【コピペOK】もう迷わない!ビジネスメールの書き方と状況別の文例
本記事では、基本の構成からそのまま使える状況別の文例まで、初心者の方にも分かりやすく解説します。マナーを守った正しいメール作成術を身につけて、仕事の効率と信頼を同時に高めましょう。
目次
ビジネスメールの基本構成と正しい書き方
ビジネスメールには、相手が内容を素早く理解するための「基本の型」が存在します。基本構成を型通りに作成することで、情報の抜け漏れを防ぎ、読み手に安心感を与えることができます。
ビジネスメールは「宛先」「件名」「宛名」「挨拶」「本文」「結び」「署名」の」7つのパーツに分けて構成します。この順番はビジネスシーンでの標準的なマナーであり、受信者が上から順に読むだけで要件を把握できる合理的なレイアウトになっています。
- 宛先
- 件名
- 宛名
- 挨拶
- 本文
- 結び
- 署名
まずはこの基本の全体像を正しく理解し、型に沿って作成する習慣を身につけましょう。
件名は一目で内容と重要度が伝わるように
メールの件名は、受信者が開封の優先順位を決めるための最も重要な要素の一つです。多くのビジネスパーソンは、一日に数十件から数百件のメールを受け取るため、件名だけで内容が判別できないと後回しにされたり、見落とされたりする可能性があるためです。
件名を作成する際は、30文字以内で簡潔にまとめ、必要に応じて【 】(すみつきかっこ)を活用しましょう。
件名の悪い例
- お疲れ様です
- 相談があります
抽象的で、開封するまで内容が分からないものはNGです。
件名の良い例
- 【ご確認依頼】○○プロジェクトの進捗報告について
- 【お礼】〇月〇日の打ち合わせについて
- 【重要】1月の会議日程について
このように、用件をわかりやすく簡潔にまとめ、日付や内容を具体的に書くことで、受け取る側がすぐに内容を把握することができます。
宛名の敬語(様・役職・御中)の使い分け
本文の冒頭に記す宛名は、相手への敬意を示す第一歩であり、書き方を間違えると失礼な印象を与えてしまうおそれがあります。宛名のルールは、相手が個人か組織か、あるいは社内か社外かによって異なります。そのため、状況に応じて適切に使い分けることが大切です。
個人宛の宛名は「株式会社○○ 役職名 氏名様」と記載します。なお、役職名の直後に「様」を付ける(例:「部長様」)のは二重敬語にあたるため使用は避けましょう。役職名と敬称を併用する際は、必ず氏名を併記した上で「氏名様」としてください。
複数人に送る連名の場合は、役職の高い順に並べるのが基本です。社内向けであれば「部署名 苗字さん」や「苗字 役職名」とするのが一般的ですが、自社のルールを確認しておくと安心です。また、会社や部署全体に送る場合は「御中」を使用しましょう。
正しい宛名書きは、相手への配慮を示す重要なマナーであることを意識しておくと良いでしょう。

ビジネスメールで必ず守るべき基本マナー
ビジネスメールは、単なる情報の伝達手段ではなく、信頼関係を構築するためのコミュニケーションツールです。正しい技術だけでなく、相手への配慮や基本的なマナーを守ることで、仕事の円滑な進行や信頼の獲得につながります。
とくに意識すべきは、返信のスピード感と、送信先の設定、そしてファイル送付時の配慮です。返信は原則として24時間以内に行うのがマナーであり、時間がかかる場合は「確認後に改めて連絡する」旨を即座に伝えるのが望ましいでしょう。
これらのマナーを身につけておくことで、相手に不要なストレスを与えず、ビジネス上の信頼を築きやすくなります。
To・Cc・Bccの正しい意味と使い分け
メールを送る際は、宛先(To・Cc・Bcc)の役割を正しく理解し、適切に使い分ける必要があります。これを誤ると、情報漏洩(ろうえい)などの重大なトラブルに発展したり、受信者が自分の役割を誤解したりするリスクがあるからです。
「To」は対応・返信する必要がある主要な宛先、「Cc」は主なやりとりには関わらないが、内容を把握してほしい相手、「Bcc」は他の受信者にアドレスを見せずに内容を共有したい相手と定義されます。
Ccで送られた側は原則として返信の義務はありませんが、全体の内容を把握しておく必要があります。また、Bccは、一斉配信などで受信者同士のメールアドレスを見せずに案内を送信したい場面で使用します。
状況に応じて、To・Cc・Bccの役割を正しく選択し、必要な相手に確実に情報を届けましょう。
容量やファイル形式に配慮した添付マナー
ファイルを添付する際は、相手の受信環境や作業効率を考慮したマナーが求められます。大きなサイズのファイルを無断で送ると、相手のメールサーバーを圧迫したり、受信エラーを引き起こしたりする可能性があるからです。
一般的に、添付ファイルの合計サイズは、上限2MBから3MB程度を目安とし、それを超える場合はオンラインストレージなどの活用を検討しましょう。
また、近年ではセキュリティの観点から、パスワード付きZIPファイルの送付(いわゆるPPAP)を廃止する企業が増えています。送信前には、ファイル形式が適切か、ファイル名が分かりやすいかなどを必ず確認してください。
