方角以外のルールも!恵方巻の食べ方や歴史をご紹介

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方角以外のルールも!恵方巻の食べ方や歴史をご紹介
節分と言えばパッと何を思い浮かべますか?
豆まきを思い浮かべる方も多くいらっしゃると思いますが、大人になるとそんなに豆まきはしなくなったりしますよね。
やはり何歳になっても節分とかかわりがあるものと言えば恵方巻なのではないでしょうか。
恵方巻を食べるときのルールと言えば、毎年この方角!と言われているほうを向いて食べるというのが有名なルールですよね。
実は恵方巻には方角以外のルールもあるんです。
もしかしたらご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、改めてご紹介させていただきます。

方角以外のルールも!恵方巻の食べ方や歴史をご紹介

今や全国的な節分の風習として豆まきを超えて主流になっている恵方巻。とはいえ、その食べ方のルールや由来などとなるとよくわかっていない人もいるのではないでしょうか。この記事では今更聞けない恵方巻の食べ方のルールやその歴史などについて、改めて解説していこうと思います。

恵方巻の食べ方

恵方巻の食べ方
恵方巻の正式な食べ方をご存じでしょうか?
いろいろな種類の恵方巻がありますが、中身が違う場合でも食べ方には変わりありません。
恵方巻の正式な食べ方について、1つずつ説明していきます。

恵方を向いて食べる

恵方巻を食べるときに向く方角を「恵方」といいます。恵方は神様のいる方角と言われており、よそ見をせずその方向だけを見て食べなければいけません。そうでないと、ご利益を得ることができないと言われています。

黙って食べる

恵方巻を食べるときは、恵方を向いてよそ見をせず、かつ黙って食べなければなりません。食べ始めてから食べ終わるまで黙って食べないとご利益を得ることができないと言われています。丸ごと食べ終わるまで少し長いかもしれませんが、静かに食べましょう。

切らないで食べる

縁起物である恵方巻は食べるときに切ってはいけないと言われています。切ったりかぶりついている途中で食べるのをやめたりしてしまうと、ご利益がなくなってしまうそうです。
とはいえ、あんなに太くて長いものを切らずに一口で食べるのは大変ですよね。ですので、一気に食べられる自信が無い方やお子様、お年寄りが食べる際には市販の長くて太いものを買うのではなく、自分で短くて細めのものを作って食べる等の対策をするといいでしょう。また、最近では市販のものでも小さめの食べやすいサイズがありますので、そういった商品を選ぶのもいいですね。
色々な工夫をして、1年の健康を願って恵方巻きにかぶりついてみましょう。楽しく安全に食べるのも一番ですから、どうしても無理なら切って食べてもいいと思いますよ。

ルールを守って食べると願いが叶う?!!

恵方巻を食べるときは、今までの3つの食べ方のルールを守って食べると願いが叶うといわれています。どうやったら願いが叶うの?と思った方もいらっしゃるかもしれません。実は、恵方を向いて黙って丸かぶりしているときに願い事を頭に浮かべながら食べると願いが叶うと言われています。
  

2022年、恵方巻はいつ食べる?方角は?

2022年、恵方巻はいつ食べる?方角は?
今年の節分は何月何日か知っていますか?
実は節分は年によって日にちが違うんです。これは知らない方も意外と多いのではないでしょうか。また、今年の恵方はどの方角なのでしょうか。

2022年の節分は2月3日

今年、2022年の節分は2月3日です。
ちなみに2021年の節分は2月2日でした。
節分とは、立春の前日のことを指します。地球の公転は1年きっかりではないため、そのずれによって節分が2月2日や2月4日になることもあります。

恵方は北北西やや北

2022年の恵方は「北北西やや北」です。
ちなみに2021年の恵方は「南南東やや南」、2023年の恵方は「南南東やや南」となっています。
毎年この方角はどのように決まっているか知っていますか?その年によって恵方が完全に変わると思っている人も多いと思いますが、実は恵方と呼ばれる方角は以下の4つしかありません。

