インテリア・部屋作り

LIXILオンラインショールームってどんなもの? リモートで浴室のリフォームを相談してみました

共働きで毎日を慌ただしく過ごすうちに、あっという間に月日は流れ、赤ちゃんだった息子は3歳に。息子と一緒にお風呂にはいっていてふと、この先何年この家に住むのだろうかという思いが胸をよぎりました。我が家は築15年のマンション。そろそろ家のそこかしこに使用感がみられます。この子が成人するまで、まだあと17年。湯船に浸かりながら、傷みが目につき始めた浴室をぼんやり眺めていると、リフォームというアイデアがふと胸に浮かび、以来私の心を捉えて放さなくなりました。

体験した人

澄田 直子(すみた なおこ)
ライター

旅とアウトドアを愛するライター。旅を中心とした仕事が多かったためコロナ禍で生活は一変したが、もともと“自家製”が好きだったため、酵母を起こしてパンを作ったり燻製を作ったり、おうち時間もなかなか楽しい。

自宅にいながら相談できる、目からうろこのオンラインショールーム

とはいえ、リフォームの具体的なイメージがあるわけではありません。私はフルタイムで勤務中。子どもはいたずらざかりの3歳で、休日にショールームまで出かけるのは一大イベントです。相談中、ショールームを駆け回るであろう息子の姿もありありと目に浮かぶ。やはりコロナのことも気になるので遠出は避けたいところだし、コロナに関係なく急な発熱というのは子どもにはよくある話です。

諦めかけていたときに知ったのがLIXILのオンラインショールーム。

その名の通り、ネット環境さえ整っていればタブレットやPCを使って、いつでもどこでもオンラインでリフォーム相談できるサービスで、しかも受付時間は10時から19時30分まで。これなら私でも利用できそうです。

早速サイトから予約することに。キッチンや浴室、エクステリアや玄関リフォームなどから相談したい商品項目を選び、希望の日時を選択します。1回約60分、最大4商品まで対応してくれるそうですが、しっかり検討するなら2商品くらいが目安だそうです。

自宅にいながら相談できる、目からうろこのオンラインショールーム

連絡先や建主の名前などのほか、自由記入欄があるので記入します。

自宅にいながら相談できる、目からうろこのオンラインショールーム

浴室のサイズや希望などより細かな情報を伝える

しばらくしてLIXILから予約確認のメールがありました。その際に「事前ヒアリング」の記載を依頼されました。相談する商品ごとに、希望する内容や理想のイメージ、重視するポイント、検討している間取りやレイアウトなどをアンケートに沿って回答していきます。これに回答しておくと、より希望に沿ったリフォーム案を提案いただけるということです。

記入した内容はこんな感じ。

  • 冬場の浴室、洗面所がすごく寒い
  • 浴室の床が冷たくて憂鬱になる
  • 浴室のドアの溝部分の掃除がしづらく汚れがたまっていやだ
  • 子どもがシャワーを使って遊ぶので節水できるものがいい
  • ホテルのような気持ち良いシャワーだとなおうれしい

最後のほうはリフォームするならあわよくば、という感じではあるのですが、とりあえず希望はすべて伝えてみました。

また今回は、浴室のリフォームなので浴室のサイズや間取りを教えて欲しいとのこと。また可能ならば、現状の写真を送ってくれればより提案がしやすいということでした。マンション購入時の情報をひっぱりだし、浴室のサイズを確認。間取りは図面が見当たらなかったので、申し訳ないのだけど私の手描き。写真はiPhoneでパシャっと撮って送ります。

浴室のサイズや希望などより細かな情報を伝える

Zoomでオンラインショールームのスタート!

オンラインショールームはZoomで行われます。指定時間になったらあらかじめ案内されたリンクにアクセス。開始間際にあたふたしないようあらかじめデバイスに対応したアプリをダウンロードして設定しておきましょう。

Zoomでオンラインショールームのスタート!

担当のコーディネーターさんとご挨拶。まずは簡単な自己紹介や、今回の相談内容や悩みの確認など、雑談を交え和やかな雰囲気でスタート。このあたりの流れは対面とほぼ変わらないイメージです。

そしていよいよ本題。でました、今回の私の浴室のリフォーム案!

Zoomでオンラインショールームのスタート!

あらかじめ渡しておいた間取りをもとに、自宅の浴室と同じ間取りでリフォーム後のイメージ画像が用意されています。ドアや窓の位置が同じなので、完成イメージが手に取るようにわかる!

リフォームの魅力的なポイントは多々あるのですが、私がもっとも心引かれたのはベンチカウンターが設置された洗い場と、オーバーヘッドシャワーや打たせ湯の機能がついたアクアワター。身体を包み込むように降り注ぐシャワーに身を委ねるなんて最高じゃないですか!

Zoomでオンラインショールームのスタート!

