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【銭湯の持ち物リスト】必需品やマナーを初心者向けに紹介

温活やサウナブームの影響で、銭湯に行く人が増加しています。しかし、初めて銭湯に行く方の中には「何を持っていけば良いのか分からない」「銭湯でのマナーはどうなっているの?」と思う方もいるでしょう。

本記事では、銭湯初心者の方に向けて、「銭湯に行くときの必需品」と「あると便利な持ち物」について詳しく紹介します。また、銭湯を快適に利用するための基本的なマナーや入浴の流れ、自分に合った銭湯の探し方も解説しますので、ぜひ参考にしてください。

【必需品】銭湯で必要な持ち物リスト

ここでは、銭湯に行くときに必ず必要になる持ち物を紹介します。これらの持ち物を持って行けば、安心して銭湯に入れます。

タオル類

銭湯には、浴場で使うフェイスタオルと、浴場から出たときに水分を拭き取るためのバスタオルを持参しましょう。銭湯によっては、タオルを有料でレンタルできる施設もあります。

また、後述の「▼湯船にタオルを浸けない」でも解説していますが、浴場にフェイスタオルを持ち込むときは湯船に浸けないようにするのがマナーです。

タオル

着替え(下着・靴下を含む)

銭湯に行くときは、上がった後に着替えられるように下着や靴下を含めた着替えも持って行きましょう。その際、お風呂上がりであることを想定して、湯上がりに着るものや着替え用の衣類を選ぶのが大切です。

とくに、冬は自宅までの帰り道で湯冷めしてしまう可能性があるので、厚手のコートを持参するのがおすすめです。

小銭

銭湯では、小銭が必要になる機会が多いので、可能な限り小銭を多めに持っていきましょう。例えば、飲み物の購入やドライヤーの使用、ロッカーを使う(使用後に返金される場合が多いです)ときに小銭を使います。

最近では、ドライヤーの使用にお金がかからない銭湯も増えていますが、念のため小銭を持参しておくといざというときに安心です。

シャンプー・コンディショナー・石鹸・洗顔料

シャンプーやコンディショナー、石鹸、洗顔料も持参しましょう。銭湯に置いてある場合もありますが、施設によっては用意されていなかったり、自分の肌に合わなかったりする可能性もあります。

旅行用のミニサイズや1回分の量がパウチに入ったものを利用すると、持ち運びやすくて便利です。

【あったら便利なもの】銭湯で必要な持ち物リスト

次に、銭湯に行く際にあると便利な持ち物を紹介します。とくに、メイクをしている人や髪が長い人は必要な持ち物が多いのでしっかり確認するようにしましょう。

ビニール袋

着替える前の衣服や、使い終わって濡れたタオルを入れるビニール袋を持参すると、荷物の持ち運びが楽になります。衣服と体を拭いたタオルを同じビニール袋に入れることに抵抗がある方は、袋を2枚持って行くようにしましょう。

袋から下着が透けて見えるのが気になる人は、透明の袋ではなく黒色の袋がおすすめです。

シャンプー類を入れるポーチ

シャンプーやコンディショナー、石鹸、洗顔料を浴場に持っていくためのポーチも必要です。小さなボトルに入ったシャンプーなどは、ポーチに入れないと見失ってしまうことがあるため、できるだけポーチにまとめて入浴するようにしてください。

また、ポーチは濡れても問題ないビニール素材や水はけの良いものを選びましょう。とくに、水はけの良いメッシュ生地で作られた「スパバッグ」は、濡れてもすぐに乾くため銭湯用のバッグに最適です。

スパバッグ

体を洗うスポンジ・タオル

普段、スポンジやタオルで身体を洗っている人は、銭湯にも持参すると良いでしょう。ただし、使用後に濡れたスポンジやタオルをそのまま脱衣所に持って行くと、床を濡らしてしまう可能性があるため、しっかりと水を切ってから脱衣所に行くようにしてください。

とくにこだわりがない場合は、すすぎやすく絞りやすい薄手のタオルが便利です。

水筒・ペットボトル

入浴すると体内の水分量が減るため、脱水症状を防ぐために入浴後には水分補給が必要です。一部の銭湯には冷水機が設置されていますが、必ずあるとは限らないので自分で飲料を持参すると安心です。保冷性のある水筒であれば、いつでも冷たい水が飲めます。

