コロナ禍でもおうちで遊ぼう!1歳児の室内遊びアイデア16選
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コロナ禍でもおうちで遊ぼう!1歳児の室内遊びアイデア13選

体と頭を使った1歳児の室内での遊び方13選。月齢や子供の成長度合いによって楽しめる室内遊びは異なります。新聞紙やペットボトルなど家にあるものを使った遊びや、風船、シールなど100円ショップで簡単に手に入れられるものを使った遊びをご紹介します。1歳児の室内遊びは、熱中しすぎて周りが見えなくなる場合もあるので、必ず近くで見守りましょう。

コロナ禍でもおうちで遊ぼう!1歳児の室内遊びアイデア13選

コロナ禍で室内にいる時間が増え、子供との室内遊びがマンネリになってしまっている方も多いのではないでしょうか?

・言葉はまだ話せないけど、コミュニケーションが取れるようになってきた
・いろいろなことに興味を持ち始めてきた

こんなお子さんがいる方に向け、1歳児におすすめの室内遊びと、室内で安全に遊ぶための注意点をご紹介します。

​​1歳児の室内遊びのねらいとは?

1歳になると、1人で立ち上がり、1人歩きができるようになるなど行動範囲が広がり、乳児の頃と比べてできることがどんどん増えていきます。
また、体だけでなく知的能力・認知能力も発達し始め、少しずつコミュニケーションが取れるようになったり、興味関心の範囲が広がり始める時期でもあります。

そんな1歳児には、室内遊びを通して、脳と体の発達を上手にサポートしてあげることが重要です。
1歳児の室内遊びのねらいは大きく分けて2つあります。

・手足を動かしたり、走ったりして体の動かし方を学ぶ
・頭を使いながらいろいろな素材に触れて想像力を養う

室内遊びを通して、体の動かし方を学び、周りの大人や子供と少しずつコミュニケーションが取れるようになります。

おうちで遊べる!室内遊びのアイデア13選

おうちで遊べる!室内遊びのアイデア13選【1歳児編】

ここからは、1歳児の室内遊びのアイデアをご紹介します。
新聞紙を使い指先や手首を動かす室内遊び、シールや風船を使った想像力を養える室内遊びなど、1歳児の発達をサポートできるものがたくさん。

一口に1歳児といっても、できることや興味を持つことには個人差があります。子供の個性も踏まえ、大人も一緒に楽しんで遊びましょう。

新聞紙を使った遊び

新聞紙を使った遊び

まず始めにご紹介するのは、新聞紙を使った室内遊び。
新聞紙を「ビリッ!」と破る時の快感が楽しく、新聞紙を丸める時に使う手首や指のトレーニングにもなります。
また、破る以外にも、新聞紙を使った室内遊びには以下のようなものが挙げられます。

・新聞紙を破る
・新聞紙でボールを作る
・新聞紙でファッションショー

それぞれ見ていきましょう。

遊び方① 新聞紙を破る

1枚の大きな新聞紙を破っていく遊びです。
ビリビリと新聞紙を破るときの音や、破ることでどんどん新聞紙の枚数が増えていくことに興味を持つ1歳児が多いようです。
大人がお手本を見せる際には、破る時のスピードや長さに変化を持たせることで、飽きずに夢中になって遊んでくれますよ。

また、大人が新聞紙を細かくたくさんちぎってあげて、花びらのように上からひらひらと落としてみるのも面白いかもしれません。
「ひらひらしてるね〜」「ビリビリ大きな音がなったね〜」など、コミュニケーションを取るのも忘れずに。

遊び方② 新聞紙でボールを作る

新聞紙を破る遊びで音を楽しんだり、指や手首の運動ができたら、次は「創造する」にチャレンジしてみましょう。
まずは、くしゃくしゃと新聞紙を丸めて音を楽しんだり、手を丸めてボールの形を作る練習をしてみます。

慣れてきたら、丸めた新聞紙がボール状態になるようにセロハンテープを貼ります。形は綺麗な丸じゃなくても大丈夫!不ぞろいな形を楽しんだり、大小さまざまな大きさのボールを作って楽しみます。

ボールが出来上がったら、コロコロ転がしたり、軽く投げたりして遊んでみましょう。万が一ボールが当たってしまっても、新聞紙ならそれほど痛くないので、安全にボール遊びができます。

