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【2024年】初詣に行ってはいけない日はあるの?適した日や時間帯を解説

日本における代表的な年中行事の1つと言えば「初詣」です。年の初めを晴れやかな気持ちで迎えるにあたって、参拝日の「六曜(先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口)」にも気を遣いたい方は多いのではないでしょうか。中でも、「仏滅」に参拝をしていいのか迷っている方も多いはず。

せっかく初詣に行くのであれば、参拝に適さない日を避けたいものです。そこで今回は、初詣に行く際に避けるべき日や、初詣に適した期間などをお伝えします。

初詣に行ってはいけない日はあるの?

一年のや抱負を祈願する初詣ですが、「不成就日」や「忌中」など避けるべき日があることも覚えておきましょう。ここでは避けるべき理由などについてお伝えします。

「不成就日」は避ける

初詣を避けるべき日の一つが不成就日(ふじょうじゅび)です。

これは十干十二支を基に決められた凶日のことで、文字通り「何事も成就しない日」「この日に始めたことは何をやっても成功しない日」と言われています。初詣に行く日としてはふさわしくない日であると考えられるため、なるべく不成就日を避けた方が無難でしょう。

2024年1月の不成就日の一覧は、後述の「▼2024年1月で初詣に行ってはいけない日の一覧」をご覧ください。

「忌中(四十九日中)」は避ける

親族を亡くし、四十九日が過ぎていない忌中の期間も初詣は避けましょう。

故人が来世での行く先が決まっておらず、四十九日中にはまだ故人が近くにいると言われています。そのため、初詣などの神様の近くに行くことは控えるべきとされています。

忌中と混同されがちなのが喪中です。喪中は、亡くなった故人を追悼するため、遺族や関係者が自らの行動を慎むと同時に、近い人を亡くした悲しみから立ち直るための期間を指します。そのため、形式上は故人が亡くなってから四十九日が過ぎているのであれば、喪中であっても初詣に行くことに問題はありません。

忌中 四十九日中

「仏滅」や「赤口」は問題なし

縁起が良くない日として認知されているのが「仏滅」や「赤口」です。これらは六曜と呼ばれるもので、元々は中国から伝わってきた概念です。日本へは 14世紀頃に伝わり、明治時代以降には、その日の吉凶や運勢を占うための暦注として広まりました。

しかし、六曜には宗教的な意味はなく、神や仏閣とは関係ないため、仏滅や赤口に参拝しても問題ありません。

2024年1月で初詣に行ってはいけない日の一覧

前述した不成就日は月に3〜5日あるもので、一年のや抱負を祈願する初詣には不向きであると言われています。2024年1月の不成就日は以下の通りです。

  • 1/2(火)
  • 1/10(水)
  • 1/16(火)
  • 1/24(水)

初詣に適した日・時間帯

初詣に行く際の適した日や時間帯などはあるのでしょうか。ここからは初詣に適した日や期間について、触れていきます。

日にちの制限はない

実は初詣には、いつまでに行かなければならないというルールはありません。

そもそも初詣とは、「年が明けて初めて神社などに参拝する行事」のことを指します。もとより、参拝日の制限等は設けられていないのです。

「三が日」は最もお正月気分を味わえる

お正月気分を味わうなら、たくさんの参拝客で賑わう三が日(さんがにち)の初詣がおすすめです。中でも1月1日から1月3日までの期間で、混雑のピークが予想されるのが元旦の午前中です。

三が日以降は次第に参拝客も減少する傾向にありますが、有名な初詣スポットであれば三が日以降も参拝客で賑わうことがあるので、事前に調べておくと良いでしょう。

三が日

「松の内期間」は混雑を避けたい人におすすめ

初詣は「松の内期間」に参拝するのも良いとされています。松の内とは、家庭や神社に神様がいらっしゃる期間を指します。玄関に門松を飾る期間というと分かりやすいかもしれませんね。

地域によって期間は異なり、関東では1月7日、関西では1月15日までが松の内期間の目安です。三が日に比べれば参拝客も減る傾向にあるため、混雑を避けたい方におすすめです。

「旧正月」を目安にするのもあり

初詣に行く際は、旧正月や立春を目安にしても良いでしょう。

旧正月とは1月末から2月初旬頃に迎える旧暦の正月のことで、現代の暦ではその年によって日にちが異なります。

一方、二十四節気(にじゅうしせっき)の一つ目である立春も一年の始まりとされており、2月の節分の翌日にあたります。まとめると以下のとおりです。

旧正月
  • 旧暦の正月を指す言葉
  • 1月末から2月初旬のうちの1日が該当する
  • 毎年日にちは異なる
立春
  • 二十四節気の一つ目で、春の始まりを指す
  • 節分の翌日が該当する
  • 2月4日になる年が多いが、3日や5日になる年もある

2024年の場合、旧正月は2月10日(土)、立春は2月4日(日)になりますので、その前後を目安に初詣に行くのも良いでしょう。この頃には参拝のピーク期も過ぎているため、混雑を避けてゆったりと参拝したい方にもおすすめです。

初詣で気を付けること

初詣の参拝時には、覚えておきたいマナーがあります。ここでは、参拝時に気を付けたいマナーやルールをお伝えします。

鳥居は一礼してからくぐると丁寧

神社は神聖な場所でもあり、鳥居は聖域を区切るためのものです。そのため、鳥居をくぐる際は一礼することがマナーとされています。

鳥居がいくつもある神社の場合は、「一の鳥居」から順にくぐりましょう。また、参拝を終え、境内を出る際も社殿の方に向き直り一礼するとより丁寧です。

鳥居をくぐり参道を歩く際は、真ん中を歩かないことも覚えておきたいマナーの一つです。参道の真ん中は神様が通る道とされており、正中(せいちゅう)と呼ばれています。そのため、神様を敬う意味を込めて、真ん中ではなく左右の端に寄って歩くといいとされています。

鳥居 一礼

カジュアル過ぎない服装にする

初詣の際の服装は、特に決まりがあるわけではありません。ただし「神様」への参拝を行う場所であるため、カジュアル過ぎない清潔感のある格好が望ましいとされています。

もちろん厳格なルールが存在するわけではありません。あくまで、あらたまった場にふさわしい服装を心掛ければ問題ありません。

まとめ

初詣には行くのを避けるべき日や期間があり、「不成就日」や「忌中」は参拝を控えておくといいでしょう。

また、初詣の際は、新年のスタートを気持ちよく迎えるためにもマナーを身につけておくと非常にスマートです。この記事を通して、初詣に行く際の参考になれば幸いです。

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