春休みはいつから始まる?学校や都道府県別に紹介
そこで今回は、地域ごとの春休みの期間や、春休みの期間の過ごし方、新学期に向けた準備などについて解説します。
目次 [CLOSE]
春休みはいつからいつまで?
まずは一般的な春休みの期間について見ていきましょう。
春休みは「3月25日〜4月5日」が基本
全国の多くの学校(小学校~高校)では、春休みを3月25日頃から4月5日頃までと定めています。
ただし、これはあくまで一般的な期間であり、各都道府県や地区町村、公立・私立など、学校の条件によって期間に違いがあります。そのため、具体的な日程については、通っている学校に確認するのが確実です。
中学校や高校では、地域に準じた春休みを設けているケースもあるでしょう。一方で、保育所や保育園には春休みがない場合が多いです。
大学の春休みは「2月下旬〜4月上旬」
大学の春休みの期間は、大学によりさまざまです。一般的には後期の試験が終了する2月上旬から、新学期が始まる4月下旬までとなっていますが、大学や学部、さらにはカリキュラムによって異なり、早い場合には1月下旬から春休みに入るケースも存在します。
大学生はこの長い休みを利用してインターンシップに参加したり、旅行や趣味の時間に充てたりすることが多いです。また、大学によってはこの期間に特別なプログラムやセミナーが開催されることもありますので、各大学のカレンダーを参照することをおすすめします。
小学校の春休みの期間は地域によって異なる
前述のとおり、学校の春休みは地域によって日数や期間が異なります。ここからは、小学校の春休みに関して、それぞれの地域の一般的な春休みの期間を解説します。
北海道・東北地方:3/25~4/6頃
北海道や東北は冬休みが13日程度と長い傾向にあり、春休みがその分少し短くなるところが多いようです。
ただし、山形県や岩手県については3/18~4/6頃を春休みにしている小学校が多く、20日間程度と全国でも特に長い春休みをとる傾向にあります。
関東地方:3/25~4/9頃
関東地方は、春休みの開始日と終了日が県によって異なるのが特徴です。
その中で、千葉県や神奈川県は3/25~4/5頃の12日間程度と、期間が短い傾向にあります。
中部地方:3/25~4/6頃
中部地方の一般的な春休みの期間は3/25~4/6頃の13日間程度ですが、長野県は3/15~4/5頃の22日間程度、静岡県は3/18~4/6頃の20日間程度で、春休みの期間が長い小学校もあります。
中部地方の多くの県は全国平均とそこまで日数に差がありませんが、長野県と静岡県は全国でも春休みが長い県と言えるでしょう。
近畿地方:3/25~4/9頃
近畿地方も、各県によって春休みの日数・期間にばらつきが多いエリアです。例えば、京都府は18日間程度の休みを設けていますが、三重県では11日間程度です。
近畿地方全体で見ると、3/25~4/9頃の16日間程度が一般的な春休みの期間です。
中国・四国地方:3/25~4/9頃
中国・四国地方の春休みは3/25~4/6頃、もしくは4/9頃までが一般的です。
13~16日間程度の県が多い中、広島県は4/5頃までの12日間程度とやや短い傾向にあります。
九州・沖縄:3/25~4/6頃
九州・沖縄地方の場合は、おおむね12~14日間程度が春休みとなります。ただし、熊本県と大分県は長い傾向にあり、16日間程度です。
期間は3/25~4/6頃までが一般的です。
春休みにおすすめの過ごし方
夏・冬休みに比べると日数が短めの春休みですが、過ごし方次第でお子さんは充実した日々を過ごせます。
春休み期間中の、おすすめの過ごし方をご紹介します。
旅行・帰省
春休みは子どもたちにとって、新学期が始まる前のわずかな自由時間です。そのため、旅行や帰省はおすすめの過ごし方のひとつとなります。
春休みは宿題が出ない学校も多く、旅行計画を気軽に立てるのに適しているタイミングです。そのため、見たことのない景色を一緒に発見したり、懐かしい場所を再訪したりすることで、忘れられない思い出を作る絶好のチャンスとなります。
また、家族で過ごす時間も貴重なものになります。普段なかなか会えない祖父母の家に帰省することも、家族の絆を深め、子どもから大人まで温かい思い出を作る機会になるでしょう。
レジャー施設へお出かけ