・「甲の方角=東北東より少し東」
・「庚の方角=西南西より少し西」
・「丙の方角=南南東より少し南」
・「壬の方角=北北西より少し北」

その四方と、十干(じっかん)を組み合わせることにより、その年の恵方が決まります。
十干とは中国から伝わり、暦の表示などに用いられてきたものです。この十干と恵方の組み合わせが、その年の神様のいらっしゃる恵方を毎年決めています。

恵方巻の歴史

恵方巻の歴史
そもそも恵方巻きはいつから始まったのでしょう。近年では一般的な家庭でも多く食べられるようになった恵方巻ですが、実は恵方巻きが一般的に食べられるようになったのには歴史があるのです。
まずは、恵方巻きの歴史の前に節分の歴史についてお話します。

二十四節気では立春はお正月、節分は大晦日

みなさんは二十四節気という言葉を聞いたことがありますか?
二十四節気は、今でも立春、春分、夏至など、季節を表す言葉として用いられています。
その中で立春とは、暦上で春が始まる日であり、二十四節気の最初の節気です。二十四節気とは、太陽が動く道である黄道を24等分して名称をつけたものです。古くから季節を知るために用いられています。
その二十四節気では、節分は大晦日と言われています。昔は、年越しは歳神さまをお迎えするため、恵方に餅を供える習慣があったそうです。
もともと節分は四季ごとにあったのですが、のちに春だけについていわれるようになりました。現代での節分は立春の前日を指し、邪気を払う季節行事がなされる日として知られています。

恵方巻は元々関西の風習

恵方巻は昔から全国の文化だと思っている人も多いのではないでしょうか。実は、全国で恵方巻を食べられるようになったのは最近での話で、実はもともと関西の文化だったのです。関西以外の地域にお住まいの方は、ご両親や祖父母に聞いてみると「昔は食べてなかったよ」なんて話も聞けるかもしれません。

由来は諸説あり!海苔屋の宣伝とも

由来は諸説ありますが、主に以下の5つのことが言われています。

・幕末から明治時代初頭に、大阪・船場で商売繫盛、無病息災、家庭円満を願ったのが始まりであり、一説には若い女性の好きな人と一緒になりたいという願望から広く普及したとする説。
・船場の色街で女性が階段の中段に立って、丸かじりして願い事をしていたらかなったという故事にちなむとする説。
・節分のころは新しい香の物が浸かる時期で、江戸時代中期、香の物入りの巻きずしを切らずに丸のまま恵方を向いて食べ、縁起を担いだ。これが、やがて節分に恵方を向いて、巻きずしを丸かぶりすると、その年の福がさずかるという招福の習わしになったとする説。
・船場の旦那衆が節分の日に、遊女に巻きずしを丸かぶりさせて、お大尽遊びをしていたことに端を発するという説。
・戦国時代の武将が、節分の日に丸かぶりして出陣したら戦に勝ったので、以後瑞祥としたことに端を発するとする説。
このようにいろいろな説がありますが、もともと関西の文化だった恵方巻という海苔巻きを食べる文化がどうして全国に広まったのでしょう。

一説では、もともと関西地方の文化だった恵方巻を全国に普及させて海苔の消費量を増やそうという海苔組合の宣伝の下で全国に広まったといわれています。

参考:沓沢博行:現代人における年中行事と見出される意味 ―恵方巻を事例として―,比較民俗研究,Vol.23,2009年3月(PDF)

コンビニから全国展開が始まる

いろいろな説のもと、恵方巻を食べるという文化は関西の文化から日本の文化へと変わっていったわけですが、最近でいうと、コンビニが恵方巻の予約販売などを強化したため、全国での恵方巻の消費率は近年伸びつつあります。
元々は「恵方巻」ではなく「太巻き」と呼ばれていました。
1989年に、某コンビニエンスチェーンが広島県で節分に向けて太巻きを売りだしました。そのコンビニエンスチェーンでは、その太巻きを「恵方巻」と名付け、販売を始めたというのが恵方巻という名前の始まりと言われています。
身近であるコンビニで販売が始まってから「節分には恵方巻」という文化が全国に広まったのですね。