日頃忙しく働く私へのご褒美に導入したいな〜、と思っていたところ、子どもをこのベンチに座らせて、向かい合ったバスチェアで体を洗うという使い方もおすすめという情報も。なるほど、私だけじゃなくて、親子で過ごすバスタイムも便利になるならば、パートナーを説得する材料にもなりそうです。

各パーツの機能がわかりやすいのもいいです。例えば先ほどのアクアタワーですが、図面だけではピンときていない私の雰囲気を察したコーディネーターさんが画面をクリック。するとアクアタワーの動画に切り替わりました。

Zoomでオンラインショールームのスタート!

先ほどの間取り図を見たあとなので、自宅のお風呂とシンクロし、かなりの臨場感を持って見ることができます。

リフォーム案にはほかにも天井、床、壁をまるごと保温し、冬でも寒くない「サーモバス」や、掃除がしやすい「キレイサーモフロア」など、その他の私の悩みにもきめ細かく対応してくれていました。

間取りやパーツなどが固まってきたところで、ふと、もうちょっと明るい雰囲気のお風呂がいいかなあ、とつぶやくと「それならこれはどうでしょう」と先ほどの図面をクリック。一瞬にして、浴室の壁と浴槽の色が変わりました。違う色や違う素材を見てみたい場合もすぐに叶うなんてまるで魔法のようですね。

対面でなくても伝わる工夫が随所に

「LIXILバーチャルショールーム」も便利です。

対面でなくても伝わる工夫が随所に

対面でなくても伝わる工夫が随所に

実際にLIXILのショールームが3D画像で用意されており、設置されたイメージを見ることができます。色や素材などは図面で、配置イメージは実物の3D画像で見ることができるので、かなり具体的にイメージすることができました。測定ツールを使って展示品のサイズを測ることができるので、自宅のサイズと比較も簡単!このバーチャルショールームはLIXILのホームページ上で公開されているので、オンラインショールーム終了後に気になった商品をゆっくりと見ることができます。

対面でなくても伝わる工夫が随所に

そんな感じで初回のオンラインショールームは終了。終了後に、本日のオンラインショールームで決まった私の家のイメージ図と使用した素材の一覧、見積もり書、図面が送られてきます。それを見てじっくりと検討し、さらに相談したければまたオンラインショールームを予約してもOKです。

オンラインショールームを終えてみて

実際に体験してみた感想は、オンラインのリフォーム相談には、メリットこそあれデメリットはないということ。私のように子どもが小さくて休みの日にショールームに行きづらいというケースはもちろんですが、例えば、島根県にある私の実家のリフォーム相談もできそう。両親とは最近テレビ電話で孫の成長を伝えていてオンラインでの会話にもなれているので、Zoomの設定さえできればそう抵抗ないはず。築30年になる私の実家もさまざまなところで修繕が必要になってきているので、これは使えそうです。

また夫婦それぞれ別の場所からの参加もできるので、仕事の休憩時間などに夫に参加してもらうこともできます。

体調が思わしくない場合は無理して外出できないご時世ですが、オンラインショールームであれば寝込んでしまうほどの症状でない限り、決行できるのもメリットですね。

オンラインのメリットはほかにもあり、例えばサイズ測定。対面だと、浴室のドアの高さや奥行きなど、計り忘れた場合は一度自宅に戻らなくてはなりませんが、自宅にいるのでその場で計れます。また、スマホやタブレットのカメラ機能で、自宅の該当部分を撮影しながら相談できるので、コーディネーターさんにも伝わりやすいよう。そのあたりはむしろショールームにおもむくよりもメリットがあると感じました。

またLIXIL ARサービスでは「Digital Room AR*」というアプリも用意されています。このアプリは、見積もり書に記されている商品のQRコードを読み取って、スマホのカメラを設置したい場所に向けると、その商品が設置された様子が見られるというもの。自宅に商品が置かれた様子をイメージしたいときに便利です。
*一部の商品にのみ対応

オンラインショールームを終えてみて

オンラインショールームに臨む前のアドバイス

オンラインショールームに参加する前に準備しておいた方がいいなと思ったのは、現状の悩みを整理しておくことと、各所の寸法を測っておくこと、また間取り図や現状の写真。家族構成、ライフスタイルなどは細かく伝えておいた方がいいでしょう。ややプライベートなことにはなりますが、その方がよりパーソナライズされた提案をしてもらえます。

現状の写真を送っておくと、例えば現在のイメージと少し変えたカラーで提案してくれたり、浴室の棚に荷物が多いなら収納が多めの間取りで提案してくれたりと、自分では思いつかない潜在的な問題を解決する提案をしてもらえるというメリットがあります。

オンラインショールームは何度でも相談無料。次回は浴室の収納や照明について、より具体的な相談をしてみようかと思います。

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