【20選】冷凍できる野菜一覧!野菜別に最適な冷凍・解凍方法を解説
そこで、今回は冷凍できる野菜の特徴や、野菜ごとの冷凍・解凍のコツをご紹介します。最後までお読みいただくことで、野菜を適切に冷凍し、自分のペースでおいしく消費できるようになります。
目次
野菜も冷凍できる?
肉やご飯と同じように、野菜も冷凍して保存できます。冷蔵保存ではすぐに傷んでしまう野菜も、冷凍することで劣化の進行を遅らせながら長期間保存できるようになります。
一方、冷凍保存すると、風味や食感が悪くなる野菜もあります。冷凍できる野菜と冷凍に向いていない野菜を知っておくことで、野菜をまとめ買いするときや献立を考えるときにも役立ちます。
まずは、冷凍できる野菜の種類について見ていきましょう。
冷凍できる野菜の特徴:基本的に何でもOK
ほとんどの野菜は、冷凍保存しても問題ありません。冷凍に不向きな野菜もありますが、適切な冷凍方法や調理法を用いれば、解凍後もおいしく食べられます。
また、あらかじめ使いやすい大きさに切ってから冷凍しておくと、調理時にそのまま使えて便利です。冷凍に向いている野菜の一例を以下にまとめました。
▽冷凍に向いている野菜の例
- 葉野菜:キャベツ・白菜・ほうれん草・小松菜・ネギなど
- 根野菜:にんじんなど
- その他:玉ねぎ・アスパラガス・きのこなど
比較的厚みのある葉物野菜やきのこ類は、冷凍保存にとくに向いています。これらの野菜は水分が多すぎないのが特徴で、加熱後も食感や風味を保ちやすいです。
また、保存時にひと工夫を加えることで、さらにおいしく食べることができます。例えば、ほうれん草やにんじんは、下茹でしてから冷凍することで、解凍後も色鮮やかで食感が良くなります。

冷凍に不向きな野菜:水分が多い・繊維質・香味野菜
冷凍に不向きな野菜は、冷凍することで食感や風味が損なわれやすいです。しかし、冷凍できないわけではなく、生食は避け、加熱するなど調理法を工夫すれば、冷凍保存してもおいしく食べられます。
▽冷凍に向いていない野菜の例
- 水分が多い野菜(生食中心の野菜):きゅうり・レタスなど
- 果菜:トマトなど
- 繊維質の根菜:じゃがいも・サツマイモなど
- 香味野菜:にんにく・しょうがなど
生食で食べることが多い水分を多く含む野菜は、解凍時に水分が抜けることで食感が損なわれることがありますが、炒め物や煮物など加熱調理するとおいしく食べられます。例えば、トマトは冷凍すると生食には向きませんが、加熱調理すれば問題なく使用できます。また、冷凍することで食感や風味が変わりやすい根菜は、じっくり煮込んでホクホクにするのがおすすめです。
香味野菜は、冷凍することで使いたい分量だけ使えるようになりとても便利ですが、風味が落ちやすい野菜でもあります。薬味として使うときは生、スープや紅茶にいれるときは冷凍など、用途に合わせて使い分けてください。
【全野菜共通】野菜を冷凍保存するときのコツ
野菜を冷凍保存する際に、おいしさを保つための「コツ」があることをご存じですか?同じ切り方の同じ野菜でも、ちょっとした工夫をすることで、鮮度を保った状態で野菜を保存できます。
これから紹介するコツさえ覚えておけば、おいしさをキープできるので、ぜひ参考にしてください。
キッチンペーパーで水気をきちんと拭き取る
野菜を洗ったときや切ったときの水分をそのままにしておくと、冷凍庫で凍るまでに時間がかかったり、霜が発生したりします。味や食感が落ちる原因になるため、冷凍する前に水分は十分に拭き取っておきましょう。
また、雑菌の繁殖を防ぐために、水気を拭き取る際は清潔なキッチンペーパーを使いましょう。

