
ラン活はいつから? 購入までの流れや失敗しないポイントを紹介
この記事では、ラン活の基本的なスケジュールや成功のコツ、後悔しがちなポイントについて詳しく解説します。これからラン活を始める方にとって役立つ情報をまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
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ラン活とは?いつから始めるもの?
ランドセル選びは、小学校入学を控えた子どもを持つ保護者の多くが経験するものです。
近年ではランドセル選びに力を入れる保護者が増えており、入学の1年半前などの早い時期からラン活をスタートする家庭が多くみられるようになってきました。
ここでは、ラン活とは何か、いつから始めるものなのかを紹介します。
ランドセルを購入するための活動
ラン活とは、子どものランドセル購入のために行う活動のことで、子どものためにできるだけ良いものを用意したいという保護者の思いから生まれた言葉です。
ラン活に力を入れる保護者が増えている理由には、ランドセルが多様化した点が挙げられます。ランドセルの機能や色、種類が増えたことで最適なものが分からないと悩んだり、インターネットの普及によって情報量の多さに混乱したりする保護者も増えているようです。そのため、ランドセル選びに時間をかけ、慎重に検討する傾向が強まっています。
また、「ランドセルは子どもに合うものを厳選したい」との意識から、子どもの体型やライフスタイルに合ったランドセルを選ぶため、早めに準備を始める家庭が増えているのです。
ラン活を始めるのは早くて年中さん(4~5歳)の9月
ラン活を始めるタイミングの目安は、年中さん(4~5歳)の9月です。この時期になると、翌々年度向けのランドセルに関する資料請求の受付がスタートします。
特に、人気モデルや高級ブランドのランドセルを検討している場合は、情報収集を早めに始める必要があります。一般的なメーカーよりも展開が早いため、中には、同じ年の1月ごろ(年少さん)から情報を集める親御さんもおられます。
資料請求を通じてデザインや価格を比較し、子どもと一緒に検討を始めることで、希望に合ったランドセルをスムーズに選べます。入学年別にラン活を開始する時期の目安を、以下にまとめました。
入学年別のラン活開始目安
生年月日 | 入学年 | 準備開始時期 |
---|---|---|
2019年4月2日 ~2020年4月1日 |
2026年4月 | 2024年9月 |
2020年4月2日 ~2021年4月1日 |
2027年4月 | 2025年9月 |
2021年4月2日 ~2022年4月1日 |
2028年4月 | 2026年9月 |
上記のタイミングでラン活を始めれば、希望するデザインやブランドの選択肢が広がり、納得のいくランドセル選びができるでしょう。
なお、一般的には小学校入学の1年前(年長さんに上がったタイミング)からラン活を始める人が多いとされています。人気モデルや高級ブランドへのこだわりがあまりない場合は、そこまで急ぐ必要はなさそうです。
また、実際にランドセルを購入する時期は、年中さんから年長さんに上がる時期、または上がった直後の3~5月が多い傾向にあります。3月以前にはすべてのメーカーの商品が出そろっていない場合もあるため、実物を見てから決めたい場合は年中さんの3月以降がおすすめです。
ラン活の流れ・スケジュール
ここでは、ラン活のスケジュール例を紹介します。人気のメーカーやブランドものは売り切れるのが早いので、気になるメーカーがある場合は早めにチェックしておきましょう。
ラン活のスケジュールは、次のとおりです。
ラン活スケジュールの目安
時期 (年中さんの年度) |
活動 |
---|---|
~8月 | 情報収集 |
9月 | 資料(カタログ)の受付開始 |
10~12月 | ラインナップ公開・先行販売開始 |
1~2月 | 予約・注文受付開始 |
3月 | 展示会開催 |
3月以降 | 一般モデルの販売開始。 時期によりセールなども開催。 |
なお、欲しいランドセルによってラン活のスケジュールは異なるため、必ずしもこの通りに進める必要はありません。定番モデルは通年で在庫がある場合も多いので、こだわりがなければもう少しゆっくりのスケジュールで大丈夫です。
情報収集:前々年度(年中さん)の8月まで
ラン活を早めに始めるのであれば、年少さんの1〜2月を目安に前年度版のカタログを取り寄せることから始めます。カタログを早めに取り寄せておくことで、子どもの好みや予算を考えつつ、余裕を持って欲しいランドセルを絞り込めます。
年中さんの夏ごろまでは情報収集の期間とし、各メーカーの特徴や販売スケジュールを把握しておきましょう。情報が多く候補が絞れない場合は、デザイン(色や形)・機能性(ポケットの数や軽さ)・保証の手厚さなどの重視する点や優先順位を決めると整理しやすくなります。
可能であれば、通学にかかる時間や道のりも踏まえて検討しましょう。
試着・最終決定:前々年度(年中さん)の9~12月
早いところでは、8~9月から翌々年度用のカタログ受付がスタートします。このタイミングで具体的な商品ラインナップを確認し、これまで集めた情報を基に厳選して最終決定へと進めましょう。
11~12月ごろには一部メーカーが先行販売や注文受付を開始します。取扱店舗で購入候補のランドセルを試着し、ランドセルのサイズや重さ、機能性を実際に確認しましょう。年末年始の帰省中に、祖父母からの意見を聞くのもおすすめです。
予約・購入:前々年度(年中さん)の1~2月ごろ
