冬至におすすめの食べ物で運気アップ!冬至の由来やゆず湯の入り方も解説

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冬至では、運気がアップする食べ物を口にしたりゆず湯に入ったりするのがいいとされています。本記事では冬至の由来や意味をはじめ、おすすめの食べ物やゆず湯について解説します。

冬至におすすめの食べ物で運気アップ!冬至の由来やゆず湯の入り方も解説

日本には季節を表す用語が多数存在します。その中で、冬を表す用語のひとつが「冬至(とうじ)」です。冬至には運気を上げるような食べ物を口にするのがいいとされています。
そこで今回は、冬至におすすめの食べ物をご紹介します。また、冬至の由来や持っている意味、毎年いつ頃訪れるのかを解説します。さらに、冬至に入るのがいいとされているゆず湯についても説明するので、冬至について詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

冬至とは?由来や意味

まずは、冬至の基本的なことを解説します。冬至の由来や持っている意味を見てみましょう。

冬至は二十四節気のひとつ

冬至は二十四節気(にじゅうしせっき)のひとつです。二十四節気とは、太陰太陽暦※を用いる上で季節を正しく示すための用語となります。1太陽年を約15日ごとに24等分して、季節の名称を当てはめたものが二十四節気です。古代中国にて作られた考え方で、日本でも季節や天候の判断基準として使用されてきました。

季節二十四節気の名称

立春(りっしゅん)・雨水(うすい)・啓蟄(けいちつ)・春分(しゅんぶん)・清明(せいめい)・穀雨(こくう)
立夏(りっか)・小満(しょうまん)・芒種(ぼうしゅ)・夏至(げし)・小暑(しょうしょ)・大暑(たいしょ)
立秋(りっしゅう)・処暑(しょしょ)・白露(はくろ)・秋分(しゅうぶん)・寒露(かんろ)・霜降(そうこう)
立冬(りっとう)・小雪(しょうせつ)・大雪(たいせつ)・冬至(とうじ)・小寒(しょうかん)・大寒(だいかん)

※月の満ち欠けを基準にして作った太陰暦に、太陽の動き(季節)も組み合わせて作成した暦のこと

冬至は12月の節気

上記の表を見るとわかるように、冬至は22番目に当てはまる二十四節気です。毎年12月21日や22日の冬の季節に訪れます。日本を含む北半球では太陽の高さが低くなるため、1年のうちでもっとも日照時間が短くなります。オーストラリア大陸などがある南半球では、1年のうちでもっとも日照時間が長くなる日です。
2021年〜2030年の冬至の詳しい日付は、以下を参考にしてください。

西暦 日付 西暦 日付
2021年 12月22日 2026年 12月22日
2022年 12月22日 2027年 12月22日
2023年 12月22日 2028年 12月21日
2024年 12月21日 2029年 12月21日
2025年 12月22日 2030年 12月22日

冬至は太陽の生まれ変わりや無病息災を祈る日とされている

冬至は太陽の生まれ変わりや無病息災を祈る日とされている
冬至は1年のうちでもっとも日照時間が短くなる日で、翌日から徐々に日照時間が長くなります。そのため、世界各地では「冬至が太陽の生まれ変わる日」と捉え、祝祭などが行われてきました。

一陽来復(いちようらいふく)

中国や日本では、冬至が1年でもっとも太陽の力が弱まり翌日から徐々に太陽の力が強くなることを「陰が極まり陽に転じる日」として「一陽来復(いちようらいふく)」と呼んできました。
一陽来復は陰から陽に気が回復するので、「運が向く」や「春が来る」とも考えられています。1年間のさまざまなことをリセットして環境が変わったり再出発したりなど、全ての人の運気が上昇するようになる日です。

無病息災を祈る日

冬は空気が凍てつき厳しい季節です。特に、昔の人にとって冬を越すことは今より難しく、日照時間が短く夜が長くなる冬至は「もっとも死に近い日」とも考えられていました。そのため、何事もなく無事に1日を越せるように無病息災を祈る日でもあったのです。

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
その日を境に太陽の力が強くなるといわれている冬至には、運気が上がるような食べ物を口にするのがいいとされています。ここでは、冬至におすすめの食べ物を見てみましょう。