薄く小分けにして金属トレイに入れる
野菜をおいしく冷凍保存するには、冷凍状態にするまでの時間を短くすることも重要です。冷凍までの時間を短縮する主な方法は以下のとおりです。
- 小分けにして冷凍する
-
- 野菜を大きな塊や厚く重ねたまま冷凍すると、中まで凍るのに時間がかかる
- 小分けにすることで凍結時間を短縮できる
- 必要な分だけ解凍できて便利
- 再冷凍すると野菜の品質は落ちるが、小分けすることで再冷凍を避けられる
- 急速冷凍機能を使用する
-
- 急速冷凍があれば使用するのがおすすめ
- そのまま冷凍庫に入れるより早く凍り、味や品質を保ちやすくなる
- 金属トレイを利用する
-
- 急速冷凍機能が無いときは金属トレイが有効
- 野菜を入れた保存袋を金属トレイに乗せて冷凍するだけでOK
- 金属は空気より熱を伝えやすく、冷却が早い
- 冷凍庫の温度管理・メンテナンスを行う
-
- 庫内の温度が高いと凍結に時間がかかる
- 小分けしたり金属トレイを使ったりしても庫内が高温だと効果が薄い
- 日頃から掃除・お手入れ・点検をして冷却効率を高める
しっかりお手入れしていても冷却効率が悪いと感じるときは、冷蔵庫の故障が考えられます。冷凍庫の調子が悪いと温度が上がり、凍結までの時間が遅くなるため、放置するのはおすすめできません。
チャック付きポリ袋に入れてしっかり空気を抜く
野菜を冷凍する際は、平らになるように並べてから、チャック付きポリ袋や密封容器に入れましょう。
野菜が劣化する要因のひとつに酸化があります。野菜に含まれる成分が空気中の酸素と反応すると、色が黒ずんだり、苦味や渋みが出たりしてしまいます。なるべく野菜が空気に触れないようにすることで、酸化による劣化を防ぎ、おいしさを保ちやすくなります。
なお、ポリ袋に入れる場合は、しっかり空気を抜きましょう。タッパーなどの密封容器は空気を完全に抜くのが難しいため、空気に触れない工夫を意識することが大切です。
冷凍する前に粗熱をとる
加熱した野菜を冷凍する場合は、必ず粗熱を取りましょう。加熱した野菜を人肌程度に冷ましてから入れることで、冷凍庫内の温度上昇や、他の食品の劣化を防げます。
熱いまま冷凍庫に入れると、野菜だけでなく冷凍庫内の他の食品にも影響が出るため注意が必要です。
野菜ごとの適切な冷凍方法
冷凍保存できる野菜はさまざまありますが、野菜の種類ごとに適切な保存方法は異なります。冷凍した野菜をよりおいしく食べるには、切り方や保存期間などを工夫することが大切です。
- ▼アスパラガス
- ▼カボチャ
- ▼白菜
- ▼ほうれん草
- ▼なす
- ▼キャベツ
- ▼ピーマン
- ▼にんじん
- ▼ネギ
- ▼トマト
- ▼大根
- ▼じゃがいも
- ▼ごぼう
- ▼スナップエンドウ
- ▼きゅうり
- ▼ズッキーニ
- ▼ゴーヤ
- ▼きのこ
- ▼にんにく
- ▼しょうが
ここでは、野菜ごとに具体的な保存方法を紹介します。
アスパラガス

アスパラガスは生の状態でも加熱してからでも冷凍できます。用途に合わせて保存方法を選ぶと、調理の際にすぐ使えて便利です。
冷凍方法①:生の状態で冷凍(保存期間の目安:3週間)
- 茎の切り口を少し切り落とし、下半分の皮を剥く
- ラップで包み冷凍する
冷凍方法②:茹でてから冷凍(保存期間の目安:1か月)
- 茎の切り口を落として皮を剥く
- 沸騰した湯で1分半程度茹でて水気を切る
- ラップで包んで冷凍する
茹でて冷凍すると甘みとやわらかな食感が楽しめます。生のまま冷凍したときは、加熱調理してから使うとおいしく仕上がります。
カボチャ

