桜餅
食の知識

桜餅の葉っぱは食べられる?葉で巻く意味や簡単レシピを紹介

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春の季節を感じる代表的な和菓子である桜餅ですが、「桜餅の葉っぱって、食べてもいいのかな」「桜餅の葉っぱを食べても、お腹を壊さないかな」とのように、葉っぱを食べるべきなのか、迷う方も多いでしょう。

そこでこの記事では、桜餅の葉っぱを食べられるかどうかや、葉っぱの種類、葉っぱが巻かれている理由を解説していきます。また、最後に美味しい桜餅の作り方も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

桜餅の葉っぱは食べられる

食べてよいのか迷うことの多い桜餅の葉っぱですが、基本的に食べても問題ありません。

同じような見た目で、葉っぱで巻かれている和菓子に柏餅(かしわもち)があります。柏餅の葉っぱは硬く、食用ではないため、食べることはできません。

一方、桜餅の葉っぱは塩漬けされており、食べられるように調理されています。その独特な食感や味付けが好きだという方もいるでしょう。

桜餅 葉っぱ

桜餅の葉っぱを食べるかは好み次第!

桜餅の葉っぱは、お餅と一緒に食べることで、塩味と桜の葉の独特な香り・食感を楽しめます。

その一方で、全国和菓子協会は、桜餅の葉っぱを外して食べた方が、葉っぱからの移り香を楽しめ、お餅や餡(あん)との調和を楽しめるとの見解を示しています[1]

そのため、桜餅の葉っぱを食べるかどうかは、好み次第と言えます。お餅と葉っぱを一緒に食べるのが好きな方もいれば、見た目が葉っぱであるため外して食べたいという方もいます。

どちらの食べ方が「正しい」ということはありません。

桜餅の葉っぱは「桜の葉の塩漬け」

桜餅に使われる葉っぱは、「オオシマザクラ」という種類の桜の葉っぱを塩漬けしたものが一般的です。伊豆諸島や房総半島などが原産のオオシマザクラは、桜餅の葉っぱに使われることから「モチザクラ」という別名もあります。

オオシマザクラの葉は桜特有の香りが強く、表面に産毛がなく食用に適していることから、桜餅に使用されるようになりました。

桜餅に葉っぱが巻かれている理由

桜餅に葉っぱが巻かれている理由は、オオシマザクラの葉で桜餅を巻くことで桜の香りづけになり、お餅の乾燥を防げるからです。

さらに、塩漬けの葉っぱであるため、雑菌の繁殖を防ぐことが可能です。また、お餅にほんのりと塩味がつくため、おいしく食べるためのアクセントにもなります。

桜餅の地域ごとの違いを紹介

桜餅は関東と関西など地域によって違いがあります。名称だけでなく、見た目や食感も異なるため、ここでは東西それぞれの桜餅の特徴や由来をみていきましょう。

関東の「長命寺桜餅」

関東の「長命寺桜餅」

関東で食べられる桜餅の別名は「長命寺桜餅(ちょうめいじさくらもち)」です。隅田川沿いにあり、桜の名所として知られる長命寺から命名されました。江戸時代中期、長命寺の門番だった山本新六が土手の桜の葉を樽で塩漬けにし、それを使った餅を長命寺の門前で売り始めたのがきっかけと言われています。

長命寺桜餅は、薄力粉や白玉粉で作ったクレープのような薄皮の生地に餡(あん)を包むのが主流です。どら焼きやおまんじゅうのような、モチっとした食感が楽しめます。

関西の「道明寺桜餅」

関西の「道明寺桜餅」

関西の桜餅は「道明寺桜餅(どうみょうじさくらもち)」と呼ばれます。大阪にある道明寺というお寺への献上品だったことから名前がつけられたとされています。

道明寺桜餅は、蒸したもち米を粗目にすり潰した「道明寺粉」を使って作られます。そのため、つぶつぶでもちもちとした食感が特徴です。

桜餅の簡単アレンジレシピ!

