花粉 洗濯
洗濯・掃除

花粉シーズンの正しい洗濯方法は?部屋干し・外干しそれぞれの対策

アレルギー反応を引き起こす花粉にはスギ科・ヒノキ科・イネ科などさまざまな種類があり、1年を通して悩まされる方も少なくありません。花粉シーズンに洗濯物を外に干して、花粉が付くのは避けたいと考えることもあるでしょう。

そこで今回は、花粉シーズンの正しい洗濯方法を紹介します。花粉を避けて部屋干しをするときに実践したいコツや、外出時に衣服に花粉を付着させない方法もあわせて紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

花粉シーズンに洗濯物を外干しする際のポイント

花粉シーズンに洗濯物を外干しするうえでは、以下に挙げる5つのポイントを押さえておくことが大切です。

洗濯の頻度を増やす

花粉シーズンに洗濯物を外干しすると、花粉が付着してしまうのは避けられません。しかし、できるだけ頻繁に洗濯することで、付着した花粉をこまめに除去できます。

また、頻繁に洗濯することで衣類が清潔に保たれるため、付着した花粉が室内に拡散することも防止できるでしょう。

清潔な環境は花粉によるアレルギー症状の軽減にもつながるので、花粉シーズンに洗濯物を外干しする際は、洗濯の頻度を増やすのがおすすめです。

できるだけ部屋干しにする

花粉対策を施したとしても、外干しでは少なからず洗濯物に花粉が付着してしまいます。そのため、花粉シーズンは部屋干しも視野に入れましょう。部屋干しをして洗濯物への花粉の付着を防ぐことで、部屋の中に花粉が入ることを防ぐ効果もあります。

気温が高い日や湿度の低い日、風が強い日は花粉が飛散しやすいため、気温・湿度に応じて外干しと部屋干しを使い分けるのもおすすめです。

部屋干し

ただし部屋干しには、洗濯物に臭いがつくことがあるというデメリットもあります。嫌な臭いが付かないようにするには、風通りを良くすることが重要です。

花粉ブロック機能のある洗剤を使用する

洗濯洗剤の中には、洗濯により衣類に花粉が付着しにくくなるものがあります。外干しでの花粉対策に、そういった花粉ブロック機能のある洗剤を使用してみるのもおすすめです。

また、洗剤と同じく、花粉ブロック機能のある柔軟剤もあるので、洗剤とあわせて使用を検討してみましょう。

なお、花粉ブロック機能のある洗剤や柔軟剤を使用する際は、各製品の使用方法に従い、適切な量を使用するよう注意してください。

洗濯機を手入れする

花粉シーズンには、洗濯機の清潔を保つことも大切です。洗濯物に付いた花粉などのアレルギー物質が洗濯槽に残ると、それが別の洗濯物に再度付着してしまうことがあります。

そのため、花粉シーズンには洗濯槽の内部をよりこまめに掃除し、花粉などのアレルギー物質を除去することがおすすめです。

洗濯時に柔軟剤を使用する

洗濯物に花粉が付着する原因のひとつに、静電気が挙げられます。柔軟剤を使用することで、静電気を抑え花粉の付着を軽減することができます。

柔軟剤に含まれる界面活性剤には、衣類の静電気を抑える働きがあります。静電気を抑えられれば、外干しでも洗濯物に花粉が付着しにくくなるでしょう。

柔軟剤

部屋干しには「臭い」「湿度」対策が必要

洗濯物を部屋干しする際は、花粉だけなく臭いと湿度への対策が必要です。ここでは、室内に干した洗濯物が原因の臭いとジメジメ感を防止する方法を紹介します。

風の通り道を作って生乾き臭を防止

部屋干しした洗濯物から臭いが発生する原因は、濡れている状態が長いことで繁殖する雑菌です。雑菌が繁殖した洗濯物からは生乾きの臭いがするため、洗濯物が早く乾くように風通しを良くすると、臭い防止に効果的です。

方法としては、洗濯物の間隔を空けて干すことで、風通しを良くすることができます。また、サーキュレーターなどを使い、洗濯物に風を当てることも効果的です。

除湿器でジメジメ感を払拭

部屋干しをすると、洗濯物に含まれる水分で室内の湿度が上がってしまいます。湿度が高くなると室内がジメジメするため、除湿機やエアコンの除湿機能を使って湿度を下げるようにしましょう。

