女子キャンプに必要な持ち物リスト決定版!服装や防犯対策についても解説
日常を離れ、自然を満喫できるキャンプ。男女問わず人気のあるレジャーですが、特に近年は女性同士で楽しむ「女子キャンプ」が盛んになっています。しかし、キャンプ初心者の場合は「何を持っていけばいいの?」「服装は?」「女性だけで行くとき気を付けるべきことは?」など、わからないことも多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、女性が安全にキャンプを楽しむために必要な持ち物について解説します。女子キャンプに行きたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次 [CLOSE]
女子キャンプで最低限必要な持ち物リスト
この章では、女子キャンプに最低限必要な持ち物についてご紹介します。少なくとも、以下のリストに載っているものは持っていくことをおすすめします。
- テント
- ペグハンマー
- タープ
- テーブル
- 椅子
- ランタン、ランプ
- 寝袋
- 調理器具
- 食料、飲み物
- 食器
- ガスバーナー
- クーラーボックス
- 洗剤、スポンジ
- スマートフォン
- バッテリー類
- タオル
- ウェットティッシュ
- ごみ袋
以下では、それぞれの役割について詳しく解説します。
テント
テントを選ぶ際には、大きさと組み立てやすさを意識して選ぶことがおすすめ。組み立てに複数人必要なものもあれば、1人で簡単に組み立てられるものもあります。内部の大きさもまちまちなため、快適に寝るためのスペースが確保できるかも確認しましょう。
ペグハンマー
ペグとは、テントを地面に固定する際に使用する杭のことです。ペグハンマーとは文字通り、ペグを打ち込むためのハンマーで、キャンプ場の地面が固いときに役立ちます。
持ちやすく、女性1人でも打ち込みがしやすいものを選びましょう。ハンマーが軽すぎるとペグが上手く打ち付けられない可能性があるので、ある程度重みのあるものがおすすめです。
タープ
タープとは、日差しや雨を防げる屋根のことです。タープがあるとごはんを作ったり、食べたりする時間に便利です。家に例えると、タープはリビングにあたります。
選ぶときは、大きさと1人でも組み立てやすいかどうかを意識して選ぶとよいでしょう。タープ付きのテントを選ぶのもおすすめです。
テーブル
キャンプでは料理をしたり、温かい飲み物を飲んだりと、テーブルが必要になる機会が多くあります。テーブルを選ぶ際は、大きさや高さも勿論重要ですが、持ち運びの利便性を考えることも大切です。高めのテーブルが欲しいからと大きさを優先してしまうと、移動手段次第では、持ち運びが困難になってしまいます。
椅子
「椅子がなければ地面に座ればよい」と考える方もいますが、長時間地面に座ると、土の湿気で体を冷やしてしまったり、硬い地面で腰を痛めてしまったりします。そうなっては満足にキャンプを楽しめなくなってしまいますので、快適に過ごすために椅子は準備しておくことがおすすめです。
椅子は、テーブルの高さに合っているか、座り心地がよいかという点を意識して選びましょう。
ランタン、ランプ
キャンプ場は夜になると非常に暗くなってしまうため、ランタンやランプは必須です。ランタンはタープにつけて、自分のキャンプスペースを照らしたり、テントで着替えたりするときに使います。複数人でキャンプに行くなら3個程度のランタンを用意するべきですが、ソロキャンプの場合はメインランタンを使いまわすか、テントの中用と外用の2つがあれば十分です。
また、ガスランタンやLEDなどいくつかの種類がありますが、初心者には火災の危険性が低く、長時間利用が可能なLEDタイプがおすすめです。
寝袋
夏場の暑い時期でも、朝と夜は冷え込むことがあります。寒くてしっかり睡眠が取れないという事態を防ぐためにも、寝袋で防寒対策をしましょう。寝袋を選ぶときは、価格優先で選ぶよりも防寒性や機能性を重視して選びます。
夏場に分厚い寝袋を使ってしまうと、寝苦しいと感じてしまうこともあるため、季節に合わせて選ぶことがおすすめです。
調理器具
最低限持っていったほうがよい調理器具には、フライパンや鍋、菜箸やお玉などが挙げられます。作りたい料理に合わせて必要な器具を選ぶとよいでしょう。普段家で使っているものを使っても問題ありません。一から揃える必要がある場合は、アウトドア用の調理器具セットなどを購入するのもおすすめです。
