仕事・キャリア

【社会人必見】ゼロからでも!効率的な英語勉強方法!継続のコツも紹介

キャリアアップなどを目指して英語を習得したいという人は多いのではないでしょうか。しかし時間のない社会人にとって、英語の勉強は腰が重いもの。そこで今回は、忙しい社会人が英語を習得する際のポイントやステップ、継続のコツについてまとめました。

社会人が英語を勉強するメリットとは?

国際化の進むビジネスシーンにおいて、英語の習得はキャリアアップの可能性を広げてくれます。海外の人と適切なコミュニケーションが取れる能力があれば、仕事の内容や勤務地の幅が広がり、キャリアにおいても、これまでにない選択肢が広がるでしょう。

また、海外の情報が得られるようになれば、よりグローバルな視点が身につきます。英語でコミュニケーションができれば、人脈も広がるでしょう。

社会人になると学生に比べて学習に充てられる時間は限られます。しかし、社会人になってから英語をマスターしたという人は決して少なくはありません。むしろ、人生経験が豊富な分、実体験に結びつけながら英語を覚えていける、といった意見もあります。

何から始めればよいか分からない社会人必見!英語勉強基本の4ステップ

英語の勉強は、インプットとアウトプットの両方に取り組むことが大切です。どちらかに偏るのではなく、それぞれに必要となる項目をまんべんなく学習することが基本になります。

インプット 単語、文法、リーディング、リスニングなど
アウトプット スピーキング、ライティングなど

ただし、勉強は順番も重要です。以下から、英語勉強の基本となる4つのステップをご紹介します。

STEP1:中学英語の英単語・文法を学び、基礎を固める

すでにある程度の英語に自信があったとしても、まずはおさらいとして中学英語の振り返りからはじめることをおすすめします。

実は英語圏の日常会話で使用される約8割の会話は中学英語でカバーできます。英単語や文法など、基礎が固まっている状態であれば、その後のステップもスムーズに進むでしょう。

英単語

STEP2:シャドーイングによりリスニング・スピーキング力を鍛える

英単語や文法など、テキストベースの勉強と同時に、耳と口を使った“音”の学習も進めていきましょう。おすすめはシャドーイングです。

シャドーイングは、インプットとアウトプットを同時に行える効果的な学習方法です。手順としては、はじめにネイティブスピーカーの話す英語をよく聴き、それをマネするように自分で発音(スピーキング)します。

ネイティブの発音やリズムが身に付くのがシャドーイングの基本的な効果です。発音を意識しながら聞く事で、よりリスニング力を鍛えることにもつながります。聞こえた言葉を理解しながら、正確かつスピーディーに発音を繰り返ことが重要です。フレーズなどのバリエーションを増やしていくことで、英語力の上達に役立つでしょう。

STEP3:目的にあった英会話を習得する

基礎固めがある程度まで完了したら、次は目的に合わせた英会話の習得に進みましょう。今後の役に立つという意識を持つことで勉強も捗りますし、モチベーションの維持にもつながります。

たとえば、仕事で英語を使いたい方であれば、ビジネス英語の教材を使うのがおすすめです。ただし、業界ごとに使用する単語やフレーズは大きく異なります。教材選びの際は、自身が今後使うであろう分野に特化したものを購入しましょう。

一方、海外旅行に出かけたいという目的がある方の場合は、旅先で活用できるフレーズが多く勉強できる教材がおすすめです。自分が旅に出かけた際のシチュエーションを想像しながら学べるため、楽しく英会話を勉強できるでしょう。

STEP4:実践を繰り返す

ここまでの学習はどうしてもインプットが中心になりがちです。しかし、学びを記憶に残し定着させるには、アウトプットの機会が必要不可欠。そのため、ある程度単語や文法、フレーズを頭に入れた後は、実際の会話のなかで実践をするのがおすすめです。

うまくコミュニケーションが取れるようになると成果を感じやすく、今後の勉強のモチベーション維持にもつながります。

社会人が英語勉強を挫折せず継続するためのコツ

英語の勉強にはある程度の期間が必要です。そのため、どうしてもやる気が続かなかったり、途中で挫折してしまったりするケースも少なくありません。とくに社会人の場合は、勉強の時間が取れないことも理由になりがちです。そこでここからは、英語の勉強を継続するためのコツをいくつかご紹介します。

目的・目標を明確化させる

英語の勉強をはじめる前に、まずは目的や目標を明確にしておきましょう。とくに、習得後に何がしたかったのかをはっきりすることはとても重要です。勉強中にくじけそうになったとしても、その目的や目標を思い出せば、継続の原動力になります。

また、目的や目標が定まっていれば、どの部分に注力すべきかも明確となり、効率的な学習に役立つでしょう。

オフィスでの打合せ

英語勉強を習慣化する

毎日思いついた時に勉強するよりも、計画的に勉強することが継続の秘訣です。そのためには、この時間は勉強すると決めて習慣化することが重要です。習慣化するためには日常の生活で行う行動とセットにすることで容易になります。習慣化することによって、勉強へのストレスを減らし、英語習得へのハードルを下げてくれます。

一緒に英語を勉強する仲間をもつ(英会話スクールなど)

英会話スクールに通い、一緒に勉強をする仲間を作るのもおすすめの方法です。ひとりで勉強を続けるのは容易なことではありません。共に学ぶ仲間がいることは大きな支えになります。

