小学校の入学準備に必要な持ち物リスト!準備を始める時期も解説
そこで今回は、入学準備を始めるべきタイミングや、入学前に準備しておきたいものをまとめて紹介します。一口に「入学準備」といっても、準備すべきものやタイミングが異なります。本記事ではさまざまな視点での入学準備について紹介しているので、小学校の入学を控えた子どもがいる方は参考情報としてお役立てください。
目次 [CLOSE]
入学準備を始めるタイミングは?
入学準備は、入学年度から見て「前年度」のうちから進めておくのがおすすめです。
前年度の1月~2月頃に実施される、入学説明会を終えたタイミングで始めると良いでしょう。入学説明会では、入学時に必要なものについても説明があるので、説明会の内容を参考に準備を進めることで準備するものや手続きの漏れがなくなるでしょう。
また、10月から11月ごろに実施される、就学時検診に参加するタイミングで入学準備を開始するのもおすすめです。就学時検診とは、小学校への入学を控えた子どもが、入学予定の学校で受ける健康診断を指します。
さらに、学童保育から申し込み案内が送られてくるタイミングで、入学準備を始める方もいます。学童保育を利用しようと考えている方は、入学準備を進めるのとあわせて確認しておきましょう。
なお、筆記用具などいつでも購入できるものは入学年になってからでも問題ありませんが、ランドセルは注文が集中することも考慮し、前年度もしくはそれよりも前の時点から準備しておくのがおすすめです。
入学前に準備する持ち物
入学前に準備しておくべき持ち物は、以下のとおりです。なくさないよう、すべてに名前シールを貼っておくと良いでしょう。
また、給食袋は巾着袋が主流ですが、念のため入学前に学校に問い合わせて、どの形の給食袋にすべきか確認しておきましょう。
- ランドセル
- 学習机
- 上靴(上履き)
- 上靴入れ
- 筆記用具
- ネームペン
- 下敷き
- ノート
- 連絡帳
- 自由帳
- ファイル
- 文房具(定規・のり・消しゴム・ハサミ・鉛筆など)
- お道具箱
- 体操服袋
- 給食袋
- ランチョンマット
- 歯磨きセット
- 防犯ブザー
ここで紹介したリストを参考にしつつ、先輩ママや同級生のママの意見なども取り入れて必要な持ち物を準備しましょう。
学校側が準備してくれる持ち物
小学校への入学の場合、以下の持ち物は学校側が準備・配布してくれることもあります。
- 教科書
- 名札
- 体操服
- 体操着
- 算数セット(時計・数え棒・おはじきなどのセット)
- ランドセルカバー
ただし、学校や地域によっては準備してもらえるものが異なります。また、場合によってはこれらを個人で準備する必要もあるため、事前に確認しておきましょう。
入学式後に学校の指示で購入する持ち物
入学後、学校から指示を受けて購入する持ち物もあります。
- 水着
- 水泳帽
- 体操服のジャージ
- 習字セット
- リコーダー
- 絵具
- 筆
- 彫刻刀
- 裁縫セット
上記は、授業の進行具合によって必要な時期が異なるため、入学時にまとめて購入する必要はありません。
ものによっては、入学から数年経ったタイミングで必要になるものもあるでしょう。上記で紹介した持ち物は、学校から必要なタイミングを提示されたときに準備しましょう。
「入学説明会」の案内に従った準備が必要
学校によって準備する持ち物や入学前に保護者が行うべき手続きは異なるため、「入学説明会」に参加したうえでの準備が必須です。
小学校の多くでは、入学前に入学説明会が開催されます。入学説明会とは、学校としての教育方針や保護者に協力してもらいたいことについて、学校側から説明を受ける機会のことです。多くの場合、1月から2月の間に開催されます。
入学説明会では主に、入学に必要な準備や入学後の生活習慣、学校生活についての説明を受けられます。入学説明会時に、事前に進めておくべき準備が記載されたリストをもらえる場合もあるため、リストに従って準備をしておけば間違いはないでしょう。
入学準備にかかる費用は「6万円」ほど
入学準備にかかる費用は、およそ6万円程度が相場とされています。以下に、入学時に準備すべきものそれぞれにかかる費用の内訳を掲載しているので、参考にしてください。
入学時に準備するもの | 費用 |
---|---|
ランドセル | 3~4万円 |
上靴(上履き) | 2,000円 |
筆記用具全般 | 3,000円 |
ノート類 | 2,000円 |
文房具類 | 5,000円 |
給食類 (給食袋、ランチョンマットなど) |
1,000円 |
歯磨きセット | 500円 |
防犯ブザー | 1,000円 |
上記に加え、自宅に学習机も購入する場合は、相場である1〜10万円ほどが上乗せされます。
また、個人で教科書を揃える学校の場合は、教材費もあわせて用意しなければなりません。そのほか、入学式に着用するスーツや靴など、スポットで発生する費用も加味する必要があるため、実際には6万円以上の出費がかかる可能性があることも前提にしておいた方が良いでしょう。
なお、入学準備にかかる費用が家庭にとって大きな負担となる場合は、経済的理由による就学困難が懸念される児童・保護者を対象にした「就学援助制度」を利用することで、学用品や給食費などの援助が受けることもできます[1]。
入学前に「生活習慣の準備」もしておこう!
