【年齢別】保育園入園までに準備する物一覧とポイントを紹介！

子どもの保育園入園にあたり、「入園準備はいつから始めるべき？」「必要な持ち物がわからない」とお悩みの方もいるのではないでしょうか。保育園では、年齢によって必要な持ち物が異なることが特徴です。また、持ち物を購入する前に確認しておきたい注意点もいくつかあります。

そこで今回は、保育園の入園準備を始める時期や、年齢別の必要な持ち物について紹介します。

保育園の準備は説明会後でOK

保育園によって必要な持ち物は異なるため、入園説明会後に準備を始めるのが一般的です。説明会は、4月入園の場合、2～3月に開催される保育園が多いようです。

保育園によっては、必要な持ち物のリストが配布されます。サイズや形状が指定されている持ち物もあり、指定外のものを購入してしまうと保育園では使用できないため、説明を受けてから用意するのが安心です。

保育園の入園までに準備しておく物一覧【全年齢】

保育園で必要な持ち物は、年齢によって異なりますが、基本的な持ち物は全年齢で共通です。全年齢で準備しておく物は、以下のとおりです。

• ▼通園バッグ
• ▼着替えセット
• ▼お昼寝用の布団セット
• ▼手拭きタオル・口拭きタオル
• ▼歯ブラシ・コップ

ここでは、それぞれの持ち物について詳しく解説します。

通園バッグ

保育園への通園には、持ち物を入れる大きめのバッグが必要です。保育園によっては指定のバッグがありますが、ない場合は着替えやタオルなどが入る大きさの物を選びましょう。

自分で荷物を持ち運べない乳児クラスの子どもの場合は、保護者が使いやすいバッグがおすすめです。

幼児クラスになると、自分でバッグを持てるようになるため、リュックサックや肩掛けバッグなど、子どもが持ちやすいタイプを選びましょう。

着替えセット

保育園では、食事や遊びなどで服が汚れることがあるため、着替えセットが必要になります。着替えは下着（肌着）、上下の服（ロンパース）、靴下のセットを2〜3セット以上用意しましょう。

安全面を考慮して、フードやひもがついている服、けがをしやすいスカートなどはなるべく避けてください。保育園によって、裏起毛の服はNG（汗をかいて体を冷やしやすいため）など、細かいルールがあるので、家庭と保育園で服を兼用にする場合は、保育園でも着用できるか確認してから購入しましょう。

お昼寝用の布団セット

お昼寝用の布団は、保育園によって必要な物が異なります。シーツや枕などが一緒になっている布団セットが必要な場合もあれば、かけ布団のみ用意すれば良い場合もあるため、事前によく確認してから用意しましょう。

また、布団は定期的に持ち帰って家庭で洗濯する必要があります。収納バッグ付きのお昼寝セットを用意しておくと、持ち運びに便利です。

手拭きタオル・口拭きタオル

タオルは、手拭きタオルと口拭きタオルの2種類が必要です。毎日使用するものなので、それぞれ多めに購入しておくと安心です。

保育園によっては、手拭きタオルはフックにかけて使用できるループ付きのタイプを指定される場合があります。

歯ブラシ・コップ

食後の歯磨きに使用する歯ブラシと、口をゆすぐときに使用するコップを準備しましょう。歯ブラシとコップを持参する時期は、保育園によって異なります。通う予定の保育園では、何歳児クラスから必要なのか事前に確認が必要です。

歯ブラシは、同じものを使い続けるのではなく、子どもの歯の成長に合った歯ブラシに都度交換することをおすすめします。

また、口をゆすぐ用のコップと水分補給用のコップの2種類が必要な保育園もあります。その場合は、子どもや先生が間違えないように、色や柄が異なるコップを準備しましょう

保育園の準備物リスト【0歳・1歳】

0〜1歳児は、基本的な持ち物に加えて以下の持ち物が必要です。

• ▼おむつ・おしりふき
• ▼離乳食用スプーン・フォーク
• ▼離乳食用エプロン・スタイ
• ▼ビニール袋
• ▼粉ミルク・哺乳瓶

ここでは、それぞれの持ち物について詳しく解説します。

おむつ・おしりふき

0歳、1歳クラスの子どもには、おむつとおしりふきの準備が必要になります。枚数には個人差がありますが、1日に4〜5枚程度が目安です。

おむつの持参方法は、毎日数枚を家庭から持参したり、はじめにまとめて持っていき、使用した分を補充したりするなど保育園によってさまざまです。子どもが通う保育園がどのような方針なのか、確認しておきましょう。

また、おむつやおしりふきには、必ず名前を記入しましょう。おむつへの記名には、おなまえスタンプやはんこを使うと便利です。さらに、おむつやおしりふきがバッグの中でバラバラにならないよう、ポーチに収納しておくとスムーズに持ち運ぶことができます。