配慮の行き届いた添付メールは、あなたの仕事の丁寧さを相手に印象づけます。
【シーン別】そのまま使えるビジネスメール文例集
ビジネスメールの作成時間を短縮し、かつ失礼のない文章を送るためには、信頼できる文例を活用するのが効率的な方法です。標準的なフレーズをベースにすることで、構成に悩む時間を減らし、重要な本文の作成に集中できるからです。
ここからは、日常業務で頻繁に発生する「初めての挨拶」「お礼」「お詫び」など、主要なシーンの文例を紹介します。これらはビジネスの現場でそのまま使える形式ですので、状況に合わせて一部を書き換えるだけで活用できます。状況に応じた最適な言葉選びができるよう、これらの文例を自身のテンプレートとして保存しておくと便利です。
初めて連絡する相手への挨拶メールの文例
面識のない相手に送る初めてのメールは、相手の警戒心を解き、不信感を与えない丁寧な文章が求められます。唐突な連絡は失礼にあたる場合があるため、誰の紹介か、なぜ連絡したのかという理由を簡潔に名乗りとともに伝えることが大切です。
【初連絡メールの例】
件名:
【ご相談】ウェブサイト制作に関するお問い合わせ(株式会社○○ [苗字])
本文:
株式会社△△ マーケティング部 ○○様
突然のご連絡失礼いたします。
株式会社○○の[苗字]でございます。
貴社のウェブサイトを拝見し、素晴らしい実績に感銘を受け、
この度ご連絡をさせていただきました。
現在、弊社ではサイトのリニューアルを検討しており、
ぜひ一度お話を伺いたく存じます。
ご多忙の折とは存じますが、ご検討いただけますと幸いです。
---
署名
商談依頼メールの文例
商談依頼のメールは、相手に「会うメリット」を伝えつつ、検討の負担を減らす配慮が重要です。
趣旨を明確にした上で、具体的な候補日をこちらから提示することで、相手がスケジュールを確認しやすくなります。
【依頼メールの例】
件名:
【お願い】新プロジェクト立ち上げに伴う打ち合わせのお願い
本文:
株式会社▲▲ 営業部○○様
いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の[苗字]でございます。
先日は新規プロジェクトのご提案をいただき、ありがとうございました。
本プロジェクトを本格的に始動させるにあたり、
〇〇様と詳細なスケジュールの共有および、
今後の役割分担についての打ち合わせを実施したく存じます。
つきましては、以下の日程の中で、
1時間ほどお時間をいただけないでしょうか。
・〇月〇日(〇)10:00~12:00
・〇月〇日(〇)14:00~16:00
・〇月〇日(〇)13:00~15:00
上記以外でも調整可能ですので、ご都合が合わなければ
遠慮なくお申しつけください。
貴社へお伺いするほか、Web会議での実施も承ります。
ご多忙の中、お手数をおかけいたしますが、
本プロジェクトの成功に向け、何卒お力添えをお願い申し上げます。
今後とも、よろしくお願いいたします。
---
署名
商談後のお礼メールの文例
商談後の「お礼」メールは、感謝を伝えるだけでなく、商談の記憶が新しいうちにスピード感を持って送ることが重要です。
迅速な連絡は、相手に対する敬意と仕事への熱意を示す絶好の機会となります。また、決定事項を改めて共有することで、認識のズレを防ぐ備忘録としての役割も果たします。
【お礼メールの例】
件名:
【御礼】本日の商談のお礼
本文:
株式会社▲▲ 営業部 ○○様
いつも大変お世話になっております。
株式会社○○の[苗字]でございます。
本日はご多忙のところ、貴重なお時間をいただき
誠にありがとうございました。
おかげさまで、新プロジェクトの詳細について
深く理解することができました。
本日お話しいたしました今後のスケジュール案について、
別添にて送付いたします。
ご確認いただけますと幸いです。
今後とも、どうぞよろしくお願い申し上げます。
---
署名

取引先への返信メールの文例
メールの返信時は、基本的に件名を変更せず「Re: 元の件名」のまま返信します。そうすることでスレッド管理がしやすくなり、相手の確認負担も減らすことができます。
【返信メールの例】
件名:
Re:〇〇の件につきまして
本文:
株式会社△△ 〇〇 様
いつもお世話になっております。
株式会社〇〇の[苗字]です。
■■の件につきまして、ご依頼いただき誠にありがとうございます。
本内容にて、謹んでお引き受けさせていただきます。
納期につきましても、ご指定いただいた〇月〇日までに対応可能でございます。
進捗がございましたら、改めてご連絡差し上げます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
---
署名
催促メールの文例
「催促」のメールは、相手に負担をかけず、確実に動いてもらうための配慮が重要です。「ご確認」という形で柔らかく問いかけることで、相手を尊重しつつ、失礼なく要件を伝えられます。
【催促メールの例】
件名:
【ご確認】○月○日付お見積書のご送付について