レジャー施設へのお出かけは、親子間のコミュニケーションを深める最適なきっかけにもなります。
学校や仕事で忙しく過ごしていると、どうしても親子で過ごせる時間が少なくなるもの。その意味で、テーマパークや動物園、水族館といった施設で過ごす時間は、子どもたちの社交性や好奇心を刺激すると同時に、親子で新たな体験を積める機会でもあります。
ただし、春休み中のレジャー施設は人気が高く、混雑することが予想されます。余裕をもって計画を立て、事前に入場券やアクティビティを予約しておきましょう。そうすることで、当日はスムーズに施設を楽しむことができ、待ち時間も短縮できます。
イベントの参加
職業体験や工場見学などの教育的なツアーに参加したり、地域の公民館で開催されるさまざまなイベントに参加したり。こうした体験は、子どもたちの春休みを充実させるのにぴったりです。学校の枠を超えた活動で、子どもたちの新たな興味・好奇心を広げてもらいましょう。
「どこに行けばよいかで悩む」という場合は、季節のイベントを採り入れるのもおすすめです。例えば、春を祝う雛祭りにちなんだ工作や、家族でお彼岸のぼた餅を作るなどの伝統的な活動をすることは、文化的理解を深め、家族の絆を育む貴重な時間になります。
科学館や博物館に行く
春休みは、新しい知識や経験を得る絶好のチャンスでもあります。この時期に科学館や博物館へ足を運ぶことは、教室の外で学ぶ、生き生きとした学習体験につながるでしょう。
科学館では、実験を通じて化学の原理を直接体験することができ、子どもたちの科学に対する理解と興味を深められます。また、親子で訪れることで、共有の体験が話題の種となり、家庭内でのさらなるコミュニケーションを促してくれるでしょう。
春休みで終わらせよう!新学期に向けた準備
中学校以上ともなると、春休み中は新学期のテストに向けた勉強や受験勉強が新学期に向けた準備となります。一方、小学生の場合には授業の復習や必要な持ち物の準備も忘れずに行いたいものです。詳しく見ていきましょう。
前年度の総復習
まずは勉強から。春休みは前年度の勉強をざっと振り返るのに最適なタイミングです。復習に力を入れることで、しっかりと学びが身につき、新年度から始まる新しい授業の準備になるでしょう。
復習のポイントは「分かるところは簡単に、分からなかったところはしっかりと」です。理解が不十分な状態で、何となくやり過ごしていた箇所があるなら、そこをピックアップして重点的に勉強しましょう。
1年の勉強を振り返るには、複数の科目が1冊にまとまった総復習用の問題集などがおすすめです。
必要な持ち物の準備
勉強とは別に行っておきたいのが必要な持ち物の準備です。
新学期に向けて、あらかじめ学校側から給食袋や雑巾などの用意をお願いされていることも多いので、必要に応じて買い足したり作ったりしましょう。
また、筆記用具や授業で使う道具類も確認してください。例えば、小学三年生に上がるタイミングでは、書道の授業が始まる学校が多いです。書道セットなど、用意が必要なものがあれば購入しておきましょう。
なお、こうした準備はお子さんと一緒に行うのがおすすめです。整理整頓や持ち物の準備などの習慣付けになる良い機会になるでしょう。
新学年に向けた予習
スケジュールに余裕があるのなら、新学期から始まる勉強に向けた予習もはじめましょう。まずはどのような学習項目があるのかを知っておくだけでも、余裕を持って授業に臨むことに役立ちます。できれば5月くらいまでの単元を予習しておくと、よりスムーズに新学期を迎えられます。
なお、春先はクラス替えなどで環境が大きく変わるタイミングでもあります。お子さんによっては、その違いに戸惑って勉強に集中できないことも少なくありません。その意味でも、春休みのうちに余裕を持つための準備を行うことは大切です。
まとめ
全国的に見た場合、春休みの開始日は3月25日、終了日は4月5日が一般的です。ただし、都道府県や学校によって期間はさまざまですので、詳しくはお子さんが通う学校に直接確認するのがよいでしょう。
また、夏休みに比べて期間は短いものの、春休みを有意義に過ごすことはお子さんの健やかな成長にもつながります。お出かけや新学期の準備なども含め、ぜひ計画を立ててみてください。
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