感謝を伝えよう! 父の日の贈り物や過ごし方のご紹介
ですが毎年のこととなると何を贈ればよいか悩みますし、他の人達はどのように父の日を過ごしているのか気になりますよね。
ここでは意外と知らない父の日の由来や、どんなプレゼントが喜ばれるかについてご紹介していきます。
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父の日とは?
カレンダーにあたりまえのように書かれている父の日。お父さんにプレゼントを贈る日というのは知っていても、なぜ毎年行事のように根付いているのかを気にしたことがあるでしょうか。父の日には意外なルーツがあり、日本だけではなく世界中にその国ならではの父の日があります。さっそく父の日とはなにか、その由来について見ていきましょう。
父の日はいつ?
時期になるとデパートやスーパーなどでポスターを目にする機会が増えてきます。ですが気づいたら明日が父の日だった!なんてことや、過ぎてしまっていた…という経験があるのではないでしょうか。まずは父の日がいつなのかをチェックしましょう。
父の日は「毎年6月の第3日曜日」とされており、年によって日付が違います。2022年は6月19日が父の日に該当します。
ゴールデンウィークとお盆の間で、祝日もない6月。仕事に集中しやすい時期でもあるので、父の日というイベントをつい忘れてしまいがちです。スケジュール帳やアプリなどにメモしておき、忘れないようにしておくと慌てずに済みますよ。
父の日の由来
そんな父の日は、どのような由来があるのでしょうか?
日本の父の日はアメリカ発祥で100年以上の歴史があります。1909年にソノラ・スマート・ドッド氏が「母だけではなく、父にも感謝する日を」と提唱したのが始まりとされています。父の日は自分を育ててくれたお父さんへ、思いを伝えたい温かい気持ちが元になっています。
地元の教会の協力によって父の日を祝うセレモニーが行われ、少しずつアメリカ各地に広がっていき、1972年にはアメリカの正式な記念日となりました。
日本には第二次世界大戦後に広がり、1980年代にはデパートのキャンペーンによってお父さんに感謝と共にプレゼントを贈る日として定着しました。
参考:ナショナルジオグラフィック『「父の日」100周年:起源と現在』より
世界の父の日
お父さんに感謝する日は多くの国にあります。イギリスとカナダの父の日は、アメリカと関係が深く距離も近いためか「6月の第3日曜日」です。イギリスでは花やメッセージカードを、カナダではそれに加えて家族で過ごすことを大切にするようです。
ではアジア圏はどうでしょうか?中国の父の日は日本と同じ日ですが、台湾は8月8日です。これは、「パパ」と「八八(88)」の発音が似ていることに由来しているようです。韓国には父の日はなく、5月8日に「両親の日」があります。
イタリアは聖母マリアの夫である聖ヨセフ、つまりイエス・キリストの「父」を祝う3月19日。ドイツは5月のキリスト昇天祭で日付は毎年変わります。ドイツでは父の日というよりも「男の日」。仲間たちとビールで盛り上がる光景がみられるようです。
宗教や風習など由来や形はさまざまですがお父さんへ感謝を伝える気持ちは変わらないようです。
みんなは「父の日」に何をする?
父の日には形に残るものを贈るだけではなく、食事へ行ったり旅行に行ったりと人によって感謝の伝え方が違います。とはいえ誕生日や冠婚葬祭と違って、父の日にはちょっと特別感が少ないと感じる人もいるかもしれません。ここでは父の日を祝う人の割合や「今の事情」についてご紹介します。
父の日に何らかの形でお祝いをする人の割合
父の日にお祝いをする人の割合は、意外と少なく3~4割程度だといいます。
スーパーマーケットの催事コーナーでも、母の日は大きく取り上げられますが、父の日にはあまり力を入れていません。理由は様々ありますが、6月はお中元の時期にもなるのでスーパー側からすると主戦力になるお中元を優先してしまうこともあげられます。
結果として、買い物に行ってもそれほど父の日の印象が強くなく、記憶に残りにくくなってしまうことが多いのです。
父の日に一緒に過ごす人はどれくらい?
