空き巣対策
防災

空き巣対策の方法やグッズは?空き巣に狙われやすい家はどんな家?

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旅行や帰省など、長期間自宅を不在するときに心配なのが空き巣被害ではないでしょうか。しかし、具体的な対策方法がわからないという方も多いでしょう。そこでこの記事では、空き巣が入りやすい環境をはじめ、今日からできる防犯対策や空き巣以外の窃盗手口と対策、万が一犯人と遭遇した時の対処法をご紹介します。

空き巣被害はまだまだ多い

警察庁発表のデータによると、平成14年の約34万件をピークに、侵入窃盗の件数は年々減少傾向にあります。それでも、令和4年の侵入窃盗の件数は約1万5千件。 [1]1日あたりでいえば約43件と、今もなお空き巣被害は少ないとは言えません。

ご近所付き合いが減った現代では、住人や宅配業者へのなりすましや、SNSによる情報でターゲットにするなど、悪質な手口による侵入も発生しています。被害に遭わないためにも、住まいに合わせた対策や防犯意識が必要です。

空き巣対策の方法

空き巣への対策は、「侵入させないこと」と「犯行に時間をかけさせて諦めさせること」が大切です。ここからは、空き巣対策に有効な防犯グッズによる対策方法をご紹介します。

窓にできる空き巣対策

窓への対策グッズとしては、補助錠や防犯ガラス、警報ベルがあります。

窓にできる空き巣対策

窓についている鍵はクレセント錠と呼ばれるもので、あくまでも窓と窓を閉める締め具のため、防犯対策としての効果は期待できません。そこで、補助錠をサッシに取り付けることで防犯性を高められます。なお、クレセント錠にロック機能がある場合は、防犯に有効なため忘れず使用する習慣をつけましょう。

次に、防犯ガラスは、窓を打ち破られて開錠される可能性を低くできます。また、防犯フィルムが貼ってある窓は割れるまでに時間がかかるため、侵入を遅らせたり諦めたりさせる効果があります。交換の必要がないので、手軽な防犯対策としておすすめです。

さらに、衝撃検知型や解放検知型の警報ベルを取り付けると、万が一の際に周囲の人へ侵入や異常を伝えられます。また、警報音を嫌う空き巣への防犯対策アピールにもなるでしょう。

ドアにできる空き巣対策

ドアからの侵入対策としては、補助鍵が有効です。補助鍵が複数あると侵入に時間がかかるため、侵入者が嫌がる対策のひとつです。なかでもディンプルキーは防犯性が高く、ピッキングにも強いためおすすめです。補助鍵は、賃貸でも取り付けられるタイプなど種類も多くあるので、比較的導入しやすい対策と言えるでしょう。

ドアにできる空き巣対策

ドア枠を塞ぐガードプレートの取り付けをすることでドアの隙間が塞がり、工具の差し込みによる錠の破壊やこじ開けへの対策になります。ご自宅にチェーンロックがない場合にも有効なので、ぜひお試しください。

グッズを使ってできる空き巣対策

それぞれの家に合った防犯グッズを設置することで、より防犯性が高まります。人を感知して点灯するサーチライトは、光で周囲の注目を集め抑止力になります。スマートフォンと連動する防犯カメラやテレビドアホンがあると、自宅にいられないときでも録画や遠方からの訪問者確認ができるので安心です。

また、音による侵入抑止も非常に有効な手段です。防犯ブザーをはじめ、敷地が広い場合は、物音が立ちやすい防犯砂利も利用しましょう。

空き巣対策として普段から心がけるべきこと

空き巣対策は日頃の心がけから。空き巣被害に遭わないための日常的な防犯意識や行動について解説します。

短い外出でもこまめに鍵をかける

ゴミ出しなどの短い間でも気を抜かず、玄関や窓、浴室などへ侵入させないようこまめに戸締りをしましょう。また、玄関先などに予備の合鍵を隠すなどをしては絶対にいけません。

ドアキーチェーンは在宅中であるアピールになるため、侵入を防ぐ効果があります。留守と勘違いし空き巣に入った侵入者と鉢合わせを防ぐためにも、積極的に使用しましょう。

家の周りをきれいにしておく

散らかった家は不審な動きをしても目立ちにくく、空き巣にとって好都合な環境と言えます。整理整頓をしておくことで侵入者が室内で行動しづらくなります。

また、空き巣は事前に下調べに来ることも多く、侵入しやすい家に不審なマークを残すといった行動が見られます。常日頃から家の周りをきれいに掃除しておけば、こうした痕跡も見つけやすくなるでしょう。

近所付き合いをする

近所付き合いの多い地域は声掛けなどが期待できるため、空き巣が入りにくいという傾向があります。挨拶を交わすなど、顔見知りになっておくことで、知らない人や空き巣が不審な動きをしていた際に気づいてもらえる確率が高くなります。そのためにも、近所の人や管理人には普段から挨拶をすることを心がけることが大切です。

空き巣に入られやすい家の特徴は?

