雨の日キャンプの魅力や楽しみ方!快適に過ごせる持ち物リストも紹介
この記事では、雨の日キャンプの魅力や、雨の日の楽しみ方、メリットについて解説します。また、雨の日キャンプの注意点や、キャンプを行うべきかの判断基準も解説しているので、家族・友人との雨の日キャンプを心から楽しむための参考にしてください。
目次 [CLOSE]
雨でもキャンプは楽しめる!
雨の日キャンプは、いつもと違う環境でのんびりと過ごせる点が魅力と言えます。例えば、「テントの中でゆっくり読書を楽しむ」「いつもと異なる雰囲気の中でのゲームや映画鑑賞をする」といった過ごし方があります。
雨が理由でキャンプを中止にするより、安全面の考慮や、雨除けの対策、濡れても問題ないような準備を万全にして、雨の日キャンプを行うのも1つの候補になるわけです。
雨キャンプのメリット・雨だからこその魅力
雨の日の自然は、普段とは違う雰囲気で、キャンプに来た人たちを迎えてくれます。雨の日であるからこそ、非日常感が溢れる景色を楽しめるものです。
ここからは、雨の日ならではのメリットを解説していきます。
普段より深い会話を楽しめる
雨天時のキャンプでは自然にテント内での時間が増えるため、家族・友人とより深い会話をする機会になります。普段はなかなかゆっくり話す機会のない方でも、雨の日ならいつもより深い会話につながるかも知れません。
テント内での会話がきっかけで、家族の絆や友人との交友関係がより一層深まることもあるでしょう。
晴れの日とは違った景色を楽しめる
雨の落ちる様子をゆっくり眺めたり、雨音を聞きながらリラックスしたり、雨の日キャンプには晴れの日に味わえない魅力が溢れています。
また、雨の滴に濡れた植物や景色はとても美しく、雨の日キャンプでなければ味わえない景色といえるでしょう。雨の日ならではの写真を撮影するのも面白いかもしれません。
静かな空間でリラックスできる
周囲の音や声が雨音で満たされることで、静かな空間を味わえます。雨の日ならではの景色や音を楽しみつつ、日常では味わえない静かな時間を過ごすことができるのも魅力です。
また、雨の音にはリラックス効果があるとも言われています。リラックスして自然の音に耳を傾けることで日々のストレスからも解放されるかもしれません。
キャンプスキルを磨ける
雨の日キャンプは晴れの日とは異なるキャンプスキルが要求されます。テントやタープ(布上の屋根)の建て方、ペグ(テントやタープを固定する杭)の使い方など、キャンプスキルが必然的に向上するでしょう。
ほかのキャンパーがどのような工夫をして雨の日キャンプを楽しんでいるか身近で見られるのも、キャンプを雨天決行するメリットです。雨の日ならではのキャンプスタイルを見つけるきっかけとしても雨の日のキャンプはおすすめです。
虫が少ない
雨の日は晴れの日に比べると虫の活動が活発ではありません。害虫が苦手でキャンプをためらっている方には、雨の日キャンプはおすすめです。
ただし、雨の日でも活動する虫も存在します。虫除けスプレーなどの対策は忘れずにしておきましょう。
雨キャンプの楽しみ方
ここからは雨キャンプの楽しみ方を屋内・屋外それぞれ紹介します。
雨天時にテントをどのように設営するのかなども解説しているので、雨の日キャンプを楽しむための参考にしてください。
屋内:ボードゲームやランタンの飾り付けなど
屋内であれば、テントもしくはコテージ内でボードゲームやカードゲームを楽しむのもおすすめです。普段と異なる雰囲気であれば、いつもの遊びも少し違った雰囲気が味わえるはず。
子どもを連れてキャンプに行く場合であれば、テント内での折り紙を楽しんだり、家にあるおもちゃを持ち込んで遊んだりするのも雨の日キャンプならではの楽しみ方です。
また、夜間に使用するランタンの飾り付けもポイント。雨の日はいつもより暗いため、ランタンで明るく照らしましょう。幻想的な雰囲気で非日常感を味わえるはず。
屋外:普段とは違う景観の自然散策
雨の日ならではの景観を楽しみながら、自然散策するのも雨の日キャンプならではの楽しみ方です。静かな自然の空間に流れる雨の音をゆったりと楽しむこともできます。
ただし、雨の日は地面が緩んでいたり、川の水位が上がっていたりする可能性があります。そのため、倒木や土砂崩れに気を付けるほか、川には近づかないようにしましょう。特にお子さんと出かける際は、危ない場所に近づかないよう、目の届く範囲で遊ばせてください。
雨天時に気を付けるべきことは、後述の「▼雨キャンプを行う際の注意点」で詳しく解説しています。
雨天時のテントの設営方法
雨天時は、晴れの日とはテント設営時のポイントが異なります。例えば、テントの下にブルーシートなどを敷いて、泥水の侵入などを防止する対策が必要です。雨の日は地面が柔らかくなるため、晴れの日よりも長めのペグを使用しないと抜けてしまう点も覚えておきましょう。
また、雨の日のテント設営時、特に押さえておきたいポイントは「タープの設置」です。タープの設置は、テント内が濡れるのを防止する上でも役立ちます。テントにタープを設置する際は、タープの上部に雨水が溜まらないよう、少し傾斜をつけて雨水が流れるようにしてください。
雨キャンプに持っていく持ち物リスト
雨の日にキャンプを敢行する際は、晴れの日とは異なる準備が必要です。以下のリストを参考に持ち物を準備してください。
タオル | 濡れた体を拭くのに使用 |