日本ではプレゼントを贈る人が多いですが、世界では一緒に過ごすことを大切にする国もあります。日本でも、お父さんと遠く離れて暮らしている人からは「父の日ぐらいは一緒に過ごすことを大切にしたい」という声を耳にします。年に一度の日だからこそ、父の日をひさびさに会える機会としてとらえている人もいるようです。
ただプレゼントを贈るだけでなく、久しぶりに会って最近の様子やできごとをじっくりと話し合えたら素敵ですよね。
お父さん側からの期待値は意外と低い?
ちょっと影が薄いと感じてしまう父の日。お父さんたちも「バレンタインデーのほうが期待できる」と、父の日にはあまり期待していない人の方が多いようです。
5月にあるゴールデンウィークや母の日で盛り上がった翌月でもあるので、子どもたちの「やる気」が落ちてしまっているのをお父さんは気づいてしまっているのかもしれません。何も起きなかったときに落胆しないよう、意識しないようにしているのが本音なのではないでしょうか。
だからこそ父の日には大きな効果があると言えます。「どうせ何も無いさ」と思っているところに、プレゼントなどで感謝されたら予想以上に喜んでくれるかもしれませんよ。
コロナでの変化は?
新型コロナウイルスの感染拡大は、父の日の行動にも影響を与えました。感染予防のため、近くに住んでいる親子でも会うのは避けられ、プレゼントを買いに外出することも控えられたからです。親が高齢だったり持病を持っていたりする場合、会わないほうが親のためと感じた人は多いでしょう。
新型コロナウイルスが流行する前までは、プレゼントを贈るだけでなく、一緒に過ごすなど感謝の気持ちを積極的に示していた人ほど影響が大きかったのではないでしょうか。これからは行政の要請に注意しつつ、父への感謝の気持ちを今までできなかった形で伝えるのもよいのではないでしょうか。
父の日はギフトを贈るのが定番
誰かにモノを贈るのはむずかしいですよね。「相手が貰って嬉しいものを選びたいけど、お父さんの好みや趣味が分からない」と悩む人も多いですよね。せっかく悩んで買ったのに微妙な反応だったらガックリしてしまいます。
では、みんなはどんなものを父の日に贈っているのでしょうか。候補は豊富にありますが、迷ったときには予算やトレンドから選ぶのも良いでしょう。また、プレゼントにはおすすめできないアイテムもあるので注意しなければなりません。
予算はどれぐらい?
プレゼントを買う時はまず予算から決めるとスムーズです。父の日のプレゼントはビジネス用品、趣味、雑貨など種類も豊富です。値段もお手頃なものから何十万円と高価なものまであります。いざ探そうとすると目移りするので「予算の枠」を決めるとよいでしょう。ですが、みんなはどれぐらいお金をかけているのか気になりますよね。
父の日の贈り物の予算は3,000~5,000円が相場といわれています。
もちろん働いている人と学生とでは払えるお金に差はありますので、人によって予算は違います。相場の額にしなければならないというルールもないので、自分がお金を出せる範囲で購入するのがよいでしょう。
みんなは何を贈っているの?
父の日に人気があるプレゼントは日本酒やビールなどのお酒です。お父さんが1人で楽しむのもよいですし、一緒に食卓を囲んで飲むこともできるのも嬉しいですよね。普段は自分で買わないおしゃれで高級感のあるお酒や、飲みくらべセットがオススメです。長く楽しんでもらいたいのであれば、保冷機能のあるタンブラー、おちょこ、グラスなどもよいのではないでしょうか。
スイーツも父の日には人気があります。甘いものが好きな男性はたくさんいますし、お酒を飲まない人にも贈りやすいのではないでしょうか。男性は果物などのすっぱいものが苦手という人が、女性より多いと言われています。またあんこは苦手など好みもあるので、リサーチも重要です。
仕事用のシャツ、ネクタイ、ベルトも喜ばれるアイテムの1つです。毎日使うので少しずつ傷んでいく衣類ですが、買い替えを「面倒くさい」と思っているお父さんも少なくないはずです。
もし長く使って欲しいものを贈りたいなら万年筆もオススメです。万年筆は長く使うほど味が出ると言われています。値段が高い印象がありますが1,000円ほどで買えるものもありますし、仕事にもプライベートにも使えます。
迷ったらカタログギフトもあり!
