”家事断捨離”で暮らしをラクに。やめてよかったものを紹介
暮らしの中で家事を断捨離してみると、今まで気づかなかった幸せが見えてきます。暮らしを楽にするために本当に必要なことを見極めて、快適な暮らしを目指しましょう。
この記事では、家事を断捨離するための具体例を日常の様々なシーンで紹介していきます。不要だった家事を手放してみると、心に余裕が生まれて、よりよい生活ができるようになりますよ。
目次 [CLOSE]
“断捨離”という言葉は最近よく聞くようになりました。余計な物を捨てて、快適に過ごす……憧れますよね。
断捨離というと、物を捨てるというイメージが強いかもしれませんが、捨てられるのは物だけではありません。家の中はさまざまな家事仕事にあふれており、追われるようにこなしていると時間はあっという間に過ぎてしまいます。家事の負担を軽くして、自分のために快適な暮らしを目指してみませんか。
家事のためのモノやコトを断捨離しましょう
断捨離とは、不要なもの・新たに入ってくるものを断る「断」、不要なものを捨てる「捨」、執着から離れる「離」からなる言葉で、身軽で快適な生活を手に入れようとする考え方のこと。断捨離はものだけではなく、行動に対しても適用できます。
普段から当たり前に行っている家事も、見返してみると不要な作業や工夫をすれば工程を減らすことができそうなものはありませんか。家事が大変でストレスが溜まる、お休みの時間が家事に奪われてしまう……といった悩みを抱えてしまったら、今まで当たり前だと思っていた家事のためのモノやコトをもっと簡潔に考えてみてはいかがでしょうか。
家事を断捨離する方法
まずは、今までやって当たり前と思ってきた家事を一度振り返ってみることから始めてみましょう。楽しくこなせている家事はきっとやり方が合っているからではないでしょうか。それに合わせて嫌だなあと思いながらこなしている家事も、少しでも気持ちがラクに、楽しくならないか考えてみましょう。
家事を断捨離する方法について、以下で詳しく解説いたします。
本当に必要な家事かを見直す
毎日のようにやっている家事ですが、見直してみると案外削ることができるかもしれません。時間がない、毎日疲れているという方は、本当に必要な家事なのかどうか取捨選択をしてみましょう。そうして一つ一つの家事を見直し、無駄な部分を削っていきましょう。
今まで自分一人でやってきた家事も他の誰かにしてもらったりなど、頼れるものには頼っていくとより改善を目指せそうです。
回数や手間を減らす
毎日の家事は手間でできています。当たり前と思って疑うことなくやっていたものを自分流に簡潔化することは、心のゆとりを持つために必要です。
家事には終わりがありませんが、例えばキッチンに立つ回数や買い物の回数を減らしたり、掃除を簡潔にするために床や台に荷物を置かないようにする、ものを減らす、なども意識をするとそれが定着してくるものです。
また、時短を意識すると、考える時間も短くて済むので頭や身体にも負担になりません。いかに簡潔に家事をやりきるかも考えていきましょう。
収納は簡単にする
よくSNSで100均の収納ケースを使ってキレイに収納した写真を見かけます。ですが、同じように買ったけれど結局うまく扱えなかった人もいるかと思います。細かく仕分けをする時間がない人、やらなくてはいけないと思いこみ辛くなってくる人もいるのではないでしょうか。
しかし、そもそもこうしなくてはいけない、と思うことこそがストレスとなります。そういう方には、細かく仕分けをするという思いこみこそが断捨離の対象です。ざっくり大まかに分けるだけの収納に切り替え、使っていなかったものは思い切って手放すことが収納しやすくする近道です。
家電に頼れるところを見つける
家事を断捨離するにあたって、頼りたいのは家電です。家電を使うと時短になり、その間に他の家事をしたり自分の時間をつくることができます。
お皿洗いは食器洗い機、掃除機かけはロボット掃除機に、洗濯を干すのが手間なら乾燥機、というように、家電を導入することで楽になるものを見つけ、購入を検討してみてはいかがでしょうか。昔は高価で手が届かないと思っていた家電も、今は価格が下がり手の出しやすい価格になっていることもあります。どうしても苦手な家事や、手間がかかる家事は家電の導入で楽をしてしまいましょう。
家事断捨離の具体例
よくあるアイデアで、バスタオルの使用をやめるというものがあります。大きなタオルでなくでも十分だと考えて、例えばバスタオルの代わりにスポーツタオルを使ってみると、思いがけず洗濯が楽になります。また、キッチンマットや玄関マットも、本当に必要かどうか考えてみるのも良いでしょう。思い切って無くしてしまえば洗濯する手間も無くなりますし、部屋もすっきりするかもしれません。