カボチャを冷凍するときは、水分を多く含むタネとわたを取り除くことが重要です。水分が多い部分は傷みやすいので、なるべく早めに処理して冷凍しましょう。
冷凍方法①:生の状態で冷凍(保存期間の目安:2週間)
- 使いたいサイズに切る
- ラップで包み冷凍する
冷凍方法②:マッシュしてから冷凍(保存期間の目安:2週間)
- 茹でたカボチャをなめらかになるまで木べらですりつぶす
- ラップで包んで冷凍する
カボチャはとくに酸化しやすいです。そのため、ラップに包むときは空気をできるだけ抜くことがポイントです。マッシュして冷凍すると風味をより落とさずに保存できます。
白菜
白菜は、葉を1枚ずつはがしてからカットして冷凍すると使いやすくなります。
冷凍方法(保存期間の目安:10日程度)
- 葉を1枚ずつはがす
- 使いたいサイズにカットする
- カットした白菜を密封容器に入れて冷凍する
生の状態で冷凍しても、茹でてから冷凍しても保存期間は変わりません。しかし、茹でてから冷凍すると体積が小さくなり、冷凍庫のスペースを節約できます。茹でる際は普段の調理より短めに茹でると、シャキシャキした食感を保ったまま保存できます。
ほうれん草

ほうれん草は生の状態でも、茹でてからでも冷凍可能です。茹でると甘みが増して柔らかい食感を楽しめます。
冷凍方法①:生の状態で冷凍(保存期間の目安:1か月)
- 食べやすい大きさに切る
- 1食分ずつ小分けにして保存袋に入れて冷凍する
冷凍方法②:茹でてから冷凍(保存期間の目安:1か月)
- 茹でてから食べやすい大きさに切る
- 1食分ずつ小分けにして保存袋に入れて冷凍する
凍ると葉が砕けやすくなるため、一度に使う量ごとに小分けにして保存するのがポイントです。1食分ずつラップで包んでからまとめて保存袋に入れると管理しやすくなります。
なす
なすは加熱してから冷凍すると、風味と食感を保ちやすくなります。切らずに丸ごと保存することで酸化を防げます。
冷凍方法:加熱してから冷凍(保存期間の目安:1か月)
- ヘタを切り落とし、耐熱容器に入れてラップをかけ、電子レンジで加熱する(なす2本600Wで約2分30秒)
- 加熱後に粗熱を取り、1本ずつラップで包む
- 保存袋に入れて冷凍する
電子レンジではなく、蒸して加熱しても問題ありません。粗熱を取ってから冷凍することで品質を保てます。
キャベツ
キャベツは生の状態でも茹でてからでも冷凍できます。用途に合わせてキャベツをカットしておくと、解凍後の調理がスムーズです。
冷凍方法①:生の状態で冷凍(保存期間の目安:1か月)
- 使いたいサイズにカットする
- 保存袋に入れて冷凍する
冷凍方法②:茹でてから冷凍(保存期間の目安:1か月)
- 茹でてから使いたいサイズに切る
- 保存袋に入れて冷凍する
茹でると体積が減るので冷凍庫のスペースを節約できます。キャベツの食感を残したい場合は大きめにカットするのがおすすめです。
ピーマン

ピーマンは生でも加熱してからでも冷凍可能です。ピーマンのタネは酸化して黒くなるので、事前に取り除くと保存中の変色を防げます。
法冷凍方法①:生の状態で冷凍(保存期間の目安:3週間)
- ヘタとタネを取る
- 丸ごと、または使いたいサイズにカットする
- 保存袋に入れて冷凍する
冷凍方法②:加熱してから冷凍(保存期間の目安:1か月)
- ヘタとタネを取る
- 使いたいサイズにカットする
- カットしたピーマンを加熱する(茹でる・油で炒める・電子レンジなど)
- 保存袋に入れて冷凍する
にんじん

にんじんは水分が抜けやすいため、食感を保つために小さめにカットして冷凍するのがおすすめです。用途に合わせたカットで、解凍後も使いやすくなります。
冷凍方法:生の状態で冷凍(保存期間の目安:1か月)
- 3〜5mm角のブロック状やせん切りなど、小さめにカットする
- 平らになるように保存袋に入れて冷凍する
小さめに切ることで加熱調理もしやすく、冷凍後でも食感を保てます。
ネギ
ネギは長い状態のまま保存すると香り成分を逃さず冷凍できます。刻む前に冷凍することで、解凍後も香りをしっかり楽しめます。
冷凍方法:生の状態で冷凍(保存期間の目安:1か月)
- 保存しやすい長さにカットする
- 乾いたペーパータオルで水気を拭き取る
- 保存袋に入れて冷凍する
青い部分と白い部分を分けて保存すると鮮度が保ちやすいです。
トマト