お花見の時期になると、店頭に並ぶ桜餅。この春は、ぜひおうちで作ってみませんか?お子さまやお友達と一緒に桜餅を作り、春を楽しみましょう。

ここで紹介するレシピでは、桜餅の中身をこしあんとしていますが、好みに合わせて粒あんでもおいしくいただけます。

長命寺桜餅の作り方

まずは、関東の桜餅である「長命寺桜餅」の基本的な作り方を紹介します。材料と手順を参考に作ってみましょう。

【材料】(15個分)

  • 白玉粉:25g
  • 薄力粉:100g
  • 砂糖:50g
  • 水:220mL
  • 食紅:適量
  • サラダ油:適量
  • こしあん:適量
  • 桜の葉の塩漬け:15枚

【手順】

事前準備として、桜の葉の塩漬けを水に浸して塩抜きしておきましょう。

  1. ボウルに白玉粉を入れ、少しずつ水を加えて水溶き白玉粉を作ります。
  2. 別のボウルに薄力粉と砂糖を入れて、1で作った水溶き白玉粉を少しずつ加えます。
  3. 泡立て器で混ぜ合わせ、食紅を加えて薄いピンクに色づけします。
  4. フライパンを火にかけて温めます。その際、サラダ油は薄くひきます。
  5. 4で作った生地を大さじ3程度入れたあとに、薄く細長いだ円状に延ばし、弱火で生地を焼きます。
  6. 表面が乾いたら裏返しましょう。このとき、薄いピンクを活かすために焼き色はつけないようにすることがポイントです。
  7. 焼けたら、冷やすためにクッキングペーパーの上に置きます。
  8. こしあんを15等分にして俵状に丸めます。
  9. 生地の上にこしあんを乗せ、生地の端からこしあんを包んでいきます。
  10. 最後に、桜の葉の塩漬けを巻いたらできあがりです。

道明寺桜餅の作り方

次に関西で食べられる道明寺桜餅の作り方を紹介します。材料や分量はお好みに合わせて調整しましょう。

【材料】(15個分)

  • 道明寺粉:200g
  • グラニュー糖(砂糖):40g
  • こしあん:適量
  • 食紅:適量
  • 水:300mL
  • 桜の葉の塩漬け:15枚

【手順】

事前準備として、桜の葉の塩漬けを水に浸して塩抜きしておきましょう。

  1. お鍋にグラニュー糖と水を入れて火にかけます。一度沸騰したら火を止めましょう。
  2. 食紅を入れて淡いピンク色にします。
  3. 中火にしてから道明寺粉を加え、へらで焦げないように混ぜながら約8分炊きます。
  4. 道明寺粉が炊けたら、火を止めてお鍋にラップをして40分程度蒸らします。
  5. 蒸らしている間にこしあんを15等分して丸めます。
  6. 丸めたこしあんを4で作った生地で包みます。
  7. 最後に塩抜きした桜の葉で巻けば完成です。

桜の葉は、葉脈が浮いているほうを外側にして包むことがポイントです。

電子レンジでできる!道明寺桜餅の作り方

道明寺粉を炊くときに、焦がしてしまわないか不安という人もいるかもしれません。その場合には、電子レンジでも簡単に作ることができます。

【材料】(15個分)

  • 道明寺粉:200g
  • グラニュー糖(砂糖):40g
  • こしあん:適量
  • 食紅:適量
  • 水:300mL
  • 桜の葉の塩漬け:15枚

【手順】

事前準備として、桜の葉の塩漬けを水に浸して塩抜きしておきましょう。

  1. あんこは、15等分して丸めておきます。
  2. ボウルに道明寺粉とグラニュー糖を入れます。食紅を溶いた水を少しずつ加え、生地を淡いピンクに着色します。
  3. ボウルにラップをかけて600Wの電子レンジで5分加熱します。
  4. 加熱したあとは、やけどをしないように電子レンジから出して10分程度蒸らします。
  5. 生地を15等分にし、丸く伸ばしたら、生地にあんこを包んで形を整えます。
  6. 桜の葉の塩漬けで巻いたらできあがりです。

火を使わないため、お子さんと一緒に調理する場合でも安心です。

まとめ

桜餅の葉っぱは、桜の葉の塩漬けであるため食べられますが、好みによっては食べずに取ってしまってもよいものです。

桜餅は関東と関西でも作り方や味に違いがあり、それぞれ自宅でも作ることができます。桜餅が食べたくなるお花見の季節には、ぜひ手作りの桜餅を楽しんでみましょう。

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