遊び方③ 新聞紙でファッションショー

新聞紙を破る、丸めるが楽しめたら、洋服や帽子、剣など、新聞紙を使ってさまざまなものを作ってみましょう。
創造力や発想力を高めると同時に、完成した時の達成感も味わえます。
1歳児は、穴を開けた部分に指や体を通す動きにも興味を持ちます。新聞紙の真ん中に穴を開けて頭を入れて被ったり、新聞紙をぐるっと巻いてセロハンテープを留めてスカートにしても良いでしょう。新聞紙をねじって棒状にして、剣を作ってみるのも楽しいかもしれませんね。

自由な発想で物作りを学び、最後はファッションショーのようにしてお友達や家族で見せ合いっこをしてみてください。
新聞紙遊びの際は、紙の切れ端の誤飲や、紙で手指を切ってしまわないように、安全への配慮も忘れずに行いましょう。

ペットボトルを使った遊び

ペットボトルを使った遊び

次はペットボトルを使った遊びをご紹介します。こちらも新聞紙と同様におうちにある身近なものですよね。
ペットボトルにはさまざまな形や大きさのものがあるため、1歳児の想像力や興味を引き出すのに役立ちます。

・コロコロ遊び
・ペットボトルシャワー

上記をそれぞれご紹介します。

■ペットボトル遊びの際には特に安全への配慮を

ペットボトル遊びの際には、キャップの誤飲、切った後の縁での怪我など、安全への配慮を徹底するようにしましょう。
安全への配慮の一例として、以下のようなものが挙げられます。

※ペットボトルを切った縁はビニールテープなどで覆う
※ペットボトルキャップは、閉めた後ビニールテープなどでボトルに固定し、小さな子供が外さないようにする
※ペットボトルキャップを放置せず、必ず大人の目の届くところで遊ぶ(遊びに使用するビー玉なども同様)

遊び方① コロコロ遊び

ペットボトルを使った、簡単に取り組みやすい室内遊びです。
側面が丸い転がりやすいペットボトルを用意し、中にビー玉や豆を入れてフタを閉め、子供が開けないようにビニールテープなどで固定すれば完成です。音やカラフルな見た目を楽しみましょう。ペットボトルは透明なので、中に入れるものを工夫し、変化させるだけでもさまざまな楽しみ方ができます。

遊び方② ペットボトルシャワー

ペットボトルに小さな穴を開け、シャワーのようにして楽しむ遊びです。水を使うので、入浴時の遊びとして取り入れてもよいでしょう。
用意するものはペットボトルと穴あけ用のキリです。先端が尖ったキリを使うため、ペットボトルに穴をあける時は十分に注意してくださいね。キリを使ってペットボトルの側面に穴を複数開け、水を張った桶や湯船に沈めます。ペットボトルに水が入ったらふたを閉めて持ち上げます。

ペットボトルのふたを緩めると、シャワーのように水が出て、閉めると水は止まります。ペットボトルのふたの開閉の練習にもなります。お風呂の時のシャワーが苦手という子供でも、水の出方が弱いため怖がらずに楽しめるでしょう。

風船を使った遊び

風船を使った遊び

風船のふわふわした様子や、感触を楽しみながら室内遊びができます。風船は100ショップなどで簡単に手に入る、1歳児におすすめの遊び道具です。ものを持ったり運んだりできるようになる1歳児に風船を渡すと、興味を持って遊んでくれるかもしれません。最初は風船が出てくる本を読み聞かせて、風船の遊び方に興味を持たせてみるのも良いでしょう。

・風船集め
・小麦粉でムニムニ風船人形
・風船マラカス

それぞれご紹介します。

■風船遊びの際には特に安全への配慮を

風船遊びの際には、子供の誤飲などのリスクを配慮し、安全な遊び方を徹底するようにしましょう。
安全への配慮の一例として、以下のようなものが挙げられます。

※風船を膨らませるのは必ず大人がやり、膨らむ前の風船は子供の手の届かないところに置く
※膨らむ前、割れた後の風船を放置せず、必ず大人の目の届くところで遊ぶ

遊び方① 風船集め

まずは風船に慣れるため、たくさん風船に触らせてあげましょう。ボールのようにして投げたり、風船を膨らます様子を見せることで興味を持ってくれるかもしれません。

慣れてきたら、風船を複数用意して床に広げます。カゴなど風船が入る入れ物を用意し、「よーいどん!」で風船をカゴに集めるゲームをしてみてください。風船の感触や、ふわふわと動く風船集めゲームを楽しみながら、お片付けの練習もできます。