除湿により室内の湿度を調整することで洗濯物も乾きやすくなり、部屋干しによる臭い対策にもなります。

外干しを避けられない場合にできる花粉対策

室内に洗濯物を干すスペースがない場合など、外干しを避けられないこともあるでしょう。

ここでは、外干しを避けられない場合に実施すべき3つの花粉対策を紹介します。

花粉の飛散時刻を避ける

花粉の飛散が多い時間帯である、午前11時頃から午後14時、午後17時頃から19時の間は、洗濯物を干すことは避けましょう。特に朝方は花粉の飛散が少ないとされているため、できるだけ早い時間に干し、11時になる前に一度取り込むと良いでしょう。

また、花粉の飛散時刻に配慮しつつ、干す際の風向きや天候にも注意が必要です。外干ししようとしたタイミングで風向きが良くない場合や、雨が降りそうな場合には、一時的に部屋干しするか、飛散時刻を避けて干すようにしましょう。

花粉が飛ぶ様子

濯物物カバーをする

洗濯物をランドリーコート(洗濯物カバー)などでカバーすることで、花粉の付着を防止できます。細かい網目状のものを使用するのがおすすめです。

また、洗濯物をカバーすることで、花粉だけでなく紫外線や黄砂も防止できます。ランドリーコートは、外干し時に洗濯物を保護する役割を果たすため、花粉シーズンに限らず使用してみてはいかがでしょうか。

取り込む前に洗濯物をしっかり振る

外干しした洗濯物を室内に取り込む際、洗濯物をしっかり振ることも花粉対策のひとつ。洗濯物を振ることで、付着した花粉を取り除くことができます。

室内に花粉が入りことも防止できるので、花粉シーズンに洗濯物を外干しする際は、取り込む際にしっかり振ったうえで取り込みましょう。

洗濯物を振る

外出時に花粉を服に付着させないための対策

洗濯する際の花粉対策だけでなく、外出時に花粉を付着させないための対策も重要です。

ここでは、衣類に花粉が付着しないために実施したい、外出時の対策を3つ紹介します。

花粉が付着しにくい素材の服を着る

ポリエステルやナイロンなど、ツルツルした表面の生地は静電気が発生しにくいため、花粉も付着しにくいです。

反対に、ウールやニットなどの素材は静電気が発生しやすく、花粉が付着しやすい傾向にあります。さらに、生地表面には凹凸があり、花粉が入り込みやすい構造でもあるため、服を振ったり手で払ったりしても花粉が落ちにくいという問題もあります。

専用のスプレーで花粉から服をガードする

ウールやニットなど、花粉が付着しやすい素材の服で外出する場合は、花粉用のスプレーを吹き付けましょう。市販されている花粉用のスプレーを外出前に吹きつけることで、花粉が付着するのを防止できます。

とはいえ、あくまで一時的であるため定期的に吹き付けるようにしてください。また、洗濯するとスプレーの効果はリセットされるので、外出する際は再度吹き付けましょう。

家に入る前に手で払う

花粉シーズンに外出した際は、帰宅後家に入る前に服を手で払いましょう。手で払うことで、服に付着した花粉の一部を取り除くことができます。

ただし、手で払うだけでは服に付着した花粉のすべてを取り除くことはできません。そのため、花粉が付着しにくい素材を選んだり、花粉専用のスプレーを吹き付けたりといった対策とあわせて行うようにしましょう。

まとめ

花粉シーズンに洗濯物を干す際は、洗濯の頻度や洗濯機の手入れ、洗剤・柔軟剤に目を向けることで花粉の付着を防止できるでしょう。また、花粉の飛散時刻や洗濯物のカバー、取り込む前に洗濯物をしっかり振るといった対策もおすすめです。

あわせて、外出時に花粉が付着しないようにする対策と、やむをえず室内干しする際の臭い・湿度対策についても把握しておく必要があります。今回紹介した内容を実践することで、洗濯物に花粉が付着するのを軽減できるので、ぜひお試しください。

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