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御朱印帳でやってはいけない事8選!失礼になるNGマナーとは?

御朱印帳を初めて購入した方の中には「御朱印帳にマナーはある?」「失礼になったらどうしよう」と不安を覚える方もいるでしょう。御朱印帳は、神社やお寺に関わるものなので、やってはいけないことを事前に把握しておきたいですよね。

本記事では、御朱印や御朱印帳の基本情報をはじめ、御朱印帳でやってはいけないこと、やってはいけない保管方法、そしてよくある質問まで解説します。

御朱印・御朱印帳とは

すでに御朱印帳を手にし、御朱印をいただいたことがある方もいるでしょう。しかし、御朱印帳の購入から時間が経つと、本来の意味を忘れてしまうことも少なくありません。

ここでは、御朱印や御朱印帳について、意味や基本的な役割を改めて確認しましょう。

御朱印:参拝をしたときにいただく印章

御朱印とは、神社やお寺を参拝した証としていただくもので、基本的には朱色の「印章」と、神仏の名前や参拝日などを書き添えた「墨書き」で構成されています。

御朱印の起源にはさまざまな説がありますが、一説によると鎌倉時代前後にまで遡るといわれています。当時、日本全国を巡礼していた「六十六部」と呼ばれる修行者たちがいました。彼らが寺社に写経を納めた際、その証として受け取っていたのが「納経請取状(のうきょううけとりじょう)」です。この記録は当時から、神仏との縁を結んだ証として大切に保管されてきました。

御朱印は、お守りや御札と同様に、神様や仏様の分身としての性質を持つものとされています。そのため、単なる参拝記念のスタンプではなく、ご縁を結んだ証として敬意を持って扱うべきものと考えられています。

今日では、御朱印は「旅の記録」として親しまれていますが、もともとは参拝や納経を記録した大切な証として受け継がれてきたものです。御朱印をいただく際には、そういった歴史的背景にも思いを寄せてみてはいかがでしょうか。

御朱印帳:御朱印を集めるための帳面

御朱印帳とは、御朱印を記入してもらうための台紙をまとめた帳面のことです。神社やお寺ではオリジナルの御朱印帳が販売されているほか、文具店や雑貨店でも購入できます。

御朱印帳の形状は、主に「蛇腹式」「中綴じ式」「和綴じ式」の3種類があり、用途や好みに合わせて選べます。参拝の記録となる帳面なので、お気に入りの一冊を選びましょう。

御朱印帳の種類

御朱印帳でやってはいけない事8選

御朱印は参拝の証としていただく大切なものです。そのため、御朱印をいただく前に、やってはいけないことを覚えておきましょう。ここでは、初めての方でも安心して受け取れるように、NGマナーを8つ紹介します。

参拝せずに御朱印だけもらう

御朱印は本来、参拝の証として授与されるものです。そのため、御朱印帳を使う上でやってはいけない事の一つに、参拝をせず、御朱印だけをいただこうとすることが挙げられます。

本殿や本堂で手を合わせずに御朱印だけをもらう行為は、神社やお寺にお参りする気持ちが伴わないと見なされることがあるからです。本殿、本堂にお参りをしてから御朱印所へ向かうという順番を守ることが大切です。

ただし、一部の神社やお寺では、「参拝前に御朱印帳を預け、参拝後に受け取る」という独自のルールを設けている場合もあります。参拝先の掲示板や案内を確認し、決められたルールに従うようにしましょう。

高額紙幣で支払う

御朱印の代金(初穂料や納経料)は、一般的に300〜500円程度です。寺社の授与所は銀行や商店ではないため、お札や小銭を切らしてしまい、お釣りを用意できない場面も少なくありません。

そのため、1万円札などの高額紙幣での支払いは避け、事前に小銭や千円札を多めに準備しておくと、授与所の方に迷惑をかけずに済みます。スムーズに御朱印を授受できるよう、財布の中身を整えてから受付へ向かいましょう。

御朱印帳以外に御朱印をもらう

御朱印は専用の御朱印帳にいただくのが基本です。ノートやメモ帳に書いてもらうのは失礼にあたります。

ただし、御朱印帳を持っていない場合でも、別紙に御朱印をいただけることもあります。御朱印帳を忘れてしまったら、授与所で相談してみましょう。

書いている途中に急かす

御朱印は神職や僧侶が一つひとつ丁寧に書いています。途中で急かすことは、書き手に対して失礼な行為です。

たとえ混雑していたり、急いでいたりしても、急かすような言動や、目の前でスマートフォンを操作する行為は控えましょう。時間に余裕をもって依頼し、静かに待つ姿勢が大切です。

御朱印に関して細かく指示をする

御朱印の書き手である神職や僧侶には、それぞれの伝統や習わしに基づいた独自の作法があります。

御朱印は商品やサービスではないため、構図や書式、墨の色、文字の大きさなどを指定することは控えましょう。「日付を大きくしてほしい」「この位置に書いてほしい」「色を変えてほしい」などの指示は、書き手に負担をかけてしまいます。

御朱印はあくまで「いただくもの」という姿勢を大切にし、感謝の気持ちで受け取ることがマナーです。

御朱印の売買・転売をする

御朱印をフリマアプリで販売・購入したり、交換や転売目的で集めたりするのは、本来の趣旨から大きく外れる行為です。御朱印はあくまで「参拝の証」であり、収集や利益を目的としたものではないので、これらの行為は絶対に避けましょう。

