ベランダ菜園の始め方!おすすめの野菜やおしゃれアイテムを紹介!
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ベランダ菜園の始め方!最初にチェックするポイントは?
家庭菜園と聞くと「庭に畑を作る」など、少しハードルの高さを感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、野菜や果物であればベランダなどの省スペースであっても、栽培自体は十分可能です。実際に、ベランダの狭いアパートやマンションに住みながらもベランダ菜園を楽しんでいる人は少なくありません。
ただし、ベランダ菜園を始める際には場所選びが大切です。ここから、ベランダ菜園のチェックポイントを解説していきます。
マンション・アパートの規約
大前提として、マンションやアパートの規約に抵触する場合、ベランダでの家庭菜園は禁止です。ベランダの用途が限られているケースも少なくないため、事前にしっかりとマンション・アパートの規約に目を通しておきましょう。
また、ベランダは緊急時の避難経路としても使われます。そのため、防災扉や避難はしごの周りのスペースは空けておかなくてはなりません。プランターはもちろん、スコップやジョウロなどのアイテム置き場も設置しないよう注意しましょう。
日当たりの良さ
ベランダは場所により日の当たり方が異なります。植物を育てるためには、日光の力が必要不可欠。コンテナを設置する前に、まずは日当たりを確認しましょう。
もしも柵の影響などで日当たりを確保できない場合は、コンテナの位置を高くするなどの工夫が必要です。どうしても日光が確保できないようなら、日当たりが悪くても育ちやすい野菜を選びましょう。
なお、日当たりは季節によって変わります。定期的に日の当たりを確認し、時期によって場所を移動することも重要です。
風通しの良さ
植物の成長には、風通しの良さが必要な場合が多いです。そもそも、風通しの悪い環境は、日の当たりも弱くなります。また、空気が入れ換わらないと二酸化炭素の濃度が下がり、光合成がうまくいきません。加えて、温度・湿度が上昇することでカビや害虫の発生にもつながります。
一方、風が強すぎるのも問題です。葉や実が強風にさらされると傷つきやすくなります。高層階などで、常に強風が吹いている場合には気をつけましょう。室外機がある場合、風が植物に直接当たらない工夫も大切です。
初心者向け!ベランダ菜園におすすめの育てやすい野菜3選
せっかくベランダ菜園を始めるのなら、調理に使える野菜を育てたい方も多いはず。しかし、一部の野菜は育てるのが難しく、収穫まで時間がかかります。そこでここからは、園芸初心者の方でも気軽に始められるおすすめの野菜をご紹介します。
ミニトマト
ミニトマトは、育てるのが簡単な家庭菜園初心者におすすめの定番野菜です。日当たりと水はけの良い土があれば元気に育ち、害虫にも強いので手間も少ないのが特徴。ただし、水のやり過ぎは根腐れなどにつながりますので、ご注意ください。
ちなみに、種からミニトマトを育てようとすると苗になるまで2カ月以上かかります。そのため、園芸初心者の方は苗植えから始めるのがおすすめです。園芸店で苗を選ぶ際には、節に注目してください。間隔が狭く、太くて濃い緑色で、厚みがあるものを選びましょう。また、葉が縮れていたり、黄色が出ていたりするものは避けましょう。
植え付け時期 | 4月下旬〜5月上旬 |
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収穫時期 | 7月~8月 |
プランターの深さ | 約30cm以上 |
葉ネギ
菜園スペースが狭い場合でも簡単に育てられるのが特徴の葉ネギ。長ネギのような土寄せ(土を株元に寄せる作業)も不要なので、初心者の方にもおすすめです。なお、苗が小さいうちは酸性の土壌に弱いという特徴があります。土作りでは、苦土石灰を散布しましょう。
草丈が30~40cmにまで育てば収穫できます。株ごと抜いてしまっても構いませんが、3cm程度残せば引き続き葉が伸びてきます。追肥と土寄せが必要にはなりますが、再度収穫ができるのでより生育を楽しめます。
種蒔き時期 | 7月 |
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収穫時期 | 10月~2月 |
プランターの深さ | 約20cm以上 |
バジル
ピザやパスタなどと相性の良いバジル。スーパーでもフレッシュバジルや乾燥バジルを購入することができますが、自分で育ててみるのもおすすめです。栽培のポイントは、肥料をしっかり与え、水やりを欠かさないこと。とくに、真夏は朝・夕の2回、たっぷりと水分を与えましょう。なお、寒さに弱いという特徴もあるため、注意が必要です。
また、トマトと一緒に栽培するのもおすすめ。水分を好むバジルに対し、トマトは水分が足りないと甘みを増す野菜です。そのため、それぞれを一緒に栽培すると水分量が自然と調整されます。
植え付け時期 | 5月中旬~7月下旬 |
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収穫時期 | 6月下旬~8月 |
プランターの深さ | 約15~20cm以上 |
ベランダ菜園におすすめの虫がつきにくい野菜3選
家庭菜園を始める方にとって、大きな問題となるのが害虫です。ベランダだからと安心はできません。害虫の被害にあってしまうと、せっかく育てた野菜が台無しに。そこで、園芸初心者向けに害虫がつきにくい野菜をご紹介します。
しそ
