海外旅行に持っていけばよかった持ち物は?隠れ必需品リストを紹介
海外旅行では、国内での旅行とは異なり「あれを持ってくればよかった」と後悔しても、現地で調達できず、どうにもならないことがあります。
そこでこの記事では、海外旅行に持っていくべき持ち物や、あると便利なアイテム、大型連休などの混雑時期に役立つグッズを紹介します。海外旅行を充実させて安全に楽しむためにも、忘れ物や必要な持ち物を確認し、事前に揃えておきましょう。
目次 [CLOSE]
海外旅行に持っていけばよかった持ち物を紹介
ここでは、旅行に出発し現地についてから「持っていけばよかった!」と後悔することの多い持ち物を紹介します。海外現地では調達しにくいものもあるため、旅を充実させるためにも事前にチェックし、準備しておきましょう。
- ポケットティッシュ
- 除菌シート
- 各種常備薬
- 歯磨きシート
- 機内で喉や肌の乾燥対策ができるもの
- 生理用品
- メイク落とし
- 電源タップ
ポケットティッシュ
日本は世界的にみても衛生面に優れた国とされています。公共施設はもちろん、商業施設や交通機関に至るまで、清潔さが保たれていると言えるでしょう。これはつまり、日本人は“きれい”に慣れすぎているとも言い換えられます。
一方、訪れる国にもよりますが、海外には日本と比べて不衛生な施設や設備が度々見受けられます。素手で触るのをためらってしまうような手すりやドアノブがあることも、珍しくありません。
こうした状況を踏まえると、ポケットティッシュは旅の必需品になります。精神衛生的にも、ある程度の枚数を持っておくと安心でしょう。
なお、トイレの個室にティッシュが設置されていないケースもあります。そのため、できれば「流せるタイプ」のティッシュを用意しておくのがおすすめです。
除菌シート
東南アジアや中近東、アフリカの国では、手食(食べ物を手ですくって食べる作法)が常識であり礼儀です。手をしっかりと洗う習慣も根付いているため、実際には衛生面でも問題はないと考えられます。
しかし、普段から箸を使っている日本人の場合は、抵抗があるかも知れません。日本のレストランのように、お手拭きがテーブルに添えられていないことも多いです。
こうした際に、除菌シートがあると、食べる前と食べた後に手を拭くことができるため安心できます。また、アルコールスプレーで代用するのもおすすめです。
各種常備薬
日本に比べ、海外の水は硬度が高かったり、衛生状態に不安があったりするケースが少なくありません。そのまま飲んで、お腹を壊してしまった経験を持つ方も多いようです。
また、慣れない土地での滞在は思った以上に体力を消耗します。その結果、疲労によって体の免疫力が低下し、体調を崩してしまうケースも考えられます。
こうした事態に備え、胃薬や整腸剤・吐き気止め・頭痛薬・風邪薬は、最低限持っていくべき常備薬として国内で準備しておきましょう。
なお、海外に薬を持ち込むときは、パッケージも一緒に持参しましょう。これは入国時に、薬の成分を明示するためです。箱から出した状態だと、持ち込みを断られる可能性もあるので注意してください。
歯磨きシート
海外の水の衛生状態が心配な方は、歯磨きシートもおすすめです。シートを指に巻いて歯を拭くことで、歯や口内の汚れや粘つき、口臭予防に役立ちます。飛行機内などでの使用にも最適です。
歯の間に食べ物が詰まってしまったときに備えて、フロス(歯の間を掃除する用具)も持参するとより安心です。この2点さえ揃っていれば、最低限の口腔ケアが行えます。
機内で喉や肌の乾燥対策ができるもの
渡航中の機内は、空調が直接当たることが原因で乾燥気味になりがちです。そのまま寝てしまうと、喉が乾燥して風邪などを引くリスクを高めてしまいます。
そのため、機内での就寝時には、マスクの利用がおすすめです。喉から菌が入ることを防ぐために、喉が潤うタイプのマスクを用意しておくと、より安心できます。
その他、肌の乾燥が気になる方は、肌の保湿ができる保湿クリームやハンドクリームもおすすめです。
ただし、機内持ち込みの場合には、100mL(または100g)以下の容器に入れ、容量1L以下のジッパー付きプラスチック袋(無色透明)にしまっておく必要があります[1]。これを守らないと、保安検査場で没収・破棄となってしまいますので、注意しましょう。
生理用品
ナプキンやタンポンなどの生理用品は、飛行機内であれば客室乗務員にお願いして分けてもらえることがあります。海外現地でも購入することができますが、海外製品だとサイズが合わない、品質が悪くて使い心地が悪いという懸念もあります。