「お父さんがなにを好きなのか分からない」「一緒に買いに行って選ぶこともできない」という人には、カタログギフトがオススメです。カタログギフトはたくさんのアイテムの中から、好きなものを選んでもらえるので迷う心配がありません。
カタログギフトは食品、雑貨、日用品など広いジャンルを扱っているものもあれば、一定のジャンルに特化したものもあります。値段帯は3,000円から10,000円と手頃なのも嬉しいですよね。
カタログギフトは、遠く離れて住んでいても贈ることができますし、逆に親子で一緒に見ながら選ぶこともできます。カタログギフトなら、何かと使い勝手がよいのではないでしょうか。
避けたほうがいいもの
子どもから見ると年々年老いていくように見えるお父さんでも、内心ではいつまでも若くありたいと思っているものです。60代や70代でも若い人を超える体力、運動能力やセンスを持っている人は珍しくありません。父の日の贈り物には年齢を感じさせるものは避けたほうがよいでしょう。若さやアクティブさを感じるものをイメージするのがポイントです。
ただし年齢が高くなると、お酒や食べ物は病院などから制限を指導されているケースがあります。人によっては子どもには心配をかけまいという心理もあって、言わないこともあるでしょう。家族内で体調を把握していそうな人にそっと確認してみると安心です。
喜ばれるギフトの渡し方
贈り物は受け取ったときのシチュエーションによっても印象がガラッと変わります。せっかくプレゼントを贈るなら、より喜んでくれたほうがいいですよね。父の日はお父さんたちの期待値が低い傾向にあるので、少しの工夫でも大きく感動してくれるかもしれませんよ。
食事の場面で渡す
お父さんにプレゼントを渡すのはなんとなく照れくさく感じる人もいますよね。いつ渡していいのかタイミングもつかみにくいとお悩みなら、食事の場面がオススメです。家族で個室のあるお店で、乾杯の流れでプレゼントを渡すとスムーズですし、特別な日という雰囲気も高まります。
自宅ならホットプレート料理で特別な日を演出し、その中でプレゼントを渡すのも良いでしょう。ゆっくりとご飯を食べながら話しができますし、久々に会ったのなら距離をグッと縮める場にもなるのではないでしょうか。
サプライズもあり!
照れくさくて渡しにくいプレゼントをスマートに渡すためには「サプライズ」もよいでしょう。バッグやジャケットのポケットにしのばせる、いつも座る場所に置く、冷蔵庫に入れるなど、習慣となっている場所ならサプライズにもなりますし、面と向かって渡すことも避けることができます。
もちろん気づかれなかったら元も子もありませんよね。プレゼントだと分かるようにメッセージカードを付けるなどの工夫も必要です。何気なくプレゼントに誘導するように、家族みんなでサプライズするのもよいのではないでしょうか。
感謝の気持ちだけでも伝えよう
社会人だと忙しくてプレゼントの用意ができないこともありますし、学生ならお金がないということもありますよね。そんなときは普段は口に出せない気持ちだけでも伝えるのがよいでしょう。電話、メール、メッセージカードなどどんな形でも喜んでくれるはずですよ。
まとめ
父の日はいつも伝えられていない感謝をお父さんに伝える日で、世界中の国にもあります。父の日にあまり期待していないというお父さんも多いようですが、だからこそ何かをすれば大きなインパクトがあるのではないでしょうか。
プレゼントを決めるときは予算から考えるとスムーズです。お酒、食べ物、服が人気とはいえ、相手が嬉しいと思えるものが一番でしょう。プレゼントを渡すのは食事の場が一般的ですが、気恥ずかしいならサプライズを利用するのもオススメです。
とはいえ、お父さんが一番嬉しいのは「ありがとう」の気持ちです。父の日をうまく活用すれば親子の距離をグッと縮められるかもしれませんよ。
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