勉強仲間を探すのはリアルな場だけでなく、SNSや勉強共有アプリ、ネットでのコミュニティでもできます。定期的に連絡を取り合って英会話の練習をしたり情報交換をしたりできれば、一緒に切磋琢磨もできるでしょう。とくに英会話スクールは、「お金を払っているから」という理由で、挫折しにくいという特徴もあります。

趣味や仕事を英語勉強に取り入れる

音楽や映画、ドラマ、アニメ、小説など。普段は趣味として楽しんでいるコンテンツを勉強に取り入れることは、楽しみながら学習を続けられるコツのひとつです。たとえばマンガが好きな人は、外国で発刊された英語版にチャレンジしてみるのもよいでしょう。

もしくは、自分の仕事に関することを勉強に組み込むのもおすすめです。一定の緊張感や集中力を持って勉強に取り組めるため、学びがより定着しやすいといった効果があります。

忙しい社会人でもできる!効率の良い英語勉強法

時間がないなかで英語を勉強するのであれば、上達のスピードをできるだけ早くするために、学習の効率化を図りましょう。以下から、取り組みやすい効率的な英語勉強法をご紹介します。

スキマ時間を活用する

まとまった時間がなかなか取れない、という方には、スキマ時間を活用した学習がおすすめです。通勤時間や昼休み、待ち時間、お風呂や食事の時間など。具体的には、電車などで通勤している人は、その時間を利用して単語アプリなどを活用した勉強を取り入れましょう。

車通勤の場合は、英語学習教材リスニングがおすすめです。ただし、車の運転中は思わぬ事故につながる可能性もあるためリスニングに集中しすぎず聞き流すような感覚で取り組みましょう。また、アプリの操作などは絶対にやめましょう。

このように、日常生活と勉強を組み合わせることで、先述した勉強の習慣化が容易になります。数分間などでも構わないので、英語に触れる場面を作りましょう。

ビジネス英語に絞って取り組む

学んだ英語を仕事に生かしたいという目標をお持ちの方であれば、あえて自身の所属する業界に特化したビジネス英語に絞って勉強をするという方法もあります。今後、使用するであろう単語や言い回しなど集中的に学習することで、仕事に役立つ語学力の向上に役立ちます。

スマートフォンの言語設定を英語にする

スマートフォンの言語設定を英語にすると、強制的に英語を目にする機会が増え、効率的な勉強につながります。英語のニュースアプリをダウンロードして、英語記事を読むことも語学力向上につながります。

社会人向け英語勉強ツール5選

忙しい社会人が英語を勉強する際に役立つツールを5つご紹介します。ぜひ、効率的な学習にお役立てください。

オンライン英会話

オンライン英会話

忙しくて英会話教室に通うのが難しいという場合は、オンライン英会話の活用がおすすめです。メリットは自宅にいながらアウトプットの機会を得られること。そして、自分では気づけなかった間違いを指摘してもらえることです。また、録音や録画もできるため、後から見返しもできます。

なお、一般的にオンライン英会話は通学するよりリーズナブルな傾向にあります。ただし、教師とのスケジュールを合わせる必要はあるため、時間が取れない場合には利用できないといったデメリットもあります。

コーチング

英語教師が1対1で勉強計画や進捗管理をサポートしてくれるサービスです。目標までの最短となる道のりを示してくれるため、勉強の効率化には最適と言えるでしょう。

ただし、一人ひとりに対して専属の教師が付くという特性上、ある程度の費用が割高になる可能性もあります。

アプリ

移動時間などのスキマ時間を英語学習に充てたいなら、アプリの活用がおすすめです。目と耳を使って勉強ができるため、活用次第では効率的な勉強につながるでしょう。

なお、以前まではスピーキングなどのアウトプットが難しいことがアプリ学習のデメリットでした。しかし最近ではリスニングだけでなく、スマートフォンの音声認識機能を活用して、スピーキングの練習ができるアプリも登場しています。たとえば「Talking Marathon」というアプリは、ネイティブスピーカーからの問いかけに6秒以内で回答する、というユニークな機能があります。

YouTubeなどの動画サイト

無料でも使えるより手軽な方法として、YouTubeなどの動画サイトもおすすめです。最近では英語を教えるYouTuberも増えてきています。また、海外の動画などを観れば、ネイティブスピーカーの発音を聴くこともできます。

ただし、スピーキングなどのアウトプットができないほか、必ずしも動画の質が良いとは限らないのは難点です。そのほかにも、自分に合った動画やチャンネルを見つけにくいという点もデメリットとして挙げられます。

海外ドラマや映画

楽しみながら学習を進めることは、モチベーションの維持や効率的な勉強に有効です。そこで、好きな海外ドラマや映画を学びのツールとして活用することもおすすめです。

すでに知っているドラマや映画であれば、ストーリーやキャラクターについての知識があるので話している内容も理解しやすくなるでしょう。また、ネイティブが使用する英語表現を学ぶことができる事もメリットです。

まとめ

今後、グローバル化が進むにつれて、英語力はますます重要なスキルとなり、その必要性はより高まっていきます。学ぶ時間が限られた社会人にとって重要なのはいかに、モチベーションを維持するかと効率的な勉強方法です。正しいステップと効率的な方法で進めていけば英語の勉強は難しくありません。今回ご紹介した内容を、ぜひ実践してみてください。

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