厳しい冬に活躍!体の温め方とあったかアイテムの活用ポイントをご紹介
そこで、人体のどこを温めれば暖を取りやすいのかを知り、効率よく体を温めてみてはいかがでしょうか。体のどこを温めればいいのか?また、その部位を温めるにはどのようなアイテムがおすすめなのかについて解説していきます。
目次 [CLOSE]
1点集中でも問題ない!血管が多い場所を温めよう
効率よく体を温めるには血管の多い場所を温めるのが最適です。なぜなら血管の多い場所=血流の流れが盛んな場所ですので、そこを温めることで血の流れがよくなり温度が上がるからです。温かい血が全身の隅々までめぐりやすい状態を作れば、それだけ体温を上げられます。
例えば、腕を縛って手の先に血がめぐりにくいようにすると、手の先が痺れて冷たくなるのを実感できますよね。このことからも温かい血がめぐることで体が温まるということがわかります。
具体的に血管が多い場所は以下の場所になります。
- 首の後ろ
- お腹
- 背中
- 腰
- 足首
カイロを使用する際には上記の5つの部分に貼ると体を温めやすいですよ。
また、上記以外にも足の付け根なども血管が多く通っている箇所になるので、余裕があるなら足の付け根も温めるといいでしょう。
参考:平田耕造:体温調節系の働きと温冷感・湿潤感,(繊維工学)Vol.49,No.5,1996(PDF)
下半身(足先や太もも)を温めるアイテム
真っ先に購入したいのが下半身を温めるアイテムです。冷え性で手や足先が冷たくて寒さに悩む人は多いのではないでしょうか。血液は心臓から送り出されるので最も遠い足先は血が届きにくく、冷え性の人が一番寒さを感じやすい場所です。これは言い換えれば足先を温めれば「暖かい」と感じやすい場所だともいえます。
そのため、特に冷たさを感じる足の指や血管が多く通る足首を中心に温めると、体全体が暖かいと感じやすくなります。また、太ももを温めるのも効果的です。太ももの裏側は老廃物が溜まりやすい箇所で、油断しているとリンパの流れが滞ってしまいます。
運動をしたり、リンパマッサージを受けるのが効果的ですが、最も簡単なのは太ももケアのグッズの使用です。デスクワーク時にブランケットを使用するだけで体が温まるので、足首や足先の温めだけでなく太ももまわりも一緒に温めましょう。
足元を温めるのにおすすめのアイテムはフットウォーマーです。フットウォーマーであれば足全体を温められますし、電気で動くタイプであれば足先専用のコタツのように使えます。自宅であれば足が固定されていてもそれほど不便はなく、デスクから離れるときだけ素足でもそこまで冷たくはなりません。
ほかにも下半身を温めるのに有効なアイテムはたくさんありますが、その中でもフットウォーマーは特におすすめなので、どれか1つだけ試しに買いたいという方はぜひ使ってみてくださいね。
参考:国立研究開発法人科学技術振興機構 足首への局所的温度刺激による血流促進と運動支援
首を温めるアイテム
首を温めるのも体全体を温めるのに効果的です。首は胴体と頭をつなぐ箇所ですし、重要な血管が何本も通っています。また、脂肪が付きにくい箇所でもあるので、血管が冷えやすい箇所でもあります。実際に寒いときに首を温めてあげると体温が上がっていくのが実感できるでしょう。
また、首を温めるのは体調を良くするのにも有効です。首が冷えると血流が妨げられ、首のコリや痛みが起きやすく、首のコリや痛みが起きればストレスなどで自律神経の悪化にもつながります。
体を温めるだけでなく、体の調子を整えるためにも首を温めるのは効果的です。おすすめのアイテムは首にも使える湯たんぽです。首を温める代表的なアイテムはマフラーとネックウォーマーですが、どちらも暖を取るのには有効ですが、毛羽立ちなどが理由で室内で使うのには向いていません。しかし、湯たんぽであれば毛羽立ちは心配ありませんし、首以外にも足や手先を温めるために使えるグッズが多いです。
お腹を温めるアイテム