食器
料理を作っても、食器がないと食べられません。食器を選ぶときは、持ち運びがしやすく、壊れにくいものを選ぶことがおすすめです。例えばプラスチック製のものや木製のものは、落としても壊れにくいためよいでしょう。普段使いもできる食器を選べば、自宅でも使うことができます。
ガスバーナー
バーベキューや野外炊飯はキャンプの楽しみの一つだといえるでしょう。その際に必要な持ち物が、ガスバーナーです。
ガス調理器には、バーベキューコンロや卓上におけるガスコンロなどさまざまな種類がありますが、持ち運びもしやすい卓上コンロがおすすめです。また、火力の調節や着火が簡単にできるかどうか、風に強いかどうかも確認して選びましょう。
食料、飲み物
キャンプ場の近くには、スーパーやコンビニがないことがほとんどです。売店があるキャンプ場もありますが、割高の可能性が高いため、食料や飲み物は事前に準備することが望ましいといえます。
また、準備した食材を新鮮に保つために、クーラーボックスに入れて持ち運ぶことがおすすめです。特に夏場は生ものがすぐに腐ってしまう可能性があるため、食料や飲み物の保冷対策を心がけましょう。
クーラーボックス
意外と忘れがちなものがクーラーボックスです。飲み物を冷やしておくためなのはもちろん、食材を新鮮に保つためにも必ず持っていきましょう。持ち運びができる大きすぎないサイズを選ぶのがポイントです。どうしても大きいものを使いたい場合は、動かしやすいキャスターがついているタイプを選びましょう。
洗剤、スポンジ
料理をしたあと、調理器具や食器を持って帰る必要がありますが、そのまま持って帰ると不衛生です。キャンプ場では貸し出しがないことがほとんどのため、自分で持っていく方が無難です。
洗剤の液漏れが心配な場合は、ファスナー付きの袋に入れて持っていくとよいでしょう。
スマートフォン
誰かと連絡を取ったり、調べ物をしたりするためにスマートフォンは必須。特に女性だけでキャンプに行く場合は、何かあってもすぐに連絡が取れる環境であることが重要です。キャンプ場を選ぶときは、電波が届くか否かを事前に確認しておくとよいでしょう。
バッテリー類
キャンプ場によっては、電気が通っていなかったり、電源がなかったりする場合があります。そのため、スマートフォンやランタンなどの電子機器を充電するために、モバイルバッテリーが必要です。充電できずに困らないように、十分な数準備していくことがおすすめです。
タオル
キャンプでは何かと持ち物が汚れてしまいます。水をこぼしたり、油が飛んだりするなど、タオルがあると便利な場面が多々あります。また、汗をかいたり、手を洗ったりしたあとにも使うことがあるため、持っていくことがおすすめです。
ウェットティッシュ
キャンプ場によっては、すぐに手を洗えないことがあります。料理をするときや、食べるときにウェットティッシュがあるとすぐに手を清潔にできて便利です。また、テーブルを拭いたり、汚れを落としたりする際にも活躍します。
ごみ袋
案外忘れてしまいがちなものが、ごみ袋です。料理をした際に出た生ゴミや、飲み物の空き容器などは、自分で処理する必要があります。その際に、ごみをまとめるごみ袋がないと不便です。キャンプ場で捨てる場合は、その場所に合わせた分別方法を事前に確認し、対応したごみ袋を持参しましょう。
以上が、女子キャンプに必要な最低限の持ち物リストです。なお、冬場キャンプに行く場合は、防寒対策など上記の持ち物以外にも必要な物が発生します。冬キャンプに必要な物については以下の記事で解説していますので、ぜひ併せてご覧ください。
女子キャンプであったら便利な持ち物リスト
ここまで、キャンプに最低限必要な持ち物についてご紹介しました。ここからは、より快適に過ごすためにあったら便利な物や、女性だからこそ持っていったほうがよいものについてご紹介します。
虫よけスプレー
夏にキャンプをするなら、虫よけスプレーを持っていくことをおすすめします。多くの場合キャンプ場は自然の中にあり、虫もいます。蚊だけではなく、噛まれると危険性の高い虫も存在するため、しっかりと虫よけ対策をしておくことがおすすめです。アウトドア用の虫よけスプレーもあるため、用途に合わせて選びましょう。
日焼け止め