また、サウナを利用するときは、発汗により体内から水分が抜けてしまうため、飲み物は多めに持参しましょう。サウナだけでなく、岩盤浴施設を利用するときも同様です。

化粧落とし・スキンケア用品・メイク道具

必要に応じて、化粧落としや入浴後のスキンケア用品、入浴後に使用するメイク道具も持参しましょう。

化粧落としやスキンケア用品は、サンプルなどのコンパクトな少量タイプであれば荷物になりません。普段からサンプルを集めておけば、銭湯だけでなく旅行の際などにも役立ちます。

スキンケア用品

ヘアゴム・シャワーキャップ(髪の長い人)

髪が長い人はヘアゴムやシャワーキャップも持っていきましょう。髪が長い方がヘアゴムやシャワーキャップを使わずに入ると、髪が湯船に浸かったり、抜け毛でお湯を汚してしまったりすることがあります。

銭湯は多くの人が利用するので、湯船を清潔に保つためのマナーとして、ヘアゴムやシャワーキャップが必要です。

銭湯利用の流れは?

ここからは、銭湯を利用する際の流れをわかりやすく解説します。以下の手順を押さえておけば、慌てることなくスムーズに銭湯を利用できるでしょう。

1. げた箱に靴を入れる

銭湯の施設に入る際は靴を放置せず、げた箱に入れて忘れずに鍵を閉めましょう。鍵をフロントの従業員に預けるルールになっている施設もあるため、館内の案内を確認してください。

入浴前:靴をげた箱に入れる

2. フロントで料金を払う

靴をげた箱に入れたら、フロントで入浴料を払います。

フロントの近くに券売機が設置されている施設では、先に券売機で入浴料や必要に応じてタオルのレンタル費用などを支払ってください。発券されたチケットはフロントの従業員に渡しましょう。

3. かごに荷物を入れて入浴する

フロントで入浴料を支払ったら、脱衣所へ移動します。脱衣所では、荷物を脱衣かごまたはロッカーに入れましょう。財布やスマートフォンなどの貴重品は、鍵付きロッカーで保管します。

服を脱ぐ前に、浴場に持ち込むもの(シャンプーやタオルなど)をあらかじめ分けておくとスムーズです。

脱衣所のかご

4. 水分補給をする

入浴後は、忘れずに水分補給をしましょう。入浴中は、気がつかないうちに汗をかき、体内の水分が失われています。脱水症状を防ぐためにも、脱衣所を出る前に、用意してきた水筒やペットボトルの水やお茶を飲むように心がけてください。

銭湯によっては、脱衣所や休憩スペースに自動販売機や給水機が設置されている場合もあります。

水分補給

5. 脱衣かごやロッカーに忘れ物がないか確認する

着替え終わって脱衣所から出るときは、脱衣かごやロッカーの中に忘れ物がないか確認してください。忘れ物をチェックしたら、他の利用客の邪魔にならないよう、速やかに脱衣所から出ましょう。

銭湯の浴場でのマナーは?

銭湯は、多くの人が利用する施設です。すべての人が気持ちよく利用できるよう、いくつかのマナーがあります。ここでは、浴場内でとくに注意したいポイントを解説します。

飲酒後・体調不良時は銭湯に行かない

体調不良のときや飲酒したときは、銭湯に行かないようにしましょう。体調不良のときに入浴すると、お湯に浸かったときの体温の変化で、体調が急激に悪化する可能性があります。

また、飲酒後の入浴は、お酒のニオイが周りの人に不快感を与える場合があります。他の利用客に迷惑がかかる可能性が高いため、体調不良時や飲酒したあとは銭湯の利用を避けましょう。

脱衣所でのスマホ使用はNG

盗撮を未然に防ぐため、脱衣所でのスマホの使用はNGとなっています。スマホは、フロントや休憩スペースなど利用が許可されている場所でのみ使用してください。

財布やスマホなどの貴重品は、脱衣所のロッカーに速やかに入れて鍵をかけます。鍵には、多くの場合ゴムバンドが付いているので、腕に装着して、紛失しないよう注意しましょう。