本文:
株式会社△△ ○○様
いつも大変お世話になっております。
株式会社○○の[苗字]です。
先日お願いいたしましたお見積書の件ですが、
その後の進捗はいかがでしょうか。
こちらの都合で恐縮ですが、社内会議が○日に控えておりますため、
明日中にご送付いただけますと大変助かります。
行き違いで既にご送付いただいている場合は、
何卒ご容赦ください。
お忙しいところ恐れ入りますが、ご確認のほどよろしくお願い申し上げます。
---
署名
お詫びメールの文例
ミスや不手際が発生した際の「お詫び」は、誠実さが問われる場面です。言い訳をせず、非を認めて謝罪した上で「現状の対応」と「再発防止策」を迅速に相手に伝えることが、信頼回復の鍵となります。
【お詫びメールの例】
件名:
【お詫び】納品遅延のご連絡
本文:
株式会社△△ 〇〇様
いつも大変お世話になっております。
株式会社〇〇の[苗字]でございます。
本日正午までに予定しておりました□□の納品につきまして、
作業工程に遅れが生じており、このままでは予定時刻に間に合わせることが難しい状況です。
多大なるご迷惑をおかけしておりますこと、深くお詫び申し上げます。
現在、最優先で作業を進めており、
本日17時までには納品できる見込みでございます。
進捗がございましたら、適宜ご報告いたします。
今後はこのような事態が起こらないよう、
進捗管理体制を見直し、再発防止に努めてまいります。
まずはメールにて深くお詫び申し上げます。
---
署名
お断りメールの文例
「お断り」のメールは、相手の意を汲みつつ、今後の関係を損なわない配慮が必要です。感謝を伝えたうえで、相手を否定しない理由を選び、誠実かつ明確に辞退するのがマナーです。
【お断わりメールの例】
件名:
【回答】新規プロジェクトご提案の件につきまして
本文:
株式会社△△ 〇〇 様
いつも大変お世話になっております。
株式会社〇〇の[苗字]でございます。
この度は、新規プロジェクトへの参画につきましてお声がけいただき、
誠にありがとうございます。
いただいたご提案内容を社内で慎重に検討いたしました。
非常に魅力的なお話ではございますが、
現在の体制およびスケジュールの都合により、
貴社が求める品質と進行を担保するのが難しいという
結論に至りました。
せっかくのご厚意にお応えできず、誠に恐縮ではございますが、
今回の案件につきましては見送らせていただきたく存じます。
また別の機会がございましたら、
ぜひお力添えさせていただけますと幸いです。
略儀ながらメールにて回答申し上げます。
---
署名

ビジネスメールで間違いやすい言葉遣いと敬語
ビジネスメールでは、良かれと思って使っている表現が、実は不適切な敬語であるケースが多々あります。
間違いやすい言葉の代表例として「了解しました」があります。これは目上の人に使うのは失礼とされており、目上の人には「承知いたしました」や「かしこまりました」を使用するのがマナーとされています。また、「ご苦労様です」は目下の人に使う言葉とされ、相手を問わず使える「お疲れ様です」を選ぶのが無難でしょう。
つい混同しやすいのが「貴社」と「御社」の使い分けです。メールなどの書き言葉では「貴社」を用いるのが原則で、口頭では「御社」を使います。
こうした注意点を確認し、相手を不快にさせない正しい敬語を心がけましょう。
送信ボタンを押す前の最終チェックリスト
どんなに丁寧な文章を作成しても、最後にミスがあれば信頼を損なうおそれがあります。誤字脱字や宛先のミスは、仕事の正確性を疑わせるだけでなく、最悪の場合は情報漏洩のリスクを招くからです。
送信ボタンを押す前に、以下の項目を確認しておくと安心です。
- 宛先のメールアドレスに間違いはないか(To/Cc/Bccの使い分けは正しいか)
- 件名は具体的で、一目で内容が伝わるか
- 相手の氏名、会社名、役職名に誤字はないか
- 添付ファイルは正しく添付されており、形式や容量は適切か
- 本文に改行があり、スマートフォンでも読みやすいレイアウトか
- 最後の一文まで丁寧な敬語が使われているか
最後のブラッシュアップを習慣化することで、ミスをゼロに近づけ、自信を持って送信できるようになります。
まとめ
ビジネスメールの正しい書き方をマスターすることは、決して難しいことではありません。今回ご紹介した基本の型やマナーをしっかりと理解し、習慣化することが信頼されるビジネスパーソンへの近道となります。正しい敬語や適切な構成を身につけることは、相手との信頼関係を築くための武器になるでしょう。
良いメールとは「読み手の時間や状況を尊重する思いやり」から生まれるものです。効率的な作成術を身につけて、仕事のスピードを上げつつ、心に余裕を持ったコミュニケーションを心がけてみてください。日々の習慣が積み重なることで、あなたの仕事の質は確実に向上していくはずです。
記事編集
- くらひろ編集部
- 東京電力エナジーパートナー株式会社
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