---|---|
レインコート(レインウェア) | 雨天中、テントの外に出る際に便利。 |
長靴 | 普通の靴だと浸水する恐れがある。 |
傘 | 小雨の際にテントの外に出る際に便利。 |
雑巾 | テント内に侵入した雨水をふき取れる |
着替え | 帰宅時の着替えがあると風邪の予防となる。 |
大きめのビニール袋 | 濡れた衣服やタオルを入れることができる |
テント | キャンプの必需品。 |
タープ | 雨除けができる範囲を広げられる。 |
長めのペグ | キャンプやタープの固定に使用。 雨天時は地面が緩いため、長めのものがおすすめ。 |
ランタンなどの照明 | テント内の灯りの確保に便利。 |
テント内の遊びに使用するもの | トランプやボードゲームなど。 |
雨キャンプを行う際の注意点
雨の日キャンプ中に近寄ってはいけない場所が多数存在します。安全に雨の日キャンプを楽しむためにも、下記で紹介する注意点を理解しておきましょう。
河川に近寄らない
雨の日キャンプは釣りなど川でのアクティビティをより楽しめるものの、雨の日の川は水量も増え、流れも早くなるので非常に危険。釣りなどを行う際は落水しないよう細心の注意を払ってください。
特に子どもとキャンプに行く場合、水辺のアクティビティをプランニングする際は、特に慎重になるべきです。また、河川近くにテントを張らないようにしましょう。急な増水などで被害に遭ってしまうかもしれません。
崖の上や急斜面の下に近寄らない
雨が降ると地面が滑りやすくなるため、転落の危険性を考慮して崖の上には行かないようにしましょう。雨の日は地盤が緩くなっている可能性も高く、土砂崩れの危険性があります。
テントは水はけの良い場所に設置
雨の日にキャンプを敢行する際は、できるだけ水はけの良い位置にテントを設置しましょう。芝生や砂利の上、もしくは雨水を受け止める木々の多い林間サイトがおすすめの設置場所です。
また、ブルーシートやグランドシートを敷いて、テント内に水が侵入しないよう配慮することも大切です。タープ・テントに傾斜をつけて、雨水が流れ落ちるようにしておくことも忘れないようにしましょう。
火器の使用を控える
テント内で火器を使用すると、可燃性のあるテントに燃え移ってしまう恐れがあります。雨の日キャンプはテント内で過ごすことが多くなりますが、火器の使用は控えてください。
どうしても火器を使用する際はテントの外で使用しましょう。また、加熱せず食べられる食材を持っていくのもおすすめです。
雷が鳴ったらすぐ車や建物内に避難する
キャンプには雨の日ならではの楽しみ方があるものの、落雷を伴う豪雨となってしまうと危険です。仮に想定外の雷に見舞われた場合は、すぐに車や建物内に避難してください。
雷が木に落ちると体に伝導する危険性があるため、木の下に避難するのは危険です。鉄筋コンクリートの大きな建物やキャンプ場の受付、休憩所やトイレなどに隠れるようにしましょう。
倒木の恐れがある木に近寄らない
以下の特徴がある木は倒木の恐れがあるため、雨の日はできるだけ近寄らないようにしてください。
- きのこが生えている
- 幹に穴が空いている
- 葉っぱが少ない
- コケが多い
- 樹皮が剥がれている
- 周りに水溜まりがある
このような木は、「中に空洞がある」「腐っている」可能性があるため、倒木の可能性が高まっています。雨で地面が緩むと重さに耐えきれなくなり、倒木する恐れがあるため、十分に気を付けてください。
こんな時どうする?雨キャンプを行うかの判断基準
キャンプには雨の日ならではの楽しみ方もありますが、実際に敢行できるかどうか悩む方も多いでしょう。
雨の日キャンプを行うべき判断基準を参考に、安全かつ楽しい雨キャンプを敢行しましょう。
地面の状態が悪いかどうか
雨の影響で地面の状態が悪くなっていると、転倒や高地からの落下の危険性があります。また、転倒などにより衣服・靴が全て濡れてしまうと快適にキャンプを過ごすことは難しくなるでしょう。
地面の状態があまりに悪い場合はキャンプの日程をずらすことも視野に入れてみてください。もしくは、芝生や砂利など、雨による影響の少ない地盤があるキャンプ場を選びましょう。
撤去時に雨が降るかどうか
撤去時に雨が降ると、撤収作業やギアの積み込みがいつもよりも大変になります。
雨に濡れたテントやターフを干す時間と場所を確保したり、ギアを保護するビニールの用意が必要になったりするため、キャンプ中ずっと雨が降ってしまうような場合はキャンプの敢行は控えた方が安全です。
必ず事前の天気予報で天候を確認しておきましょう。
降水量が1mm以下であるかどうか
キャンプ中の降水量が、1mm以下であるかどうかも重要な判断基準です。1mm以上の降水量だと、傘が必要になってくるレベルの天候と言えます。
1時間あたりの降水量が1mm程度であれば小雨程度のため、キャンプ中も片付けのときもそこまで大きな負担にはならないでしょう。
まとめ
キャンプには、雨の日ならではの魅力や楽しみ方がたくさんあります。しかし同時に注意すべき点も多数存在します。
雨の日は晴れの日と異なる危険もあるため、万が一のことがないようにしっかり準備しておきましょう。事前に天候を確認し、安全な雨の日キャンプを楽しんでくださいね。
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