1月からは、先行販売や注文受付を開始するメーカーが増えてきます。欲しい商品が決まっていれば注文して問題ありません。ただし、全商品がまだ出そろっていない可能性がある点に注意が必要です。
なお、多くのメーカーやブランドが3月の展示会に出店し、先行販売を実施します。競争率の高い商品以外は、この展示会で比較検討するのがおすすめです。ランドセルの購入時期は5~7月ごろがピークといわれていますが、夏以降は完売商品が増え、選択肢が狭まる可能性があります。
また、10月以降や年明けには、多くのブランドで売れ残ったランドセルの値引きセールを実施します。夏までと比べて選択肢は減りますが、コストを抑えたい場合は狙い目のタイミングです。
ラン活を成功させるコツ
ラン活は、おおまかなスケジュールを立てることはもちろん、成功につながるコツを押さえておくことも大切です。ここでは、ラン活を成功させる4つのコツを解説します。
情報収集はなるべく早くから
情報収集は早く始めるに越したことはありません。「存在を知ったときにはもう売り切れ」となる状況を避けるためにも、早い段階から動き出すことが大切です。
特に、職人がこだわりをもって製造する工房系のメーカーやブランドもののランドセルは人気が高く、早い段階で売り切れてしまう可能性があります。一方で、老舗メーカーや定番モデルの商品は通年で在庫があるケースが多いため、必ずしも急ぐ必要はありません。
その時々の流行りのデザインや色があるので、選ぶというよりも参考にするつもりで情報を集めると良いでしょう。
色やデザインだけでなく保証や機能性も確認
ランドセルを購入する際は、実際に試着する機会を設けることが重要です。重さや大きさ、クッション性や背負い心地など、本当に「欲しい」と思えるランドセルは試着することで定まってきます。希望するランドセルが決まっていなくても、展示会や店舗で実際に試着することで、欲しい色やデザインが明確になる場合もあります。
また、ランドセルを購入する際は、メーカーごとの機能性における違いを把握し、子どもの希望も踏まえた最適なものを選びましょう。重さや耐久性を重視するメーカーもあれば、背負った際のフィット感を大切にするメーカーなど、傾向はさまざまです。
特に、容量は重視したいポイントです。小学校にあがると多くの荷物を自分で持つ必要があるため、教科書や筆箱、A4フラットファイルなどをしっかり収納できるか確認してください。
さらに、保証が付いているランドセルを選んでおくと、万が一壊れてしまった場合でも安心です。ランドセルの耐久性は高いですが、6年間子どもが使うことを考えると、修理保証付きの製品を選ぶのがおすすめです。
デザイン選びは6年間使うことを念頭に
ランドセルは、6年間使用することを前提に選ぶ必要があります。特徴的なデザインの製品を選んでしまったばかりに、高学年になる頃にはほとんどランドセルを使わなくなってしまった、なんてケースも珍しくありません。
子どもの好みや感性は年々変化していくため、高学年になっても使いやすい色やデザイン選びを保護者がサポートすることが重要です。
仲良しの友達や学校の雰囲気など、外部の影響も考慮しながら選ぶと失敗が少なくなります。入学から卒業までの学校生活に寄り添うものだからこそ、色やデザインは子どもと一緒にじっくりと話し合いながら選びましょう。
子どもに選ばせるのは候補をしぼってから
ランドセルの種類は非常に多く、同じ色でもデザインや機能性が異なります。全種類から1つのランドセルを選ぶまで、すべてを子どもに任せるのは難しいため、ある程度大人が選択肢を絞ったうえで最終決定を子どもに任せるとスムーズです。
ただし、実際に6年間使用するのは子ども自身なので、子どもの意見もしっかり取り入れることが大切です。
ランドセル選びで後悔しないためには?
ランドセルは決して安い買い物ではありません。6年間使い続けるものでもあるため、選ぶ際は後悔のないようにしたいものです。後悔が残らないよう、事前に失敗しやすいポイントを把握しておきましょう。
以下は、ランドセル選びで後悔・失敗しがちなポイントです。
- 色やデザインを子どもが気に入らなかった
- こだわりポイントがなく愛着がわかなかった
- オーダーメイドが良かった
- 素材選びに失敗した
- サイズが合わなかった
- 重い
- 背負いにくい
- 反射材を使っていなかった
- 6年間保証がなかった
なお、選択肢が少なくなるため、入学間近のギリギリのタイミングで購入するのは避けるのが無難です。デザインや機能性の面で満足できず、後悔してしまうことが多いです。
デザインはもちろん、素材、サイズ感、重さ、背負いやすさ、反射材の有無などの「機能性」は着用時の快適さに大きく影響を与える要素です。これらの要素は本人が6年間継続して使えるかどうかを大きく左右するため、慎重に検討しましょう。
また、オーダーメイドのランドセルで特別感をプラスすることで、より満足度の高い選択になる場合もあります。ランドセルを購入する際は子どもの希望をしっかりと聞きつつ、保護者にとっても納得のいく買い物になるよう意識してみてください。
まとめ
ラン活は、小学校入学の1年以上前、年中さんの9月ごろから余裕を持ってスタートすることで、後悔のないランドセル選びを実現できます。カタログの取り寄せから予約・購入までのスケジュールを立てたうえで、子どもの希望にマッチするランドセルを選びましょう。
また、情報収集の開始時期を早めに設定し、保証の有無や機能性、そして子どもにとっての使いやすさを確認することがポイントです。この記事で紹介した内容を参考に、後悔しないラン活の準備とスケジュール運びを意識しながら、納得のいくランドセルを選んでください。
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