新しい季節に新しいチャレンジを!仕事や生活を充実させるためのヒント
今回は、不動産事業を始め3つの会社を経営する実業家、藤堂 修氏の著書「チャレンジ 挑戦をあきらめない生き方」(きずな出版)より、新しいチャレンジを始めるための秘訣をご紹介します。
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挑戦は楽しいものである
たいていの人は、本当はチャレンジをしたいと思いながら、それができないまま、毎日を過ごしています。ですが、趣味やビジネスなど、これまでにうまくいったことだけを続けるのでは徐々に退屈してしまうこともあるでしょう。
今までできなかったことができるようになったり、知らなかったことを知ったりすると充実感、やりがい、喜びを感じるはずです。
最初から難しいことにチャレンジする必要はなく、本当に小さい簡単なことから1つずつ始めて、次のステージへとステップアップしていけばよいのです。
ですが、チャレンジの実践方法について教えてくれる人はなかなかいないものです。何かを始めたくても、どのように行動すればいいか分からないと悩んでいるという人は多いのではないでしょうか。チャレンジは、変化が加速している今の世の中では、人生の「必須科目」です。1つの「技法」として学ぶ必要がありますので、ここからはチャレンジへのステップを学んでいきましょう。
何に挑戦するか考えよう
とにかく何かを始めたいと漠然と思っていても、三日坊主で終わってしまうのはもったいないですし、せっかく挑戦するなら、そこから何かを得られるようにしたいですよね。
挑戦を始めるためには、何のためにという理由と、どうなりたいのかという結果をハッキリさせる必要があります。そのためにはまず「目的」を決めていきましょう。
理想の姿を想像してみる
挑戦するための目的を決める時に、あなたにとって「最高の人生」とは何かを考えてみましょう。最高の人生を描くことにより、人生はあなたの思ったとおりになっていくからです。「なんとなく」や「このくらいでいいや」と思っていると、本当にそのようになってしまうのです。そんなこと言ったって思い通りになるわけがない、と思っていたら、実際に思い通りにはなりません。
いい方向にも、悪い方向にも進んでいくなら、いい方向に進みたいですよね。まずは、紙に1つ、自分にとっての「最高の人生」を書き出してみましょう。
目標と期限を決める
最高の人生を1つ書き出せたら、次は「本当に実現したい」と思えるワクワクする目標を決めましょう。目標を具体的にしていくと、実際に行動しようという気持ちも高まります。「具体的に」といっても、どうすればいいか分からない人もいるでしょうから、以下の項目を参考にしてみるとよいでしょう。
・達成が可能であるか
・長期の目的と連動していて意義があるか
・成果を計測できるか
・期限があるか
目標を具体的に設定できれば、どうすれば目標に達成できるかを逆算してプランを立てることができます。そのように計画を立てていくと問題点がどんどん見えてくるかもしれませんが、「ちょっとキツいかな」「無理かも」と思ったところであきらめずに、ここでチャレンジしましょう。
また、チャレンジには期限を決めることが大事で、期限設定していない目標は、目標とはいえません。期限があれば今すぐに動き始めたくなるでしょうし、動き始める必要性が出てくるのではないでしょうか。この期限はできそうな期限ではなく「ここでかたちになったらおもしろい!」とドキドキ・ワクワクするような期限を設定してみましょう。
このように目標を具体的にしていく作業は、どこかで限界を迎えることも多くあります。それは、実際に行動する前にやったことがないことを具体化することは難しいからです。それならこの作業は無意味だったのかというとそうではありません。人は活動を始めたときの理由と、打ち込めたときの理由が違うことも多いからです。
例えば、ランニングを運動不足解消という目標で始めた人が、いつのまにかタイムを伸ばしたいと思うようになり、大会に出て順位を競うようになったという場合、目標が変わっています。その時、始めたときの「運動不足解消」という目標が、行動したことによって消えてしまってもそれは問題ないのです。
目標は、行動することによりどんどん増えていきますので、最初の目標を具体化することにこだわりすぎて行動が後回しにならないように気をつけましょう。
チャレンジを始めるコツとは
チャレンジとは新しいことに一歩を踏み出すことですが、その一歩には不安がつきまといます。不安といったネガティブな感情を跳ね除けて、勇気を出して進むにはどうしたらよいか見ていきましょう。
考えすぎないでまずは行動
大きな行動には、大きなリスクがともないます。すぐに行動して大きな失敗をし、再起不能なほどの痛手を負うのは避けるべきでしょう。まずはリスクの少なそうな、小さな行動から気軽に始めてみるとよいでしょう。
ですが、小さい行動だからといって先送りにすることはご法度です。選択肢を「今すぐ行動する」か「今後も行動しない」の二択にすることで先送りを防ぎ、行動してこなかった自分とサヨナラしましょう。
やらなかった未来を考えてみる
チャレンジへの不安はあえて最悪な事態を想定すると、「最悪でもこれくらいか。だったら、なんとかなるかな」と、逆に前を向いて行動できたります。最悪な事態が許容範囲だと分かれば、ネガティブな考えに時間を使うことも避けられますよね。
それでも最後の一歩が踏み出せないときは、やらないまま10年、20年経ったときの自分をイメージしてみましょう。挑戦した結果のいい未来と、挑戦しなかった悪い未来を比べてみるのです。人間は行動した後悔は忘れますが、行動しなかった後悔は一生残り、時間とともに大きくなります。
つぎ込んだ分、自分に返ってくると思おう
挑戦とは自分への先行投資ともいえます。時間やお金などをつぎ込んだ結果、さまざまな成果を得ることができ、つぎ込んだものが大きいほど成長も早くなります。友人との付き合いで始めたゴルフや、仕事のための資格勉強など、言われたから仕方なくやっていたことでも継続して続けているといつの間にか熱中し、好きになっていたということもよくあることです。
チャレンジを続けるためには?
