スマホを持って移動するだけでマイルが貯まる! 健康にもつながるマイレージアプリとは?
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歩くだけでマイルが貯まるサービス、知っていますか?
日常生活の移動でマイル(ポイント)が貯まる!
ポイントが貯まるアプリといえば、以前は買い物をしたり、アンケートに答えたりして貯めるものが主流でした。しかし、最近は歩数や歩いた距離、立ち寄った場所などでポイントが貯まる、マイレージアプリが増えています。
そもそもウォーキング用のアプリなので、万歩計と同様に歩数や消費カロリー、歩行時間や歩行距離、日々の歩数などのデータの記録が可能です。アプリによりますが、基本的にはこの歩数や健康活動に応じてポイントが貯まります。日常生活で移動しただけでポイントが貯まるなんて、嬉しいですね。
健康のためのウォーキングも楽しみに、スポーツ庁も推進
マイレージアプリのメリットは、日常の移動やウォーキングなどのモチベーションを維持できる点です。黙々と一定の距離を歩くことだけで続けていくのは、ちょっと根気が必要です。しかし、歩くだけでポイントが貯まると思えば、近所への買い物や散歩はもちろん、ウォーキングへの意欲も高まります。
スポーツ庁も2017年10月に、「楽しみながら健康になること」を目的とした「FUN+WALK PROJECT(ファンプラスウォークプロジェクト)」を立ち上げています。
少しでも国民に運動してもらえるように、歩けば歩くほどクーポンがもらえたり、おすすめのウォーキングスポットなどの情報が得られる「FUN+WALK」というアプリを文化庁がプロジェクトの一環として配信しています。
参考:スポーツ庁 日常に歩く楽しさをプラス! スポーツ庁が推進する「FUN+WALK PROJECT」スタート
参考:FUN+WALK PROJECT
さまざまな自治体で運用中! マイレージアプリでポイントを貯めよう
ポイントは優待カードやクーポン、抽選で電子マネーになることも
自治体で運用しているマイレージアプリで貯まったポイントは、何に使えるのでしょうか。それぞれの自治体で多少の違いはありますが、基本的には一定のポイントごとに商品やQUOカードなどのプリペイドカード、電子マネー、クーポンなどの賞品の抽選に参加できます。
また、ゲーム形式でアプリ内のキャラクターを、ポイントを使って着せ替えたり、ユーザーの歩数ランキングや、ウォーキングのおすすめスポットの紹介などのサービスを提供しているアプリもあります。
スタートは簡単、スマートフォンアプリでお手軽に
住んでいる自治体が運営する健康アプリをダウンロードするだけで手軽に始められます。スマートフォンはiOSでもAndroidでも利用できます。
次の章で詳しく説明しますが、アプリによって歩数だけでなく、毎日の体重や血圧の記録、朝食を食べたかどうか、健康診断の受診回数、自治体主催の講座やイベントへの参加回数などがポイント換算されるものもあります。
特色もサービスもいろいろ、自治体独自のマイレージアプリ
東京23区の取り組みの一例
新宿区
新宿区は「しんじゅく健康ポイント SHINJUKU♥しんぽ~歩いて楽しく健康に~」という取り組みを行っています。「SHINJUKUしんぽ」というアプリをダウンロードして参加します。
ポイントは1日の歩数に応じて獲得でき、75歳以上の方には別途ポイントが付与されます。300ポイントが貯まると抽選に自動参加となり、QUOカードや区内の施設が利用できるチケットが当たります。
参考:新宿区 しんじゅく健康ポイント
参考:「しんじゅく健康ポイント SHINJUKU♥しんぽ~歩いて楽しく健康に~」(PDF)
板橋区
板橋区では「歩いて貯めよう!いたばし健康ポイント」事業を実施しており、区民は健康管理アプリ「ポケットヘルスケア」を利用してこの事業に参加できます。
目標を設定して歩いたり、毎日体重を図ったり、健康イベントに参加するなどの活動でポイントが貯まります。100ポイントごとに、ドリンクやギフト券などのクーポンが当たる抽選に参加できます。
