健康・美容

頭寒足熱でリラックス 半身浴と癒しアイテムで「のんびり温活」

体を温めることは、健康と美容の基本です。リラックスした気分でじっくり体を温めるには、半身浴がおすすめ。バスタイムを楽しくする癒しグッズを使って、心も体もぽかぽかする「おふろ温活」の習慣を取り入れましょう。

ゆったり体が温まる半身浴。癒しグッズとともにリラックス時間を


「冷えは万病のもと」と言われるように、私たちの体にとって冷えは大敵。無理なくじっくりと体を温めるために、半身浴を始めてみませんか。お風呂のリラックス効果やバスタイムを楽しくする癒しグッズを知って、入浴タイムをもっと楽しみましょう。

「温活」を取り入れよう

体が冷えるとこんな不調が

昔から、「冷えは万病のもと」と言われています。体が冷えると血行が悪くなり、体の不調が起こりやすくなります。冷えは健康の大敵ですので、特に冬場は、体をなるべく温めるよう気をつけましょう。

入浴は温活の基本

効果的な温活のひとつに、毎日の入浴があります。お風呂でぽかぽかと温まったあとに、ぐっすりと眠れた経験のある方も多いのではないでしょうか。体を清潔に保つだけならシャワーでもOKですが、体をしっかり温めるなら入浴の方がよいでしょう。忙しい日でも、なるべく湯船につかってゆったりと体を温めたいですね。

ほかにはこんな温活も

簡単に体を温めるなら、体を温める食べ物や飲み物をとりましょう。体を温める食べ物として有名なものには、ショウガがありますね。また、冷たい飲み物をたくさん飲むと体は冷えた感覚がします。温かい飲み物を選ぶことも、簡単な温活になります。

冷え対策に効果的と言われているのが、首、手首、足首の「3つの首」を温めることです。この「3つの首」には太い血管が通っているため、温めると血行促進になると考えられています。さらに、冷えやすいお腹や下半身も温かくしておくと、より快適に過ごせます。マフラー、アームウォーマー、レッグウォーマー、腹巻、温かいインナーなどを活用して、寒さから体を守りましょう。

体を内側から温めるには、運動が効果的です。ウォーキングや軽いジョギングをするだけでも、体が温まるのを実感できます。屋内での運動なら、ラジオ体操がおすすめです。ラジオ体操は全身の筋肉を動かすので、体が温まりやすくなります。

なぜお風呂に入るとリラックスするの?


お風呂に入ると、体も心もゆるむように感じますね。入浴で得られる、体と心に嬉しいメリットをご紹介します。

入浴で得られるメリット

1. 体がしっかりと温まる
入浴で体が温まるのは、みなさんが実感していることでしょう。熱いお湯につかると早く体が温まりますが、体力を消耗しやすくなるので長湯には注意が必要です。ぬるめのお湯の場合は、体が温まるまでに時間はかかりますが、体への負担は少なめなのでゆったりと温まることができると言われています

2. 浮力でリラックスする作用
プールや海でぷかぷかと浮かんでいると、リラックスした気分になった経験はありませんか?水中では、体は浮力を受けて軽くなります。体が軽くなると、身体を支えるために緊張していた筋肉がゆるみ、体はリラックスします。体がリラックスすると、張りつめた心もほぐれていく効果があります。

お風呂でリラックスするのは日本人だけじゃない

「日本人はお風呂好き」と言われていますが、温泉があるのは日本だけではありません。アジア、ヨーロッパ、中近東と、世界各地に温泉はあります。

ただ、海外での温泉の楽しみ方は、日本とはちょっとちがいます。海外では「スパ」を楽しむための温泉が多く、全身のトリートメントをはじめ、ヘアケアやネイルケア、アロマテラピーなどのサービスを受けてリラックスする傾向があります。水着の着用が義務付けられている温泉も多いので、入浴の前に確認しましょう。

じっくり体を温めるなら半身浴がおすすめ


心身をリラックスさせてじっくり体を温めたいなら、半身浴がおすすめです。

熱いお風呂が苦手な人は半身浴でゆったりと

熱いお風呂に入っていると、顔がほてったり頭がクラクラしてのぼせてしまったり、疲れてしまったりしたことはありませんか?

また、寒い冬は熱々のお風呂で温まりたくなりますが、寒いところから急に熱いお風呂へ入ると、急激な温度差ができて体に負担を与えてしまいます。

熱いお風呂が苦手な人や、じっくり体を温めたい人は、時間をかけて半身浴で温まりましょう。熱すぎない温度のお風呂でも、入浴時間をかければ徐々に体は温まってきます。

半身浴のやり方ってどうするの?