このように、これまでの方法を改めることで、家事が楽になったり、部屋がすっきりしたりと、思いがけず良い効果が生まれることもあります。
ここからは、家事断捨離の具体例をご紹介いたします。
毎日スーパーに行くのをやめる
毎日スーパーに行くということも、とても負担になる家事といえます。外出する際には、身だしなみを整えないと……と気になりますし、荷物も重く時間もかかります。特にお子さんが小さいうちは一緒に連れて行かないとならないですし、買い物するのも一苦労ですよね。余計なものを買ってしまいがちにもなります。
今はネットスーパーなどもありますので、インターネットの宅配サービスを利用して負担を軽減してみましょう。
献立を固定化する
今日の夕飯は何にしよう、と毎日違う献立を考えるのは大変ですよね。だからと言ってきっちりと1カ月分の献立を考えておくことも頭を悩ませ、またそれを作らなくてはいけないとプレッシャーになってしまいます。
オススメは、よく登場しがちなメニューをざっくりと振り分けてみることです。たとえば、メインに麺類にする日を何日かに振り分けておくと冷蔵庫管理も必然としやすくなりますし、考える負担も減ります。家族に飽きがこないように考えてルーティーン化することができれば、大変だった献立も少し楽になるでしょう。
調味料の詰め替えをやめる
おしゃれなキッチンに、素敵なビンに入った調味料が並べられている光景は、SNSやテレビなどでよく見かけます。たくさんのビンが飾られているとかっこいいですよね。
しかし、このビンへの移し替え作業も、実は手放してもいい手間だったりします。入れた時はおしゃれで気分も上がりますが、なくなるたびに瓶の中を洗って消毒しなければなりません。汚れが落ちにくいオイルの場合はなおさら大変で、だんだんと続かなくなっていきます。キッチンに並べたビンとは別に、移し替える前の大きなビンを別に保管しなければいけないこともあります。
手間に感じている場合には、本当に必要かどうか考えてみてはどうでしょうか。
排水口のフタをやめる
シンクや、お風呂場にある排水口のフタ。このフタや排水口を洗うことが、実はとても面倒だったりします。気づくとドロドロになっていたりするので、いざ洗おうとするには重い腰を上げて大掛かりな掃除をする必要があります。
この掃除を普段からもっと手間をかけずにする方法はないのか、と行き着いたのはフタを最初から取った状態にすることだったのです。常に見えているので気付いた時にこまめに掃除をするようになり、綺麗な状態が持続します。
来客の時はフタをして、普段の時は外しておけば、いつでも綺麗が保てます。
トイレスリッパをやめる
トイレのスリッパはなくてはならない物だと思い込んでいる人も多いかと思います。しかし、トイレスリッパはキレイにそろえて置いてありますか?子供がいるとふぞろいに投げ出されていることが多く、そろえることが手間になります。そして、そのスリッパはキレイでしょうか?
正直、1日置いているだけでも尿の飛び散りがかかっていたりします。毎日洗うとなると、また手間になってしまいます。思い切ってトイレスリッパをやめてみると、掃除もスムーズにでき、空間が広く感じ、綺麗を保てるメリットが大きいのです。
大変な掃除はプロに任せる
エアコンや換気扇の掃除、お風呂の内部の掃除など、手間のかかる掃除は思い切ってプロに任せてしまってもいいでしょう。
手間のかかる掃除は、時間があったらやろうと先延ばしにして、後回しにするパターンに陥ってしまいがちです。また、こういった掃除は難しく、知識も必要です。頑張って自分で掃除をしても、しっかりと奥の方までカビを取り除けているのか、心配になってしまうこともあります。
このような大掛かりな掃除は、思いきってプロにお願いしても良いかもしれません。隅々までキレイにできて安心ですし、掃除にかかっていた時間を別のことに充てて、有効に使えます。
洗濯物を畳むのをやめる
洗濯は、拘束される時間がとても長いです。洗濯機で洗うまではいいのですが、洗い終わってから干す、取り込む、畳む、しまうという作業が待っています。畳む時も、ハンガーを外すことも案外手間ですよね。
下着は畳まずに収納にしまってしまう、服はハンガー収納にしてしまうなど、洗濯ものを畳む作業をそのままやめてしまってもいいかもしれません。
大掛かりな衣替えをやめる
季節の変わり目には、クローゼットの入れ替えなど衣替えが大変な作業になりますよね。その上、急に羽織り物が必要になったり、次の日はまた暑かったりと、入れ替えるタイミングが難しかったり、どこに服があるのか探すのも大変だったりします。