生理用品については、普段からご自身でお使いのものを持参するのが一番です。出発ロビーなどでも販売しているため、日本製の旅行用生理用品を持っていくと安心です。
メイク落とし
遠方の国に行く場合、飛行機内で就寝することになります。しかし、移動中の機内はとても乾燥しているのが問題です。長時間、乾燥した環境に肌を晒すと肌が荒れる原因になるため、メイクを落としてしっかりと保湿を行いましょう。
機内でも気軽にメイクを落とせるよう、シートタイプを持参しておくと便利です。普段使っているメイク落としは滞在中のホテルで使用するなど、使い分けましょう。
電源タップ
長距離フライトともなると、スマホやパソコンなどのデバイスの充電が必要になります。しかし、多くの場合、座席のコンセントはひとつです。そのため、同時に複数のデバイスを充電するための分岐型電源タップを持参すると便利です。
あわせて、「変換アダプター」も用意しておきましょう。国によってコンセントの種類(挿し口の形状)は異なりますので、事前に旅行先のコンセント形状を確認し、適切な変換アダプターを準備しておくと安心です。ネットでも手軽に購入できるので、出発前に必要なアイテムを確認し、入手しておきましょう。
海外旅行でおすすめの持ち物
ここでは、海外へ行くにあたって準備しておいた方がよい持ち物を紹介します。海外は日本と文化や衛生面で大きく異なるため、現地で戸惑わないように必要なアイテムをチェックしておきましょう。
- 安眠用アイマスク
- ネックピロー
- スリッパ
- 体を拭くシート
- セキュリティポーチ
- モバイルバッテリー
- トリートメント
- ジッパー付きプラスチック袋
安眠用アイマスク
長距離移動には疲労やストレスが伴います。そんな時に役立つのが「安眠用アイマスク」です。蒸気で目元を温める使い捨てタイプのアイマスクがとくにおすすめです。
体調を安定させて健康的な旅を楽しむためにも、快適な睡眠が重要です。ただし、香りの強いものを機内で使用すると他の人に迷惑なため、できるだけ無香料のものを使用しましょう。
また、周囲の話し声や雑音などが気になる方は、耳栓もあわせて使用すると、睡眠の導入がよりスムーズになります。必要に応じて準備しておきましょう。
ネックピロー
ネックピローは、首に巻き付けて使用する枕で、多くの旅行者に愛用されています。長時間座っているときに首や肩にかかる負担を軽減し、快眠効果が期待できます。
とくに飛行機やバスなどの長距離移動では、疲れが溜まりやすくなります。ネックピローがあれば、首の位置がサポートされ、無理な体勢にならずに済むので疲労の蓄積を防げます。
スリッパ
海外では室内で靴を脱ぐ文化が少ないため、ホテル内にスリッパが用意されていません。外で履いた靴のまま室内で過ごすことに抵抗がある場合は、スリッパを持参しておきましょう。
使い捨てタイプのスリッパであれば、帰りに捨てることができ、荷物が軽減されるためおすすめです。
体を拭くシート
熱帯や亜熱帯地域など、湿度が高い場所の観光では、移動中に体が汗でべたついてしまうことも多いでしょう。そのままでは不快ですし、あせもの原因にもなります。
そこで、体を拭くシートがあれば、汗のべたつきを拭き取ることができ、さっぱりとした気分で旅を続けられます。コンパクトで持ち運びも容易なため、常に手元にひとつあると便利です。
セキュリティポーチ
海外旅行では、盗難に注意する必要があります。人混みの中でリュックを背負っていると、貴重品を盗まれる事例も少なくありません。リュックを前に背負うといった対策方法もありますが、徒歩移動が長いと大変です。
そこで大変役立つのが「セキュリティポーチ」です。これは、貴重品の収納に特化した小型・薄型のボディバッグです。軽量で取り回しも良く、サイズによっては服の中に隠すこともできるため、盗難リスクを大幅に減らせます。
また、海外旅行中のちょっとした外出をする際に役立つ、サブバッグ(エコバッグ)もおすすめです。手さげなので盗難の心配も少なく、ちょっとした買い物にも便利です。
モバイルバッテリー
観光地を巡る際、スマホで写真や動画を撮影する機会が増えることでしょう。地図アプリや翻訳アプリを使用する機会も多く、普段以上にバッテリーの消費は激しくなります。
そこで、役立つのが「モバイルバッテリー」です。モバイルバッテリーがあれば、移動中にスマホのバッテリーを充電できます。
スマホは一緒に海外旅行に来ている家族や友人と連絡を取る手段として、とても重要です。もしも迷子になったとしてもすぐに連絡が取れるよう、スマホのバッテリーを気にすることをおすすめします。