空き巣に侵入されやすい家には、いくつかの特徴があります。ご自宅が以下のような状況にないか確認をしてみましょう。

人通りの少ない場所にある家

路地の突き当りや日中でも日陰になる場所は、人通りが少ないため空き巣に狙われやすくなります。周囲の目がなく、不審な動きをしても気づかれにくい環境は、空き巣にとって好条件です。引っ越しなどを検討する場合は、なるべく人目があり明るいところを条件として選びましょう。

高い塀や植物に囲まれた家

高い塀や植物は、侵入ルートが外部から見えにくく死角ができてしまうため、空き巣が身を隠しやすくなってしまいます。また、高さがあることで足場として利用され、2階へ侵入しやすくなるため、1階でなくても注意が必要です。

防犯対策をしていない家

もっとも空き巣に狙われやすいのは、玄関や窓の施錠がされていない家です。当たり前ではありますが、トイレや風呂場の窓、勝手口の鍵の閉め忘れが多い家は被害に遭いやすくなります。

オートロック付きのマンションでも安心はできません。玄関の施錠を忘れがちになるため、注意が必要です。他にも、エントランスに防犯カメラがない建物は、空き巣の証拠が残らず防犯意識が低いと目をつけられてしまいます。

留守にしがちなのが明らかな家

ポストに郵便物がたくさん溜まっている、同じ洗濯物がずっと干しっぱなし、という状況は、長期の不在と分かってしまうので危険です。人の気配がなく留守なのが明らかな家は、空き巣に狙われやすくなります。

特に、長期間の留守は家主が犯行に気付くまで時間がかかることから、空き巣にとって格好のターゲットになります。照明の自動タイマーや、郵便局に不在届を出すなどの対策が必要です。

線路や盛り場の近くにある家

線路や幹線道路沿いは、電車や車の通行で常に大きな音が鳴っています。こうした環境は、侵入者にとって雑音に紛れることができる好条件を作り出します。

犯行時の窓ガラスを割る音が周囲へ響きにくくなる、騒音対策による二重窓で近隣に警報音が伝わりにくくなるなど、防犯上好ましくない状況と言えるでしょう。さらに、駅が近いと現場から逃げられやすくなるというデメリットもあります。

盛り場の近くは、犯行後にすぐ人込みに姿を消せるという意味で危険です。また、家の中に人がいた場合でも、騒音や街に紛れて逃げられやすくなります。人目は多いですが、空き巣にとっては侵入しやすい環境と言えるでしょう。

共用スペースなどから入れる家

住人以外がエントランスなどの共有スペースから出入りできるマンションなどは、誰でも玄関先まで行ける環境とも言えます。また、住人と勘違いしてしまい、空き巣犯を見逃す可能性もあります。

共用スペースなどからは入れる家

屋上や階段、廊下、フェンス、電柱などを伝って外から侵入できる場所に対策がされていない場合も、リスクが高まります。

空き巣の被害が多い時期や時間帯は?

最も空き巣被害が多いと言われている時期は10~12月です。この時期は日の入り時刻が早いため、夕方には真っ暗になります。暗闇は侵入者にとって好都合となります。また、長期間家を空けるシーンが多く、年末のイベントに備えて現金を用意してあることが多い時期でもあるため、空き巣被害が増加する傾向にあります。

ほかにも、窓を開けて換気した際の鍵の締め忘れなど、様々な被害につながる条件が揃いやすいため、この時期は特に防犯意識を高く持つ必要があります。

時間帯としては10~12時、12~14時あたりに被害が多い傾向にあります。人に見つからないよう犯行に及ぶため、侵入者は家主が留守にしがちな時間帯を狙います。仕事や学校に出かけている平日の昼間は、人通りも少なく侵入者にとって好都合です。

また、ゴールデンウィークなどの長期の連休などは空き巣被害が多くなります。最近ではSNSでも旅行に出かけていることが確認できることがあり、留守中に被害に遭う人も増えています。旅行先でのSNSの投稿は慎重に行いましょう。

空き巣以外の住宅を狙った窃盗の手口

侵入窃盗のなかには、空き巣以外に「忍び込み」や「居空き」といった手口があります。空き巣と並び被害の多い犯罪です。空き巣との違いも含め、手口を解説していきます。

忍び込み

住人が寝ている隙を狙って家に侵入するのが「忍び込み」です。空き巣と違うのは、住人が就寝中の夜間に忍び込み、起床後に被害に気付くことです。就寝中という無防備な時に侵入され犯行に及ばれると、心理ダメージも大きいでしょう。防犯対策としては、家にいるからと油断して窓を空けっぱなしにせず、鍵をしっかり閉めておくことが重要です。

居空き

居空きは、住人が在宅中に侵入して行われる窃盗です。住人の入浴中や、1階のリビングでくつろいでいる隙に2階から忍び込むといった被害があります。空き巣や忍び込みと違い、住人が起きている間に犯行に及びます。住民が高齢者であったり、物音に気付きにくい環境であったりすると被害に遭いやすくなります。また、侵入者と鉢合わせてしまうおそれもあり大変危険です。

万が一犯人と対面したときの対処法

侵入者とばったり鉢合わせをしてしまった時は、貴重品や金品よりも、まずは命を優先し逃げることが重要です。そして、外に出てから助けを呼びましょう。もしくは、安全を確保してからの通報でも構いません。逃げることができない場合は、大声で助けを呼ぶ、警報機を鳴らすなどの方法もあります。

居空きの場合には、捕まえようとする、襲いかかる、説得しようと試みるといった行動で犯人に刺激を与えてはいけません。侵入者が凶器を隠し持っている場合は、対面したことでパニックになり危害を加えてくる可能性があります。

帰宅したら施錠したのに鍵が開いていた、靴が散乱していたといった状況の場合は、まだ自宅に窃盗犯がいる可能性も考えられます。直接対面しないように直ぐに家から離れて、警察などに相談してください。また、絶対に一人で家に戻らないようにしましょう。

まとめ

日頃から空き巣対策にしっかり取り組み、意識を高めることで、防犯効果を上げることができます。防犯グッズを活用して、まずは侵入させない、空き巣に狙われないようにするという2点の意識が大切です。安心して生活を送るために、自分の行動できる範囲からでも防犯対策をしていきましょう。

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