冬至で口にするといいとされている食べ物

冬至におすすめの食べ物は、運気が上昇するような食材です。特に、名前に「ん」が付く食べ物を口にすると「運」を呼ぶことができるといわれています。

かぼちゃ

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
かぼちゃは漢字で「南瓜(なんきん)」と書き、名前に「ん」が付く食べ物です。また、冬至の「陰が極まり陽に転じる日」が北から南に向かうことを意味するので、漢字に「南」が付くかぼちゃは冬至にふさわしい食べ物として扱われてきました。

加えて、かぼちゃは収穫時期である夏から冬至まで長期的に保存可能です。野菜の収穫が難しい冬にも栄養を摂ることができるため、健康を願う意味も込められています。

小豆

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
昔から小豆の赤い色は、鬼(悪霊)や邪気を祓う力があるとされてきました。中国では、小豆と米を一緒に炊いて作る小豆粥を冬至の朝に食べて無病息災を祈る習慣があり、それが日本にも伝わっています。小豆粥は冬至粥とも呼ばれる食べ物です。

こんにゃく

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
こんにゃくは名前に「ん」が付く食べ物です。体に溜まった砂(老廃物)を吸着して排出し、胃腸を整える効果があるとされています。そのため、昔の人はこんにゃくのことを「胃のほうき」や「腸の砂おろし」と呼んでいました。こんにゃくを食べることを「砂おろし」や「砂払い」と呼ぶ地域もあります。

冬の七種(ななくさ)は運を呼び込む

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
名前に「ん」が付くものは「運」を呼び込む食べ物です。そのため、「ん」が2回付くような食べ物は、さらに縁起がいいとされています。冬の七種(ななくさ)とも呼ばれている、「ん」が2回付く食べ物を見てみましょう。

  • ・なんきん(南瓜:かぼちゃ)
  • ・きんかん(金柑)
  • ・ぎんなん(銀杏)
  • ・にんじん(人参)
  • ・れんこん(蓮根)
  • ・かんてん(寒天)
  • ・うんどん(饂飩:うどん)

かぼちゃは「ん」が2回付くので冬の七種にも含まれます。また、昔はうどんを「うんどん」と呼んでいました。

地域や国によって冬至の食べ物は変わる

冬至にちなんで口にされる食べ物は地域や国によって異なります。どのような食べ物があるのか見てみましょう。

こんにゃくの煮物

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
本州で好んで食べられているのがこんにゃくの煮物です。こんにゃくと他の食材を煮て甘辛く仕上げます。冬の七種に数えられる、人参や蓮根、銀杏などを加えるとさらに運気アップを目指せることも特徴です。

冬至うどん

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
本州では冬至にうどんもよく食べられています。冬至の時期に口にするため「冬至うどん」とも呼ばれる食べ物です。

いとこ煮

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
いとこ煮とは野菜や豆など、植物だけで作られた料理のことです。茨城県の郷土料理にはかぼちゃと小豆の煮物であるいとこ煮が存在します。かぼちゃと小豆はどちらも冬至に口にするのがいいとされる食べ物です。この2つを使ういとこ煮は縁起を呼び込むのに適しています。

きんぴら

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
九州をはじめ、日本で広く楽しまれているのがきんぴらです。冬の七種に数えられる、人参や蓮根が使われているので、縁起がいい食べ物になります。

ゆずの酢の物

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
九州をはじめ、日本で広く楽しまれているのがきんぴらです。冬の七種に数えられる、人参や蓮根が使われているので、縁起がいい食べ物になります。

トゥンジージューシー

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
沖縄県ではトゥンジージューシーと呼ばれる炊き込みご飯を冬至に食べます。「トゥンジー=冬至」、「ジューシー=炊き込みご飯」です。子孫繁栄の意味を持つ里芋を使って調理します。また、野菜や肉類などさまざまな具材を入れるため、栄養豊富な食べ物です。

水餃子と湯円(タンユェン)

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
中国では冬至に水餃子が食べられています。温かい水餃子を食べることで冬の寒さを乗り切るという考え方が広がっているようです。また、江南地域では湯円(タンユェン)という白玉団子の甘味がよく口にされています。湯円の「円」が、縁起がいいと考えられているようです。

冬至にはゆず湯!どうしてゆず湯がいいのか?