そこで、洋服はシーズン別に小分けにして、季節の服を使いやすいところに持ってこれるようにして整理すると、衣替えが楽になります。
シーズンごとに場所を移動させるだけなので大掛かりな作業は必要ないですし、取り出しやすく、必要な服が目に入るので効率もよくクローゼットもすっきりします。
そもそも、持っている服を減らしてしまい、衣替えの作業を無くしてしまうというのも手です。
家事断捨離をする注意点
家事断捨離をするにあたり注意するべき点は、家事の負担をなくすための自分のルーティーンを人に押し付けないことです。自身にとっては手間を省くルールとなりますが、人には人の合うやり方もありますので、おおらかな心を持って暮らしを豊かにしていきましょう。
ここでは、家事断捨離をする際の注意点について解説いたします。
必ずやる!というプレッシャーはなるべく減らす
家事断捨離は、あくまでも自分が過ごしやすい方法でなくてはいけません。本やSNSに載っていることをそのままやって、それをしないといけないと思い込んでしまっては本末転倒。絶対にやらなくてはならないと自分を奮い立たせると、できなかった時に落ち込んでしまいます。
自分に合っていると思ったことは気軽に取り入れて、合わないと感じたら無理をせずやめてしまいましょう。家事は100%完璧にこなすことはできないので、あまりプレッシャーに感じないように、心にゆとりを持って家具をこなすのが重要です。
自分にとって嫌なことは無理に取り入れない
家事断捨離の方法ややり方はネット上にたくさんあり、この記事でもご紹介しましたが、自分にとって嫌なことは無理に取り入れなくても大丈夫です。
流行りの服を着るのが好きで服を捨てるのができない、その日に食べたいものを作りたいから献立を固定化するのは嫌、など、自分のこだわりに反することは無理に取り入れなくても良いでしょう。無理に取り入れてしまってストレスをためてしまっては、本末転倒です。
安易に道具を増やさない
家事断捨離をするための便利なグッズは数多くありますが、必要のないものまで買ってしまうとそれを管理する手間が増えてしまいます。買ってみたはいいものの、管理が大変ですぐに使わなくなってしまった……ということもありますので、購入する際は本当に必要なものかどうかを考えることや、1つ買ったら1つ捨てることにするなど、ルールを決めて購入すると良いでしょう。
まとめ
今回は、家事断捨離をする上でのポイントについて具体例と一緒に紹介しました。いかがだったでしょうか?
正しいと思っていたことでも、実際は必要なかった、なんてことは意外と多いのかもしれません。今までやってきた家事を改めて見直してみてください。必要のない家事を見極めて捨てることができたら、きっと今よりも心地のいい素敵な暮らし送ることができるはずです。
家事は毎日するものですから、自分のやりやすいように、ラクに楽しく生活ができるよう、家事断捨離を始めてみましょう。
KEYWORD
#人気のキーワード
RECOMMENDED
#この記事を読んだ人におすすめの記事
-
2025年の立春はいつ?立春とは?節分との違いや由来、伝統行事も解説
-
春節(中国の旧正月)とは?2025年はいつ?休暇期間や食べ物を解説
-
【2025年版】吉日カレンダー|吉日の意味や過ごし方も紹介
-
お正月の行事の由来や意味は?伝統的な風習を一覧で解説!
-
2025年の鏡開きはいつ?意味や由来もあわせて解説
-
2025年の大寒はいつ?意味や行事・縁起の良い食べ物を解説
-
2024年:冬至に縁起のいい食べ物は?由来や意味、ゆず湯の入り方も解説
-
2024年の仕事納めはいつ?業種別の日程や仕事納めにすることを紹介
-
【2025年】初詣に行ってはいけない日はあるの?適した日や時間帯を紹介
-
2025年:初午(はつうま)はいつ?意味や由来・過ごし方を解説
-
冬至の由来は?2024年はいつ?意味や歴史など伝統行事を解説
-
冬至にやってはいけないことは?避けるべき行動や過ごし方を解説
-
2024年版:立冬の食べ物は?時期やおすすめのレシピを紹介
-
雪にはどんな種類がある?雪の名前や特徴を一覧表付きで解説!
-
2024年:十五夜とは?由来や意味・お供え物・中秋の名月との違いも解説
-
家計簿の項目一覧!記載内容の決め方や長く続ける方法も解説
-
2024年版:4人家族の食費は平均8.9万円!理想の食費や節約方法を解説
-
静電気を簡単に除去する方法!すぐできる対策や予防方法を解説
-
2024年:中秋の名月の食べ物といえば?十五夜の時期やお月見の慣習を解説
-
秋分の日の食べ物は?秋分の意味・由来や過ごし方も解説