【2026年】タイのソンクラーンとは?休暇期間や文化、楽しみ方を紹介
ソンクラーンは毎年4月13日〜15日に定められている祝日で、2026年も4月13日(月)〜15日(水)に行われます。
この記事では、ソンクラーンの日程や、バンコク・チェンマイなどの地域ごとの楽しみ方、現地に行けなくてもお家でタイ気分を味わえる再現レシピについて紹介します。ソンクラーンの文化を深く理解し、タイの熱気と癒やしを感じてみませんか。
目次
ソンクラーンとは?タイの旧正月をお祝いする「水かけ祭り」
ソンクラーンとは、タイの旧正月を祝う伝統的なお祭りで、新しい一年の始まりを告げる大切な行事です。
タイの旧暦では、太陽が黄道上で牡羊座の上へ移るタイミングを“季節の移り変わり”と考え、新年の節目としてきました。「ソンクラーン」という名前も、その“移り変わり”を意味するサンスクリット語「サンクラティ」に由来します。
タイのソンクラーンといえば、「水かけ祭り」が有名です。もともとは、仏像や家族の手にお清めの水をかけ、敬意を表す伝統的な風習でしたが、現在では、街中で見知らぬ人同士が水をかけ合って楽しむ「水かけ祭り」として知られるようになりました。この水には「旧年の不運を洗い流し、清らかな気持ちで新年を迎える」という意味が込められています。
タイの人々にとって、ソンクラーンは一年で最も活気にあふれ、家族が集まる大切な時期です。単なるお祭りではなく、伝統を重んじる精神的な節目でもあります。
また、この時期のタイは一年で最も気温が高く、水をかけ合うことは暑さを和らげる知恵でもありました。新年の節目を祝う伝統と、暑い季節ならではの水遊びが合わさり、いまのソンクラーンらしい姿が形づくられてきたのです。
ソンクラーンの日程とタイ各地の見どころ
ソンクラーンは、毎年4月13日から15日の3日間と決まっています。タイ全土が祝日となり、多くの人々が故郷へ帰り、家族との時間を過ごします。
2026年のソンクラーンは、4月13日(月)~15日(水)です。2025年から2029年にかけての具体的な日程は、以下の通りです。
| 年 | ソンクラーンの日付 |
|---|---|
| 2025年 | 4月13日(日)〜4月15日(火) |
| 2026年 | 4月13日(月)〜4月15日(水) |
| 2027年 | 4月13日(火)〜4月15日(木) |
| 2028年 | 4月13日(木)〜4月15日(土) |
| 2029年 | 4月13日(金)〜4月15日(日) |
タイ各地では、その土地ならではの特色あるお祝いが行われます。バンコクやチェンマイなどの主要都市は非常に混雑するため、ソンクラーンの時期にタイ旅行を計画している場合は早めのホテル予約が必須です。
ここからは、都市ごとに異なるソンクラーンの楽しみ方や魅力について紹介します。
バンコク:カオサンやシーロムなど熱狂の渦に飛び込むならここ
首都バンコクは、世界中から観光客が集まるソンクラーン随一のにぎわいスポットです。とくにバックパッカーの聖地として知られる「カオサン通り」は、身動きが取れないほどの熱気に包まれます。
メインストリートの「シーロム通り」では、大規模な歩行者天国が設けられます。通りには水鉄砲を手にした旅行者や若者が続々と集まり、朝から夜まで途切れなく水しぶきが飛び交います。まるで街全体が巨大な水遊びの広場になったような、活気あふれる雰囲気を楽しめます。
一方で、歴史的な寺院に足を運べば、静かに仏像へ注水する伝統的な姿も見られます。シーロムやカオサンなどのにぎやかなエリアと、寺院の落ち着いた雰囲気が近い距離で共存しており、ソンクラーンの多彩な魅力を一度に味わえるのが、バンコクならではの魅力といえるでしょう。
初めてソンクラーンに参加する方は、大型商業施設の前などで開催されるイベントを狙うのもおすすめです。安全管理が行き届いている会場も多く、初心者でも安心して熱狂を体験できます。

チェンマイ:伝統的な儀式と水かけの両方を楽しめる古都
北部の古都チェンマイは、最も風情があるといわれる開催地です。旧市街を取り囲む「お堀」の周辺が、巨大な水かけスポットに変わります。地元の人たちや旅行者が集まり、ゆるやかに水を掛け合いながら楽しむ光景が広がり、チェンマイならではのローカル感を味わえます。
その一方で、チェンマイは伝統を重んじる場所でもあります。美しい寺院では、仏像に水をかけて清める「ソンナムプラ」という儀式が行われます。華やかな民族衣装を着た人々によるパレードも見応えがあるでしょう。
お祭り騒ぎと、タイの伝統的な精神性の両方に触れたい方に最適です。夜には寺院で静かに祈りを捧げる、落ち着いた時間も過ごせます。