シャワーは座って使う

シャワーを使う場合は周りの人に水がかからないように、必ず座って利用してください。その上で、できるだけ周りに水しぶきがかからないように注意しましょう。

また、持参したシャンプーなどを置きっぱなしにして、洗い場の場所取りに使うのはNGです。シャワー後、イスや洗面器を使い終わったら軽く流して元の位置に戻すのがマナーです。

湯船に入る前に体を流す

入浴するときは、かけ湯をしてから湯船に浸かってください。体の汚れを落とすだけでなく、体をお湯の温度に慣らす効果があります。

銭湯によってはお湯が非常に熱い場合もあるため、湯船に入る前にかけ湯をするほうが安全です。

湯船にタオルを浸けない

他の人が不快に思う可能性があるので、タオルは湯船につけないのがマナーです。清潔なタオルであっても、他の人には本当に清潔なのか判別できません。入浴中は、タオルを頭の上にのせるか、湯船の脇のお湯に浸からない場所に置きましょう。

髪が長い場合は結ぶ

髪が長い人は、ヘアゴムを使って肩より上の位置で束ねてください。湯船に髪が浸かっていると周りの人に不快感を与えるだけでなく、髪の毛が抜けてお湯を汚してしまう可能性があります。

髪をうまく結べない人には、被るだけのシャワーキャップがおすすめです。

長い髪を肩の上で結ぶ

私語を控える

入浴中は、できるだけ私語を控えるのがマナーです。浴場内は声が響くため、普段の話し声でもうるさく感じるおそれがあります。他の人を不快にさせないためにも、浴場内ではできるだけ静かにしましょう。

脱衣所の手前で体を拭く

入浴が済んだら、脱衣所に戻る前に必ず体を拭いてください。体を拭かずに脱衣所に入ると、床がびしょ濡れになり、後から利用する人の迷惑になってしまいます。

浴場を出るときは、浴室に持ち込んだタオルを使って全身を拭き、用意されているバスマットで足裏を拭きましょう。

自分好みの銭湯の探し方

お気に入りの銭湯を探すには、いくつかのポイントをチェックして、事前にリサーチすることが重要です。スマホのマップアプリを活用すれば、付近の銭湯が一覧で表示され、効率的に銭湯の情報を収集できます。

検索結果には口コミやホームページへのリンクも表示されるため、施設の概要や泉質を調べるのに役立ちます。ここでは、事前リサーチでのチェックポイントについて解説します。

サウナやミストサウナの有無を確認

お気に入りの銭湯を探すには、まずサウナやミストサウナの有無を確認しましょう。銭湯によってはサウナがない場合もあるため、サウナも楽しみたい方は事前の確認が欠かせません。

サウナやミストサウナの有無はホームページなどを確認するか、電話やWebで問い合わせておくと安心です。また、サウナ後、水風呂に入りたい方は、併せて水風呂の有無も確認しておくと良いでしょう。

天然温泉や炭酸泉の有無を確認

天然温泉や炭酸泉の有無も、自分好みの銭湯を探す際に確認したいポイントです。銭湯のお湯が温泉であるかどうか、温泉の場合はどのような泉質なのか、事前に調べておきましょう。

また、温泉はなくても、炭酸泉を用意している銭湯もあります。炭酸泉とは、炭酸ガスが溶け込んでいるお湯のことです。ぬるめの温度で入りやすく、血行促進効果や、美肌効果などがあることで知られています。

他にも、ジェットバスやマッサージバスなど設備があるかもチェックポイントです。

天然温泉

貸出品や備品の品ぞろえを確認

貸出品や備品が充実しているかどうかもポイントです。例えば、レンタルタオルの有無や、備え付けのドライヤーの台数や種類などを確認しましょう。貸出品や備品の品ぞろえは、ホームページや口コミなどから確認できます。

また、クラフトビールやおつまみなどを販売している銭湯や、食事処や宴会場がある銭湯もあります。ぜひ、販売アイテムや設備もチェックしておきましょう。

まとめ

銭湯に必要な持ち物は、タオル、着替え、小銭、シャンプーなどです。必要に応じて、スポンジやヘアゴム、スキンケア用品を持参してください。

銭湯には、脱衣所でのスマホ使用の禁止や、タオルを湯船につけないといったマナーもあります。マナーを守って、すべての人が快適に銭湯を楽しめるようにしましょう。

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