小学校の入学前には、持ち物だけでなく入学後の生活習慣に関する準備を進めておくことも重要です。ここでは、小学校の入学前にしておくべき、生活習慣の準備を3つ紹介します。
早寝早起きの習慣をつける
小学校は始業時間が決まっているため、遅刻しないような時間に早起きできるよう習慣づける必要があります。保育園・幼稚園のときから早起きが苦手だった場合は、特に意識してトレーニングしておきましょう。
また、早起きできるよう、早寝を習慣づけさせるのも大切です。早寝早起きが身につけばスムーズに登校できるのはもちろん、もっとも集中できる時間帯とされる午前中をすっきりした状態で迎えることができるでしょう。
持ち物の準備や着替えを自分でする
登校時の持ち物準備や、登校前の着替えを子どもが自分でできるようトレーニングしておくことも大切です。
これらは、小学生になる前は保護者が準備することが多いと思いますが、小学校では自分でしなくてはいけないと教えることから始めましょう。また、当日ではなく前日に準備することで、余裕を持って登校できることも教えてあげてください。
持ち物の準備に関しては、寝る前の習慣として早寝早起きを身につけさせる流れで教えるとスムーズです。また、着替えについては、日頃から自分で着替えられるよう、休日などの着替えから徐々に慣れさせることが大切です。
通学路や交通ルールの確認
保護者が送迎する保育園や送迎バスのある幼稚園とは異なり、小学校に上がると子どもが自分の足で学校まで行かなければならないケースが多いです。その場合には、家から学校に向かうまでの通学路を子どもと一緒に歩いて覚えさせてあげましょう。
また、道を覚えるのと並行して、交通ルールも教えてください。一般的な交通ルールはもちろん、通学路の中でも車の往来が多い場所や信号のない横断歩道など、歩くうえで注意が必要な場所の歩き方をしっかり教えてあげましょう。
入学前にできる「学習準備」
入学前には、授業についていけるような準備を進めることも大切です。ここでは、入学前にできる以下3つの学習準備について解説します。
読書を習慣づける
読書は、学習の素地を育むうえで最適な方法です。日頃から読書をしている子どもは、教科書に書かれている内容を素早く理解できます。
最初は絵本などの簡単なものから、本を読むことそのものに慣れるようサポートしてあげましょう。また学校の授業では音読も多いことから、自宅でも音読で読書するのがおすすめです。
読書が苦手な子どもも多いので、本屋や図書館へ一緒に行ったり、本を一緒に読んだりして、読書自体を好きになってもらうところから始めてみましょう。
鉛筆の持ち方を身につける
鉛筆を正しく持てると字を早くきれいに書けるようになり、授業を受けるうえでのメリットがあります。反対に、正しい鉛筆の持ち方を身につけておかないと、疲れやすく集中できないといった弊害があるため、入学前にトレーニングしておくことが大切です。
鉛筆の持ち方は学校で指導されないことも多く、基本的には自宅で身につけさせる必要があります。
数字に触れておく
小学校から算数の授業が始まるため、授業が始まる前に数字に触れておくことも大切です。トランプやサイコロなど、遊びの延長で触れられる部分から数字に慣れさせてあげましょう。日頃から数字に触れておくと、算数の理解度が高まります。
また普段から、数字の読み書きなどとあわせて時計の読み方も教えておくと良いでしょう。
まとめ
今回は、小学校の入学準備を進めるタイミングや、入学前に必要な準備について解説しました。小学校の入学準備は、入学年度から見て「前年度」を基準に、入学説明会の参加や学童保育から案内が届いたタイミングで進めましょう。
入学前は、ランドセルや上靴、筆記用具などの持ち物を準備しておくことも大切です。小学校の入学準備には最低でも6万円ほどかかるため、入学を想定した資金繰りを先んじて行っておきましょう。
また、学習や生活習慣など、小学校に通ううえで必要な準備を把握することも必要です。本記事で紹介した内容を参考に、子どもの小学校への入学準備をスムーズに進めましょう。
- 文部科学省:
就学援助制度について(就学援助ポータルサイト)
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