アユタヤ:世界遺産の街で「ゾウ」と一緒に水かけ合戦!
世界遺産の街として知られるアユタヤでは、この地ならではのユニークな体験が待っています。それは、色鮮やかにペイントされた「ゾウ」たちとの水かけ合戦です。
ゾウが器用に鼻を使って水を吹き出す光景は、アユタヤのソンクラーンを象徴する名物です。観光客もゾウに水をかけることができ、動物との一体感を楽しむことができます。
歴史的な遺跡を背景にしたパレードは、まるでタイムスリップしたかのような美しさです。伝統的な「ミス・ソンクラーン」コンテストも開催され、華やかな雰囲気に包まれます。
アユタヤはバンコクから日帰りも可能ですが、宿泊して朝の静かな儀式を見るのもおすすめです。古都の落ち着いた雰囲気に包まれながら、ゾウとともに迎える新年は、心に残る特別な体験になるでしょう。

初参加でも安心!ソンクラーンを楽しむための準備ガイド
ソンクラーンは楽しいイベントですが、安心して楽しむためには最低限守るべきマナーや準備があります。これを知っておくことで、トラブルを避け、安全にお祭りを満喫することができます。
ソンクラーンを安全に楽しむための基本マナー
ソンクラーンでは、水をかけられることを前向きに楽しむことが大切です。水は「祝福」を意味しているため、水をかけられた際は、笑顔で「サワディー・ピー・マイ(あけましておめでとう)」と返しましょう。
一方で、誰にでも水をかけていいわけではありません。失礼にあたる相手や、危険につながる状況では水をかけないことが大切です。
僧侶や軍人、警察官、高齢者、乳幼児、そして屋台などで働く人や販売中の商品には絶対に水をかけてはいけません。これはタイ社会において非常に重要なマナーです。また、車やバイクなどを運転中の人へ水をかけるのも危険ですので避けましょう。
露出の多すぎる服装は、タイの文化では好ましくありません。現地の人々への敬意を忘れず、節度を持って参加することが大切です。特に寺院を訪れる際は、肩や膝が出る服装は避け、礼節を持って参加しましょう。
マナーを守り、現地の伝統を尊重しながら楽しむことで、一生の思い出に残る素晴らしい体験ができるはずです。
水かけ祭りで準備すべき5つのマストアイテム
祭りに参加する前に、以下のアイテムを必ず揃えておきましょう。
- 防水ケース
- スマホや財布を保護するために必須です。首から下げるタイプが便利です。
- ゴーグル
- 目に入る水や、顔に塗られる粉(泥)から目を守ります。
- 濡れてもいい服装
- 速乾性のシャツや短パンがおすすめです。白い服は透けるので避けましょう。
- サンダル
- かかとが固定できるスポーツサンダルが安全です。
- 日焼け止め
- タイの4月は酷暑です。水に強いウォータープルーフタイプを選びましょう。
これらを準備すれば、安心して水の掛け合いに飛び込めます。周囲への敬意を忘れず、安全に配慮しながらタイの伝統的な新年を心ゆくまで満喫しましょう。
水かけだけじゃない!ソンクラーンに込められた伝統的な意味
派手な水かけに注目が集まりがちですが、ソンクラーンには、家族と過ごし感謝を伝えるという一面もあり、タイ政府は、ソンクラーンの中日である毎年4月14日を「家族の日」と定めています。この時期は連休期間となるため、都市部で働く人々は一斉に帰省し、親族で集まって食事を楽しみます。
寺院では「タンブン(徳を積む)」として、寄付やお供えなどの善行が行われます。あわせて、仏像に香りのついた水を丁寧にかけて清める「ソンナムプラ」という習わしも見られます。
さらに境内では、砂で仏塔(砂の塔)を作る伝統もあります。これは、参拝者が靴の裏につけて持ち出してしまった砂を寺院に返すという意味があるとされています。
水かけのにぎわいの裏には、こうした静かで深い精神文化が息づいています。歴史的背景を知ることで、祭りの見え方がより深まることでしょう。

お家でタイ気分!ソンクラーンに食べたい伝統料理レシピ
タイへ行くのが難しい方も、料理でソンクラーン気分を味わえます。ここでは、暑い季節にぴったりの、涼しげで縁起の良いメニューをご紹介します。日本のスーパーで手に入る材料を使って、手軽に再現してみましょう。
タイの文化では、新年を美味しい料理で祝うことが欠かせません。ご家族や友人と一緒に、異国の食卓を楽しんでみてください。
お祝い気分を盛り上げる!タイ風焼き鳥「ガイヤーン」

