冷蔵庫から家計を改善! ムダなくお金が貯まる仕組みづくり

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家計簿をいくら見直しても、なかなか家計が楽にならないとお悩みの方は多いのではないでしょうか。その悩み、もしかしたら冷蔵庫が原因の一つになっているかもしれません。食材をたくさん入れ、ついつい詰め込んでしまいがちな冷蔵庫は、改めて見直してみるとムダがたくさん潜んでいたりします。そこで今回は、節約アドバイザーの武田真由美氏の著書『節約女王のお金が貯まる冷蔵庫』(主婦と生活社)より、冷蔵庫を改善して家計も改善できる仕組みづくりをご紹介していきます。

冷蔵庫を改善して家計も改善できる仕組みづくりをご紹介していきます。

貯金できている人の冷蔵庫とは

冷蔵庫は他人が見てはいけないものと言われており、人となりが表れやすい場所でもあります。貯金ができている人は、冷蔵庫がすっきり整頓されていることが多いです。ムダなものが入っておらず、使い切れる分だけを賢く入れているからなのです。

もし貯金ができないとお悩みなら、とにかく一度冷蔵庫の中身を把握してみましょう。出してみると買いすぎたもの、買ったのに食べられないほど化石化したものがぞろぞろ出てくるかもしれません。
そして中身を出した後に、もう食べられないものをまとめて、お金にするといくらになるか、ざっと計算してみてください。その金額は、確実に貯められるお金です。そして捨てる前に、ダメにしてしまった食材をもう一度よく眺めてみると、健康食品に弱い、激安食品に弱い、おかずの作りすぎ、おかずの保存状態がわるいなど、自分のウィークポイントが見えてくるはずです。
まずは現状をしっかりと理解してから、冷蔵庫から貯金ができる仕組みを作っていくようにしましょう。

冷蔵庫を整理しよう!

冷蔵庫の中身を外に出して冷蔵庫の現状を把握出来たら、次はムダがなくなるように考えながら戻して行きましょう。冷蔵庫を上手に使うテクニックは身につけることができるものです。基本を押さえれば、家事もしやすくなるはずですよ。
冷蔵庫を整理しよう!

確認しやすく配置をする

冷蔵庫の中にも使いやすい位置、使いにくい位置があります。冷蔵庫は食材の一時置き場と考えて、使い残しが生じないように見やすく整理することが目標です。まずは、上段、中段、下段と、目線に注目して使い分けをしましょう。上段は出し入れがしにくいので、頻度が低いものを優先的に置いておきます。例えば、日持ちする常備食材やお酒などです。

中段は取り出しやすいので、メインエリアとして活用しましょう。ここには作りおきのおかず、その日に使う肉・魚・豆腐などの定番食材置き場になります。低めの位置は汁気のあるおかず置き場にも最適です。

下段はその日に使わない肉や魚、開封後のチルド品を配置します。まずは、ざっくりと定位置を決めるだけで大丈夫ですよ。

置き場の決まりをつくる

広い中段は使いやすい反面、何でも突っ込んで奥のものが見えなくなりやすいのが難点です。そこで、手前真ん中はなるべくあけるコの字配置を基本にしましょう。全体がすぐ把握できると使い残しを防げます。

また、おかずを作りおきしておいたのに、うっかり出し忘れてダメにしてしまった経験がある方も多いのではないでしょうか。おかずは「ここを見ればいい」ようにしっかりと定位置で管理しましょう。保存容器は透明なものにして、おかずを“見える化”するのも秘訣です。

ビールなどつい買いすぎてしまいがちなものは、スペースを決めてムダ買いをしないようにしましょう。物が増えると把握もしにくくなってしまうので、置くスペースをむやみに広げないことが大切です。

頻度を意識する

冷蔵庫の食品は日が経つごとに少しずつ傷んでしまいますが、速度はそれぞれ違います。鮮度が大切な生ものは、少しでも長持ちさせたいものです。また、いったん開封してしまった食品も劣化が早くなります。そういったものはチルド室を活用しましょう。

チルド室は冷蔵庫と冷凍庫の中間のような場所で温度が0℃付近に設定されているため、時間がたっても劣化しにくく、おいしさが長持ちします。チルド室は引き出し式なので、見逃さないよう中身をこまめに確認し、早めの消費を心がけましょう。

1つにまとめる

包装や結束をはがすとバラバラになってしまう食材は、プラかごなどにまとめておくと、残数の確認がスムーズになります。また、ドアポケットにある小さな調味料はとくに散らばりがちです。チューブは100円ショップなどで見つけられる仕切りつきケースで区切り、醤油の小袋などはワンプッシュで開くプラケースにまとめて入れておけば、チェックもしやすいでしょう。

毎日使うごはんセット、パンセットは作り付けのトレーにまとめておくと便利なだけではなく、ダブり買いや買いすぎ防止にも繋がります。意識して同じタイプのものは同じ場所に置くように心がけましょう。

見える化しよう

残り残量が分かりにくかったり、どれくらいの期間使えるのかが分かりにくかったりすることが、ムダなものを増やしてしまう一因になります。そこで粉ものや粉末調味料はクリア容器に詰め替えて、残量が見えるようにすることがオススメです。

また、凍っているので化石のような食材が生まれがちな冷凍庫は、積極的な対策が必要です。肉や魚などのメイン食材は生の状態でラップに包み、種類ごとに容器に入れて保存します。そのままだと容器が白く曇って中身がわからなくなるので、テープライターで側面にラベルを張って目当てのものがすぐ分かるようにします。

