リユースとリサイクルの違いって?個人でできることと取り組み例
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今や、書店やWEBサイト上では、片付け術や整理術など、さまざまな情報が発信されていますよね。それを参考に家を片づける人も増えています。
しかし、片付けの途中で出てきた不用品は、どうやって片づけていますか?
見た目もキレイで、まだまだ使えそうなモノだと、「このまま捨ててしまうのはもったいない」と感じてしまいますが、そんな時に、誰かに再利用してもらえたら嬉しいですよね。
そこで本記事では、再利用の方法やメリットを解説!
リユースとは?リサイクルの違いについても解説
今や、書店やWEBサイト上では、片付け術や整理術など、さまざまな情報が発信されていますよね。それを参考に家を片づける人も増えています。
しかし、片付けの途中で出てきた不用品は、どうやって片づけていますか?
見た目もキレイで、まだまだ使えそうなモノだと、「このまま捨ててしまうのはもったいない」と感じてしまいますが、そんな時に、誰かに再利用してもらえたら嬉しいですよね。
再利用を考えたときに頭に浮かぶのはリユースかリサイクル。でもリユースとリサイクルにはどのような違いがあるのでしょうか?
実はリユースとリサイクルでは、それぞれ仕組みが違うんですよ。
リユースとリサイクルの違いを知って、リユースのメリットをいかしていきましょう!
リユースとは?
「リユース」はよく聞く言葉ですが、実際にはどのような仕組みなのでしょうか。
リユースとは形を変えずに繰り返し使うことです。使用しなくなった製品がまだ使えるようであればそのまま製品として再び使用します。また他の製品の一部として使用することもあります。
例えば使わなくなった本や家電を回収してキレイにしたら、再び販売するのもリユースです。また、着る機会がなくなった洋服や靴などを、人に譲ったり、再び販売したりすることでまた着ることができます。
新たに製品を作らずそのまま販売できるので、天然資源や生産にかかるエネルギーを減らすことができるのです。
リサイクルとの違い
一方、リサイクルはどういう仕組みでしょうか。
リサイクルは使い終わった製品を多くの工程を経て資源に戻し、それを利用して新しい製品を作ることです。
例えばペットボトルを加工してフレークやペレットなどの再生ペット原料を製造することなどがそう。その再生ペット原料を使って洋服やバッグ、ボトルなどが再び製造されます。この仕組みがリサイクルです。
リユースは製品を再び同じ形で使用したり、そのまま他製品の一部として使用することです。リサイクルは製品を加工して新しい資源を再び作り、それを使用して新しい製品を作ります。
● リユースは製品をそのまま使用する
● リサイクルは製品を一度加工して新しいものを作る
まとめると、この点がリユースとリサイクルの違いなのです。
リユースの方法について
製品をリユースする方法は大きく分けて4つあります。
● コミュニティの中で交換する
● ショップで買い取り再販する
● インターネットを使って売買する
● 使えるものを寄付する
例えば、地域の掲示板などを通じて自分が使わないものを譲る仕組みはよく見かけますよね。
また、読まなくなった本や着なくなった洋服をリサイクルショップに持って行った経験がある人もいるのではないでしょうか。
最近はフリマアプリを利用して自分で不用品を売ることもできます。また学校や地域のNPOなどが不用品の寄付を募ることもあります。
リユースを行うメリット
リユースを行うメリットは一つの製品の使用年数が延びることです。1人の人が使うだけでは数年で終わってしまう製品寿命も、何人もで再利用し続けていけば10年以上使える可能性が出てきます。
一つの製品の使用年数が延びることで、その分ごみが減ります。これもリユースの大きなメリットと言えるでしょう。多くの人が一つの製品をリユースしていけば、その人数分のゴミが減っていきます。
環境省が平成22年度に行った調査によると、新品の製品がリユースされると新品を一度の使用で廃棄するより、社会全体での平均使用年数を伸ばす効果があることが明らかになりました。
使用年数が延長されることで、年間19万台から100万台の長期的な廃棄物削減効果があると推計されています。リユースすることで多くのごみを減らすことができるのです。
ほかにもCO2の削減やごみ処理費用の削減につながります。コミュニティの活性化や経済や雇用へのプラスの効果もあります。
参考:環境省 平成22年度使用済み製品等のリユース促進事業研究会
個人でもできるリユースの取り組み
リユースにはさまざまな方法があり、個人でも気軽に取り組むことができるんですよ。
例えば、子どもの洋服をおさがりでもらったことがあるパパ・ママもいるのではないでしょうか。
あるいは自分が読み終わった本をリサイクルショップに持ち込むこともあるでしょう。
新品でなくてもいいと思えば、フリマアプリで購入を検討したり、自分の不用品を販売したりする人も多いと思います。地域の公民館などでチャリティ販売会が行われることもあります。
きっと今まで意識せず、リユースに取り組んでいた人もいるかもしれませんね!