遊び方② 小麦粉でムニムニ風船人形

用意するものは、風船・小麦粉・ペットボトル・漏斗です。まず漏斗を使ってペットボトルに小麦粉を入れます。膨らませた風船の口をペットボトルにかぶせ、逆さにして小麦粉を風船に移します。風船の口を閉じ、最後にシールやペンで顔を書いたら出来上がりです。
子供が小麦アレルギーの心配がある場合は、米粉や片栗粉など別の粉で代用するとよいでしょう。

作り方は簡単なので、子供が複数人いる場合は、人数分用意してあげると取り合いにならずに遊べます。触って感触を楽しみ、投げて遊ぶのも楽しいでしょう。

遊び方③ 風船マラカス

シャカシャカと音が楽しい風船のマラカスです。用意するものは、風船とストローのみ。
細かく切ったストローを風船の中に入れて振って遊びます。ただし、ストローの切れ端は子供が口に入れてしまうかもしれないので、ストローが散らからないように机の上で切るようにし、終わった後は掃除機をかけておくと良いでしょう。
風船の口部分に鈴をつけると、また違った音が鳴り興味を持ってくれるかもしれませんね。

シールを使った遊び

シールを使った遊び

シールは自由に貼って表現力を育てる遊び方や、頭を使って思考力を育てる遊び方など、いろいろな遊び方があります。子供の好みや成長に合わせてさまざまなシール遊びを試してみてください。

初めてのシール遊びは、台紙からシールを剥がすのも難しい作業です。まずは大きめのシールで試してみましょう。指先や頭を使ったシール遊びをステップに合わせて3つご紹介します。

・大きな紙に自由にシールを貼る遊び
・枠の中にシールを貼る遊び
・色や数を決めたシール遊び

遊び方① 大きな紙に自由にシールを貼る遊び

新聞や模造紙など、大きな紙に自由にシールを貼る遊びです。
最初は、台紙からシールを剥がすのが難しいかもしれないので、大人がお手本を見せながら手伝ってあげましょう。特に決まりを作らずに、自由にシールを貼ることで伸び伸びと楽しく室内遊びができます。

1歳児の中には、座って集中ができない子供もいるかもしれません。そんな時は、壁に新聞紙を張り、歩きながら新聞紙の上に自由にシールを貼る遊びをしてみてください。

遊び方② 枠の中にシールを貼る遊び

シールを台紙から剥がして、紙にシールをうまく貼れるようになったら、枠を決めてシールを貼ってみましょう。例えば、アイスクリームの絵を描いて、絵の中に好きな色のシールを貼って遊んでみるのはいかがでしょうか。完成したら、しっかり褒めてあげるのもポイントです。

慣れてきたら、複数の円を描き、その円の中にシールを貼る遊びをしてみましょう。円の中にシールを貼る遊びは、指先や頭の運動にもなり、最後は達成感も感じられるおすすめの遊び方です。

遊び方③ 色や数を決めたシール遊び

シール遊びに慣れてきたり、1歳後半の子供には、色や数を指定したシール遊びをしてみましょう。1歳後半になると、色や数字に興味を持ち始める子供が多いようです。例えば、りんごやぶどう、さくらんぼなど、色付きのペンで絵を描き、その上に同じ色のシールを貼るような遊びが考えられます。

数字に興味がある1歳児なら、紙とシールに数字を書き、同じ数字のシールを貼る遊び方もあります。初めは数字が違っていても大丈夫。数字に興味を持つことが重要です。この遊びは難易度が高いので、1歳の後半から2歳になる頃がおすすめです。

手作りおもちゃを使った遊び

1歳児は多くのことに興味を持ち始めると同時に、同じ遊びではすぐに飽きてしまう可能性もあります。「いくつもおもちゃを買うわけにはいかないし……」とお悩みの方も多いのではないでしょうか?

