

揚げ物や炒め物が多いご家庭であれば、換気扇のフィルター掃除の目安は3か月に1回程度が一般的です。揚げ物をほとんどしないご家庭なら、フィルター掃除は半年に1回でも良いでしょう。

なお、フィルターの汚れは目視で確認できます。汚れているなと感じたら早めに掃除をするのがおすすめです。軽い汚れであれば、中性洗剤で落とせます。

また、市販の不織布タイプの換気扇用外付けフィルターを取り付ければ、汚れたときに不織布だけを取り替えればいいので、フィルター掃除が楽になります。

市販の外付けフィルターの中には、取り換え目安を知らせてくれるものもあるので、参考にすると良いでしょう。

換気扇とフィルターの汚れを放置するとどうなる?

換気扇にとって、フィルターは重要な役割を果たしており、定期的なお手入れが必要です。

ここでは、換気扇とフィルターの汚れを放置するとどうなるかについて解説します。

不快なニオイとカビの原因になる

フィルターが目詰まりを起こしたまま放置すると、換気の効率が落ちます。その結果、室内の空気を排出できなくなるため、料理中のニオイや煙が残ってしまいます。

さらに、問題はニオイや煙だけではありません。換気扇は気体になった油も吸い込んでいます。換気ができていなければ、この油が床や壁に付着し、ベタ付きとなって現れるのです。

また、キッチンは水を多く使う場所であるため、うまく換気ができないと家の中に湿気がこもってしまい、結露やカビの原因になります。キッチン周りは水気も多く、こうしたトラブルが発生しやすい場所といえます。とくに、カビは健康上の問題を引き起こす可能性もあるため、十分注意しましょう。

アルカリ性の洗剤を振りかけている様子

電気代が高くなる

換気扇の動作にかかる電気代はそこまで高くありません。しかし、これはあくまでも新品の状態、もしくは正しくお手入れがされたフィルター装着時の話です。汚れが放置された換気扇は、吸引力が下がるため、換気に要する消費電力量が増えてしまいます。

また、ニオイや湿気がなかなか排出できないと、いつも以上に長い時間、換気扇を回すことになるでしょう。これも、換気扇の電気代が上がる要因です。

1回あたりの電気代は微々たるものですが、これが年間となると決して無視できない金額になります。その意味で、換気扇の清掃は節約の第一歩でもあるのです。

故障や火事の原因になる

長年にわたりお手入れがされていなかった換気扇は、故障を引き起こす可能性があります。これは、油汚れによってファンの回転バランスが崩れるからです。

また、通常以上のパワーで動作を続けたことによる、部品の劣化が起こるケースもあります。

さらに気を付けなければならないのは、火災です。油には、酸化する際に発熱する性質があります。キッチンは火や熱を多く使う場所なので、とくに注意が必要です。

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まとめ

換気扇のフィルターが汚れる主な原因は、調理中の水蒸気に含まれる油や空気中を漂うホコリです。フィルターの汚れは、アルカリ性洗剤を使った浸け置き洗いできれいに落とせます。

掃除しないまま放置していると、換気扇が故障したり火災が発生したりするリスクもあります。3か月~半年に一度ほどの頻度でのお手入れを心がけましょう。

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