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
「冬至=ゆず湯に入る」と認識している方も多いのではないでしょうか。ここでは、冬至にゆず湯に入るようになった理由や期待できる効果、やり方・入り方をご紹介します。

ゆず湯が運を呼ぶ前の禊だった

冬至の日にゆず湯に入ることは、運を呼ぶ前に行う厄祓いのための禊だったといわれています。ゆずは冬が旬の果実なので、冬至に使うゆずは強い香りが特徴です。その強い香りによって邪気を祓うと考えられていました。
昔の人は毎日入浴する習慣は少なかったため、一陽来復で気が回復する前にゆず湯で身を清めていたとされています。また、冬至の日にゆず湯に入る由来は、他にも以下のような理由が挙げられます。

「冬至=湯治」・「ゆず=融通」の語呂合わせ

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
昔の日本では、冬至を「湯治」、ゆずを「融通(が利く)」のようにかけることで、「ゆず湯に入れば息災になり、融通が利いて上手くいく」という考えがありました。
江戸や江戸近郊の年中行事を月順に解説していた「東都歳事記(とうとさいじき)」という文献には、冬至にゆず湯を焚く記述があります。そのため、冬至にゆず湯に入る習慣は江戸時代からあったようです。

長年の苦労が実る

ゆずは、植えてから実るまで18年という歳月が必要な果実です。ゆずを表す言葉に「柚子の大馬鹿十八年」という言い回しがあるほど長い期間がかかります。そのため、冬至にゆず湯に入ることは「長年の苦労が実りますように」のような願いが込められていました。

ゆず湯に入ることで期待できる効果

柑橘系のゆずの香りが立ち込めるお風呂に入ることで、リラックス効果が期待できます。また、ゆずの果皮にはビタミンCやクエン酸が豊富に含まれているため、美肌作用や体臭改善効果も得られるでしょう。

さらに、血行を促進する成分・フラボノイドの作用によって、腰痛・むくみ・冷え性の緩和も期待できます。

ゆず湯のやり方・入り方

ゆず湯のやり方・入り方は主に、丸ごと・輪切り・皮だけ入れるの3つです。では、ひとつずつ方法を解説します。

丸ごと入れる

冬至は「ん」が付く食べ物を口にするとよい運気が上がる
一つ目はゆずを丸ごと入れる方法です。特に下準備が必要ないので、手軽に実行できます。200リットルのお湯に対して、ゆずを2〜3個入れてください。湯船に浸かりながらゆずを揉むと、ゆずの成分だけが溶け出します。
より香りを楽しみたい場合は、爪楊枝で数ヶ所穴を開ける・皮を少し削ぐ・浅めの切り込みを入れる、のような一工夫をするといいでしょう。

輪切りや半分カットして入れる

二つ目は、ゆずを輪切りや半分にカットしてから入れる方法です。あらかじめ切ることで香り成分が出やすくなります。カットした表面の種は取り除いてください。そのまま湯船に入れると実が崩れて汚れてしまうため、水切りネットや洗濯ネットなどに入れましょう。

皮だけ入れる

三つ目は、ゆずの皮だけ入れる方法です。ゆずの香りやその他成分の多くは皮に含まれているので、皮だけでも十分にゆず湯を楽しめます。皮の剥き方は、はじめにヘタがある上部とお尻の下部をカットしてください。その後、縦に切り込みを入れて手で皮を剥ぐと綺麗に剥くことが可能です。
皮だけ入れる場合も水切りネットや洗濯ネットに入れてから湯船に浮かべると後片付けがスムーズに終わります。

ゆず湯の注意点

子どもや敏感肌、乾燥肌の人にはゆずの成分が刺激になるケースがあります。少しでも異変を感じたら入浴を中止して下さい。また、ゆず湯に入るときは追い焚き機能の使用は避けましょう。ゆずの果肉や果汁が配管内に流れると雑菌が繁殖する危険性があります。

冬至におすすめの食べ物を口にしてゆず湯に入って運気を上げる

冬至は二十四節気のひとつで、毎年12月21日や22日に訪れます。この日を境に日照時間が長くなるため、運気が上昇するような食べ物を口にするのがいいとされています。かぼちゃ(なんきん)やこんにゃくなど名前に「ん」が付いたり、小豆など邪気を祓ったりする食べ物を口にしましょう。
さらに、ゆず湯は運を呼び込む前の禊と考えられています。冬至におすすめの食べ物を口にしてゆず湯に入り、運気アップを意識してみてください。

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