タイの屋台で人気の「ガイヤーン」を、日本のスーパーでそろう材料だけで作りやすくアレンジしました。スパイスの香りがふわっと広がる、食欲をそそる一品です。
【材料(2~3人分)】
- 鶏手羽先 or 手羽中:8本程度
- サラダ油:小さじ1(焼く前に塗る用)
(漬け込みタレ)
- ナンプラー:大さじ1
- しょうゆ:大さじ1
- 砂糖:大さじ1
- おろしにんにく:小さじ1
- おろししょうが:小さじ1
- オイスターソース:小さじ1
- カレー粉:小さじ1/2
- レモン汁:小さじ1(あれば)
【作り方】
- ボウルにナンプラー、しょうゆ、砂糖、おろしにんにく、おろししょうが、オイスターソース、カレー粉、レモン汁を入れ、よく混ぜる。
- 鶏手羽をタレに入れてよくもみ込み、冷蔵庫で30分〜2時間ほど置く。しっかり味をしみ込ませたい場合は一晩置いても良い。
- 焼く前にグリルにサラダ油を薄く塗り、焦げつきを防ぐ。
- 皮を下にして鶏肉をグリルに並べ、弱〜中火で15〜20分焼く。時々ひっくり返し、全体に焼き色をつける。
- 火が通ったら取り出して完成。
タレに漬け込むだけで味が決まり、魚焼きグリルのほか、オーブンやトースターでも焼けるので、気軽に楽しめます。
直火で香ばしく焼ける魚焼きグリルは、屋台風の風味に仕上がりやすく、いちばんおすすめの方法です。家族分を用意したいときは一度にまとめて焼けるオーブンを、少量を手軽に焼きたいときはトースターと、使い分けるのもいいでしょう。
暑い新年にぴったり!日本でも作れる「タイ風・お祝い春雨サラダ(ヤムウンセン)」

ヤムウンセンは、酸味と辛味が絶妙なタイの定番サラダです。春雨(ウンセン)は「長く続く」ことを連想させるため、お祝いの席にもふさわしい一品です。
【材料】
- 春雨:40g
- むきエビ:4〜5尾
- 豚ひき肉:50g
- 紫玉ねぎ(スライス):1/4個
- セロリ:少々
- ミニトマト:5~6個
(タレ)
- ナンプラー:大さじ1/2
- レモン汁:大さじ2
- 砂糖:小さじ2
- 豆板醤(あれば):少々
【作り方】
- 小さめのボウルにナンプラー、レモン汁、砂糖、豆板醤を入れ、砂糖が溶けるまでよく混ぜる。
- 春雨とエビ、豚ひき肉を同じ鍋で茹で、ザルに上げる。
- 温かいうちに、1のタレとよく和える。
- スライスした赤玉ねぎとセロリ、半分に切ったミニトマトを加え、全体をさっくり混ぜれば完成。
ナンプラーがない場合は、薄口醤油と鶏ガラスープの素で代用可能です。パクチーを添えれば、一気に本格的なタイの香りが食卓に広がります。
タイの定番デザート!甘くて濃厚な「マンゴーともち米のスイーツ」

タイのソンクラーン時期は、マンゴーが最も美味しい季節です。タイで愛される「カオニャオ・マムアン」を、日本のお米を使って簡単に再現します。4月のタイで旬を迎えるマンゴーを贅沢に使いましょう。
【材料】
- マンゴー:1個
- もち米:1/2合
- ココナッツミルク:120mL
- 砂糖:大さじ1
- 塩:ひとつまみ
【作り方】
- もち米は洗って30分ほど水に浸し、ザルに上げる。炊飯器なら「もち米モード」または通常炊飯で炊く。
- 小鍋(または耐熱ボウル)にココナッツミルク80mL、砂糖、塩を入れ、軽く温めて溶かす。
- 炊けた米に2のソースを回しかけ、切るように混ぜる。ラップをして5分ほど置くと、味がなじみ、ねっとり感が出る。
- 茶碗などに詰めて丸く型抜きし、皿に返してのせる。マンゴーをスライスして添え、残りのココナッツミルク(40mL)を器に入れて添えれば完成。
ココナッツミルクのコクと、マンゴーの甘酸っぱさが絶妙にマッチします。お子様と一緒に作れるほど簡単なので、おやつの時間にもぴったりなタイの定番スイーツです。
まとめ
ソンクラーンは、にぎやかな水かけの印象が広く知られていますが、もともとは家族と過ごし、新しい一年を清らかに迎えるための大切な行事として受け継がれてきました。各地で少しずつ違う祝い方があり、伝統と現代の楽しさが自然に重なり合っていることも魅力のひとつです。現地での体験はもちろん、日本にいても料理や歴史を知ることで、その文化にやさしく触れることができます。
新しい文化を知ることは、日々の視野を広げるきっかけにもなります。次の休暇に向けて、旅先の候補にタイを加えてみるのも良いかもしれません。この記事を参考にしながら、自分に合った楽しみ方を探してみてください。
記事編集
- くらひろ編集部
- 東京電力エナジーパートナー株式会社
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