どうしても授与所に行けない場合は、寺社が正式に用意している公式サイトやルートから購入するのが基本です。その際は、手元に届いた御朱印を通して現地の神仏を敬う「遥拝(ようはい)」を忘れないようにしましょう。

受付時間外・閉門間際に依頼する

御朱印の授与所には受付時間が定められています。閉門の間際や、寺社の行事・法要の最中に無理にお願いをすることは、書き手の方への大きな負担となります。

先述したように、参拝は「お参りをしてから御朱印をいただく」のが本来の流れです。事前に受付時間を十分に確認し、お参りを済ませてから授与所へ向かえるよう、時間に余裕をもって訪れることが大切です。

神社の様子

無断で写真を撮影する

御朱印を書いている様子や、授与所の内部を無断で撮影することは、多くの寺社で禁止されています。神聖な修行の場であったり、書き手のプライバシーに関わったりすることもあるため、許可なくカメラを向けるのは慎むべき行為です。

もし、記念に一枚残したい場合は、必ず寺社の方に一声かけ、許可をいただいてから撮影しましょう。また、SNSなどへの投稿を考えている際も、周囲の参拝者や神聖な空間への配慮を忘れないことが大切です。

御朱印帳のやってはいけない扱い方・保管方法

御朱印帳は、参拝の証や神仏とのご縁を記録するものです。そのため、丁寧な扱いや保管を心がけると良いでしょう。ここでは、「やらない方が無難」とされている扱い方と、保管方法を紹介します。

表紙裏の使用

御朱印帳を開いてすぐの「表紙の裏面」は、自身の氏名や住所などを記すためのスペースとして活用されることが多いです。そのため、表紙裏には、御朱印をいただかないという考え方が主流です。

表紙裏に御朱印をいただいても問題はありませんが、他の人との取り違えや紛失を防ぐために、氏名と住所を書くのがおすすめです。

御朱印帳の見開き

両面での使用

蛇腹式の御朱印帳などは裏面も使えますが、基本的には片面のみの使用が推奨されます。和紙の性質上、墨が裏まで染み込む「裏写り」が起きやすく、せっかくの美しい意匠を損ねてしまう可能性があるためです。

とくに、墨をたっぷりと使う御朱印をいただく際は、紙の傷みを防ぐ意味でも片面使いに留めるのが一般的です。

汚す・折る・水に濡らす

カバンの中で他の荷物と擦れて角が折れたり、雨で濡れてしまったりすると、御朱印帳が傷んでしまいます。こうしたトラブルを防ぐために、布製やビニール製の御朱印帳カバーを活用しましょう。

御朱印帳カバーは、授与所はもちろん、オンラインショップなどでも購入できます。専用のケースや袋に入れ、授かった証を綺麗な状態で保ちましょう。

乱雑な保管

御朱印帳は、神仏とのご縁を記録する特別なものです。そのため、自宅では乱雑に置かず、箱や本棚など清潔な場所で保管しましょう。

お守りや御札と同じように、敬意をもって扱うことが大切です。

御朱印帳

御朱印・御朱印帳についてのよくある質問

御朱印や御朱印帳を初めて使うとき、「忘れたらどうしよう」「複数冊持ち歩いても大丈夫?」と不安になる方も多いでしょう。ここでは、そのような疑問に対して、マナーや対応のポイントをまとめます。

御朱印帳を忘れた場合はどうすれば良い?

御朱印帳を忘れてしまっても、多くの寺社では書き置きの御朱印をいただくことができます。書き置きは後で自分の御朱印帳に貼ることができるため、記録として残せます。

ただし、すべての寺社で書き置き対応しているわけではありません。複数の寺社を回る予定がある場合は、事前に御朱印帳を忘れていないか確認するなど、準備を怠らないようにしましょう。

複数の御朱印帳を持ち歩いても失礼ではない?

神社用・寺院用など、複数冊の御朱印帳を持ち歩くことはマナー違反ではありません。実際に御朱印巡りをしている人の中にも、複数冊を使い分ける方はいらっしゃいます。

ただし、受付時に迷わないよう、どの御朱印帳にお願いするかは事前に決めておくとスムーズです。また、カバンの中で雑に扱うと紙が傷んだり汚れたりすることがあるため、扱いには注意しましょう。

写真撮影やSNS投稿はしてもいいの?

御朱印帳や境内の撮影可否は寺社ごとに異なります。とくに、授与所での撮影は禁止されていることが多いので、撮影の際は必ず掲示や案内を確認しましょう。

一方で、御朱印の写真をSNSに載せること自体は問題ない場合が多いです。ただし、写経中や授与中など、他の参拝者や神職の方の迷惑になるタイミングでの撮影は避けることが大切です。

まとめ

御朱印や御朱印帳は、参拝の証として神仏とのご縁を記録する大切なものです。参拝をせずに御朱印だけをもらったり、書いている途中で急かしたりといった行為は失礼にあたるため避けましょう。転売や無断撮影もNGです。やってはいけないことを覚えておくことで、安心して御朱印をいただけます。

また、御朱印帳の扱い方にも配慮が必要です。片面利用を基本に、汚れや折れ、水濡れを防ぎながら丁寧に保管することで、参拝の記録を美しい状態で長く残すことができます。

ルールや作法に配慮しながら、神社やお寺の空気を楽しみ、自分だけの御朱印帳を育てていきましょう。

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くらひろ編集部
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