中国の旧正月「春節」の過ごし方を解説!2022年はいつを指す?

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中国の旧正月である春節は、中国人観光客のニュースなどでよく聞く言葉ですが、具体的にどういう期間を指すのかはご存じない方も多いことかと思います。本記事では、春節の意味合いや中国での過ごし方などについて解説しています。

中国の旧正月である春節の時期には、日本にも多くの中国人観光客が訪問してニュースなどでも取り上げられることが多いですよね。ただ、実際に春節の期間まで理解している方は少ないのではないでしょうか。
春節とは一体どのような意味があり、中国の人々はどのように過ごしているのでしょうか?本記事では、春節について詳しく解説します。

2022年の春節はいつ?


春節は、中国の旧正月における連休ということは理解している方が多いですが、日本では旧正月自体にあまり馴染みがありませんよね。ここでは、2022年の春節の時期や、連休の期間について解説します。

2月1日が旧正月=春節

春節の年越しは、中国では過年(かねん)とも呼ばれることがあります。過年とは、人々に悪い運気をもたらす想像上の動物である「年」をやり過ごすという意味があります。
昔の言い伝えでは、「年」がやってくると木々は枯れて、草木はしおれるとされていました。「年」が過ぎ去ると万物が生き返り、花が地に溢れるということで、「年」を追い払うために爆竹を鳴らして追い払うという風習が生まれました。
民間の習慣として、過年は旧暦12月23日の祭竈節(さいそうせつ)から旧暦正月15日の元宵節(げんしょうせつ)までの期間に行なわれます。中国旧暦に従って設定されるため、年によって日付が変わります。
例えば、2022年の旧正月は2月1日ですが、2023年は1月22日、2024年は2月10日、2025年は1月29日といったように年によって1月、2月のいずれかの日が旧正月になります。これは閏月の影響によって、季節と暦のずれを調整しているためです。
19年で7回ほどの閏月があるので、毎年春節がいつになるのかは都度チェックしましょう。

2月1日の前後7日が連休

春節は、一般的に中国国務院によって前後日が祝日に設定されます。2022年においても、1月31日(月)から2月6日(日)の7連休に設定されました。
その代わり、1月29日(土)と1月30日(日)については、振替出勤日として指定されました。春節は、日本の正月休みのような位置づけといえますが、前後の休日の扱いは日本とは異なるようですね。

春節の意味合い


日本で春節といえば、大勢の中国人観光客が日本に訪れるという期間というイメージではありますが、連休だからといって旅行に出かける方ばかりではありません。日本の正月休みのように家族と過ごすという方も多く、中国国内では様々なイベントも行われています。
まずは、春節の意味合いについて説明していきましょう。

旧暦のお正月

春節は、中国における旧暦のお正月という位置づけであり、日本と同様に祝日に位置づけられています。中国には、春節以外にも以下の国民の祝日が存在します。
● 清明節(せいめいせつ)
● 労働節(ろうどうせつ)
● 端午節(たんごせつ)
● 中秋節(ちゅうしゅうせつ)
● 国慶節(こっけいせつ)
以上のような祝日の中でも、大型連休の代表となっているのが春節です。春節は、中国本土だけでなく、台湾や香港、シンガポール、ベトナム、韓国、マレーシアなどでも国の祝日として定められています。

家族で過ごすことが多い

春節と言えば、日本では海外旅行にでかけるイベントとしてのイメージが強いのですが、実際には家族で過ごす事が多いイベントです。日本の年末年始のように、大掃除をしたり年越しそばではなく餃子を食べたりして、家族と過ごすことが多くなっています。
中国で餃子と言えば水餃子のことを指しますが、餃子の独特な形状が中国の昔のお金である元宝に似ていることがルーツとされています。めでたい席で餃子を食べることで金運に恵まれますようにと縁起を担ぐように食べられているのです。
そして、春節当日から5日間という時間をかけて、餃子を食べるのが伝統的な習慣です。

イベントも多数

春節は家族と過ごす事が多いですが、各種イベントも多数行なわれます。多くの街のお寺では、催し物が見られて華やかな印象があります。龍の舞や獅子舞、そして皇帝の結婚式のような催しが現存する大邸宅で行なわれるのです。
北京の寺院の縁日では、春節の元旦から元宵節(げんしょうせつ)まで開かれており、また北方に暮らす方は扭秧歌(ヤンコ踊り)と呼ばれる田植え踊りが披露されます。まさしく、お祭り騒ぎで盛り上がるのも春節の姿となっています。

連休を利用して海外旅行も

春節は大型連休となるために、連休を利用して海外旅行に出かける姿も多く見られます。特に、日本の人気が高く春節時には多くの中国人が日本で観光やお買い物を楽しむのです。
多くの人が旅行を楽しむことから、民族大移動とも呼ばれており、特に空港はとても混雑することになります。

日本とは違う?春節ならではの祝い方


日本におけるお正月と言えば、おせちを食べたり初詣に出かけたりするなど、静かに過ごすことが多いですよね。ただ、春節は日本と違って独特の祝い方をするという特徴があります。
具体的には、以下のようなお祝いがされています。

爆竹・花火

春節におけるお祝いの代表として、爆竹や花火があります。花火や爆竹でなぜお祝いするのかと言えば、音を出して邪気を追い払うという意味があるためです。よって、少しでも大きな音がでる爆竹が特に人気だといいます。
日ごろは規制が多い中国の街角においても、春節時は花火が飛んだり爆竹が鳴り響くシーンが当たり前のように見られます。最近は大気汚染への配慮や火傷の危険性などからこれまで規制のなかった春節の花火もエリアごとに規制されるようになってきました。とはいえ、市民感情としては「春節くらいにぎやかに花火を楽しみたい」という声も少なくなく、規制をゆるめようという動きもでているようです。
中国において春節の花火は人々に欠かせないものなんですね。