トマトは丸ごとでも、ざく切りや角切りでも冷凍可能です。冷凍したトマトは生食には向きませんが、加熱調理すればソースやスープに便利に使えます。
冷凍方法①:丸ごと冷凍(保存期間の目安:2週間)
- ヘタを取る
- 丸ごとラップで包んで、ヘタ部分を下にして冷凍する
冷凍方法②:カットして冷凍(保存期間の目安:2週間)
- ヘタを取る
- ざく切りや角切りにカットする
- 1回分ずつ小分けにして保存袋に入れて冷凍する
用途に合わせたサイズにカットして、1回分ごとの小分けにしてから冷凍すると便利です。
大根
大根は皮を剥いて生の状態で冷凍保存します。用途に合わせて切った状態で冷凍すると、解凍後に便利です。煮物や炒め物などの料理に応じて切り方を変えると使いやすくなります。用途別の切り方の例は、以下のとおりです。
- いちょう切り:みそ汁、炒め物
- 輪切り:煮物
- すりおろし:大根おろし
冷凍方法:生の状態で冷凍(保存期間の目安:1か月)
- 皮をむき、使いたいサイズにカットする
- ペーパータオルで水気を拭き、ラップで包んで保存袋に入れる
大根は冷凍することで繊維が壊れ、煮物の味が染みやすくなります。あらかじめ下味をつけてから冷凍するのもおすすめです。
じゃがいも

じゃがいもはそのまま冷凍すると水分が抜けて食感が変わりやすいですが、加熱してから冷凍すればおいしく保存できます。芽や変色部分は事前に取り除きましょう。
冷凍方法:加熱して冷凍(保存期間の目安:1か月)
- 皮を剥いて、芽や変色部分を取り除く
- 電子レンジや鍋で茹でて加熱する
- 使いたいサイズにカットする
- ラップで包み保存袋に入れて冷凍する
マッシュやサイコロ状にカットしてから冷凍すると、調理しやすいです。冷凍したじゃがいもは、解凍せずそのまま加熱して調理するのがおいしく食べるポイントです。
ごぼう
ごぼうは、大きめのサイズでカットしたり加熱したりしてから冷凍することで、水分が飛ぶのを押さえ、筋っぽさや劣化を軽減できます。なお、断面が褐色に変色することがありますが、アクによるものなので問題ありません。
冷凍方法①:生の状態で冷凍(保存期間の目安:1か月)
- しっかり洗って4㎝程度のぶつ切りにする
- さっと水にさらし、ペーパータオルで水気を拭き取る
- 1回分ずつ小分けにしてラップに包み、保存袋に入れて冷凍する
冷凍方法②:加熱して冷凍(保存期間の目安:1か月)
- しっかり洗って、使いたいサイズにカットする
- さっと水にさらし、ペーパータオルで水気を拭き取る
- 油で炒めて、冷ます
- 1回分ずつ小分けにしてラップに包み、保存袋に入れて冷凍する
ささがきや千切りなど細かくカットした状態でも、油でいためることで水分が抜けるのを防げます。
スナップエンドウ
スナップエンドウは生のまま冷凍すると食感が変わりやすいため、軽く加熱してから冷凍するのがおすすめです。加熱することで、彩りも鮮やかに保てます。
冷凍方法①:生の状態で冷凍(保存期間の目安:1か月)
- 両側の筋とガクを取る
- なるべく重ならないように保存袋に並び入れて冷凍する
冷凍方法②:加熱して冷凍(保存期間の目安:1か月)
- 両側の筋とガクを取る
- 固めに茹でて、お湯から出したらそのまま冷ます
- 1回分ずつ小分けにして保存袋に入れて冷凍する
生の状態で冷凍したスナップエンドウは、表面にしわができたり食感が損なわれたりすることがあるため、加熱調理して食べるのがおすすめです。茹でてから冷凍したスナップエンドウは、見た目も食感もあまり変化しないため、解凍してそのまま食べても問題ありません。
きゅうり