なお、モバイルバッテリーは預け入れ手荷物に含めることができません。機内持ち込みの場合、一般的には以下の規定が適用されることが多いですが[2]、海外の航空会社では独自の規定がある場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
バッテリー容量 | 機内持ち込み | 預け入れ |
---|---|---|
~27,027mAh | 個数制限なし | 持ち込み不可 |
27,027~43,243mAh | 1人2個まで | 持ち込み不可 |
43,243mAh~ | 持ち込み不可 | 持ち込み不可 |
※成田国際空港のバッテリー類航空機内持ち込み可否一覧表[2]を参考に作成。換算式「電力量 [Wh] = 電圧 [V] × 電流量 [mAh] ÷ 1000」に、モバイルバッテリーで使用されるリチウムイオン電池の定格電圧3.7Vを代入して計算。
トリートメント
硬水の地域で髪を洗うと、髪質の悪化を引き起こすことがあります。硬水には、カルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が豊富に含まれており、これが髪に付着することで手触りが悪くなったり、パサつきを感じたりする原因となるのです。
髪質の改善や維持には「トリートメント」が役立ちます。持参したトリートメントを使用することで、旅行先の水質の影響を最小限に抑え、髪を滑らかに保てます。
ジッパー付きプラスチック袋
機内に液体を持ち込む際、100mL(または100g)以下の容器に入れ、容量1L以下のジッパー付きプラスチック袋(無色透明)にしまっておく必要があります [1]。
そのため、液体の機内持ち込みを予定している場合には、ジッパー付きのプラスチック袋を用意しておくことをおすすめします。
長時間のフライトでは乾燥しやすい環境となり、肌のケアが欠かせません。化粧水や保湿液などのアイテムを携行したい女性にとって、このプラスチック袋は役立ちます。
海外旅行の必需品もチェックしよう
最後に、今回ご紹介した“海外旅行で持っていけばよかった持ち物”を準備するとともに、忘れ物がないように今一度「必需品」も確認しておきましょう。
- パスポート
- ビザ(申請が必要な国に渡航する場合[3])
- 航空券
- 財布
- 現地通貨(国内空港で両替可能)
- クレジットカード(VISAがおすすめ)
- 着替え
- 雨具
- 証明写真(パスポート紛失時の再発行に必要)
混雑する時期の旅行に役立つ持ち物
毎年、GWやお盆、年末年始などの時期には、旅行に出かける人が増えます。旅行先の現地だけでなく、国内の空港や電車等も混雑しているため、移動だけでも大変です。
こういった混雑しがちな時期の旅行で揃えておきたいアイテムを以下で紹介いたします。どれも困ったときの助けとなるものであるため、一度チェックしておきましょう。
- 折り畳み椅子
-
- 待ち時間で疲れたときにあると便利
- 折り畳みタイプは持ち運びに便利
- 目薬
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- 人の多い場所は目が疲れやすいため、あると便利
- 目を休めてリフレッシュできる
- ミニ扇風機
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- 疲れて火照った体を涼ませることができる
- 熱中症防止にも効果的
- 栄養ドリンク
-
- ストレスや疲労の回復に効果あり
- 運転中の集中力持続にもおすすめ
- 湿布
-
- 移動で負担がかかった体を休められる
- 筋肉痛の予防にもおすすめ
- 簡易トイレ
-
- 移動中や海外旅行先の緊急時にあると安心
- 急な体調不良の備えとしても優秀
- 本やトランプ
-
- 待ち時間を上手に使える
- 上着
-
- 冷房の効いた場所で待ち時間が発生した際、簡単に脱ぎ着できる上着があると安心
まとめ
普段の生活ではなかなか気付けませんが、日本には便利な生活用品が充実しています。そのため、海外旅行に行くことで初めて不便さを感じる場面も多々あります。
海外旅行では現地の文化に触れて楽しむことはもちろん、ご自身の健康や安全を守る必要があります。そのためにも、役立つアイテムをしっかり揃えて、旅行を充実した体験にしましょう。
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