離乳食用スプーン・フォーク

離乳食が始まった子どもには、専用のスプーンやフォークが必要です。普段から使い慣れている物を準備しておきましょう。毎日使用するため、予備も準備しておくと安心です。専用のケースに入れて、清潔に持ち運べるようにしましょう。

離乳食用エプロン・スタイ

離乳食用のスプーン、フォークとあわせて、食べこぼし用のエプロンやスタイを準備しましょう。布製やシリコン製など、保育園から指定される場合があるので、事前に確認しておきましょう。

食べこぼしても取りかえられるように、複数枚用意しておくと安心です。

ビニール袋

使用済みのおむつや、汚れた服を入れるビニール袋が必要な保育園も多いです。持ち手の付いたレジ袋や小さめのポリ袋など、保育園の指示に従って3〜4枚程度準備しましょう。

粉ミルク・哺乳瓶

粉ミルクや哺乳瓶は、保育園で用意してくれる場合もありますが、各家庭で準備が必要な園もあります。家庭で用意する場合は、普段子どもが飲んでいるメーカーのミルクと使い慣れた哺乳瓶を用意しましょう。

保育園の準備物リスト【2歳以上】

2歳以上になると、できるようになることが増えるため、0歳・1歳とは異なる持ち物が必要になります。子どもが使いやすい物を基準に選びましょう。

2歳以上の子どもに必要な持ち物は以下のとおりです。

• ▼靴・上履き
• ▼水筒
• ▼スプーン・フォーク
• ▼レインコート・傘・長靴

それぞれについて詳しく解説します。

靴・上履き

1人で歩けるようになったら、自分で脱ぎ履きしやすく、走りやすい靴を用意しましょう。以下の写真に示すような面ファスナーの靴は、ひとりで脱ぎ履きしやすいので通園用におすすめです。

また、室内で使用する上履きも必要です。持ち運びのために、上履き入れも一緒に準備しましょう。この時期の子どもは、足が急速に成長するため、定期的に靴や上履きのサイズが合っているか確認してください。

水筒

保育園によっては、水分補給用に水筒の持参が必要な場合があります。保育園で指定された条件の中から、子どもが使いやすいタイプを選びましょう。子どもが自分で持ち運ぶときに負担にならないよう、軽量なタイプを選ぶのがおすすめです。

首や肩からかけるタイプの水筒は、転倒時に腹部に当たって内臓損傷などの大事故になった事例があることが消費者庁から報告されています[1]。そのため、ショルダーストラップのある水筒は避け、バッグやリュックサックに入れて持ち運ばせるのが望ましいです。

スプーン・フォーク

離乳食を卒業したら、子ども用のスプーンとフォークを使用します。1人で食事ができるように、子どもが使いやすい重さや形状の物を選びましょう。毎日使用するため、予備も購入しておくと、洗い忘れたときや保育園に置いてきてしまったときも困りません。

あわせて、ランチョンマットやランチクロスが必要な場合もあるため、事前に確認しておきましょう。

レインコート・傘・長靴

雨の日の通園には、雨具が必要です。小さいうちは安全を考慮して、傘ではなく、レインコートやレインポンチョと長靴を準備するのがおすすめです。

傘を使えるようになってきたら、子どもが持ちやすい重さやサイズの傘を用意しましょう。傘の先端が尖っていない丸い形状のものや、けが防止の安全カバーがついているものが安心です。

また、背の低い子どもは、大人や車の運転席からは見えづらくなることがあります。そのため、目立つ色の傘にすると事故を未然に防げるでしょう。

保育園の準備をするときのポイント

ここからは、持ち物選びのポイントや、準備の際の注意点について詳しく解説します。

紹介する2つのポイントを確認して準備を進めましょう。

園からの指示を確認する

入園説明会では、持ち物の形状やサイズ、素材などの具体的な指示があります。指定外のものを購入してしまうと、保育園では使用できないため、必ず園の指示を確認してから準備を始めましょう。

保育園によって、必要な持ち物やルールは異なります。たとえば、「スカートはNG」「水筒の形状に指定がある」など、細かい決まりがある保育園もあるため、説明会前に買いそろえないよう注意しましょう。

持ち物には名前を記入する

保育園では複数人の子どもが同じ空間で過ごすため、すべての持ち物に記名が必須です。肌着やおむつなどにも記名しましょう。

名前はひらがなで書き、同じ名前の子がいる場合もあるため（年度の途中から入園することも）、フルネームで書くようにしましょう。子ども自身がひらがなを読めない場合は、自分の物だと分かるマークも付けておくのがおすすめです。

油性ペンやお名前シール、スタンプなどを使用して、消えたりはがれたりしないように工夫しましょう。

まとめ

保育園の入園準備では、子どもの年齢によって必要な持ち物が異なります。入園説明会で保育園からの指示を確認して、計画的に準備を進めていきましょう。

また、持ち物には名前の記入が必要なので、説明会が終わったら早めに準備に取りかかることがおすすめです。