「ポケットヘルスケア」には、「生活習慣病のリスク予想」や「AI受診相談」、「医師・看護師による24時間電話相談」などの機能があります。
中でも「AI受診相談」機能は、利用者が体調不良を感じた時にアプリの質問に回答すると、適切な医療機関を提案してくれる、というとても心強いサービスです。
健康管理アプリ「ポケットヘルスケア」を活用した取組みは、板橋区の他に豊島区と江戸川区でも実施しています。
参考:板橋区 歩いて貯めよう!いたばし健康ポイント
参考:江戸川区 えどがわ元気ポイント
参考:豊島区 次世代ウェルネスソリューション構築事業
参考:ポケットヘルスケア
北区
北区はウォーキング(マイレージ)アプリ「あるきた」を使ったポイント事業を運営しています。ポイントは一日の歩数だけでなく、毎日の体重や血圧の入力、座りすぎ防止のために一定時間に所定の回数体を動かしたブレイク回数などで貯められます。
「あるきたコースチャレンジ」というイベントでは、北区がおすすめする18のウォーキングコースを歩いてチェックポイントを通過し、コース制覇を目指すチャレンジができます。健康に関するコラムなどもアプリで読むことができます。
参考:北区 ウォーキングアプリ「あるきた」
参考:ちょっとお得な北区の無料ウォーキングアプリ(PDF)
参考:「あるきた」アプリの使い方(PDF)
大阪府の取り組み おおさか健活マイレージ アスマイル
「アスマイル」は1日に一定の歩数を歩くことや健康診断の受診、健康イベントの参加だけでなく、歯磨きや体重、体温、睡眠時間や朝食の有無などの記録をするだけでもポイントが貯まるという特長があります。
「週トク抽選」ではコーヒーやスムージー、「月トク抽選」では電子マネー、QUOカードなどの抽選に参加できます。また、「国保ポイント」に交換すると無抽選でWAONなどの電子マネーや大阪府ガン対策基金への寄付と交換できます。
参考:大阪府 おおさか健活マイレージ アスマイルについて
参考:おおさか健活マイレージ「アスマイル」をぜひご活用ください!
神奈川県の取り組み よこはまウォーキングポイント
よこはまウォーキングポイント事業は、スマートフォン用アプリだけでなく、送料のみの自己負担で歩数計を手に入れて参加することも可能です。
協力店舗等に設置されるリーダーにその歩数計をのせると歩数が転送され専用ホームページでデータを見ることできるシステムになっています。スマートフォンを持たない人も参加できることが大きな特長ですね。
埼玉県の取り組み コトバン健康マイレージアプリ
埼玉県のコバトン健康マイレージアプリは、カウントした歩数データを送信することでポイントが獲得できます。また、協賛店舗などに設置されているタブレット端末の近くに行くと、限定クーポンをゲットできることもあるそうです。
埼玉県のお祭りや観光地が掲載されている「彩の国 おでかけMAP」に、アプリ利用者は自身が撮影した画像を投稿できます。
愛知県の取り組み あいち健康プラス
あいち健康マイレージ事業は、県内の名古屋市や豊橋市、岡崎市、一宮市などをはじめとする54市町村が参加しています。
提携アプリの「あいち健康プラス」で設定されている、生活習慣の改善など健康的な活動に取り組むことでポイントが貯まります。
特長的なのは、ポイントが貯まると「あいち健康づくり応援カード!~まいか」という優待カードが交付されることです。このカードは協力店ステッカーのあるお店で利用でき、ポイントに応じて商品や各種サービスと交換できます。
参考:愛知県 健康マイレージ連携アプリ「あいち健康プラス」について
毎日の移動やちょっとした運動が楽しみになる、マイレージアプリを活用しましょう
ポイント獲得という目的があれば、ウォーキングも意欲的に続けられるのではないでしょうか。そうすることで自分も健康になり、さまざま商品やサービスを無料で手に入れることができます。
こんなに、いいことづくめのマイレージアプリ。利用しない手はありません。まずはお住いのある自治体でこのような取り組みをしていないか、調べてみてはいかがでしょうか。
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