地域や友人間でリユース
地域の方々との間で不用品を交換するのもリユースです。地域の新聞や掲示板を見て不用品を譲ってもらったり、自分の不用品を誰かに譲るのは、以前からよく行われていたリユースと言えるでしょう。
近所の人から自転車をもらったり、使わない家具をもらったりした経験はありませんか?公民館で子どものおもちゃのリユースや学校での制服のリユースも最近では盛んに行われています。
身近な人同士でのリユースは相手の希望もわかりやすく、希望に沿ったリユースにつながります。
気軽にできるので、次から次へとリユースされることも多く、長年にわたって一つの製品を使っていくことができるでしょう。
リサイクルショップでリユース
街中にはたくさんのリサイクルショップがあります。年末の大掃除や普段の家の片付けなどでたくさん出た不用品を街のリサイクルショップに持ち込んだことがある人もいるでしょう。
リサイクルショップは本やゲーム、大型家具や家電など幅広い製品を取り扱っているお店が数多くあります。それぞれの製品に合わせて持ち込むお店を選ぶことができるので無駄なくリユースできますよ。
最近では直接リサイクルショップに行けなくても、家に出張して買い取りをしてくれるお店や、宅配買取などこちらから不用品を送ることで買取してくれるリサイクルショップもあります。
自分の希望に合わせて使い分けて、より多くの製品をリユースしてみましょう!
アプリでリユース
現在はスマホのアプリでもリユースができるんですよ。さまざまなフリマアプリがあり、利用している人もどんどん増えています。買いたい人も多いので、自分の不用品が思わぬ高値で売れることもありますよ。
フリマアプリに不用品を出品するのも気軽にできるようになっています。不用品の写真を数枚撮影し、簡単な文章を添えるだけで出品すれば、買いたい人に見てもらえます。
インターネットオークションもリユースの一つです。インターネットオークションのアプリもあり、出品することで不用品をリユースすることができますよ。使いたい人に再利用してもらえるのはとてもいいことですよね。
最近ではアプリによって決済代行システムがあるものもあり、利用しやすくなっています。
チャリティーでリユース
チャリティーでリユースすると人の役に立つことができるので、とても大きな利点ですよね。自分の不用品が人の役に立つことはうれしいことだと思います。
例えば、ある非営利団体のチャリティーショップでは、まだ使える製品を寄付してもらい、それをメンテナンスして使いたい人に販売するリユースの仕組みで販売利益を得て、発展途上国などの支援に使っています。支援を行うのは、不用品を人の役に立てたい、という人たちの想いをリユースで叶えられるからです。
最近は衣類などだけでなく、パソコンやタブレットなどの電子機器もリユースされることが増えました。きちんとメンテナンスされた中古パソコンや中古タブレットは子ども達の教育のために使うことができるでしょう。
このようにチャリティーでのリユースにも多種多様な製品が利用されています。
リユースを始める3ステップ
リユースは環境のためにぜひ取り組みたいことです。また自分自身のため、あるいは人の役に立つためと多くの側面で利点がある取り組みだと言えるでしょう。ぜひ気軽に取り組んでみてくださいね。
リユースを始めるには、3つのステップがあります。その3ステップを実行してリユースに取り組み、自分でできることをどんどん増やしていきましょう。
不用品の整理を行ってみる
リユースの第一歩は自宅の不用品の整理を行ってみることです。タンスの中に使っていない不用品は眠っていませんか?
まずは家の中のものを「いるもの」と「いらないもの」に分けてみましょう。判断に迷うものは一度取り置いておくのもよいでしょう。いらないものはそれが再利用できるものかどうかも含めて考えてくださいね。
再利用できるのであればリユースすることができます。洋服や家具、家電、本などさまざまな不用品が出てきたら、ぜひそれを人に譲ったり、リサイクルショップに持ち込むなどして再利用してもらいましょう。
自宅の不用品を整理することでその不用品をリユースできます。
購入した物は丁寧に扱う
自分が購入した新しい製品はぜひ大切に丁寧に扱いましょう。傷をつけたり、壊してしまうと再利用ができなくなるかもしれません。逆に気を付けてきれいな状態を保ち、壊すことなく愛用すれば、のちに不要になったときにリユースすることができます。
自分が新しく買った製品を不要になった時にフリマアプリなどで販売すれば、必要な人にまた使ってもらえますね。あるいはリサイクルショップで買い取ってもらうこともリユースです。その際、丁寧に扱っていた製品はきれいな状態を保っているので、買い取り額も高くなるし、気持ちよく次の人に使ってもらえるでしょう。
箱や説明書は保存しておく
新しい製品を購入した時はぜひ箱や説明書を大切に保管しておきましょう。これもリユースに繋がります。
箱があればその製品を保管しておく時にも、傷つけることなくきちんと保管できるので、リユースするのに安心ですね。また説明書があればメンテナンスをする時にも、故障などが起きた時にもきちんと対応できるでしょう。
また次に使う人にとっても箱や説明書があることはとても良いことです。リサイクルショップなどで買い取ってもらう時にも高く買い取ってもらえるでしょう。
▼個人のリユースはできることから始めよう
リユースの取り組み方について解説しました。個人でもリユースは気軽に取り組めます。リユースとリサイクルの違いを理解し、ぜひリユースに取り組んでみましょう。
まずは自宅の整理から始めて、不用品を片づけ始めれば、スムーズにリユースに取り組めます。不用品をリサイクルショップに買い取ってもらったり、フリマアプリで販売すれば、必要な人に再び使ってもらえますよ。
リユースに取り組めば人の役に立ったり、ごみの削減など環境のためにもなります。ぜひ積極的にリユースに取り組んでいきましょう!
参考:リユース読本(環境省)
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