恵方巻の具材

恵方巻の具材
現代では海鮮巻きやサラダ巻きなど恵方巻の具材はいろいろありますが、もともとは意味があって決まった主流の具というものがあるのです。

七福神に見立てた7つの具材が主流

元々の恵方巻の具材は七福神をイメージした7種類の具が使われていました。
七福神とは、大黒天、毘沙門天、恵比寿天、寿老人、弁財天、福禄寿、布袋の、福をもたらす七つの神様の総称です。

・かんぴょう
・しいたけ煮
・伊達巻
・ウナギ
・桜でんぶ
・海老
・きゅうり

それぞれの具には意味があります。
かんぴょうは、細く長い形から長生きできるようにという願いが込められています。
しいたけは、傘の形が陣笠に似ているため、身を守ってくれるという意味があります。
伊達巻や卵焼きは、その黄色い色から、財の豊かさ、金運のげん担ぎとして使われます。
うなぎは古くから縁起のいい食べ物です。「うなぎのぼり」という言葉からもわかるように、出世や上昇などの意味があります。また、うなぎの長い姿が長寿を表しているとも言われています。
鯛などの白味魚をほぐし、鮮やかなピンク色に仕上げてある桜でんぶ。鯛は「めでたい」という言葉にかけた縁起物であり、ピンク色が華やかさを演出してくれます。
えびは、紅白の色と目玉が飛び出ていることから「めでたし」という語呂合わせに使われる縁起食材です。また、健康長寿の象徴とされています。
きゅうりはその名前から「9つの利」をもたらしてくれると言われています。

過去には漬物のおしんこ巻きも

由来の中にもありましたが、節分は香の物の入れ替わりの季節であったり、お新香が上がる季節です。そのため、過去にはおしんこ巻きも恵方巻として取り入れられていたこともありました。

2000年代から海鮮巻きが登場

コンビニやスーパーで恵方巻が販売されるようになったころから、海鮮巻きが登場しました。海鮮の恵方巻は今でも人気が高いですよね。
いろいろな魚やイクラなどが入っていると見た目も豪華で食べたさが増しますよね。

現在はお寿司ですらないものも

最近では、恵方巻は恵方巻でも「巻かない恵方巻」や「肉巻き恵方巻」なんてものもあるそうです。
さらには巻き寿司に似ている「恵方ロールケーキ」なんてものもあります。
気になる方はぜひ調べてみてはいかがでしょうか。

恵方巻の注意点

恵方巻の注意点
恵方巻きはたくさんの具が入っているが故、気をつけるべき点があります。恵方巻を食べる際には以下の2点に気を付けましょう。

量がかなり多い

恵方巻の注意点
恵方巻でよくあるのは、量が多くて食べきれないという問題です。
確かに市販の恵方巻の場合、女性や子供には少し量が多い気もしますよね。
そんな時は自分で恵方巻を作って量を調整するとよいでしょう。自分の口のサイズに合った恵方巻を作ってみてはいかがでしょうか。

アレルギーに注意

恵方巻には、アレルギー食品になりやすいエビやカニを始め、卵や魚卵なども入っていることが多くあります。また、巻き寿司であり中身がきちんと確認しにくいため、アレルギーの多い方や子供に食べさせる際には気を付けて表示をチェックしましょう。

▼まとめ:節分は自分好みの恵方巻を楽しんでみては?

いかがでしたでしょうか。恵方巻の食べ方や歴史、最近の恵方巻についてご説明しました。今年の節分は自己流の恵方巻を作成して自分に合った恵方巻で神様にお願い事をしながら食べてみてはいかがでしょうか。
みんなで一緒に具を選んで恵方巻を作ると楽しい節分の思い出ができそうですね。ぜひ今年の節分には恵方巻を食べてみてください。

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