半身浴を始める前に準備するもの、半身浴をするにあたっての注意事項などをご紹介します。

冬の半身浴の前にはしっかり準備を

半身浴を行う前に必ず準備しておきたいものは、水分補給用のお水と上半身を保温するためのタオルです。

長くお湯につかっていると、脱水症状を起こす可能性があります。少しずつ水分補給ができるよう、ペットボトルなどに入れたお水を持ち込みましょう。半身浴の前にもお水を飲んでくださいね。

また、寒い時期に半身浴をすると上半身が冷えてしまいがちです。上半身もしっかり保温できるよう、肩にかけるタオルを用意しましょう。肩がけ用のタオルをお湯に浸すと最初は温かいですが、お湯が冷めると余計に寒く感じてしまうので、乾いた状態で使ってください。浴室暖房がある場合は事前に浴室の温度を上げておけば、快適に過ごせます。

お湯の量は、一般的にみぞおちのあたりまで浸かる量が目安とされています。

半身浴の手順

半身浴を始める前に、下半身にかけ湯をして体を慣らしましょう。次に湯船に入り、肩に保温用のタオルをかけ、少量ずつ水分補給を行いながら、汗をじんわりかくまでゆったりとお湯につかります。お湯がぬるく感じてきたら、熱いお湯を足すか追い炊き機能を使い、適温を保ってください。浴槽のふたを閉めておくと、浴槽の保温効果が上がります。

体調がすぐれないときや、食後、飲酒後の半身浴は、体に負担がかかるとされているので、体の状態がよいときに楽しんでくださいね。

半身浴タイムの癒し効果を上げるグッズ


体にも心にもリラックス効果バツグンの半身浴。その癒し効果をさらに上げるグッズをご紹介します。

贅沢なバスタイムになるバスソルト

入浴のおともといえば、入浴剤。ちょっと贅沢なバスタイムを楽しみたいなら、入浴剤の代わりに「バスソルト」を入れてみるのもおすすめです。

バスソルトとは、入浴剤のように使えるお風呂用の塩で、マグネシウムやナトリウムなどのミネラル分が含まれています。ドライハーブや精油で香りづけされたものも多いので、香りを楽しむこともできます。

見た目がおしゃれなバスソルトもたくさんあるので、パッケージの見た目で選ぶ「パケ買い」にチャレンジしてもよさそうですね。おしゃれな容器を飾っていると、眺めるだけで気分が上がりそうです。

おしゃれなリラックスタイムを演出するキャンドル

いつもの場所を幻想的なムードにしてくれるのが、キャンドルの炎です。キャンドルの不規則に揺れる炎には、心を癒す効果もあるそうです。キャンドルを見ながら半身浴をすると、リラックス効果が一層高まりそうですね。

※閉めきった部屋でキャンドルを長時間使うと一酸化炭素中毒になるおそれがありますので、使用の際は換気を行いましょう。

濡れても安心な防水スマホケース

半身浴の時間にスマホを楽しむ人も多いですが、誤って水没させてしまうと大変ですね。スマホは精密機械なので、一般的に水には弱いつくりになっています。水によってバッテリーがショートしたり、サビによる腐食が進んでしまったりすると、せっかくのスマホが使い物にならなくなることも…。

半身浴にスマホを持ち込みたいときは、濡れても安心な防水タイプのスマホケースに入れてから持ち込みましょう。

入浴後に気をつけたいことは?


お風呂上りは、肌が乾燥しやすいタイミングです。なぜなら、入浴によって温まった体が熱を放つときに、肌にあった水分や油分を蒸散させてしまうからです。また、体をゴシゴシと洗うと皮膚のバリア機能を壊してしまうので、乾燥が進む原因になります。

水分の自然乾燥はNG

体の水分を自然乾燥にまかせておくと、蒸発するときに肌の水分も奪われてしまいます。肌をなるべく刺激しないように、柔らかい素材のバスタオルで水分をやさしくふき取りましょう。

バスタオルの生地がゴワゴワしてきた、吸水性が悪くなった、変色してきた、嫌な臭いがとれにくくなった、ということが気になりだしたら、交換をするサインです。

肌にやさしい清潔なバスタオルを使って、快適に過ごしましょう。

スキンケアでうるおい補給

体の水分をふき取ったら、すぐに肌の保湿を行いましょう。特に冬場は乾燥がひどくなりがちです。手の届きやすいところに保湿剤を置いておき、時間を置かずに塗りましょう。

入浴後は体の中もカラカラです。お風呂上りにはお水を飲んで、体内のうるおいも補給してくださいね。

「のんびり温活」で、贅沢な時間を

家に帰って温かいお風呂に入るのが、一番の幸せな時間……。そう感じる方は多いのではないでしょうか。

しかし、寒い外から熱いお風呂に突然入ってしまうと、体には大きな負担がかかりますし、熱いお風呂で長湯をするとのぼせてしまう危険もあります。

温かいお風呂をじっくりと味わいたいときは、かけ湯をして体を慣らしてから、熱すぎない温度でゆったりと半身浴に入ることがおすすめです。快適に冬の半身浴を行うため、浴室の温度調整と肩の保温は忘れずに。

バスソルトやキャンドルなどの癒しグッズを使うと、半身浴の時間がもっと特別な時間になるでしょう。お風呂上りには、上質なタオルで肌をやさしくふき、たっぷりの保湿をしてください。入浴後は体の中もうるおい不足になっているので、お水も飲んでくださいね。

「のんびり温活」で、心も体もリフレッシュしましょう。

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