「赤」を飾る

中国の春節では、赤がラッキーカラーとされています。よって、あらゆるものが赤に彩られ、また身につけるものも赤に統一される事が多いです。
赤い提灯を道路へ掲げて、入り口には赤い対聯(ついれん/たいれん)を飾り、銀行や公共機関においてはお金に恵まれることを祈願して、新年の様子が描かれた写真が飾りつけられています。

お年玉など日本と似た文化も

日本では、正月に子供などにお年玉をあげるのが定番となっています。実は、中国でもお年玉に似た文化があり、圧歳銭(ヤースイチエン)と呼ばれています。
年始に大人が子供に金銭などを与えることによって、子供を襲う祟りが振り払われて一年を平穏無事に過ごせるという、民間信仰によって行なわれているのです。お年玉袋に当たる紅包は、当然春節のイメージカラーである赤が用いられます。

春節に食べる食べ物


春節では、日本のおせちのように定番の食べ物が存在します。それぞれの食べ物には意味合いがあるのも日本と同じです。
ここからはそれぞれの食べ物の意味合いを1つずつ説明していきます。

「魚」という漢字は、中国語では「余」と同じ読み方となり、「年年有魚(年年有余)」という言葉に由来して「毎年いい収穫がある」という意味があります。長江南部の多くの地域においては、大晦日から春節にかけての夕食では吉祥物として魚が欠かせません。
地域によっては、魚を食べても頭と尾を取っておいて、来年まで新しい一年が年初から年末まで平安に過ごせるように祈願されています。魚の並べ方にもこだわり、頭を貴賓者や先輩に向けることで、尊敬の気持ちを示す場合もあります。

餃子

先に紹介したとおり餃子は縁起物とされており、大晦日の夜12時前に家族で作り始めて、深夜1時ごろの子の刻に食べるという風習があります。春節において餃子を食べることによって、富をもたらすと言われています。
餃子には、なつめや落花生、栗の実などを餡に入れることが多いです。なつめを食べると新年を甘く感じさせて、幸せな日々を送れるとされており、落花生は健康長寿を象徴します。
また、用意した餃子の中に1つだけ硬貨を入れておくという風習もあります。この硬貨が当たった人は、その1年金運に恵まれるとされています。

春巻き

春巻きは、春祭りの期間中に伝統的に食べられていることから、その名前が付けられたとされています。中国東部で特に人気で、春の象徴的な食べ物として有名です。
春巻きに似たものとして春餅があり、野菜や肉などの甘いものを詰めた円筒形の広東点心料理です。春巻きに黄金色をつけて、中身を薄い生地の包みで包んで揚げます。
春餅を食べるのは肉と野菜を包み、頭から尾まで食べて終始一貫という縁起が良い意味があります。

長麺

長麺は長寿麺とも呼ばれており、長寿の願いを象徴しています。麺の長さが食べる人の人生の象徴とされて、カットせず通常より長めにして揚げて皿に盛り付ける事が多いです。
麺が長いほど寿命も長くなると信じられている事から、麺を切ったり噛んだりして短くしてはいけないとされていますので、注意しましょう。

おもち(年糕)

中国では、日本と同じく年糕(ねんこう)と呼ばれるお餅を食べる習慣があります。中国において、年糕は年高と発音が同じであり、年々高くなるという意味があります。これにより、収入や身分が上がってほしいという願いが込められているのです。
これにより、収入や身分が上がってほしいという願いが込められているのです。北方の年糕は蒸し物と揚げ物があり、甘めに味付けされています。
南方の年糕は蒸し物、揚げ物だけでなく、炒めてスープにすることも多く、甘いだけでなく塩辛い味付けにすることも多いです。

春節の帰省ラッシュ、Uターンラッシュ


家族で過ごすことを基本とする春節では、海外旅行だけでなく帰郷するという方も少なくありません。よって、帰省ラッシュやUターンラッシュもまた風物詩となってしまっています。
世界一の人口を誇る中国では帰省ラッシュやUターンラッシュもけた違いです。

飛行機や列車の予約が取れない

春節では、多くの方が様々な目的で飛行機や列車を利用するために、予約ページにアクセスできなかったり、一瞬で売り切れたりと予約争いは熾烈を極めます。また、各航空会社では混雑やセキュリティー対策強化によって、保安検査などに通常よりも時間がかかるために、通常よりも移動に時間がかかります。

車でも大渋滞必須

公共交通機関が混雑すると言うことで、自動車で移動することも検討したくなりますが、自動車も大渋滞が必須です。中国では6車線ある高速道路であっても、駐車場になったかのように車がまったく動かなくなることが珍しくありません。
よって、運動のために高速道路上でダンスを踊ったり、バーベキューをする姿も見られるそうです。

にぎやかで大規模な春節!でも日本と似ている部分も

中国の春節はスケールが大きく、また爆竹や花火などを使用して非常に賑やかなシーンが見られます。ただ、おせちと似た食文化があったり、お年玉のようなものが存在するなど、どこか日本と似ている部分も多いです。
2022年の春節は、まだ新型コロナウイルスの影響もあり日本において中国からの観光客は期待できない状況ですが、中国国内では盛り上がることでしょう。

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