夏場に限らず、冬のキャンプでも紫外線の対策は重要です。キャンプは基本的に野外での活動がメインになるため、想像以上の紫外線にさらされることになります。そのため、野外活動に適した日焼け止めを選び、余分に持っていくことがおすすめです。定期的に塗り直し、美容や健康のためにも紫外線対策をしましょう。
化粧品類
キャンプ場によっては、近くにコンビニがなかったり、貸し出しをしていなかったりと、現地での化粧品入手は困難である場合があります。そのため、到着してから調達するのではなく、普段使っているものを持っていくことがおすすめです。冬場であればより乾燥するため、必要に応じてクリームなども持っていくようにしましょう。
救急用品
野外での活動では怪我をしてしまう可能性があります。指やひざを擦りむいてしまったり、小枝に引っかけて切り傷ができたりと、なにが起こるか分かりません。前述したように、キャンプ場の近くにはお店がない場合もありますので、事前に絆創膏や消毒液などを準備しておきましょう。
衛生用品
予想外のタイミングで生理が来る可能性もあるので、ナプキンやタンポンなどの衛生用品も持っていくと安心です。キャンプ場の立地次第ではすぐに生理用品を手に入れられないこともあるため、事前に準備しておきましょう。予定日の直前など、不安な場合は多めに持っていくとよいでしょう。
防寒対策グッズ
冬場のキャンプではもちろんですが、夏場のキャンプでも、予想以上に冷え込む可能性があります。朝や夜は特に寒くなることが多く、テントや寝袋だけでは足りないことも。そのため、防寒グッズをひとつ持っていくことがおすすめです。野外用のブランケットや、ジャケットなどを準備しておきましょう。
暑さ対策グッズ
寒さ対策も大切ですが、夏は暑さ対策も忘れてはいけません。朝や夜は冷え込みますが、日中は日が照っていたり、料理で火を使ったりするため暑くなりやすいです。
対策をしていないと、熱中症になる危険性もあります。そのため、扇風機や冷却シート、つばの広い帽子などの暑さ対策グッズも準備しておくとよいでしょう。
女子のソロキャンには必須!防犯に役立つ持ち物リスト
女性グループでのキャンプを安全に楽しむためには、防犯対策が大切です。女性1人でする「ソロキャン」の場合は、特に気を付ける必要があります。
キャンプ場では男女関係なく盗難の被害に遭う可能性があります。また、女性の場合はテントの組み立て方などを教えることを口実に近づき体に触れられたり、テント内を覗かれたりする危険性もあります。嫌な思いや危険な目に合わないためにも、以下の防犯グッズを持参することをおすすめします。
- 南京錠
貴重品やテントを施錠する際に使えます。
盗難防止にもなりますし、覗きや侵入なども防ぐことができます。 - 防犯ブザー
何かあったときブザーを鳴らせば、即座に周りの人に被害を知らせることができます。 - 人感センサーライト
テントにつければ、誰かが近づいてきたら光で気付くことができます。 - ラジオやCDプレーヤーなど音楽がなる物
人の気配を感じさせられるため、おすすめです。 - 前室付のテント
1人であることが外から分かりづらくなります。 - 護身用催涙スプレー
いざというときに護身のために使えます。
女子キャンプではどんな服装をすればいい?服装選びのポイント
服装は、キャンプ初心者にとって悩むポイントではないでしょうか。キャンプ時の服装でもっとも大事なポイントは、動きやすい服装であることです。また、虫刺されや紫外線を考慮して、肌の露出はなるべく避けるほうがよいでしょう。通気性・伸縮性がある長袖長ズボンがおすすめです。
また、時期や場所によっては気温の変動が激しいこともあるため、羽織れるものや重ね着できるものを余分に持っていくのもポイントです。特に寒さが厳しくなる秋冬には、「ベースレイヤー(肌に直接触れるもの)」「ミッドレイヤー(ニットやトレーナーなど)」「アウターレイヤー(ダウンやジャケットなど)」を重ね着することで防寒できます。
アウターを選ぶときは、焚き火が引火しないように、難燃性のコットンやウール素材がおすすめです。また、おしゃれ着ではなく、汚れてもよい服を選びましょう。
女子キャンプで注意すべき3つのポイント
キャンプに必要な持ち物や防犯対策グッズ、服装のポイントについて解説しました。最後に、女子キャンプで特に注意したほうがよい3つのポイントを解説します。
防犯対策を念入りに!