ここからは身近にあるものを使った、1歳児が室内遊びで楽しめるおもちゃの作り方と、遊び方をご紹介します。用意するものは、ペットボトルやトイレットペーパーの芯など、身近にあるものばかり!簡単に作れるおもちゃなので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

遊び方① ペットボトルで!マラカス作り

ペットボトルを使ったマラカスの作り方をご紹介します。動かすと音が鳴るおもちゃは、1歳になりたての子供も楽しく遊べるおもちゃです。

用意するもの
・ペットボトル
・トイレットペーパーの芯
・ビーズ
・おもちゃのカプセル
・新聞紙
・ビニールテープ

作り方
1.おもちゃのカプセルにビーズを入れて閉じ、ビニールテープで固定
2.ペットボトルの飲み口部分を切り、カプセルにペットボトルの切り口部分をビニールテープでくっつける
3.トイレットペーパーの芯を縦に半分に切り、ペットボトルの口の細さに合わせて巻きつけ持ち手を作る
4.強度をつけるため、持ち手部分の下から新聞紙を入れビニールテープでふたをする

遊び方② ペットボトルやストローでぽっとん落とし

ペットボトルとストローを使った、穴からストローをぽっとんと落とす遊びです。ペットボトルやストローの大きさは、大小さまざまな大きさで用意するのも良いでしょう。穴を通す、という動きが好きな1歳児におすすめの遊びです。

用意するもの
・ペットボトル
・ストロー

特に決まった作り方はありませんが、ペットボトルの他にもボトルの空き容器を使っても良さそうです。穴が小さくなればなるほど、難易度は高くなるので、子供の成長に合わせて用意してあげましょう。ストローを落とす時は、「ぽっとん」などオノマトペを使ってあげるとより楽しんで遊んでくれるかもしれません。

ぽっとん遊びができたら、ふたをして音を鳴らして遊ぶおもちゃにするのも良いですね。

室内で遊ぶ時の注意点

室内で遊ぶ時の注意点

1歳児は遊びに熱中しすぎて、周りが良く見えなくなってしまいます。そのため、室内遊びの際は注意が必要です。
室内遊びをする際は下記のことに注意して、遊びましょう。

・大人の目の届く範囲で遊ぶようにする
・周囲に危険なものなどが置いていない状態を確認
・危なくなりそうな部分を先回りして声かけする
・口に入る大きさのものを近くに置かない
・転倒防止のため、足元におもちゃを散乱させない

特に、歩き始めた子供は転びやすいため室内遊びをする際は、必ず近くで見守ってあげましょう。1歳児でも月齢や子供の成長によってできること、できないことがあります。ルールにとらわれず自由に遊ばせてあげてくださいね。

必ず近くで見守っていて

1歳児は何でも口に入れてしまったり、バランスを崩して転倒してしまうことは日常茶飯事です。危険に備えて周囲の環境を整えていたとしても、思わぬ事故を招かぬよう、必ず近くで見守ってあげましょう。

近くでの見守りは、危険を回避する意味もありますが、子供と一緒になって楽しみ、成長を見守る意味もあります。1歳児は大人の表情や反応に興味を持ち始める年齢です。子供の反応や興味に合わせて、言葉をかけながら遊んであげましょう。

ルールにとらわれず自由に遊ばせてあげて

1歳児に限らず、子供の成長や興味の持ち方はさまざまです。この記事では、1歳児の室内遊び13選をご紹介しましたが、ここでご紹介した遊び方やルールなどはほんの一例です。ぜひ一度お試しいただき、子供の反応や興味に合わせて工夫してみてくださいね。

一番は子供が興味を持って、楽しく室内遊びができることです。成長や環境に合わせて大人も一緒に楽しみながら室内遊びをしましょう。

まとめ

1歳児の室内遊びのポイントは、「音・感触・変化」です。同じ素材を使った遊びでも、音を加えたり、変化させることで飽きずに室内遊びができます。思いっきり外で遊べない日にも、少しの工夫で子供が自分から「やってみたい!」と思える遊びはつくり出せるはずです。ぜひ、いろいろ試してみてください。

1歳児はまだ言葉は話せませんが、表情や身振りを通して、だんだんとコミュニケーションが取れるようになってきます。「ドキドキしたね~」「音がなってびっくりしたね」「ゴロゴロ〜」など、子供の気持ちを言葉にしてあげたり、音を表現することで自然と言葉も覚えられます。

室内遊びが続くようなときにも、ご紹介した遊び方を参考にしていただき、楽しいおうち時間になることを願っています。

監修:アドバンス助産師 S

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