日陰でもよく育つことが特徴のしそ。ベランダの日当たりがあまり良くない場合におすすめです。害虫が発生しやすいジメジメとした環境においてもたくましく育つため、園芸初心者の方も安心です。
なお、しそには収穫のタイミングがいくつかあります。「芽じそ」「穂じそ」「実じそ」という3段階が一般的で、それぞれ生育状況によって収穫時期が変わります。
植え付け時期 | 暖地:5月~7月中旬 中間地:5月初旬~7月下旬 寒冷地:5月下旬~7月 |
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収穫時期 | 暖地:6月~8月中旬 中間地:6月下旬~8月 寒冷地:8月~9月 |
プランターの深さ | 約20cm以上 |
ほうれん草
緑黄色野菜の代表格ともいえる、ほうれん草。アカザ科に分類される野菜で、害虫が付きにくいため、園芸初心者の方にはぴったりです。
なお、ほうれん草の種は春と秋の2回収穫時期があります。このうち、春蒔きの場合には花芽のついている茎が伸びる、いわゆる「とう立ち」になるケースが多い傾向にあります。これは、日が長く当たりすぎることが原因のひとつです。ベランダ栽培の場合、家の明かりが漏れることでも起こり得る現象なので、ダンボールをかぶせて光を遮るなどの工夫がいる場合があります。
種蒔き時期 | 春蒔き:3月上旬~5月下旬 秋蒔き:9月~10月 |
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収穫時期 | 春蒔き:4月下旬~6月 秋蒔き:10月~12月 |
プランターの深さ | 約15~20cm以上 |
ラディッシュ
二十日大根などの名称でもよく知られているラディッシュ。虫がつきにくく、害虫にも強いといわれている野菜です。ただし、春蒔きの場合には暖かくなった時期に生育するため、害虫が発生するケースもあるので注意しましょう。
なお、本葉が5~6枚になったタイミングで、株間3~4cmへの間引きが必要です。収穫時期は、直径が3cmになったときが目安です。
種蒔き時期 | 春蒔き:3月上旬~4月 秋蒔き:9月~10月 |
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収穫時期 | 春蒔き:4月初旬~6月 秋蒔き:10月~12月上旬 |
プランターの深さ | 約15~20cm以上 |
ベランダ菜園に必要な5つのアイテム
いざベランダ菜園をはじめる際、どんなアイテムが必要かで迷う方は多いはずです。そこでここからは、ベランダ菜園で必要となる基本アイテムをご紹介します。
プランター
プランターを選ぶ際には、深さや大きさ、素材などを考慮することが大切です。代表的な素材ごとの特徴を確認してみましょう。
プラスチック |
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木製 |
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陶器 |
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それぞれ特徴が異なるので、育てたい野菜やベランダの状況等に応じて、適切な素材のプランターを選ぶようにしましょう。
ジョウロ
ベランダに水道が引かれていない場合は、水やりのためにジョウロを用意しておきましょう。ジョウロの口の形には主に以下の種類があります。
細口 |
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ハス口 |
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なお、一部のジョウロは先端の口を交換できるタイプがあります。用途に応じて使い分けできて便利です。
土
本来、土作りは赤玉土や腐葉土といった基本用土を、育てる植物に応じて混ぜながら行われます。しかし、園芸初心者の方が複数の土を混ぜ合わせるのは簡単ではありません。こうした際に活用したいのが培養土です。
培養土には、はじめから必要な肥料が含まれています。また、用土のバランスも調整されているため、水はけ・水持ちも良く、園芸がはじめての方も安心。作業が簡単になり、時間も節約できます。
鉢底石
鉢底石は、土を入れる前にプランターの底に敷く石のことです。鉢の中の通気性と排水性が良くなるため、根に酸素を取り入れやすくする効果が高まり、野菜や果物の生長をサポートしてくれます。根腐れの防止にもつながるため、ぜひ活用しましょう。なお、すのこ入りや底面給水プランターの場合は不要になる場合もあります。
肥料
植物を健康で丈夫に育てたいなら、肥料は欠かせません。肥料には、元肥と追肥の2種類があります。
元肥(もとごえ) |
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追肥(おいごえ) |
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まとめ
手軽にはじめられるベランダ菜園は、これから野菜や果物を育ててみようとお考えの方に最適です。収穫後にはおいしくいただけるだけでなく、植物の成長を見守るという喜びも得られます。今回ご紹介した野菜は比較的簡単に育てられるものばかりなので、ベランダにスペースがある方はぜひチャレンジしてみてください。
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