女性だけのキャンプや、ソロキャンプは、防犯対策を特に意識しましょう。
今回紹介したグッズをうまく活用し、テントの内側にも鍵をつけるようにしてください。巡回がある、管理人が常駐している、携帯の電波がしっかり届くなど、あらかじめセキュリティ面がしっかりしているキャンプ場を選ぶことも重要です。テントの設置場所を選ぶときも人気がない場所ではなく、管理人棟の近くや家族連れが多い場所を選びましょう。
また、1人で行く場合も靴を2組持っていき複数人いるように見えるようにする、会話する際も初心者であることを強調しないといった工夫をしましょう。SNSにキャンプの様子を上げる際も、場所が特定できる写真をリアルタイムであげないようにするのがおすすめです。
日除け・虫よけ対策をしっかりしよう
基本的に野外の活動が多いキャンプでは、日焼けや虫除け対策が重要です。特に夏場は日差しが強く、熱中症になってしまうリスクがあります。また、虫も多く、刺されたら危険な虫がいる可能性もあるため、対策グッズをしっかり持っていきましょう。
最低限の持ち物で身軽に楽しもう
キャンプでは、どうしても持ち物が多くなってしまいます。しっかりとした対策も重要ですが、優先順位を決めて必要最低限の量を持っていくことを意識しましょう。持ち物が多すぎると持ち運びが困難です。キャンプグッズを選ぶときも、できるだけ軽量のものを選びましょう。
今回ご紹介したグッズを中心に準備し、必要最低限の持ち物だけで身軽に楽しむことがおすすめです。すべてが揃っていないと、少し不便さを感じてしまう場合もありますが、その不便さこそがキャンプの楽しみでもあり、魅力でもあります。
まとめ
今回ご紹介したポイントを意識し、対策をしっかりとすることで女性同士でも安全にキャンプを楽しめます。まずは最低限必要な持ち物を準備したうえで、状況に合わせて防犯グッズやあったら便利な物も揃えておきましょう。また、動きやすい服装や防寒着の用意も忘れずに!
安全面にも考慮しながら、ぜひ素敵なキャンピングライフをお過ごしください。
KEYWORD
#人気のキーワード
RECOMMENDED
#この記事を読んだ人におすすめの記事
-
紅葉狩り(もみじがり)の意味や由来は?2024年の地域別の見頃も解説
-
ハイキングに必要な持ち物リスト!あると便利なアイテムも解説
-
2024年版:カツオノエボシに刺されたときの対処法!刺されない方法も紹介
-
キャンプギアとは?初心者必見!キャンプ必需品を一覧で解説!
-
ビアガーデンとは?ビアホールとの違いや楽しみ方・注意点を解説
-
バーベキューの変わり種食材・おすすめレシピ20選!
-
プールの持ち物22選!必需品や子連れ・女性用のリストを紹介
-
雪遊びのアイデア13選!大人向けアクティビティから子どもと楽しむ遊び方まで
-
雨の日キャンプの魅力や楽しみ方!快適に過ごせる持ち物リストも紹介
-
夏フェスに参戦する人必見!必需品と便利な持ち物リストを紹介!
-
海に行くときの持ち物一覧!必需品からあると便利なものまで詳しく解説
-
デイキャンプの楽しみ方をご紹介!注意点やキャンプ場を選ぶポイントも解説
-
ワイナリーの楽しみ方やマナーを解説!ワイナリー見学のおすすめスポットも紹介!
-
トレッキングとは?登山との違いや服装・アイテムの選び方を紹介!
-
初心者必見!スノボーに必要な持ち物チェックリスト一覧
-
【初心者必見】冬キャンプの必需品!服装&持ち物まとめ