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入学祝いは何月に贈る?贈る金額とお返しの方法

親戚や友人の子どもへの入学祝いは現金を贈ることが多いようです。贈る際のマナーやタイミングも大事になります。ぜひ気持ちが伝わる入学祝いを贈りましょう。また入学祝いを贈られた側もお返しをどのようにするかは大事なことです。お返しの相場やタイミングを知って、相手に喜ばれるお返しをしましょう。

親戚や友人の子どもへ贈る入学祝いはもう決まりましたか?

「どれくらいの金額で、何を贈ればいいのか」「贈る時のマナーはどうすればいいのか」など、気になっている方も多いはず。また贈られる側もお返しをどうするのか悩んでしまいますよね。そこで今回は、入学祝いに関する疑問を解消したいと思います!入学祝いの贈り方からお返しの仕方までご紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

入学祝いの贈り方

親戚や友人の子どもが入学をする際、入学祝いを贈りたいと思う方は多いですよね。

しかし、「何を贈ればいいのか……」と悩んでいる方もいらっしゃると思います。まずは、何をいつ贈ればいいのかをご紹介します。

入学祝いには何を贈るべき?

入学祝いには、何を贈るのが喜ばれるのでしょうか。どんなものが喜ばれるかを考え始めると悩みますよね。
子どもが使うものや本など、候補に挙がるものはあっても、人によって好みもわかれるため、なかなか難しいものです。では実際に入学祝いで贈られるもので一番多いのはどんなものでしょうか。

日本政策金融公庫の「学校外教育費用と入学祝いに関する実態調査」によると、実は約90%の人が現金をもらっています。入学祝いでは現金を贈るのが主流と言えるでしょう。

確かに入学祝いを現金でもらえたら、そのあと子どもが欲しいものや入学に必要なものの購入にあてられます。贈る方も迷わなくていいし、贈られる方にとっても助かりますよね。

他に入学祝いとして贈られるものは金券や生活用品です。ただもらう側の好みがわかれるものよりは、どんなことにも使える現金を贈ることが主流になっています。

祝い金はいくらが適切?

では入学祝いに贈る現金はどれくらいが適切なのでしょうか?年齢や関係性にもよりますが、みんながどれくらいの金額を贈っているかは気になるところです。

日本政策金融公庫の「学校外教育費用と入学祝いに関する実態調査」によると祖父母から孫への入学祝いは現金・金券が約8割となっています。
また孫への入学祝いの金額は、4~6万円と高額。身近な存在であるほど金額が高くなる傾向があります。

一方、入学祝いを贈る相手が甥や姪など親戚の子どもであれば、平均2万円前後が多いようです。さらに少し関係性が遠くなる友人の子どもなどであれば、平均1万円前後になります。

どのパターンも学校が上になればなるほど、金額が高くなる傾向があります。確かに年齢が高くなれば必要なものも高額になるので、入学祝いの金額も上がるのかもしれませんね。

参考:日本政策金融公庫「学校外教育費用と入学祝いに関する実態調査」

入学祝いはいつ渡すべき?

入学祝いを渡すのはいつがよいのでしょうか。できれば相手にとっても適切な時期に渡したいですね。

渡すタイミングはやはり入学することが決まって以降がおすすめです。特に高校や大学になると入試がありますので、合格して学校が決まってから渡す方がいいでしょう。

入学する子どもや親に会える場合は、入学が決まったあと最初に会う時にお祝いの言葉を添えて渡せるといいですよ。もし会えない場合は郵送するなどして、入学式前後に到着するようにしましょう。

入学祝いを贈る際のマナーとは

入学祝いを贈るとしたら、どんなマナーがあるのでしょうか。きちんとしたお祝いですから、ぜひマナーをふまえて贈りたいですね。でもいざ入学祝いのマナーとは?と考えるとわからないこともたくさんあると思います。

マナーを知ってきちんとした入学祝いを贈ることで、ぜひ贈る相手にも喜んでもらいましょう。

熨斗をつけて贈る

入学祝いにはかならず熨斗(のし)をつけて贈りましょう。入学祝いはきちんとしたお祝いですから、熨斗をつけるのがマナーです。

また水引は紅白の蝶結びです。お祝い事ですから紅白の水引が一般的ですが、最近はかわいらしい色合いの水引もありますので、お子さんの年齢によっては色合いを選んでもいいかもしれません。

また入学は何度繰り返してもいいお祝いなので、水引は蝶結びです。蝶結びは何度でも結びなおすことができるので、水引の蝶結びは何度繰り返してもいいお祝いに使われます。

表書きをする

入学祝いの贈り物に付ける熨斗(のし)や、お祝い金を入れる熨斗袋(のしぶくろ)には、必ず表書きをします。では表書きにはどんなことを書けばいいのでしょうか。

まず水引の上の部分には「御入学祝」「御入学御祝」「祝入学」など、入学のお祝いであるということを書きます。次に下の部分は名入れといい、自分の名前を書きます。名前はできればフルネームで書きましょう。ただ、家族で入学祝いをしたいなどの場合は名字だけでもかまいません。

入学祝いはお祝い事ですから、筆ペンで書く場合には色が濃い濃墨の筆ペンで書きましょう。表書きをきちんとすることで、よりお祝いの気持ちが伝わります。

入学祝いをもらったら?