三日坊主という言葉があるように、目標を決めてスタートしても、チャレンジを継続することはとても難しいことですよね。しかし、そこで継続するための工夫や対策をしてあげると、グッと目標に近づくことができるのです。
目標を達成するクセをつけよう
目標を達成できたという経験は自分の自信につながりますし、想像する以上に大きな力になります。この目標に小さい大きいは関係ありません。まずは「毎朝会う近所の人に挨拶をする」「短い日記を毎日欠かさず書く」といった小さな目標を立てて、目標を達成するクセを身につけると良いでしょう。「目標は達成する」ということにどれだけこだわれるかが結果への差を生むことになります。
付き合う人を変えてみる
一緒にいる人にこだわると、あなたが思う以上に、パワフルに自分を変えることができます。というのも、私たちは一緒にいる人たちから、かなり大きな影響を受けているからです。一緒にいるべき人を選ぶ時は「自分が身につけたい習慣を体得している人」「自分がほしい結果を手にしている人(目標としている人)」を基準とすると良いでしょう。
ただし、このような人たちは今の自分とのギャップがたくさんありますので、一緒にいると居心地がよくないことが多いでしょう。だからといって距離を取ってしまってはなにも始まりませんので、ちょっと場違いだな、緊張するなと思ってもお付き合いを続けてみましょう。
仕組み化と習慣化をする
継続して結果を出すには、正確に自分の現状を把握することが肝要です。ですが、過度に自分に期待をしてはいけません。なかなか自分は変わらないのだと、自分の弱みを受け入れることが重要です。そして、弱みが分かったら目標達成に向けて行動し、「仕組み化」をしましょう。
仕組み化とは、例えば「家に帰って勉強しようとしても、眠くて寝てしまう」ということが弱みなら、頑張って眠らないようにしようと気合を入れるのではなく、「喫茶店などで勉強をして帰るように行動する」という仕組みを作っていくのです。自分は家に帰っても本当は頑張れるんだ、と過度に期待してはいけないのです。
また、継続にはモチベーションの低下が大敵ですが、これはポイントを押さえて「習慣化」してしまえば防ぐことができます。
1つ目はスケジュールを決めることです。いつからやるのか、どういったスケジュールで継続するのかを決めましょう。いきなり大きな変化ではなく、少しずつ変化を大きくしていくと三日坊主を防げるでしょう。
2つ目は周りに宣言をして自分にプレッシャーをかけて、やらざるを得ない状況に自分を追い込みましょう。みんなが見られるカレンダーなどに記載するのも効果的です。
3つ目は周りを巻き込むことです。自分から積極的に周りに働きかけて、毎週のジムに一緒に行く友人を見つけて一緒に行く約束をするなど、目標を決めて取り組むようにして継続する方法です。
4つ目は継続することに失敗しても落ち込みすぎずに、切り替えて再度行動することです。ライフイベントや仕事が重なると、一度できた習慣も崩れてしまうことは少なくないからです。
数字にして成長をたしかめる
目標を設定するコツに「成果を計測できるか」という項目がありますが、これは継続するためにも重要な要素になっています。成長を数字で実感すれば楽しさを感じ、やる気にも繋がりますし、逆に数字に変化がなければ何が問題なのかを考えるきっかけにもなります。
壁にぶつかってしまったら?
目標を決めて行動を始めると高い確率で壁にぶつかり、足を止めて諦めてしまいそうになるでしょう。しかし、壁の向こうには「達成」が待っています。では、壁にぶつかったときにはどのように乗り越えればよいのでしょうか。
超えられる壁しかやってこない
自分の目の前にやってくるのは乗り越えられる壁だけです。なぜかと言うと、壁のもとにたどり着いて初めて、私たちは壁を壁と認識できるからです。そこまでの実力がついてないなら、壁そのものもやってきません。
もし、壁にぶつかったらやることは変えずに、自分を変えて乗り越えるのがコツです。自分を変えるとは他人や環境のせいにしないことです。自分が外から何かを変えられたくないと思うように、他人も変えられたくないと思っています。ですので、他人や環境を変えようと頑張るよりも、自分を改善したほうが成長の機会になってくれます。
反対意見を楽しもう
反対や批判をしてくる人は世の中に必ずいます。特に、挑戦の成果が大きくなってきたと感じる頃になると現れてくるのではないでしょうか。
あなたが挑戦することは、周りの人間にとっても変化となります。人間は変化を好みませんし、自分の基準にそぐわない人を攻撃する心理が働くと言われ、それが反対や批判という形になって現れてきます。
残念ながらこういった人をゼロにすることはできません。ゼロにできないなら「そういう見方もあるのか、勉強になる」と捉え方を変えて自分の力に変えてしまいましょう。また、反対意見に迷ったら「自分が求めている結果を実際に出している人」の意見・アドバイスを受け入れることを大事にすると良いでしょう。
まとめ
チャレンジは新しい自分を実現するために必要でワクワクする楽しいものですが、不安などで踏み出せないものでもあります。まずは、小さなことから少しずつ始めて、大きくしていくのも良いでしょう。
始めたチャレンジを継続して達成するためにも、チャレンジを続けるための工夫をしっかりとするのも大切です。どんな困難でも乗り越えられない壁はないと思って、ポジティブに取り組んで行きましょう。
書籍紹介:「チャレンジ 挑戦をあきらめない生き方」(藤堂 修 著/きずな出版)2021年12月出版
出版社書籍紹介:「チャレンジ 挑戦をあきらめない生き方」(藤堂 修 著/きずな出版)2021年12月出版
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