お腹を温めるのも体を温めるのに有効です。お腹は体の中心に位置しますし、重要な内臓器官も多くあります。中心部を温めることで効率よく体全体を温めることができ、手足や首回りの温度も一緒に上げられます。また、お腹を温めることはほかのメリットも多いです。
具体的には以下の効果が期待できます。
- ダイエット効果
- 肌荒れ予防
- 不眠の改善
- むくみ解消
- 免疫力アップ
例えば、お腹を出して寝てしまい風邪を引いた経験はありませんか?お腹を温めることは、健康を維持するのに効果的なのです。
お腹を温めるためのおすすめアイテムは腹巻です。電熱タイプ、湯たんぽタイプ、昔ながらの標準的なタイプなど種類はさまざまですが、お腹に巻いて温めるアイテムがほとんどです。
そのほか、自宅で体を温める3つの方法
自宅で体を温める方法はアイテムを利用する以外にもたくさんあります。自宅で体を温める以下の3つの方法もおすすめです。
- 宅トレやマッサージで温まる
- ホットドリンクで温まる
- 半身浴で温まる
体が冷えていると感じたときに上記の3つのどれか1つを行うだけでも汗をかく程度に体を温められます。自分に合っていると感じた方法を取り入れてください。
宅トレやマッサージで温まる
最も手軽ですぐにでもできるのが宅トレやマッサージをすることです。
運動をすれば心拍数が上がり、心臓の動きが活発になります。心臓の動きが活発になれば血の巡りもよくなるので、体全体が温まります。運動と聞くとランニングのような激しい運動をイメージされるかもしれませんが、激しい動きをしなくても体を温めるための運動はできます。
例えばつま先立ちを繰り返すだけでもふくらはぎまわりの血流が良くなり、暖かくなります。また、デスクに座りながらでも足首を回したり、ストレッチをするだけでも体を温めるのに十分です。自分にとって無理のない範囲で宅トレやマッサージを行うようにしましょう。
参考:
厚生労働省 e-ヘルスネット ストレッチングの効果
国立研究開発法人科学技術振興機構 指圧および経穴マッサージが体温と身体柔軟性に及ぼす効果
ホットドリンクで温まる
体を温めるために暖かい飲み物を飲んで温まる人も多いのではないでしょうか。実際に体を温めるにはホットドリンクを飲むのがおすすめです。
ホットドリンクというとお茶やコーヒー、紅茶など種類はさまざまですが、特におすすめなのが以下の3つです。
- ノンカフェインの発酵茶
- 生姜湯
- 白湯
ノンカフェインの発酵茶というのは茶葉を発酵して作るお茶のことで、ほうじ茶、紅茶、ウーロン茶が代表的なお茶です。中国では健康茶としても利用される程で、漢方薬としても使われます。
生姜は体を温める香辛料としても知られており、市販のドリンクの中には紅茶やホットレモンドリンクに入っていることも少なくありません。生姜は加熱することで効果を増すので、ホットドリンクとの相性も良いです。
白湯は飲むことで体の体温を上げて代謝を上げると言われています。特に起床時に飲むのがおすすめで、体温より少しだけ高い白湯を飲むことで体を温めるだけでなく、健康的に起床できます。
半身浴で温まる
入浴は体を温める手っ取り早い方法です。
全身浴は体にかかる水圧の関係で心臓の弱い人や高血圧の人は長く入っていられませんが、半身浴であれば長い時間をかけて体の内側から温められます。全身の血の巡りを良くするのに効果的な半身浴ですが、全身を温めるのには時間がかかります。
その間、上半身はお湯につかっていないので、上半身が冷えないように注意しましょう。
あったかアイテムで厳しい冬の寒さを乗り切ろう
自宅で体を温めるにはとにかく血流が流れる場所を温める、血管が多い箇所を温めるのが重要です。カイロを使うのもいいですが、すぐに効果を失ってしまうので室内ではご紹介したアイテムを利用するといいでしょう。
すべてを揃える必要はありませんが、自分が特に冷えると思った所を温められるアイテムから購入してください。
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