入学祝いは贈るだけではなく、自分の子どもがもらうこともありますね。いざ自分の子どもが入学祝いを贈られたらどうしたらいいのでしょうか?

もらってお礼を言うだけでいいのか、あるいはお返しが必要なのかは悩むところです。もらいっぱなしでは、やはり失礼なのでは、という気持ちになりますよね。

では入学祝いのお返しをする場合のマナーなどはどのようになっているのでしょうか。わからない方も多いかもしれません。この機会にぜひお返しをどのようにしたらいいのかも知っておきましょう。そうすれば入学祝いをもらったときにも焦ることなく、きちんとしたお返しもできますよ。

お返しは必要?

自分の子どもが入学祝いをもらったとき、お返しをした方がいいかどうか迷う方も多いのではないでしょうか。実際にお返しをしなかったら失礼な人と思われそうで悩みますよね。

日本政策金融公庫が行った「学校外教育費用と入学祝いに関する実態調査」によると入学祝いをもらった際のお返しを「負担に感じている」割合は64%だという結果が出ています。

入学祝いをもらうことは嬉しいことですが、一方でお返しを負担に感じている人もいるのは事実。負担に感じている人が多いということは、やはりお返しをした方がいいと思っている人も多いということではないでしょうか?

そして実際にお返しをした割合は、「子どもの祖父母」に対しては30%台です。さらに「子どものおじ・おば」に対しては50%前後となりました。血縁関係が遠くなるほど、お返しをする割合が高くなるという結果が出ています。友人などであれば、お返しをしなくてはと思う人はさらに多いのではないでしょうか。

「お返しをしなくては」という気持ちは負担になりますが、やはり必要と考えている人が多いことがわかります。

参考:国民生活金融公庫総合研究所「学校外教育費用と入学祝いに関する実態調査」

いつ贈るべき?

では入学祝いのお返しを贈るのはいつがいいのでしょうか。タイミングに悩む方もいるはずです。お返しを贈るのに適した時期がわかればそれに合わせて贈ることができます。

一般的に、入学祝いが贈られる時期は入学前後のことが多く、特に入学前に贈られることが多いのではないでしょうか。

入学祝いを贈られた時期にもよりますが、一般的には入学祝いのお返しは入学後に贈ります。そしてできれば入学式の1ヶ月以内には贈りましょう。

もしも入学祝いをかなり早い時期にいただいていた場合は、受け取った報告も兼ねて先にお礼状のみを出しておくのがいいですね。そしてお返しを改めて入学後に贈ります。そうすれば間があいても失礼にはならないでしょう。

お返しを贈る際のマナーとは?

入学祝いの場合、お返しは返さなくてもいいとも言われています。そうはいっても、せっかくお祝いを贈ってもらったので、きちんとお返しをしたいと思う方が多いですよね。

では入学祝いのお返しはどのようにして贈るのが正しいマナーなのでしょうか。まずお返しをするタイミングは上記のように入学式を終えて1ヶ月以内にします。お返しは「無事に入学しました」という報告とお礼になるものなので、入学式が終わってからがいいですね。

熨斗(のし)の表書きは上の部分には「入学内祝」「内祝」などと書きます。水引は紅白の蝶々結びです。何度あってもよいお祝事のため、結びなおすことができる蝶々結びがよいと言われています。

また入学祝いは子どもがいただいたものです。そこでお返しにつける熨斗(のし)は必ず子どもの名前にします。うっかり親の名前にしないように気をつけましょう。

お返しをする金額の相場は、いただいた金額のおよそ1/3から1/2の金額です。また関係性が近い人へのお返しほど、金額が高くなる傾向があると言われています。一方、友人など関係性が近くない人には、あまり金額が高くなると気持ちの負担になりますので高額のものを返すのは避けましょう。

まとめ 入学祝いは贈る方も贈られる方もマナーが大事

身内の子どもや友人の子どもが入学を控えているなら、ぜひ入学祝いを贈りましょう!相場やマナーをきちんと知っておけば、失礼のない入学祝いができるでしょう。入学をお祝いする気持ちを伝えるのにも入学祝いはぴったりです。

また入学祝いをいただいたら、ぜひお返しをしましょう。入学祝いを贈ってもらった気持ちを大切にして、お礼と入学の報告をします。お返しもマナーを守って贈ればきっと喜ばれます。

入学はとてもうれしい行事。贈る側も贈られる側もうれしい気持ちで入学を迎えられるといいですね!

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