お弁当に活用することも多いおかずの作りおきは、1〜2人分づつラップに包んで保存容器にまとめておきます。おかず名は油性ペンでマスキングテープに書いて貼ると、見落としませんよ。冷凍庫といっても、大体1ヶ月くらいで使い切れるようにして、どんどん回転させていきましょう。冷凍保存された食材が忘れ去られていた!というムダが減らせて食費も節約できますよ。

使いやすく分ける

うまく食材を使い切るためには「使いやすく分けて保存」しておくのもポイントです。お得なときにまとめ買いした肉、魚、野菜はそのままだと使い勝手がよくありません。肉は1回で使う分にポリ袋で手はかりして分けてしまいましょう。ついでに調味料をもみ込んでおけば調理も楽になるでしょう。

野菜も洗ってよく水気をきり、使いやすい大きさにカットして保存袋に入れておけば冷凍ができます。冷凍すると食感がしんなりしますが、炒め物や汁もの、煮ものなど加熱する料理に使えば気になりません。冷凍すると細胞が壊れるので、味がよくしみ込むのもポイントです。

買いもののルール

冷蔵庫がスッキリしても買いものの仕方によっては、ムダなものが溢れてしまいます。買いものの仕方もルールを決めて、コントロールをしなければなりません。ここでは、ムダな買いものをしない方法を学んでいきましょう。
買いもののルール

買いものを始める前にすること

まずは1ヶ月分の食費予算を立てましょう。予算があれば自然と余計なものを買わなくてすみます。買いものに行く前に冷蔵庫は必ず在庫を調べたうえで献立を考え、スマホのメモアプリで作った買いものリストに入力しておきます。安かったら買う、ではなく必要だから買う、を徹底しましょう。

メインの買いものは10日に1回、割引とポイントがオトクな日に合わせてまとめ買いしましょう。サイクルが長いので使い切り計画はしっかりと立ててくださいね。

日持ちするものを狙う

市販の冷凍食品はラクしたい日やお弁当作りを休みたい日、野菜が高いときにも便利です。ただし、買うのはなるべく特売日や割引デーのときを狙いましょう。

魚は生で買うなら鮭やさばなどの青魚など、旬の安いものを選び、それ以外は、日持ちがするツナ缶やいわし缶、魚肉ソーセージなどの加工品を選ぶなどバリエーションをつけるとよいですよ。

野菜の価格はその年の気象によって大きく変わるので、高いと思ったら加工野菜にも頼りましょう。生野菜が高騰しているときは、価格が安定しているカット野菜や冷凍野菜の方が割安になることがあります。

本当に安いかを考える

肉のパックが安く見えても飛びつかずに、単価をチェックしましょう。肉なら100g単価、豆腐3個パックなら1個あたりの単価を見て、お得度がイマイチだったら特売でも見送るのが無難です。本当にお得かどうか見極めましょう。

醤油やみりんなど大容量のほうが得に決まってますが、使い切れなければ結局ソンですよね。そこで消費ペースが遅いものは小さいサイズを選んで、確実に使い切るようにしましょう。
本当に安いかを考える

オススメの節約食材

予算オーバーしそうなときは、肉や魚の量をちょっと減らし、別の食材を使ってコッソリ「かさ増し」して乗り切りましょう。オススメの食材は豆腐、はんぺん、もやし、えのき茸、おからで、どれも白い食材なので覚えやすいですよね。「混ぜる」「刻む」「つぶす」を駆使すれば、ひき肉に混ぜたりして活躍してくれます。

常に冷蔵庫に置いておきたいのは豆腐、油揚げなどの大豆食品、ソーセージやちくわ、魚肉ソーセージなどの加工品、それに卵です。これらは安くて使い道が多いうえに、冷凍もできて長持ちでとっても嬉しい食材なのです。

知っておきたいテクニック

スーパーなどではたくさんの種類の調味料が売られています。ですが、買ってはみたけど数回しか使わないで賞味期限を迎えてしまうこともありますよね。実は、用途ごとに買わなくても、醤油、お酢、砂糖などベーシックな調味料を組み合わせれば作れるものや、近い味を出せるものも多くあります。

例えば、ポン酢はめんつゆと酢で代用ができますし、ナンプラーは薄口しょうゆとオイスターソースで代用ができたりします。すぐに買うのではなく、まずは今ある調味料が活かせるか調べてみましょう。こんなものも作れるのか、と新しい発見もあるかもしれませんよ。

まとめ

冷蔵庫は他人に見られることが少なく、ブラックボックスになりがちな存在です。ですが、中身を出してチェックすると、本当はいらなかったムダなものや、自分のクセを知ることができる貴重な機会になるはずです。

冷蔵庫の中にどこに食材を置くかルールを決めて、見やすくする工夫をすれば、使いきれなかったということを防ぎやすくなります。安いときに必要なものだけを厳選して買うのも家計を改善するポイントになってきます。上手く冷蔵庫をコントロールして、ムダなくお金が貯まる仕組みを作っていきましょう。

引用書籍:「節約女王のお金が貯まる冷蔵庫」( 武田 真由美 著/主婦と生活社 )2018年5月出版

節約女王のお金が貯まる冷蔵庫」( 武田 真由美 著/主婦と生活社 )2018年5月

出版社・書籍紹介:「節約女王のお金が貯まる冷蔵庫」( 武田 真由美 著/主婦と生活社 )2018年5月
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