きゅうりは水分が多く、冷凍すると食感が損なわれやすい野菜です。そのため、冷凍する前の下処理が重要です。
冷凍方法:生の状態で冷凍(保存期間の目安:2週間)
- 薄く輪切りにする
- 塩もみして出てきた水気をしっかり絞る
- 1本分ずつラップに薄く広げて、保存袋に入れて平らにして冷凍する
自然解凍または熱湯をかけて解凍し、しっかり水気を絞ってから調理します。生サラダに使うのは難しいですが、ポテトサラダや酢の物にするのがおすすめです。
ズッキーニ
ズッキーニは、下処理せずに冷凍できます。丸ごと冷凍することで、水分が抜けにくくおいしさをキープできます。
冷凍方法①:丸ごと冷凍(保存期間の目安:3週間)
- ラップで包む
- 保存袋に入れて冷凍する
冷凍方法②:カットして冷凍(保存期間の目安:3週間)
- 使いたいサイズにカットする
- 平らになるように保存袋に入れ、冷凍する
全部解凍すると水分が抜けてしまうため、半解凍状態で調理するのがおいしく食べるポイントです。
ゴーヤ
ゴーヤは冷凍方法により苦みを活かしたり抑えたりできます。苦みを活かしたいときは生の状態で、苦みを抑えたいときは茹でてから冷凍してください。
冷凍方法①:生の状態で冷凍(保存期間の目安:2週間)
- タネとワタを取り除く
- 使いたいサイズにカットする
- 水にさらしてから、ペーパータオルで水気を拭き取る
- 重ならないよう保存袋に入れて冷凍する
冷凍方法②:加熱して冷凍(保存期間の目安:2週間)
- タネとワタを取り除く
- 使いたいサイズにカットする
- 熱湯でさっと茹で、キッチンタオルで水気を拭き取る
- 重ならないよう保存袋に入れて冷凍する
調理するときは凍ったまま使えます。
きのこ
きのこは、根元の石づきを落とし、ほぐすか食べやすい大きさにカットしてから冷凍します。なめこはパックのまま冷凍可能です。
冷凍方法:生の状態で冷凍(保存期間の目安:1か月)
- 石づきを切り落とす
- 使いたいサイズにほぐすか、カットする
- 平らになるように保存袋に入れ冷凍する
きのこは、風味が落ちるのを避けるため、洗わずにそのまま保存します。汚れが気になるときは、湿らせたキッチンタオルで優しく拭き取ってください。
にんにく
にんにくは、乾燥や臭い移りを防ぐため、薄皮は残した状態で保存します。薄皮をむいてしまったときは一片ずつラップで包めば大丈夫です。
冷凍方法:生の状態で冷凍(保存期間の目安:2か月)
- 薄皮を残して皮をむき、一片ずつに分ける
- 薄皮がないときは、一片ずつラップに包む
- 保存袋に入れて冷凍する
みじん切りや薄切り、すりおろし状態のにんにくも、ラップに包んで冷凍保存できます。カット済みのにんにくは、約1か月が保存期間の目安です。一片ずつ冷凍するときよりも短くなるため注意してください。
しょうが
しょうがは皮付きのままカットして冷凍します。みじん切りにして冷凍しておくと、解凍せずにそのまま使えて便利です。
冷凍方法:生の状態で冷凍(保存期間の目安:1か月)
- きれいに洗う
- 皮付きのまま使いたいサイズにカットする(薄切り、千切り、みじん切り)
- 平らになるよう保存袋に入れて冷凍する
冷凍すると風味が損なわれることがあるため、生姜の風味を出すために使う時は冷凍していない生の生姜を使うのがおすすめです。
冷凍した野菜をおいしく解凍するためのポイント
冷凍した野菜をおいしく食べるには、冷凍方法ごとに適した解凍方法を選ぶことも大切です。
生のまま冷凍した場合は、解凍せず冷凍したままの状態でいつも通りに加熱調理する方法がおすすめです。解凍する時間を省けるだけでなく、炒めるときに余分な水分を飛ばせるため、よりおいしく調理できます。
加熱処理してから冷凍した野菜は、調理の前に流水解凍します。流水解凍とは、水を張ったボウルやバットに野菜の入った保存袋・保存容器を入れて、水道水にさらして解凍する方法です。水にさらすことで、自然に解凍するよりも早く解凍できます。
流水解凍した野菜を調理する際は、事前に水気をよく切っておくことがコツです。
まとめ
野菜は冷凍保存が可能で、下処理や加熱、切り方を工夫することで、解凍後もおいしく食べられます。冷凍に向かない野菜も、調理方法を工夫すれば問題ありません。
ポリ袋や保存容器に入れて密閉し、できるだけ早く冷凍することが、おいしさを保つコツです。野菜を上手に冷凍保存して、日々の料理をより便利に、手軽に楽しみましょう。
記事編集
- くらひろ編集部
- 東京電力エナジーパートナー株式会社
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